ギター バックナンバー

URCHIN FARM('08年2月号)

URCHIN FARM

反比例しない初期衝動と飽くなき表現の追求

── 極上の総天然色サウンドが辿り着いた新たなる地平

次のフル・アルバムは自らのバンド名を冠したものにするというかねてからの“公約”を、アーチン・ファームが遂に果たした。来たるヴァレンタイン・デーに、彼らは満を持して『URCHIN FARM』というメジャー移籍後初となるオリジナル・フル・アルバムを発表する。洋の東西も今昔も問わず、自身のバンド名がタイトルとなっているアルバムに駄作がないように、本作がモノクロームから虹色まで変幻自在の総天然色サウンドを生み出すことに全身全霊を注いできた彼らの最高傑作であることは改めて言うまでもないだろう。 このインタビューを終えて彼らと雑談をしている最中、バンドとしての道程を山に喩えるなら今はどの辺りを歩いていると思うか? という僕の何気ない問いに、リーダーのMORO(g, cho)は「まだ登っている感じはしないですよ。山を登る武器を手に入れて、ようやくすべての準備が整ったところです」と凛々しく答えた。その“武器”とは、楽曲のクォリティや演奏力の高さばかりではなく、サポート・メンバーだった○貴(key, cho)が正式に加入したことによって得たバンドの確たる音楽性とメンバー間の絆の深さ、そしてすべての迷いを払拭した末に勝ち取った揺るぎない自信なのではないか。バンド結成当初の抑え難い初期衝動と一切の妥協を排して表現と対峙するその姿勢を携えたまま、彼らは軽やかにその第2章の幕を開けようとしている。僕には、愚直なまでに自分達にしか創れない音楽を模索し続けてきた彼らに音楽のミューズがやさしく微笑みかけているように思えてならない。(interview:椎名宗之)


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BUGY CRAXONE ('08年2月号)

BUGY CRAXONE

すばらしいこの世界にGood morning!
すべてのPunk Loversに捧げる至上のロックンロール!

昨年、めでたく結成10周年を迎えたブージー・クラクションが遂に動き出した。堂々と自らのバンド名を冠したブージー史上最高傑作の発表から早2年と3ヶ月、『Good morning, Punk Lovers』と題されたしなやかで逞しいオリジナル・アルバムが満を持してリリースされる。怒髪天の増子直純が主宰する“Northern Blossom Records”からの第1弾アイテムとなる本作は、メンバーが表現と対峙するモチベーションとバンド本来の資質を徹底的に見極め、七転八倒した末に確固たるアイデンティティを真の意味で獲得した初のアルバムだと言える。だからこそ、確信に充ち満ちたその力強いビートとメロディは煌々と輝きを放って聴き手の感受性に突き刺さる。もう迷いなんて吹っ切れたとは言わないし、とても言えない。むしろその迷走っぷりは加速の度合いを増す一方である。でも、その迷走を手玉に取って仲良く付き合って行こうじゃないか

。そんなささやかな希望に手を伸ばそうとする意志が本作には確かに通底しているのだ。今日もブルーにこんがらがったまま、相変わらず神様は留守のままで我々は中だるみした日常を往く。時には天を仰いで唾したり、泥濘に足を取られて自暴自棄になったりするかもしれない。そんな時は迷わずにこの『Good morning, Punk Lovers』を聴けばいい。まるで傷だらけのガラス玉のような歌々がそっと優しく寄り添ってくれるはずだから。そしてその歌はこう語り掛ける。どれだけしょぼくれたって精一杯カッコつけていれば何とかなるもんだよ、大丈夫、と。(interview:椎名宗之)

pix:平沼久奈


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ala ('08年2月号)

ala

光り輝き出した七色の閃光、永遠に輝き続けるであろう『SEVEN COLORS SAUCE WITH YOU』という六話の物語

 

