ギター バックナンバー

ソウル・フラワー・ユニオン('09年8月号)

ソウル・フラワー・ユニオン

21世紀のホモ・サピエンスへ捧ぐ、魂花ジャンプ・ナンバー秘宝館


 ソウル・フラワー・ユニオンが面白い。前身バンドから数えるとそのキャリアは四半世紀に及ぶバンドに対して今さらにも程がある言い方になるけれど、文句なしに面白いのである。あらゆる音楽に対する純然たる愛情に満ちた楽曲、他のどこにもない祭りをやろうとする貪欲な姿勢、オーディエンスを鼓舞させようとする徹底したエンターテイメント性。そのどれもが高木克(ex.シェイディ・ドールズ)の加入によって一段とビルドアップを果たしたことが6月に行なわれた『ルーシーの子どもたち』発売記念ツアーでも確かに窺えた。今何度目かの黄金期を迎えている彼らの快進撃の背景にあるものとは。また、このテンションを保ったまま彼らはこの先どこへ向かうのか。今秋発売されるというライヴ・アルバムのミックス作業で慌ただしい中川敬と高木克を直撃した。(interview:椎名宗之)

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メロン記念日×ミドリ('09年8月号)

メロン記念日×ミドリ

“メロン記念日ロック化計画”第3弾は、その比類なきライヴ・パフォーマンスで絶大な支持を集めるミドリ!
過ぎ行く夏への焦燥と甘美な陶酔、メランコリックな情緒の果てに昇華した珠玉のラヴ・ソング、今ここに誕生!


 ビート・クルセイダース、ニューロティカとのがっぷり四つに組んだコラボレーションが続いた“メロン記念日ロック化計画”は、第3弾にしていよいよレッド・ゾーンを振り切った未踏の領域に達したと言っていいだろう。今回のお相手は、ミドリ。今さら改めて言及するまでもないが、他の随従を許さぬ出色のライヴ・パフォーマンスで見る者を深淵なる混沌と狂熱の坩堝へと引き摺り込み、ノイジーなハードコア・パンクをその出自としながらも今やジャンル・カテゴライズ不能な妙味に富んだ音楽性で圧倒的な支持を誇る猛者である。そんなミドリがメロン記念日に提供した『sweet suicide summer story』は、バッキバキにパーカッシヴなリズムと淀みなく流れ行くピアノの叙情的な旋律、そして胸がキュンと高鳴る愛くるしいハーモニーが三位一体となった掛け値なしの一曲…いや、逸曲だ。さる7月23日に我が新宿ロフトで行なわれた『イインダヨ! グリーンダヨ!!』ですでに両者の対バンは実現、ステージの構造上の都合で共演こそ叶わなかったものの、この日初披露された『sweet suicide summer story』がメロン記念日を新たな方向性へといざなうポテンシャルの高い楽曲であることを親愛なるヲタもだち諸兄ならよく理解しているはずだ。ライヴ終演後にロフトのライヴ・スペースで実現した両者の貴重なトーク・セッションを心行くまで堪能して頂きたい。(interview:椎名宗之)

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hare-brained unity('09年8月号)

hare-brained unity

常に進化して変化した先の新しいカタチ
ロック+ダンスミュージックの最高峰『Awake Disco Musik』!!


 前作のミニアルバム『RECENT DISCO SYSTEM』を昨年11月にリリースしたばかりのhare-brained unityから、早くもニューアルバム『Awake Disco Musik』が届けられた。前作からの流れを受け、ビシビシと来るダンスミュージックを聴かせる今作。今回は特にコンセプトを決めて制作をしたわけではないそうだが、できあがってみれば、聴いた瞬間から無意識に体が反応してしまう4つ打ち全開の踊れるダンスミュージックとなっていた。
 今回も前回に続き、ヘアブレのサウンド作りにおける主導権の大半を握っている布谷吉崇(Gt / Vo)と、和田大樹(Ba)にお話を伺った。インタビュー中はごくごく自然体のお2人だけに、これだけの楽曲が生まれてくるのがとても不思議なぐらいだった。(interview:やまだともこ)

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ALMOND×Words Weeds('09年8月号)

ALMOND×Words Weeds

最強の布陣は揃った。あとは引き金を引くだけ。 SIX TRIGGER TOUR 2009がいよいよスタート!!


