ギター バックナンバー

soulkids('08年6月号)

soulkids

新たなステージへと飛び出した!!
新生soulkidsから届いたメッセージ


ドラムのメンバーチェンジで弱冠二十歳の深谷陽一郎をメンバーに迎えたsoulkids。このメンバーでの初レコーディングとなる今作『ALOHA!!!』は、タイトルが示す通り、開放感があり、今の彼らのテーマでもある“攻め”が全面に出た作品となっている。新しくメンバーが入り、バンドを結成した当初のテンションでやれたとボーカル・ギターの柴山 慧が言っていたように、初期衝動を詰め込んだロックでポジティブで、元気いっぱいの楽しい雰囲気がそのまま詰め込まれている。
自信を持ってやっているとは、少しでも迷いがあったら言えない言葉だが、それが言えると言うことは、本当にバンドが良い状態になっていることが伝わってきた。ライブにもCDにも全力投球の彼らを感じてもらいたい!(interview:やまだともこ)

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あのHUMPTY('08年6月号)

あのHUMPTY

特攻服を来た6人がお届けする、最高のエンターテイメント!!


唄:純弥、六弦:純一、六弦:デスター、四弦:貴志、太鼓:弘嗣、裸:参太という謎の6人で活動している“あのHUMPTY”。“あのHUMPTY”が正式名称。という、さらに謎を秘めたこのバンド。しかもライブとなれば、「夜露四苦!」と言わんばかりに気合いの入った特攻服を着て登場。そこに立ちはだかる…まさに裸の男(パンツは履いてます、念のため)参太。もう何がなんだかわからない状態ですが、ライブは一度見たら忘れられない。見た目とは違い、真ん中にいるボーカル2人が右へ左へとダンシング。さらには振り付けがあったり、寸劇も交えながら、会場にいる者を夢中にさせる。こんなにキラキラとして、笑顔になれるステージは、ライブというよりエンターテイメントの域。
そんな彼らが7月にニューアルバムをリリースするとのこと。春のやわらかな風が吹き付ける5月の中旬。未だレコーディングまっただ中という彼らを直撃取材。作品に関しては、本人達もまだまだ未知の部分が多いとのことだが、まずはあのHUMPTYを知ってもらいたい。(interview:やまだともこ)

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Rooftop Special Report!!('08年6月号)

Rooftop Special Report!!

4.29(Tue)新宿ロフト
<SHINJUKU LOFT 9TH ANNIVERSARY Rooftop presents ARABIKI ROCK FEST.08>
漁港 / 山田ジャクソンバンド / WOOHOO / あのHUMPTY
エアギター:宮城マリオ
DJ:カタル(ニューロティカ) / 高橋浩司(HARISS) / DJ ARAKI


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The John's Guerrilla('08年6月号)

The John's Guerrilla

知覚の扉を開ける“我流のNEW PSYCHEDELIC”


破格のスケール感を持ったユニークなルーキーが“MySpace世代”から登場した。ジョンズ・ゲリラを名乗るこの平均年齢22歳の4人組、あの輝かしい60年代後半のサイケデリック・カルチャーを分母に置きつつ、今日性に富んだハイブリッド感覚を加味した極めて知的刺激性の高い独自の音楽を志向/試行している。その音楽は人間の内に秘めた無限の可能性を揺さぶり起こし、聴く者に意識の覚醒を促すという意味において確信的な心のゲリラと呼ぶべきものである。そのスタイリッシュなルックスも相俟って一見クールな印象を与えるが、愛と平和が盛んに唱えられたあの時代の熱やギラギラした武骨さがファースト・シングル『Shoot the radio / Shadow disco』からは確かに窺える。また、その歌にはバンドとオーディエンスが魂のハグをするべく巧妙にブラック・ボックスが組み込まれてもいる。そして、その知的遊戯が普遍的な愛に貫かれたものであることを聴き手は如実に知ることだろう。さあ、知覚の扉を全開にして、水晶の舟を漕ぎ出そう。(interview:椎名宗之)

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RAZORS EDGE('08年6月号)

RAZORS EDGE

モッシュ・サークルに飛び込まずにはいられない!?
ポップ・センス炸裂のニューアルバム『THRASHING GOES LOVELY』リリース!!