ギリシャ語で“楽器”と言う意味を持つこの7人編成のバンド“ala”の新たなストーリーが今、始まる…。ダンスロック・シーンで頭角を現してきた彼らが『SEVEN COLORS SAUCE WITH YOU』という傑作を携え、いよいよメジャーシーンに殴り込み!!とにかく“色”に拘ったという今作は、今のalaを体現するにはうってつけの1枚。新たな音の導入、より緻密なアレンジ、雑食性から来る新機軸な展開など、話題には事欠かない従来のalaを踏まえた上での成長を魅せた1枚に仕上がった。レコーディング秘話から今後の展開、そして今現在のalaについて、メンバーを代表してほとんどの全詞曲を手がけるヴォーカルのYU-KIとドラムのTEPPEI、今作からレコーディングに参加し、alaに新たな血を注入しているベースのに話を訊いた。(interview:植村孝幸)

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ニューロティカ×まちゃまちゃ('08年2月号)

macya   

昨年11月にTIGER HOLEから、新宿ロフト縁のバンド達をカバーした初カバーアルバムをリリースしたニューロティカ。 それに続き、これまでに参加したトリビュート曲、提供した曲、さらにはライブの人気曲のセルフカバーまでもを一気に集めたカバーアルバムをリリースしてしまうのだ! どの楽曲もロティカ色満載で、遊び心とロック魂に火がついた楽しい一枚になっております。今回は、そんなアルバムのジャケット写真のモデルを務めた、ニューロティカと親交も深いピン芸人・まちゃまちゃと、ニューロティカのメンバー4人に話を訊いた。       (interview : 鈴木恵/北村ヂン)

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榎本くるみ ('08年2月号)

enomoto

ありふれた日常で見つけた小さなきっかけ それがあなたにとっての『未来記念日』

たくさんの痛みを知って、たくさんの悲しみを知って、たくさんの笑顔に出会う。もがき続け、過去を消化し、今を生きることに精一杯だった榎本くるみが見つけた小さな出来事。それは誰かのことを大切に思えるようになった気持ちに気付いたこと。そのちょっとした気持ちの変化が、彼女に笑顔を与えてくれた。長いスタンスで付き合える作品になったと言っていた彼女は、とても自信に満ちていた。 伸びやかな歌声は健在で、榎本くるみの魅力を最大限に詰め込んだシングル『未来記念日』。これまでの作品に比べると、より「未来」がフィーチャーされた作品と言える。あなたの“未来記念日”と重ねながら聴いてもらいたい1枚。この作品を聴き、お話を伺い、強さと弱さを持った彼女と出会い、とても温かいものに触ったような気持ちになった。(interview:やまだともこ)  


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Less than TV presents ('08年2月号)

Less than TV presents ('08年2月号) less

accidents in too large field『NEW BUILDINGS』&デラシネ『DVD』Wレコ発記念特別座談会

吉田 肇(PANICSMILE)×accidents in too large field×デラシネ

accidents in too large field:阿座上 悟(g)/宇都倫博(b, vo, etc)/清水 誠(ds, vo, etc)
デラシネ:風間コレヒコ(b, vo)/貞方タケシ(ds)/岸本ダイスケ(etc)

当事者7名が赤裸々に語る(時効案件含む)九州ストレンジ・シーン今昔物語

今アンテナを張っている者がみな口にする“九州シーンの奇妙な動き”。そんな世間の噂を気にも留めず、動きの中心にいる当事者7人がひょうひょうと集結! あのライヴハウス火災事件の真相、伝説のイヴェント『博多NO WAVE』や『チェルシーQ』から、今九州ストレンジ・シーンの土台を成しているイヴェント『問題』まで。accidents in too large fieldの新音源『NEW BUILDINGS』とデラシネ2ndアルバムDVDのリリースを記念して、注目の対談!


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FAR FRANCE ('08年2月号)

FAR FRANCE

衝動に充ち満ちたパフォーマンス! 規格外のスケール!
メンバー全員が弱冠20歳の新世代パンク・バンド、遂にデビュー!