 ALMONDが立ち上げたレーベル“STINKY RECORDS”から、初めて全国販売となるアイテムが同時リリースされる。山梨を拠点に活動中の2バンド、ALMONDとWords Weeds。ALMONDの『REBORN』は自身初となるミニアルバムであり、シンプルでストレートなメロコア・サウンド。ライブで盛り上がり必至の全8曲をかっ飛ばす。スリーピースメロディック・パンクバンドWords Weedsのリミテッドシングル『obtain more things』は、聴く人の日本人的な感情を揺さぶり、憂いを感じるメロディーラインを聴かせる。
 今回、作品にリリース日に下北沢シェルターでのレコ発イベントも決定している両バンドに、対談形式でお話を伺った。お互いが刺激し合いながら音楽をやっている関係にあることを感じてもらえるはず。(interview:やまだともこ+平子真由美)

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eastern youth('09年8月号)

eastern youth

歩幅に宿る真実とその行方


 本当が本当に本当なのか。自身の揺るぎない信念などと言うが、その信念とやらは果たして頑なに貫き通す価値があるものなのか。まともな世界があると言うが、そんな世界が本当に在るのだろうか。際限の際限まで自分自身を鋭く見据え、今日までの歩幅という身の来し方だけを心の拠り所として明日への一歩を踏み出すこと。イースタンユースの通算11枚目となるオリジナル・アルバム『歩幅と太陽』には、そんな不確かな心持ちのまま歩を進めるんだという確かな意志が作品全体に充ち満ちている。唯一の事実は、磨り減らしてきた踵と歩幅の距離だけ。その足取りに真実が宿り、その足取りだけが生きている証であるということ。コクとまろみがグッと増した有機的なアンサンブルの中で真っ直ぐに唄われるその歌は、いつにも増して剛直で、繊細で、ギラギラと燃え滾っていながら柔和な表情も見え隠れする。我々が幸運なのは、自身の歩幅だけでなく、他の何物にも似ていないイースタンユースの実直な歌をも心の拠り所にできることだ。誠心誠意、真心が込められた彼らの歌さえあれば、いつだって我々は一切合切太陽みたいに輝くことができるのである。(interview:椎名宗之)

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MOD LUNG×WE ARE!('09年8月号)

MOD LUNG×WE ARE!

USインディーを出自とする2組の盟友バンドが同時リリース&合同ツアーを敢行!
平成のクレイジー・ホースと異形の日本語ギター・パンク・バンドによるレコ発記念トーク・セッション!


 平成のクレイジー・ホースことMOD LUNG〈モッド ラング〉の矢田圭伸が主宰するレーベル“POWER ELEPHANT!”から、自身のバンドであるMOD LUNGの3rdアルバム『RIVER SONGS』と異形の日本語ギター・パンク・バンドとして名高いWE ARE!〈ウィー アー エクスクラメーション〉の2ndアルバム『Treatment Journey』が同時発売される。MOD LUNGはサザン・ロックを主軸とした70年代の欧米のロックを分母に置いた武骨な音楽性を志向する一方、WE ARE!はパンク・ロックを基軸としながらもパンク・ロックの概念に囚われない独自のポップ・センスで自由奔放な音楽を紡ぎ出すというまるで両極端な両者であるが、その出自がUSインディーや日本のブラッドサースティ・ブッチャーズやイースタンユースといった“エモ”の文脈で語られるバンドであること、音楽的な変遷を経て現在は歌に重きを置いていることなど、共通項は実に多い。本誌では両バンドの最新作の発売を記念して対談取材を独占敢行、互いの音楽性から最新作の聴き所、今日に至る道程から今後の展望についてまでを洗いざらい語り倒してもらった。(interview:椎名宗之)

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MUSTANG JERX('09年8月号)

MUSTANG JERX

すべてを切り刻むスライド・ギターとぶっちぎりの狂奔リズムで黒く塗りつぶせ!
扉の向こうへ突き破る制御不能のロックンロール!


