変化と進化の末に見出したステージへ
溢れ出る感情を叩き付けた『camouflage』という新境地
作品ごとに色を変えながら音楽と真摯に向き合い、新たな表現に挑む4人組、Qomolangma Tomatoの1年ぶりの3rd.アルバム『camouflage』がリリースされる。前作『Limelight Blue on the Q.T.』に比べて格段の変化を感じさせる今作は、都会の喧噪から解放された場所での集中的な合宿で制作が行なわれ、濃密な時間と情熱を注いだ作品となった。また、これまであまりコードについて意識的ではなかったバンドが、「コードを意識して制作した」とインタビュー中に何度も言っているように、『camouflage』ではコードや音感、バンドのアンサンブルに拘った結果、彼らの核は崩さないまま楽曲のバリエーションが増え、より幅広いサウンドを聴かせているように思う。ようやくスタート・ラインに立ったという彼らの快進撃はここから始まっていくだろう。(interview:やまだともこ+椎名宗之)
続きを読む→