昨年、下北沢シェルターで自主企画ライヴ『Waiting For My Men』を3ヶ月連続で敢行し、シェルターの店長からも「若くて粋が良く、今後ひとつのシーンを築けそうなバンドのひとつ」と太鼓判を押されたFAR FRANCE。デビュー・アルバムとなる『LOVE』は、その自主企画ライヴから厳選に厳選を重ねたベスト・トラック7曲(+エンハンスド映像1曲)が収められている。デビュー・アルバムがいきなりのライヴ・アルバムというのも規格外だが、実際のライヴ・アクトも同様に規格外そのもの。原始の叫びと呼ぶに相応しい鬼気迫るヴォーカルと無軌道な衝動そのままのハイ・テンションなプレイ、それらが生み出す得体の知れない闇雲なエナジーは観る者をただただ圧倒させる。そんなライヴでの熱気と焦燥感をパッケージした本作は、FAR FRANCEというバンドの本質を余すところなく伝える格好のアイテムだと言える。特筆すべきはそのユニークな楽曲の数々だ。猛々しい爆音と複雑極まりない展開の中に見え隠れするポップ・センスには普遍的な魅力が確かにある。この早熟にして濃厚なバンド、この先ひょっとしたらひょっとするかもしれない。(interview:椎名宗之)

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WRECKingCReW ('08年2月号)

WRECKingCReW

遺伝子にこめられた旋律は、何度でも鳴り始める

ファーストアルバムから実に5年ぶりとなるセカンドアルバム『夜と太陽のDNA』をリリースするWRECKingCReW。風吹きすさぶ荒野にひとり佇み月を仰ぐ。そんな森羅万象を感じさせる歌詞世界。そして男女ツインヴォーカルから放たれるまさにDNAから感情を揺さぶられるような泣きのメロディ。本人たちにとっては、ごく自然な流れでの5年だったそうだが、なぜここまで自分たちの世界を確立しているバンドがリリースをせず、ライブ活動のみを続けていたのか疑問を抱かずにいられない。今回はメンバーのうちヴォーカルを担当する大塚真久(Vo,Ba)と千秋一美(Vo,Gu)からこのアルバムにたどりつくまでの道程。そしてこれから目指す場所について聞いた。(interview:古川はる香)

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ELECTRIC MAMA ('08年2月号)

ELECTRIC MAMA

壁をぶち壊せ!
異色で出色の最少編成2ピースR&Rバンド、衝撃の爆音デビュー!

破天荒なドラムとドスの利いたハスキーな歌声で観る者をただただ圧倒する上田亜里沙、ギター・アンプとベース・アンプの両刀使いで直情径行のギターを奏でる大島健司から成る異色の爆音2ピース・バンド、エレクトリック・ママ。審査委員長に布袋寅泰を迎えたオーディション『LOCK ON ROCK』で見事グランプリを獲得した彼らが、メジャーデビュー・アルバム『THE WALL』を発表する。ブルースを分母に置きつつも、ロックが本来持ち得たダイナミズムを湛えたその音楽性は非常にポテンシャルが高く、正統と革新を自由に行き来する様が何とも頼もしい。今どき珍しいほど頑なに先人の生み出したロックンロール・エチケットを守り、ライヴでは耳をつんざく暴音、爆音、轟音をステージ上からブチかます。楽曲同様に新人らしからぬ気っ風の良さも相俟って、その深く歪み切ったサウンドには凛とした佇まいがある。目前に立ちはだかる理想と現実に威勢良く“壁をぶち壊せ!”と連呼する彼らの歌には、既成概念を突き破る大胆不敵さと強靱な意志が充満しているのだ。末恐ろしいルーキーが登場したものである。(interview:椎名宗之)

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wash?('08年2月号)

wash?