 スリリングかつクレイジーな高森サトルのスライド・ギター、這うように粘り着く利果のベース、ただひたすら無軌道に叩きのめすマグのドラム。それらが三位一体となって混沌と狂気を孕んだ唯一無二のロックンロールを放射するのがムスタング・ジャークスの流儀だ。結成10年目にして発表される初のフル・アルバム『MOJO LIGHT』は、パンキッシュな直情さを体現するタテのノリと腰にクるヨコのノリが共存した特異なロックンロールが全編にわたって炸裂した逸品である。潔いほどにバッタバッタと切り刻むスライド・ギターと縦横無尽に薙ぎ倒すドラムの豪快さの一方で、ねとねとまとわりつくベースの肉感的な生々しさには抗し難い魅力があり、得も言われぬ恍惚感を聴き手に与える。その歪なバランスの妙が結果的にムスタング・ジャークスを凡百のバンドと一線を画すことに寄与しているのだ。他の何物にも似ていないこのバンド・サウンドの核心を突き詰めるべく、唯一のオリジナル・メンバーである高森とバンドに加入してまだ1年の利果に話を訊いた。(interview:椎名宗之)

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DISK RECOMMEND ('09年8月号)

LOFT PROJECTのスタッフがイチオシのCD・DVDを紹介!!
レビューページの画像をクリックすると、Amazonのページにリンクします。

★以下のジャケットをクリックすると、各レビューが読めます。

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溝呂木 賢('09年8月号)

※ここはイケメン以外掲載しないコーナーです。 バナー

心あたたまる舞台『ブックショップ』に絡め、本と恋愛について語る!!


 2009年に入り、舞台にドラマにCMにと活躍中の溝呂木 賢さん。9月には、芸術都市ケベック(カナダ)で生まれ、世界各地で上演されている舞台『ブックショップ』への出演が決定! ケベックで30年以上活動を続ける劇団グロ・メカノのスタッフと日本のキャストが作り上げるファンタジックな世界が期待されます。
 パソコンにはめっぽう弱く、恋愛はあんまり…と歯切れの悪い感じではありましたが、今は仕事をしている時が一番楽しいという賢さん。今後の活躍が更に楽しみになります。

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SMILEY HARASHIMA presents SMILEY'S TALK JAM session 1 石橋 凌('09年8月号)

SMILEY HARASHIMA presents SMILEY'S TALK JAM session 1 石橋 凌

岸川均と松田優作というふたりの恩人と“表現者”としての矜持


 かつて『Weekly オリコン The Ichiban』誌上で連載されていたスマイリー原島の対談企画『SMILEY'S TALK』が装いも新たに本誌にて『SMILEY'S TALK JAM』として復活! 記念すべき再始動第1弾のゲストは、俳優/ミュージシャンとして精力的な活動を続けている“表現者”石橋 凌。彼を表現の道へといざなったふたりの恩人──岸川均と松田優作に対して今なお抱く深い憧憬と感謝の念、没後20年の節目として行なわれる『松田優作“SOUL RED LIVE”』への参加、そして常に疾走を続ける“表現者”のこれからについて。盟友関係にある両者だからこそ語り合える秘蔵エピソードの数々を心行くまでご堪能下さい。

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ギター バックナンバー

Rooftop7月号のラインナップ

SION

THE GROOVERS

exclusive interview

SION
鏡雨〜kagamiame〜
街の情景と君の心を映し出す鏡の如き雨滴
THE GROOVERS
奇蹟のロック・トリニティが放つ
成熟と完熟の狭間にあるロックンロールの深淵
asphalt frustration / 音速ライン / U.G MAN / The John's Guerrilla / メロン記念日×ニューロティカ / 踊ってばかりの国 / ハヌマーン / 中尾諭介


