21世紀のホモ・サピエンスへ捧ぐ、魂花ジャンプ・ナンバー秘宝館
ソウル・フラワー・ユニオンが面白い。前身バンドから数えるとそのキャリアは四半世紀に及ぶバンドに対して今さらにも程がある言い方になるけれど、文句なしに面白いのである。あらゆる音楽に対する純然たる愛情に満ちた楽曲、他のどこにもない祭りをやろうとする貪欲な姿勢、オーディエンスを鼓舞させようとする徹底したエンターテイメント性。そのどれもが高木克(ex.シェイディ・ドールズ)の加入によって一段とビルドアップを果たしたことが6月に行なわれた『ルーシーの子どもたち』発売記念ツアーでも確かに窺えた。今何度目かの黄金期を迎えている彼らの快進撃の背景にあるものとは。また、このテンションを保ったまま彼らはこの先どこへ向かうのか。今秋発売されるというライヴ・アルバムのミックス作業で慌ただしい中川敬と高木克を直撃した。(interview:椎名宗之)
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