バンド結成10周年を越えた今でも、驚くほどに過剰なまでのエネルギーを放出し続けるRAZORS EDGE。それは年を重ねる毎に、よりパワフルになっていく彼らのライブや作品からも想像が付くだろう。今回リリースされる4th full album『THRASHING GOES LOVELY』でも、現在のRAZORS EDGEがエネルギッシュに、衰えることを全く知らないバンドだと感じ取ることができる。元々バンドが持っていたポップ・センスが花開き、スラッシュ・ハードコアとメロディック・パンクの要素が絶妙に絡み合った新しいサウンド。オーディエンスを大事にするRAZORS EDGEならではの繋がりを強く感じることができる『Dream Team』など、KENJI RAZORSから止めどなく溢れる楽曲群は、全てが個性的な光を放つ。新生RAZORS EDGEから生まれた作品と言っても過言ではない今作『THRASHING GOES LOVELY』は、より多くの支持を受ける作品となることだろう。(interview:椎名宗之+やまだともこ)

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LITE('08年6月号)

LITE

音という色が絡み合い、織り合い、世界を彩っていく


最近インストバンドの活躍が目立ち始めている。その中でも、インスト・ロックバンドとして注目を浴びているのがLITEだ。イギリスのレーベルからCD発売をしており、すでにヨーロッパツアーも行っている。ドラムとベース、ギター2本という4人編成でありながら、そこから奏でられる音楽は幅広く、次から次へと違う音、違うグルーヴが飛び出してくる。2ndアルバム『Phantasia』の色味をおさえたジャケットも、「これからこの世界を自分たちの色で染めていく」という意思表示かと思えるほど収録された曲たちはカラフルだ。話を聞いていると、前回のアルバムから今回のアルバムのリリースまでには様々な変化があったことが伺えた。4人で鳴らすグルーヴにとことんこだわる彼らにとって、この変化は音づくりにどのような影響をもたらしたのかを探ってみた。(interview:古川はる香)

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LOFT/PLUS ONE CRAZY WEEK('08年6月号)

LOFT/PLUS ONE

月花(残酷天使)、元氣安(おいおい教教祖)、佐々木孫悟空(虫喰い芸人)──数多いロフトプラスワン出演者の中で最もクレイジーと言われる三者のスペシャルコラボ企画が6月の第2週に開催決定! 「毒蟲」(6.9)、「おいおい教聖誕祭」(6.10)、「虫喰いワールドツアーin TOKYO」(6.12)が怒濤のように連続開催されてしまうのだ。どれか一つだけでも常識や価値観、そして人生までも変えてしまいかねない危険なイベントだが、それを1週間内に3つも体験した人間は、その後一体どうなってしまうのか? なお、3イベント全てに来た強者にはなんと三者それぞれからのスペシャルなプレゼントがもらえます。新しい世界に足を踏み入れたい人は是非このチャンスを見逃すな!(プラスワンクレイジーウィークプロデューサー 田実健太郎)

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locofrank('08年6月号)

locofrank

自ら信じ、頑なに貫き通す“OLD-STYLE”の先に在るもの


文句なしの最高傑作である。前作『The First Chapter』から2年、locofrankが放つ3rdフル・アルバム『BRAND-NEW OLD-STYLE』は、収録された全12曲の水準の高さ、プレイの一体感と有機的なグルーヴ、緩急の付いた作品の構成力、そのどれを取っても過去随一である。長い時間を掛けて凄まじい本数のツアーを断行したり、データ配信全盛の時代に敢えて7インチのアナログ盤をリリースしてみたり、一見時代錯誤とも受け取れる活動を頑なに続けてきた彼らだが、自分たちの信じる“OLD-STYLE”を愚直なまでに貫くのはバンドの本懐を遂げることと同義なのだろう。自らのバンドの在り方、音楽に向き合う姿勢、そして楽曲の資質を徹頭徹尾シンプルに研ぎ澄ませた結果、彼らは極めて理想的なメロディック・ハードコアの境地に辿り着いた。どれだけ野暮で時代遅れと揶揄されようが、不器用でも陰日向なく己の信念を貫き通せば、いずれ不粋も粋に通ずる。locofrankの奏でる豊饒な音楽はそのことを雄弁に物語っているのだ。(interview:椎名宗之)

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ジュリエットやまだの『あ・き・す・と・ぜ・ね・こ』

※ここはイケメン以外掲載しないコーナーです。 バナー

究極のナルシストキャラ狩野英孝ついに登場!