雑文爆裂都市 〜COLUMN THE BURST CITY

◎吉田 肇(panicsmile)『中央線高架下における悪あがき的音楽生活』
◎植木遊人+星野概念+横山マサアキ+町田直隆『遊星横町』
◎第106回 カタル(ニューロティカ)『今夜はトゥナイト』
◎第3世代的コラム『スリーアウトでもチェンジしないぜ!!!』
◎谷口 健 (BEYONDS)『砂の上のダンス』
◎bloodthirsty butchers『裏のスジの突き当り』
◎月刊 怒髪天:増子直純『ZOOMYの眼』
◎平野 悠(LOFT創設者)『おじさんの眼』『ロフト35年史戦記』


REGULARS

☆DISK RECOMMEND
☆ジュリエットやまだの『あ・き・す・と・ぜ・ね・こ』
今月のロミオ★大坂俊介×佑太

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SION('09年7月号)

SION

鏡雨〜kagamiame〜
街の情景と君の心を映し出す鏡の如き雨滴


 通算22作目となるSIONのオリジナル・アルバム『鏡雨〜kagamiame〜』は、初夏の訪れを感じる今の季節にうってつけの詩歌集だ。降りしきる大粒の雨が映し出す街の情景や人の心をテーマに綴られた11篇の歌は、時に野武士の如き武骨さで“みんな違うから分かろうとするんだろ”と喝破し、時に自分がずぶ濡れになりながらも守るべき人を一滴も濡らすまいとありったけの優しさで包み込み、時に胸を掻きむしる慕情に激しく身悶え、時に雨滴のように美しいアコースティックの音色と共に胸の音を呟き、時に過ぎ去った昨日と頼りない明日をスライドさせながら亡き父を思い、時に記憶の糸を辿りながら今日の大切を大切にしようと心に誓う。それらの物語は、THE MOGAMI(松田文、池畑潤二、井上富雄、細海魚、藤井一彦)、The Cat Scratch Combo(藤井一彦、清水義将、相澤大樹)という肝胆あい照らす仲の面々による情感の籠もった演奏に導かれ、しなやかに紡がれていく。そして、磨りガラスの向こうにある鮮やかなオレンジに彩られた世界一美しい朝を迎えて物語は静かに幕を閉じるのだ。しゃがれながらも慈愛の響きに満ちた“おはよう”という囁きと共に。四半世紀に及ぶキャリアだからこそ醸し出すことのできるコクとまろみを帯びた歌声、琴線に触れる流麗な旋律が織り成す純真な歌たちは、飾りをいっさい排除した鏡になってあなたの心を鮮明に映し出すことだろう。そう、本当のことだけを静かに語り掛けるそぼ降る雨のように。(interview:椎名宗之)

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THE GROOVERS('09年7月号)

THE GROOVERS

奇蹟のロック・トリニティが放つ
成熟と完熟の狭間にあるロックンロールの深淵


 “初期衝動に満ちたロックンロール”を20年以上のキャリアを誇るヴェテラン・バンドが体現することは可能だろうか。僕は不可能だと思う。ロックンロールにおけるプリミティヴな衝動は人生で一度きりであり、それはまだ何も始まっちゃいないティーンエイジャーに神様が与えた若さゆえの特権だからだ。では、キャリアと実力を兼ね備えたバンドに残されたものは何なのか。青二才には到底醸し出すことのできない円熟味か。それももちろん、ある。あるのだが、ロックンロールのように直情的な音楽にとって成熟とは時として胡散臭く感じてしまうものだ。ロックンロールの精神論を手放しでぶつほど若くない。かと言って枯れた境地に安住するのもまっぴら御免だ。そのちょうど中間地点にあたるリアリティを孕んだ音楽、それがクールでヒップでありながら爆発力のあるザ・グルーヴァーズのロックンロールだ。藤井一彦の切れ味鋭いギターと酸いも甘いも噛み分けた歌声、高橋ボブのベースと藤井ヤスチカのドラムが生み出す妙味あるうねり。それらが三位一体となって放たれる豪放かつ繊細なロックンロールには成熟と完熟の狭間にある深淵なる世界がある。瑞々しさと円熟味、ひりひりした焦燥感とすべてを包み込む大らかさといった相反するものが絶妙なバランスで溶け合い共存した世界が。3年半振りに発表されるオリジナル・アルバム『ROUTE 09』は、そんな彼らのワン&オンリーな音楽性が考え得る限り最も理想的な形で真空パックされた至高の作品だ。しゃにむに尖ってもいないが、萎える気配もさらさらない。だからこそ、真に迫った歌となる。真に迫った歌は僕らの心に容赦なく突き刺さる。そして改めて思い知る。目眩がするほど奥深いロックンロールの醍醐味を。(interview:椎名宗之)

