ギター バックナンバー

怒髪天 ('07年12月号)

怒髪天

酸いも甘いも苦いも辛いも全部呑み込んだ最新作『LIFE BOWL』
人生丸ごとフルスイングな男の生き様を喰らえ!

1年振りとなる怒髪天のニュー・アルバム『LIFE BOWL』、堂々の完成!! タイトルを直訳すると“人生丼”となるこの1枚には、その名の通り人生の様々なシーンが具材=曲となって詰め込まれている。

寝坊して遅刻した、前髪切り過ぎたなどのごく日常的なトホホな出来事から、人間関係のややこしさ、本音を殺さなければならない生きづらさ、いつの間にか離れていったかつての仲間への想い、電車に揺られながら夢想する別な人生…。どうしたって格好付かない、情けなくショボクレた生活がそこにある。しかしながら怒髪天には、それを笑いに変えられる強さがあることを、この1枚が証明している。やりきれなくなるような生活の中に小さくとも確かな幸せを見つけ、逆境をも楽しんでしまう力があるのだ。生傷もそのままに、たとえヤセ我慢でも力強く笑ってくれるから、私達はこんなにも彼らに魅かれるのだと思う。

具のひとつひとつを噛み締めればおなかいっぱい、でも何度でも食べたくなるこの極上丼について、メンバー全員に話を訊いた。(interview:稲垣ユカ+椎名宗之)


シンプルなものを時間を掛けて作った

──前作『トーキョー・ロンリー・サムライマン』の発売から、長いツアーをやりつつ夏フェスや各種イヴェントにも出演して、シングルのレコーディングもあって…とお忙しかったと思うんですが、その中でのアルバム制作というのはこれまでにない作業だったんじゃないですか?

上原子友康(g):そうだね。今までと大きく違うのが、今回はツアーをやりながら曲を作っていったところで。移動中の車の中だったり、ツアー先のホテルの部屋だったり。だからライヴとか対バンにも影響を受けた曲作りになったし。

増子直純(vo):あと、今回はレコーディングも3、4ヶ月に渡ってパートごとに3回ぐらいスタジオに入ったんだよ。

上原子:今まではスタジオも1ヶ所で、1ヶ月ぐらいずーっとやってる感じだったんだけど、今回はツアーと並行してたっていうのもあって、リズム録りの時は広めのスタジオで録って、ツアーに行って帰ってきたらギター録りのスタジオで録って、またツアーに行って帰ってきたら今度はヴォーカルを録るっていう感じだった。スタジオは4ヶ所使ったのかな?

増子:そうだね。それぞれのパートに適したスタジオを使うのはずっとやってみたかったことだから。でも、せっかくそういうスタジオを使っても、坂さんに「今回のスタジオどうだった?」って訊いたら「いやぁ、ロビーが吹き抜けで」って、ロビーの話なんかどうでもイイから(笑)。

──(笑)レコーディング自体はスムーズだったんですか?

上原子:うん。レコーディングに入る前に相当リハを積んで、集中して録ろうっていうのがあったから。曲を身体に馴染ませて馴染ませてドカンと録ろうっていう。

増子:リハは凄くやったから、曲に対するそれぞれの解釈っていうのがいつもより深いところまで行ってるよね。

──曲作りに関しては、前作のインタビューで友康さんが「余り曲を作り込まずにスタジオに持っていって、みんなで作っていく方法をしばらく取ってみようと思う」と仰っていましたが。

上原子:やっぱり家で独りでアレンジとかを考えてると多くを語っちゃうっていうか、メロディにしてもリフにしても余計なものが付いたりして、最初に出てきた時の初期衝動みたいなものからは懸け離れていっちゃうんだよね。だから今回も、最初のビートとリフとかが出来た段階でみんなの元に持っていくやり方をしてたね。

増子:曲の作り方からして、今までのようなイントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、間奏、Bメロ、サビ、アウトロ、みたいないわゆるポップスのセオリーを踏襲しつつ、それを如何にロックとして鳴らすかっていうところからももう離れてる曲もあるからね。そういう枠すらも要らねぇかなって。

上原子:敢えてAとBだけにしようとかじゃなくて、自然とそうなった感じだけどね。要らないものは外しちゃおうっていう。

増子:考え過ぎてないっていうかね。どうしてもプラスしちゃう傾向にあったから。

──曲作りに際して、シミさんがいつもより多めにアイディアを出したりとかは?