今月、ジュリエットが部屋にお招きしたのは、「ラーメン つけ麺 僕、イケメン!」のネタでおなじみの狩野英孝さん。スラリとした身長にビシッと白いスーツを着込み、サラリとしたロングヘアーをなびかせて、ナルシスト全開。次から次へと話される、笑える経歴が盛りだくさんで、インタビュー中にこんなに笑って大丈夫かなぁと自分でも心配になるほどでした。
実際お会いした狩野さんは、すごく気さくな方で、これからも要注目です★

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DISK RECOMMEND ('08年06月号)

LOFT PROJECTのスタッフがイチオシのCD・DVDを紹介!!
レビューページの画像をクリックすると、Amazonのページにリンクします。

★以下のジャケットをクリックすると、各レビューが読めます。

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熱血寸志〜炎のプレゼント道場〜 ('08年6月号)

nekketz.gif今月号の紙面を飾ったミュージシャンの方々から、他では決して手に入らない貴重なグッズの数々を編集部員が取材先で有り難く頂戴しました。皆様本誌への忌憚なきご意見を明記の上、どうぞ振るってご応募くださいませ。かしこ。

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ギター バックナンバー

Rooftop5月号のラインナップ

怒髪天

毛皮のマリーズ

exclusive interview

怒髪天
花と嵐を踏み越えて 往くぜ男道20年! 〜for beautiful 不惑 in LIFE〜
毛皮のマリーズ
戦慄の狂い咲きロックンロール!
悪魔に魂を売り渡して生まれた異形の傑作『Faust C.D.』
カリキュラマシーン / フラバルス / BlieAN / ANTI×SOCIAL×STUDENT / PATCH(VIOLETS / Radio Caroline)×木村世治(hurdy gurdy)×RYOJI(RYOJI & THE LAST CHORDS)×ISHIKAWA(TIGER HOLE) / a flood of circle / 鮎川 誠(SHEENA & THE ROKKETS)×佐々木亮介+岡庭匡志(a flood of circle) / ROLLY(THE 卍) / ミドリ / ダイノジ×魅惑のクニオ♂ 〜CLUB KIKKAWA〜 / 谷口 順(Less than TV主宰、GOD'S GUTS、U.G MAN、idea of a joke、younGSounds)×モリカワアツシ(idea of a joke、younGSounds)


雑文爆裂都市 〜COLUMN THE BURST CITY

◎吉田 肇(PANICSMILE)『高円寺駅前から発信中!お天気雨怪電波放送』
◎第92回 カタル(ニューロティカ)『今夜はトゥナイト』
◎第3世代的コラム『スリーアウトでもチェンジしないぜ!!!』
◎谷口 健 (BEYONDS)『砂の上のダンス』
◎bloodthirsty butchers『裏のスジの突き当り』
◎月刊 怒髪天:坂詰克彦『ZUMEXの口』
◎平野 悠(LOFT創設者)『おじさんの眼』『ロフト35年史戦記』


REGULARS

☆DISK RECOMMEND
☆熱血寸志〜炎のプレゼント道場〜
☆ジュリエットやまだの『あ・き・す・と・ぜ・ね・こ』

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ギター バックナンバー

怒髪天 ('08年5月号)

怒髪天

花も嵐も踏み越えて 往くぜ男道20年!
〜for beautiful 不惑 in LIFE〜


増子直純(vo)、上原子友康(g)、清水泰而(b)、坂詰克彦(ds)という現メンバーが揃って今年でめでたく20周年を迎える怒髪天。R&Eという大胆にも程があるハイブリッド感覚に富んだ音楽性、終わりなき日常生活の中で誰しもが体感する喜怒哀楽を簡潔な言葉で書き綴った歌詞、何だかよく判らないが闇雲に熱いモノを否応なく感じて激しく泣き笑いしてしまうライヴ・パフォーマンス、まるで『西遊記』の登場人物のようにしっかりと確立されたメンバー4人の揺るぎない個性。噛み締めれば噛み締めるほど滋味に富んだ味わい深さを醸し出す彼らの魅力を、とても一言で言い切れるものではない。言い切れないからこそ、その際限のない彼らの魅力の核心に迫りたくて僕はこれまでずっと彼らの背中を追い続けてきた。そしてその答えは未だによく判らない。判らないからこそ、きっと僕はこの先の20年も怒髪天の軽やかな疾走を追い続けるのだろう。
今年の2月3日、SHIBUYA-AXで行なわれた『LIFE BOWL』のツアー・ファイナルを収録した映像作品『for beautiful 不惑 in LIFE』について、また今日に至る20年の軌跡についてメンバー全員に語ってもらった本稿は、僕が怒髪天に贈るラヴ・レターみたいなものである。公のメディアを使ってラヴ・レターをしたためるなど公私混同も甚だしいが、怒髪天を語ることは自分自身のすべてをさらけ出すことと同義なのである。彼らのことを語る時、努めて冷静でいることなど到底不可能なのだ。きっと俺達界隈のあなたもそうだろう。あなたと同じように、僕も怒髪天のことを愛している。ありったけの愛と、ありったけのエールを、20周年という門出を祝してこのインタビュー原稿に凝縮させたつもりだ。このささやかなラヴ・レターを読んで、あなたが今以上に怒髪天のことを愛してくれたらとても嬉しい。(interview:椎名宗之)