一期は夢よ、ただ踊れ!
肉体性を帯びたプリミティヴな音楽性への回帰

前作『HOWLING』以来約1年半振りとなるwash?のニュー・アルバム『Slacker's high』は、5曲(+シークレット・トラック1曲)を収録したミニ・アルバムという体裁ながら、バンドにとっては極めて重要な意味を持つ作品だ。メンバー自らが新たに立ち上げたレーベル“368”からの本格的なリリース第1弾となる本作には、ダンス・ミュージックとしてのロックの可能性を際限まで追求するという志の高いテーマが掲げられている。ミラー・ボールがおあつらえ向きないわゆる4つ打ちのリズムに依存することなく、メンバー4人の腕っ節ひとつで奏でるプリミティヴなロックで聴く者にどこまで陶酔感を与え、血潮を滾らせ、踊らせることができるか。いや、踊らせる云々はもはや彼らにとってはどうでもいいことなのかもしれない。彼らはすでに嬉々として心ゆくまで踊り狂っているのだから。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々。誰かに踊らされるわけでは決してなく、彼らは自らの意志で“踊る阿呆”になることを腹に決めたのだ。これは、ただひたすらにロックに淫し、ロックを奏でることでしか社会と接点を持てないスラッカーな4人の壮絶な覚悟なのである。とは言え、堅苦しく考える必要は何ひとつない。その粗野で武骨なビートとメロディにただ身を任せればいいのだ。あらゆるリスクを背負い込んでバンドという一世一代の大博打に打って出る救いようのない阿呆達の歌は、ぶっきらぼうだがとてつもなく優しく、愛に溢れている。(interview:椎名宗之)

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TIMESLIP-RENDEZVOUS('08年2月号)

TIMESLIP-RENDEZVOUS

オリジナル・メンバー4人による8年振りのフル・アルバム、遂に完成!
現在・過去・未来を超えてひとつになったバンドが切り拓いた新たな境地

一昨年、バンドを脱退していた井澤雄逸(g, key)が6年振りにバンドに復帰。オリジナル・メンバー4人によって再スタートを切ったタイムスリップ・ランデヴーから、ニュー・アルバム『Re'TIMES』が届けられた。フォーク・ロック、サイケデリック、80年代ニュー・ウェイヴといった彼らのルーツ・ミュージックが伸び伸びと表現されたバンド・サウンド、そして、少年のような瑞々しさと人生の深みを兼ね備えた歌。このアルバムがスプリング・ボードとなり、彼らは新しいピークに向かって歩き始める。『Re'TIMES』には、そんな手応えが漲っている。(interview:森 朋之)

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THE BAWDIES('08年2月号)

THE BAWDIES

覚醒した新たな才能、ロックンロール新時代の幕開けとなる名盤、ここに誕生

都内を中心に60's マージービートから直系のロックンロールまでを体現し続けるバンド、THE BAWDIESから2年振りのアルバム『Awaking of Rhythm And Blues』が届いた。最初に聴いて感じたこと、それはTHE BAWDIESがこのアルバムで1つの殻を破ったみたいだということ。そう、それは蛹が蝶になったかのように。今回の取材での話振りからも昨年1年間のライブ活動で得た自信が大きいことを感じた。まだまだ荒削りな部分もあるだろうが、間違いなく彼らが直系ロックンロールを継承していくだろうと。それに飽き足らず進化していき新たな日本のロックンロール新時代を作り出すだろうと。今作はまだその過程の1枚にしか過ぎないが、そのポテンシャルを秘めた要素が所々から垣間見える。そしてルーツ・ミュージックを根底に、リズム&ブルースからポップまでバラエティに富んだ楽曲群と、その卓越したテクニックでのライブ・パフォーマンスを手に全国を駆け巡り、そのまま世界へ飛び出すのも時間の問題だろう。彼らは今、明らかに2008年の最新型ロックンロールを奏でるバンドへと飛躍した。(interview:植村孝幸)

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ジュリエットやまだの『あ・き・す・と・ぜ・ね・こ』

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池田竜治

目標は高く。120%でぶつかっていきたい。

今月、ジュリエットが部屋に招いたのは、2007年はテレビに舞台に映画にCMにととにかく大忙しだった池田竜治くん。今年成人式を迎えたばかりという二十歳の男前さんです。成人式という区切り で、さらに今年は飛躍の1年となりそうな予感。ハキハキしていて、自分のビジョンがちゃんとあって、スポーツ万能で、とても魅力的♪今年は池田くんから目が離せない!