清水泰而(b):いや、特にはないね。今回は最初のイメージ通りに進んだと思うよ。

増子:今回は割と軌道修正がなかったっちゅうか、最初にこういうものをやりたいっていうところにちゃんと集約していったね。

清水:ベースなんて、最初にバンって弾いたのをほとんどそのまま使ってるし。細かいところを直したりはしたけどね。だからそんなに難しくないし、その分シンプルでノリが良くなってればイイなと思ったんだけど。フレーズっていうより、音の質感とかのほうに時間が掛かったよね。

──1曲目のベースのイントロから始まって、全体的にベース主体のサウンドなのかなと思ったんですが。

清水:今回のは、20年前に怒髪天に加入した時に買ったベースの音から始まってるんだよ。

──そのベースは何故最近まで使っていなかったんですか?

清水:まぁ、壊れてたっていうだけなんだけど(笑)。直して戻ってきたからさ。もう握り潰しちゃってボコボコになってるんだけど、やっぱり使い易いんだよね。それは多分、自分のクセでボコボコだから。でも、今回のベースの音は今までで一番気に入ってるよ。

──やっぱり、パートに適したスタジオを使ったこともあっての音の良さなんですかね。

増子:それももちろんあるし、セクションごとにやってるから集中できたっていうのもある。

上原子:今回はホントにリハに時間を掛けたから、音作りがしっかり出来てたっていうのもあるね。

増子:うん、俺達が音で提示していきたいと思ってるものがやっと作れたと思うよ。

──あと、音が凄くクリアですよね。

増子:音数がいつもより少ないからね。

上原子:そう、ダビングも最低限にしたから。シンプルなものを時間を掛けて作った感じだね。

清水:あと、それぞれの楽器や声のバランスが凄くイイんだよ。それはエンジニアの人のアイディアとかも含めて出来たものだよね。

増子:今回のエンジニアの人とは初めて一緒にやったんだけど、いろんなことを試してくれたし、俺達がどんなことを望んでるかを凄く理解してくれる人だったよね。今までにないアイディアも出してくれたし、面白かったね。

清水:ドラムとベースの関係性とか、歌とドラムの関係性とかが凄くイイんじゃないかなって思うよ。

──その辺り、坂さんは如何ですか?

坂詰克彦(ds):いやぁ、勉強になりました!

増子:坂さんは毎回勉強だからね(笑)。坂さんは今頃ドラムに目覚めて、自分でドラム教室に通ってるから。でも、今回はそうやってちゃんとレコーディングの時間が取れなくてイヤだなぁと思ってたんだけど、そこは友康が「逆転の発想で行こう」って。ライヴ期間とレコーディング期間に分けて考えるんじゃなくて、バンドをやるっていうことは曲を作ってレコーディングしてライヴをやる一連の作業だっていうことを認識したらラクになったね。当たり前のことだなって思ったよ。

上原子:全部がひとつの大きい流れっていうかね。ライヴのリハーサル中に曲が出来たりすることもアリだし。


辛気くさい生活を笑えるところまで落とし込む

──長いスパンで制作することで、友康さんのメロディと増子さんの歌詞の関係性にも変化があったんでしょうか。

増子:今までは友康の作ってきたメロディを、字数も合わせてそのまま踏襲してたんだけど、最近はそこにもっと遊びを持たせてくれるんだよね。字数を決めないで渡して、俺の歌詞に合わせてメロディを付け直してくれたり。だから面白いものが出来たりするし、より言葉のほうに寄ってるよね。でも決してメロディは殺してないっていう。歌詞のストックはいっぱいあるんだけど、その中からどれだけ曲に合うものをはめ込んでいくか、逆に合わないものを付けるか、自分の中でその折り合いを付けていく作業が一番難しいね。

──今回、歌詞を書く上で意識した部分というのは?