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asphalt frustration('09年7月号)

asphalt frustration

最強の布陣を揃え、新たな境地へと進化を遂げた5人での1stシングル『fauvizm』


 メロコア、ソウル、ファンク、エレクトロなどを縦横無尽に駆け抜ける“AIR JAM世代のダンス・ミュージック・バンド”asphalt frustrationが3rdアルバム『UNDO,PRAY』以来、約2年ぶりとなるシングル『fauvizm』を2ヶ所のフェス会場で急遽先行発売することとなった。この2年の間に向山隆貴(B)、菊地隆一(Dr)、後藤大輔(Key)が正式メンバーとして参加、宝満玲央(Vo)、高梨竜也(G)とともに5ピースバンドとしての体制が整ったアスフラ。「まるで新しいバンドを結成したみたいです」(宝満)という瑞々しいモチベーションは、セルフ・プロデュースによる“アグレッシブなポップ感”とでも形容すべきサウンドを志向した本作からもまっすぐに伝わってくる。新生・アスフラの現状について宝満と高梨に聞いた。(interview:森朋之)

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音速ライン('09年7月号)

音速ライン

それぞれの思い出がたくさん詰まったプレミアム・ワンマンライブ『あの夜をもう一度〜』


 新宿ロフトが西新宿から歌舞伎町に移転して10年。この10年の間、多くのミュージシャンがこのステージに立ち、数々のドラマを生んできました。今年は新宿ロフト10周年アニバーサリーのイベントを開催中です。
 6月号で掲載したthe ARROWS×つばきの対談に続き、今月は音速ラインの登場です。音速ラインは、ロフトプロジェクトが運営するレーベル“SONG-CRUX”に所属して活動をしていた時期もあり、ロフトとは非常に関わりの深いバンドです。初の自主企画を下北沢シェルターで行ない、徐々に階段を上がり最近では中野サンプラザでのワンマンを敢行。ただ、驚いたのはロフトでワンマンをやるのは今回が初めてになるそうです。
 今回も企画者であり、SONG-CRUX時代に音速ラインのA&Rも務めていた樋口寛子女史(ロフトプロジェクト)がインタビューに参加し、当時を振り返りながら、バンドのこれまでとこれからをお話していただきました。お2人の人柄は変わらずに、笑いの絶えない時間となりました。(interview:やまだともこ)

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U.G MAN('09年7月号)

U.G MAN

制御不能な異端のハードコア・サウンド、ここに極まれり!