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毛皮のマリーズ('08年5月号)

毛皮のマリーズ

戦慄の狂い咲きロックンロール!
悪魔に魂を売り渡して生まれた異形の傑作『Faust C.D.』


今月号に掲載されているTHE 卍へのインタビュー中、「最近関心のあるバンドは?」とう当方の問いに、ROLLYは迷わずにこう答えた。「若手のロック・グループの中で唯一好きなバンドがいるんですよ。毛皮のマリーズって言うんですけど。プロのミュージシャンの中で最も毛皮のマリーズが好きな男だと僕は普段から公言しているんです。彼らと対バンできたら夢のようですね」と。その言葉を聞いて非常に合点がいった。70年代の日本のロック黎明期に存在した、アングラ演劇と蜜月にあるいかがわしい匂いを痛烈に放ったロックを志向するROLLYだけに、古き良きロックンロール・バイブルを解体&再生させた毛皮のマリーズの狂い咲き暴発サウンドに反応しないわけがないと思ったのである。セカンド・アルバム『マイ・ネーム・イズ・ロマンス』を昨年12月に発表してから、僅か5ヶ月余り。『〜ロマンス』と同時期に制作されたという『Faust C.D.』は、ドイツの文豪ゲーテの戯曲を連想させるそのタイトルからも窺えるように、悪魔に魂を売り渡して手に入れた如き戦慄のナンバーが充満した狂気のミニ・アルバムだ。『〜ロマンス』の持つ華やかなポップさは皆無、全6曲の悪魔のロックロール・パラノイアがことごとく展開されていく。『〜ロマンス』と対を成す悪魔的な感情が渦巻く本作の制作に至る道程、常に解散の危機を孕むバンドの在り方に対する独自の見解について、メンバー全員に話を訊いてみた。(interview:椎名宗之)

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カリキュラマシーン('08年5月号)

カリキュラマシーン

満足することがないから20年間突っ走ってこられた


De+LAXの榊原秀樹がフロントマンを務めるカリキュラマシーンが、前作『THIS IS LOVE SONG』から僅か10ヶ月というインターバルを置いて通算5作目となるフル・アルバム『SPEED』を完成させた。異なる音楽的要素を大胆に組み合わせる秀でたハイブリッド感覚はより研ぎ澄まされ、珠玉のメロディに重きを置いた楽曲のクオリティは過去随一。自由奔放な遊び心と飽くなき実験精神に基づいた挑発的な楽曲と、極めてスタンダード性の高い楽曲とのバランスも素晴らしく、本作がバンド史上最高傑作であることは疑いの余地がないだろう。De+LAXのデビューから20周年を迎える今年は不惑の歳にもなる榊原だが、その表現欲求は涸れることを知らない。彼を突き動かす最大の原動力とは何なのか? また、20年前には到底考えられなかった激変の続く現在の音楽シーンに対する所感とは? 人生の半分以上を音楽に懸けてきた男の静かなる矜持がこのインタビューから読み取れるはずである。(interview:椎名宗之)

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フラバルス('08年5月号)

フラバルス

淡い青春の思い出と、果てしない未来への希望


黒田晃太郎のソロユニット“フラバルス”がセカンドフルアルバム『My Girl』をリリースする。コンセプトは“18歳の恋愛”。まだ見ぬ未来へ希望に満ちあふれた18歳という年齢と、生きていく上で山あり谷あり起こる旅を恋愛に例え、誰しもが通る青春の淡い思い出を極上のポップソングに乗せて届けられる12曲。
今回は初の打ち込みにも挑戦し、ファーストのようにピアノサウンドだけでなく、かと言ってギターサウンドだけでもなく、カラフルな輝きを放つ曲が勢揃い。ファーストからセカンドで確実に進化を遂げたフラバルス。どこかひねくれていながらも、心を躍らせる彼の曲は、聴く者を幸せにする魔法のようでもある。(interview:やまだともこ)

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BlieAN('08年5月号)

BlieAN

未来の見えない現代社会に『puffter』で告げられたメッセージ。

 