増子:歌詞に関しては、その瞬間を切り取っていく作業をより自覚的にやっていきたかった。例えば「青の季節」の場面が展開していかない瞬間の想いだとか、「3番線」で言えば電車を降りていないよね。そういう世界観を狭めたところでのひとつひとつのディティールをどう表現していくかっていう。ショボクレた辛気くさい生活の中から出てくるものを、丼の具としてどう乗っけていくかを考えて書き上げたね。

──場面は限定されていますけど、それでいて普遍的な内容でもあり。

増子:俺達は写実画をやりたいんじゃないっていうのが最近よく判ったね。俺が一番力を貰ったものって、ドリフターズであったりクレイジー・キャッツであったり憂歌団であったり、まぁパンク全般もそうだけど、笑えない状況を如何に笑い飛ばすかっていうかさ。先人のそういう部分に惹かれていたから、そこに原点回帰しようっていう意識があったね。写実じゃなくて、どれだけコメディのところまで落とし込めるかっていう。

──よく読むと重いんですけど、パッと聴きは軽いんですよね。

増子:そう、そうしようと思って作ったから。いつも1曲の中に生まれてから死ぬまでの世界観を全部詰め込みたがる傾向があって、1曲の中でドラマを完結させたかったんだよ。今回はそこから脱却して、『LIFE BOWL』っていうタイトルにも掛けてあるけど、ひとつひとつ歌という具があって、丼として全部食って腹いっぱいになるように考えてたね。それと、受け手側に委ねたい気持ちがあったから、最後にダメ押ししないでおこうと思って。写実画っていうのも悪くはないんだけど、それだったら写真のほうがイイんじゃない? っていうものになりがちだから。かと言ってポップ・アートでもないんだけど。語り過ぎないで丁度いいところ、初期衝動が残ってるうちにやめておくっていうかさ。要はスナップ写真でイイと思うわけ。毎日ラフに撮った1枚が積み重なって、それが人生なわけじゃない? アルバムってそれでイイと思うんだ。その辺が丁度良いバランスで作れたね。

──「ドンマイ・ビート」のようなコメディ・タッチの歌詞もあり、「男と書いて」のような男の生き様をストレートに描いた歌詞もあり。

増子:「ドンマイ〜」の歌詞は何転もしたけどね。あの歌詞でひとつ表現したかったのが、男と女というものに対する俺なりの見解っていうかさ。だから「ツイているとかいないとか」っていう歌詞は、ラッキー/アンラッキーのことだけじゃないぞ、と(笑)。

──ああ(笑)。ちなみに「ドンマイ〜」の四つ打ちは誰のアイディアだったんですか?

増子:毎回アルバムを作ってツアーをやった時に、そのツアーの曲の流れの中で足りないものっていうか、こういう曲があったらイイと思う曲を次で作ろうかっていうのがあって。で、今回は俺以外の3人が“フロアを揺らす”曲…ってダッサイ言葉だけど(一同笑)、そういうのが欲しいって言って。早いビートで騒がせるんじゃなくて、ちょっと身体を揺らすようなね。

上原子:四つ打ちの曲は前からやりたいと思ってずっと温めてたんだけど、ダンス・ビートっぽいというか、そういうものが今回やっと出来たかな。完成した時には“これヤバいな”って思った。自分の理想としてるものが出来たなって。