 ジャパニーズ・ハードコア界の異端児、U.G MANが前作『Without UG』(男道レコード)から4年振りに放つオリジナル・フル・アルバム『AH…GOOD』は、久し振りに快哉を叫びたくなる純度100%のハードコア音盤だ。全10曲収録でトータル・タイム約15分というあり得ない尺の足りなさ、ベースのウザワが描いたアートワークが縦長だったためにジャケットがデカい茶封筒になったりとその破天荒っぷりは本作でも変わらずなのだが、盤からもパッケージからも人の手を介した何とも言えぬ温もりを感じるのである。それは気心の知れた仲間でレコーディングしたことは元より、アルバムの冒頭で素晴らしいフリースタイルMCを聴かせてくれる1Z3(xグラインドサアフx〜xハカタCYCOSx)、SUPER DUMBのマキ、SAFARIの浅野忠信、SCREWITHIN/LIFEのNori、LOW VISIONの岡村匡洋、COSMIC NEUROSEのDEATHLAW、ECHOの斧寺カズトシといった作詞で参加した面々がひとつの作品に携わっているという血の濃さ、絆の深さゆえに他ならない。そんな頼もしい助力を得たU.G節炸裂の制御不能なハードコア・サウンドはいよいよ絶好調、キレ味も狂暴さも大増量。転ばぬ先の杖もへし折る勢いのスリリングなU.Gのライヴを体感したければ、7月20日に集え、下北沢シェルターへ!(interview:椎名宗之)

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The John's Guerrilla('09年7月号)

The John's Guerrilla

“我流のNEW PSYCHEDELIC”が覚醒を促し、
そして世界は再び創造の時を迎える──


 現代のUK/USインディー・ロックの素養はもとより、あらゆる価値観の転覆をもたらした60年代/70年代のユース・カルチャーを分母に置きつつ独自のエッセンスを加味した“我流のNEW PSYCHEDELIC”で目下急激に支持者を増殖し続けているザ・ジョンズ・ゲリラが初のフル・アルバム『Seize The Time』を満を持して発表する。彼らが志向する音楽性は聴き手が精神の中へ潜り込む手段としてのレベル・ミュージックであり、聴き手の情動を促すマインド・ゲリラそのものだ。在るべき世界と生命の循環を主題とした処女作において、その姿勢はさらに確信に充ち満ちたものとなっている。何はともあれ、まずは先入観なしに彼らの紡ぎ出すドラマティックかつロマンティックな旋律に耳を研ぎ澄ませて頂きたい。そこには美しい営みを繰り返す世界への憧憬と、希望と愛に溢れた大いなる人間讃歌が約束の場所として用意されている。諸君、これぞ新たな世界基準である。(interview:椎名宗之)

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メロン記念日×ニューロティカ('09年7月号)

メロン記念日×ニューロティカ

“メロン記念日ロック化計画”第2弾は今年結成25周年を迎える我らがニューロティカ!
めくるめく疾風怒濤のビート・パンクにビックリ! ドッキリ! オッタマゲーション!


 異能のお面貴族ことビート・クルセイダースとのコラボレート・シングル『DON'T SAY GOOD-BYE』(祝! タワーレコード・インディーズ・チャート首位奪取!)に続く“メロン記念日ロック化計画”第2弾は、日本におけるビート・パンクの先駆者であり、今年めでたく結成25周年を迎えるニューロティカ。柴田あゆみの生誕〜成長と轍を共にするかのように極めてエンターテイメント性の高いパンク・ロックの普及に努めてきた彼らがメロンに提供した楽曲は、『ピンチはチャンス バカになろうぜ!』というタイトルからしてロティカ節全開バリバリな一撃必殺のポップ・チューン。『DON'T SAY GOOD-BYE』のエモーショナルな涙腺直撃モードとはまた趣を異にする賑々しいナンバーだが、如何にもロティカらしい誰しもが無条件に楽しめる普遍性の高さには改めて脱帽。と同時に、“メロン記念日ロック化計画”のレンジの幅を広げることにも大きく貢献しているとも言えるだろう。大盛況のうちに幕を下ろした“MELON LOUNGE”の興奮がまだ冷めやらぬ翌々日、我が新宿ロフトでのライヴを終えたばかりのニューロティカをメロン記念日が表敬訪問。終演後の楽屋で今回のコラボレーションについて両者に存分に語り倒してもらった。(interview:椎名宗之)

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踊ってばかりの国('09年7月号)

踊ってばかりの国

サイケ・ポップで聴かせる10代の若き新星、踊ってばかりの国!!

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ハヌマーン('09年7月号)

ハヌマーン

巧妙な言葉選びで、聴く者の心に入り込む知能犯

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