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DISK RECOMMEND ('08年02月号)

LOFT PROJECTのスタッフがイチオシのCD・DVDを紹介!!
レビューページの画像をクリックすると、Amazonのページにリンクします。

★以下のジャケットをクリックすると、各レビューが読めます。

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ひょうたん('08年2月号)

ひょうたん

前衛的でいて限りなくポップ、哀愁と郷愁を湛えた珠玉のメロディ


結成から16年を経て世に問う初のフル・アルバム『給水塔』

イースタンユースのベーシスト、二宮友和(g, vo)が率いる3ピース・バンド“ひょうたん”がファースト・アルバム『給水塔』を完成させた。地元・愛媛県宇和島市で中学時代から同級生だった二宮と奥平厚志(b)が上京後に同郷の林 康雄(ds)と出会い、1992年に結成。当初は“夏の日の午后”(言うまでもなく、イースタンユースの代表曲「夏の日の午後」の由来である)というバンド名で活動していた彼らが結成から実に16年を経て発表する本作は、ぶっきらぼうながら真心を芯に据えた二宮の温かいヴォーカル、決して一筋縄では行かないひねりの利いたサウンドとアレンジ、そして哀愁と郷愁を否応なく聴き手に呼び起こすどこか懐かしいメロディが三位一体となった掛け値無しに素晴らしい作品である。朴訥としていながら何とも言えぬ艶があり、武骨でありながら流麗、前衛的でありながらポップ、カラカラに渇いていながら潤いに満ち、難解でありながら親しみやすい。そんな二律背反を事も無げに共存させる不可思議な魅力が彼らの音楽には確かにある。お天道様の下で今日もうんとこどっこい生きている我々烏合の衆に向けて、ひょうたんは同じ群れの中から“大丈夫さ”と陰り無き日常を唄い上げる。これほどまでに純真無垢でやさしい歌声を僕は寡聞にして知らない。(interview:椎名宗之)

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熱血寸志〜炎のプレゼント道場〜 ('08年2月号)

nekketz.gif今月号の紙面を飾ったミュージシャンの方々から、他では決して手に入らない貴重なグッズの数々を編集部員が取材先で有り難く頂戴しました。皆様本誌への忌憚なきご意見を明記の上、どうぞ振るってご応募くださいませ。かしこ。
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ギター バックナンバー

Rooftop1月号のラインナップ

アンダーグラフ

detroit7

exclusive interview

★アンダーグラフ
呼吸する時間と光溢る未来の向こう

★detroit7
紅く燃え滾る“地球から3番目の星”の如く──
轟音ファズと激情のリズムが織り成す怒濤のダンス・モードに突入!

APOGEE / Itsco / YMCK / L!EF / BIGMAMA / WHITE OUT4 / 2008年新春大放談! 西村仁志(下北沢シェルター店長)×大塚智昭(新宿ロフト店長) / 加藤梅造(LOFT/PLUS ONE)×上江洲 修(NAKED LOFT)×奥野徹男(ASAGAYA / LOFT A) / coin / TRIPLANE / 高森ゆうき / シゼンカイノオキテ / HISTOgRaphY 〜LOFT RECORDS 10th Aniv. Compilation〜 / ロケットまつり『昭和のロケット屋さん』 / “GIGS”CASE OF FUNK LφVE


SPECIAL COLUMN

◎吉田 肇 (PANICSMILE)『高円寺駅前から発信中!お天気雨怪電波放送』
◎第88回 カタルの『今夜はトゥナイト』
◎第3世代的コラム『スリーアウトでもチェンジしないぜ!!!』
◎谷口 健 (BEYONDS)『砂の上のダンス』
◎bloodthirsty butchers『裏のスジの突き当り』
◎坂詰克彦 (怒髪天)『ZUMEXの口』
◎平野 悠(LOFT創設者)『おじさんの眼』『ロフト35年史戦記』