──「ドンマイ〜」はPVも撮ったんですよね。

増子:PV、スッゴイよ。全員が劇画になって、2番ではOLになるから(笑)。でもまぁ、男だとか女だとか言っても、女の中にも男の部分があるし、男の中にも女の部分があるし。「男と書いて」の中では男というものを「性別じゃないぜ」とまで言ってるからね(笑)。

──従来のファンの観点からすると、「男と書いて」が推し曲でも良かったのかなという気もしますけど。

増子:それでもイイかなとは思ったんだけど、これはさすがに…初めて聴いた人に良い誤解は生まないよね(笑)。まぁ、前回のシングルが「酒爆」だったから、その路線で行ったほうがイイのかなと。楽しいほうがイイでしょ? 今回は俺の中で“楽しいほうがイイ”っていうテーマがかなりあったね。辛気くさいのは実生活だけで充分だっていう。

──「好キ嫌イズム」や「俺ころし」では生活の中で生じる葛藤みたいなものも描かれていますけど、平たい言葉で書かれているから確かに全然辛気くさくないんですよね。

増子:その2曲は対になってるんだよね。自分A、自分Bみたいな。人生ってその葛藤の繰り返しでしょ? で、メロディにうまくハマる言葉が乗った時には、軽い言葉でも心に残るっていうかさ。うまいこと言うとかじゃなくて。それが歌なんだってことがやっと判ってきたね。

──「なんかイイな」の“近所のシド・ヴィシャス”は、モチーフになった人が実際にいるんですか?

増子:札幌時代も含めて3人ぐらいいるんだよ。ああいうシーンはまさに“なんかイイ”んだよね。友達が結婚して子供が生まれたなんて聞いたら“凄くイイ”になるけど、顔は知ってるけど喋ったこともないような人だったら“ああ、なんかイイな”って。人間ってイイな、みたいな。“アイツ、将来どうすんだろう?”とか思ってたヤツが子供連れて歩いてるのを見たりさ。あと、俺がバンドを休んで包丁の実演販売をしてた頃、西荻の戎の前でスーツ着て歩いてたら顔見知りのオッサンが「なんだお前、就職したのか!」って声を掛けてきたことがあったんだけど(笑)、まさにそういうことだよ。

──自分と、自分の身の周りのすべての人達の小さな幸せに微笑ましさを感じるというか。

増子:そう。人生を映画にしたら、誰しも自分が主役なんだよね。周りに脇役がいっぱいいてひとつの映画が構成されていて、人生はそれと一緒でひとつひとつのディティールが非常に大事なんだよ。小さいところから“なんか今日は良かったなぁ”っていうのを見つけ出すこともできるんだぞっていうことを唄ってるんだよね。ただ、「なんかイイな」って言ってる割にキーが凄く高くて、思いっきり唄わなきゃいけないっていう(笑)。全然“なんかイイな”っていうほんわりした感じじゃない(笑)。

上原子:最初に「なんかイイな」って歌詞だって判ってたらキーを下げたんだけどね(笑)。

怒髪天

何を入れても壊れない丼のように

──今回は何と言ってもゲスト・ミュージシャンが参加しているのが新鮮ですけど、曲作りの段階からゲストありきで考えていたんですか?

上原子:いや、最初は普通に4人の形で考えていて、ゲストを入れることにしたのは後からだね。

増子:丼のトッピングとして面白いんじゃないかと思ってさ。

──実際にゲストを迎えてみて如何でしたか?

増子:ミト君(クラムボン)のキーボードなんかは完全に狂ってるよね。ミト君のやってるような音響系の音楽なんて、俺達と対極のところにあるわけじゃない? それが融合したらどうなるのかっていうのがあって、結果的には凄く良い方向に行ったね。

──凄くハマってますよね。

上原子:バッチリだよね。フワフワした音なんだけど、どんな音よりもエッジが立ってるっていうか。ホントに凄いよ。ビックリした。

増子:そういう化学反応みたいなのが凄く面白かったね。

──友康さんから「こんな感じで弾いてくれ」みたいな指定はしたんですか?