ガレージ、ハードコア、グランジ、ロックンロール、パンクなどをベースに現代社会に流されているヤツラにメッセージを強く突きつける3ピースバンド“BlieAN”。目をひん向き、溢れる感情を吐き出すように歌うボーカルのKenji-George。どこか謎めいた雰囲気を持ち、本能の向くままにギターを掻き鳴らすSAM-GON。リズムを忠実に刻みながらも、パワフルなドラムを叩くGenkiという構成。この3人の絶妙なバランスで、激烈なライブを魅せる。 今回リリースされる『puffter』は“男らしくない男”という意味を込め、社会に対する怒りを歌にする。詞に込められたメッセージのさらに奥に潜んでいる本音を探る! 凄まじいライブの裏に潜む温和な人柄も垣間見ることができた。(interview:やまだともこ)

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Less than TV presents('08年5月号)

Less than TV

目指すべきところはいつも“突飛なハードコア”!
U.G MANとidea of a jokeの編集盤に見る“レスザン”今昔物語


オーディエンスをただひたすらに失笑の渦へと引き摺り込みつつも、'92年の結成以来一貫して他の誰にも似ていない奇想天外なハードコアを放射し続けるU.G MAN。そのU.G MANの谷口 順とestllera20/20のモリカワアツシを中心に'03年に結成され、破天荒かつ圧倒的なライヴ・パフォーマンスで日本各地に中毒者を続出させたidea of a joke。谷口が主宰する天衣無縫の至宝レーベル“Less than TV”を出自としたバンドの中でもストレンジ・ハードコア血中濃度が際立って高い両者の編集アルバム『U.G LAND』と『We are all making history.』が同時発売された。現在は残念ながら活動休止中であるidea of a jokeの理想的発展形バンド、younGSoundsとして活動する谷口とモリカワにこの2作品について話を伺うべく、デラシネの自主企画『MISTAKE SHOW』に出演後の2人を楽屋に訪ねた。(interview:椎名宗之)

 

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a flood of circle('08年5月号)

a flood of circle

処女作を遙かに凌駕したクォリティを誇る『泥水のメロディー』、
その普遍的なポピュラリティと不変的なブルースの妙なる融合


自らのバンド名をタイトルに冠したファースト・ミニ・アルバムの発表から僅か10ヶ月。a flood of circleが放つ最新作『泥水のメロディー』は、前作で顕著だったブルース・ロックを分母に置いたスケールの大きい音像と聴き手を選ばぬ群を抜いたポピュラリティとが絶妙のバランスで溶け合った会心の作だ。大衆に媚びへつらわないギリギリのところでエッジの立ったロックを打ち鳴らすという至難の業を、彼らは肉感的なダイナミズムと躍動に溢れたグルーヴ、そして極上のメロディーを武器にして見事に成し遂げている。普遍的なポピュラリティの獲得という嬉しい誤算を我々に提示してくれた佐々木亮介(vo, g)と岡庭匡志(g)の2人に、本作完成に至るまでの試行錯誤と2008年に在るべきブルースの本質について訊いた。(interview:椎名宗之)

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SHEENA & THE ROCKKETS 30th ANNIVERSARY SPECIAL TALK SESSION('08年5月号)

a flood of circle

日本が世界に誇る至宝、シーナ&ロケッツがデビュー30周年!
新進気鋭バンドが偉大なる先人に訊くロックンロール・サヴァイヴ術!


1978年10月25日、シングル『涙のハイウェイ』でデビューを果たしてから今年で30周年を迎えるシーナ&ロケッツが、実に8年振りとなるオリジナル・アルバム…その名も『JAPANIK』をリリースした。作詞陣には柴山俊之、クリス・モスデル、山名 昇という常連を迎えつつ、30周年を祝うべくあのウィルコ・ジョンソンと高橋幸宏が書き下ろした楽曲も収録されているという超豪華盤である。更にはルイ・アームストロングの名曲『What A Wonderful World』、チャック・ベリーのロックンロール・クラシック「Johnny B. Goode」、細野晴臣の『泰安洋行』に収められていた大名曲『Pom Pom 蒸気』といったカヴァー曲をロケッツ風に一刀両断するなど、30年経っても尖りまくったロックンロール・スピリッツが不変であることを見せ付けた威風堂々な大傑作アルバムだ。このアルバム発表を祝して、本誌ではロケッツの鮎川 誠とア・フラッド・オブ・サークルの佐々木亮介&岡庭匡志による年齢差38歳(!)のバンドマン対談を画策。不器用ながらロックに懸ける佐々木と岡庭の純真な思い、30年もの永きにわたり日本のロック・シーンを牽引し続ける鮎川の誇りと覚悟がこの対談から窺えるだろう。そして、ロックに対する深い愛情こそがロックし続ける最大の原動力であることも──。(文・構成:椎名宗之)

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