REGULARS

☆DISK RECOMMEND
☆熱血寸志〜炎のプレゼント道場〜
☆ジュリエットやまだの『あ・き・す・と・ぜ・ね・こ』

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ギター バックナンバー

アンダーグラフ ('08年1月号)

アンダーグラフ

呼吸する時間と光溢る未来の向こう

アンダーグラフの3rd.アルバム『呼吸する時間』がリリースされる。前作『素晴らしき日常』は2006年のほとんどはこのCDを聴いていたんじゃないかというぐらい肌身離さず身近にあった作品だった。だから、次のアルバムでは、どんな素敵な言葉を届けてくれるのかととても楽しみにしていた作品。命が吹き込まれた“時間”が呼吸をし始め、言葉を綴り、音を奏で、アンダーグラフの今を刻む。今この瞬間を捉え、今伝えたい言葉を伝える。それがひとつとなり『呼吸する時間』となって届けられる。また素晴らしい作品が産声を上げた。 いつまで経っても初心を忘れずに進化し続ける彼らの新たな一歩を踏み出した今作について、ボーカルの真戸原直人にお話を伺った。(interview:やまだともこ)


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detroit7('08年1月号)

detroit7

紅く燃え滾る“地球から3番目の星”の如く──

轟音ファズと激情のリズムが織り成す怒濤のダンス・モードに突入! detroit7にとっての2007年は、自らの足元をじっくりと見つめ直す重要な1年だったように思う。このインタビュー中でも菜花知美が語っている通り、光の差すところへ向かうべく踵を磨り減らした時期だったのではないか。バンドとしての本懐を遂げる場所であるライヴでは1本1本の精度を上げることに腐心し、前作『GREAT Romantic』の制作過程で見いだしたダンス・チューンの得も言われぬ躍動感に魅せられた彼らは、ガレージ・ディスコとも言うべきバンド独自のダンス・ミュージックを確立するに至った。その湧き上がる創作への熱情は、『Third Star From The Earth』という疾風怒濤の勢いと迸る才気が充満した作品として結実。白いジャズマスターで掻き鳴らされる轟音ファズは鋭利さを増し、凄味と艶気を加速させた菜花の歌声は只事では到底済まされない情感を発露。そして、アルバム・タイトルにもなっている“地球から3番目の星”=“太陽”のように悠然と紅く燃え盛る音像がとにかく素晴らしい。春先には初の海外ツアーも予定されており、彼らの世界基準の音楽が国境を越えて轟く日も近いかもしれない。鈍い暗闇の中で、自らの生を際限まで燃やし尽くす者にこそ輝かしい光は訪れるものだ。(interview:椎名宗之)


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APOGEE ('08年1月号)

APOGEE

肉体性を帯びた知覚への扉、『Touch in Light』

好戦的かつファンタジックなバンドサウンドと、それに立ち向かう唯一無二のボーカルで前人未踏の音楽を標榜するAPOGEE。CDを聴いて、ライブを見て、知能犯だというのが第一印象だった。徹底的に作り抜かれた無駄のないスリーピースと、圧倒的な存在感を放つシンセサイザーの音色、純粋に美しい歌声とメロディーが作り出すユニークなサウンド、ステージから漂う雰囲気。全てが完璧だった。
今回リリースされる2nd.アルバム『Touch in Light』は情報量がたっぷりでエッジの立った楽曲はそのままに、1st.『Fantastic』から比べると人肌感の感じられる作品になっているように思う。いつまでも耳に残り、いつまでも聴いていたい楽曲の数々。こんなに素晴らしい曲を作るAPOGEEの正体が知りたくて、お話を伺いたいと思った。実際にお会いした4人は、意外にも気さくで思っていた以上に人間味に溢れた方々だった。APOGEEに対するイメージが変わった(もちろん良い意味で)と言っても過言ではない。今年のAPOGEEもますます目が離せない存在となった。(interview:やまだともこ)


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