上原子:「この曲にはこんな感じで弾いて欲しい」みたいなのはあったけど、それ以上のものが返ってきたよね。曲を渡した時に、最終的に見たい画っていうのが俺達と一緒だったから。ケイタイモ(ビート・クルセイダース)なんかは、スタジオに来た時に「これ(ドンマイ・ビート)は僕的にはロッド・スチュワートの『アイム・セクシー』かな?」って言うから「そうそう、そんな感じ」って(笑)。だからやってて凄く楽しかった。

増子:この曲にはコレを入れたいっていうのが最初にあって、そのスペシャリストを呼んでるわけだからね。しかも仲がイイっていう。

上原子:「不惑 in Life」のギターも、俺はあんなふうに弾けないからね。自分で弾けたら弾いてるんだけど。

──ギターであれだけ個性が出る人もなかなかいないですよね。

増子:ああいう70'sパンクの音が欲しかったんだよね。セイジ君(ギターウルフ)のギターを入れたから、初めに入れてた友康のカッティングのリズム・ギターを1本分丸々カットしたんだよ。

上原子:そう、別に要らないかなぁと思ってね。

増子:だから初めはペロンペロンの音だったんだよ。そこにセイジ君のギターが入って凄く良くなった。実験的だったよね。で、敢えてそれを1曲目に持ってきたのは、もう誤解を恐れないっていうかさ。そこまでの自信が付いたんだよ。しかも最後にもう1回持ってきちゃってるからね(笑)。ホントはまた別の曲を入れようかって話もあったんだけど、セイジ君がせっかく2回弾いてくれたから。『爆裂都市』のサントラで言うところの「セルナンバー8」みたいな感じだよね。

──ゲストを入れたことも含めて、凄く新しいんだけど凄く怒髪天っぽいアルバムになっているなと思ったんですよ。

増子:今回は色々実験したね。エンジニアの人も、カメラマンも、ジャケットのデザインも、全部新しいチームでやってるんだよ。

──ジャケットは何故にウシなんですかね?

増子:あれはもうお任せで、デザイナーの人に「コレを聴いて感じたものを作ってみてくれ」って出来上がった音源を渡したんだけど、「最高でした、ホントに良かったです!」って言って4パターン持ってきてくれたら全部ウシだったんだよ(笑)。「いやぁ、ウシかなと思いまして」って。

一同:(笑)

清水:メンバー内でしばらく流行ったもんね、「ウシかなと思いまして」(笑)。

増子:でも、凄くイイのが出来たよね。最後にこのジャケットが来て作品が締まった感じ。レコード屋なんかで並んだ時に壮観じゃない? 今までナシだと思ってた新しいことに挑戦できるようになった。何を入れても丼が壊れないっていうか、ひとつの丼になるぞっていう自信が出てきたっていうのがあるよね。


来年の20周年はみんなが“ムチュー”に(笑)

──それにしても、あれだけのライヴ数をこなしながらこれだけ素晴らしい作品を作って、まだまだ上が見えないという感じですね。

増子:まだまだやれることはいっぱいあるよ。音源も毎年1枚ぐらいは出していきたいし。今年はライヴも90本近くやったしね。

──ライヴでは地方のお客さんも増えてきていますしね。

増子:仙台とか広島でワンマンができるようになるなんて思ってなかったもんね。イヴェントに出たりして着実にやってきたことがようやく成果として実を結んだというかさ。ライヴっていうのは決められた時間で曲を何曲やるってことだけじゃなくて、同じ時間、同じ空間をみんなで共有するっていう意義が凄く大きいと思うんだよ。MCにしても昨日のテレビの話をしたりとか、それによって俺達の印象を忘れなかったりするわけ。やっぱりライヴはこれからもいっぱいやっていきたいっちゅうのはあるね。

──では、これからも同じようなペースで?

増子:まぁ、体力の持つ限り…あと2年ぐらいはね(笑)。

──いやいや、10年、20年と頑張って頂かないと(笑)。来年はシミさんが加入されて20周年ということですが。

増子:シミが加入して20周年って、どんだけシミが偉いんだって話だけど(笑)。まぁ、今のメンバーが揃って20年ってことだから、何かしらやろうとは思ってる。坂さんを血祭りとか(笑)、何かしらの祭りをね。

──じゃあ、ファンは来年に期待してイイですね?

清水:来年はいよいよ全員が厄年に入ります!(笑)

増子:それを記念してお客さんを人柱に(笑)。まぁ、来年は色々仕込んでいこうとは思ってるよ。お祝い事みたいなのって楽しいじゃない? そういうの大好きだもん。楽しいのと楽しくないのだったら楽しいほうがイイでしょ? せっかくだったら祝ってもらおうじゃないのと。誰も祝ってくれないんだったら自分達で祝おうと(笑)。イヴェントとか考えてさ。だから来年は楽しい年になると思うよ。ネズミ年だけにみんなが“ムチュー”になれる年にね(笑)。


【怒髪天の皆さんから素敵なプレゼントがあります!】


LIFE BOWL

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テイチクエンタテインメント/インペリアルレコード TECI-1163
2,800yen (tax in)
IN STORES NOW
★amazonで購入する
01. 不惑 in LIFE
02. ドンマイ・ビート
03. 青の季節
04. 男と書いて
05. 3番線
06. 好キ嫌イズム
07. 俺ころし
08. なんかイイな
09. 酒燃料爆進曲
10. 不惑 in LIFE(reprise)

Live info.

LIFE BOWL TOUR 07-08“for beautiful 不惑 in life”
11月20日(火)千葉県:千葉LOOK(ワンマン)
11月30日(金)群馬県:高崎CLUB FLEEZ(with:サンボマスター)
12月2日(日)京都府:京都 磔磔(with:9mm Parabellum Bullet)
12月4日(火)石川県:金沢van van V4(with:KING BROTHERS)
12月5日(水)兵庫県:神戸STAR CLUB(with:曽我部恵一BAND)
12月6日(木)香川県:高松DIME(with:セカイイチ/O.A.:四星球)
12月7日(金)岡山県:岡山PEPPER LAND(with:THE NEATBEATS/ミドリ)
12月17日(月)福島県:郡山CLUB #9(with:ザ50回転ズ)
12月19日(水)栃木県:HEAVEN'S ROCK 宇都宮 VJ-2(with:THE BAWDIES)
12月20日(木)長野県:長野CLUB JUNK BOX(with:Hawaiian6/THE NO EAR)
1月11日(金)広島県:広島Cave-Be(ワンマン)
1月12日(土)福岡県:福岡graf(ワンマン)
1月16日(水)宮城県:仙台MACANA(ワンマン)
1月18日(金)北海道:函館Bay City's Street(ワンマン)
1月20日(日)北海道:札幌PENNY LANE 24(ワンマン)
1月25日(金)愛知県:名古屋CLUB QUATTRO(ワンマン)
1月26日(土)大阪府:心斎橋CLUB QUATTRO(ワンマン)
2月3日(日)東京都:SHIBUYA-AX(ワンマン)

SPECIAL EVENT
12月13日(木)東京都:Asagaya / Loft A
『「Nishiogi / Type D」vs「Asagaya / Loft A」ボウネンカイ・オア・ダイ 〜2007年総括&2008年ワンマンシリーズ壮行会〜』(トーク・イヴェント)

12月29日(土)千葉県:幕張メッセ国際展示場
『ROCKIN' ON PRESENTS COUNTDOWN JAPAN 07/08』

怒髪天 official website
http://www.dohatsuten.jp/

posted by Rooftop at 08:00 | TrackBack(0) | バックナンバー

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