ギター 編集無頼帖

極々私的編集後記

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 明後日にはロフト・グループ各店舗にまず納品される今年最後の本誌について、徒然なるままに。
 表紙巻頭は、今年一年『the GOLDENBELLCITY』というコンセプチュアルな三部作を紡いできたGood Dog Happy Menであります。楽曲ごとに年代設定を設けてその時代の音質にこだわる録音手法、歌詞の世界観が一曲ごとに有機的に相互作用する物語性に富んだ言葉、そして作り手の温もりを感じる秀逸なアートワーク。音の総合格闘技としてかなりのトップ・レベルに類するもので、CDというフォーマットでまだ誰も見たり聴いたりしたことのない御伽噺を三部作にわたって展開していくというコンセプトを今年の春先にレーベル担当・S砂女史から聞いた時は身震いしたですね。音楽がたやすく消耗される昨今において、一枚のCDを徹底的にこだわり抜いて作り上げるその実にアナログで真っ当な姿勢に深く共鳴した次第。念願の表紙です。
 4年連続で12月号の表紙は怒○天じゃないかと期待されていた俺達界隈の皆様、すいませんでしたー。でも○髪天は他誌でも表紙をやっているし、喜ばしいことに他でも多々メディア露出しているので今更本誌が取り上げるまでもないのかなと。最新作は掛け値なしに素晴らしいアルバムなので、もちろんインタビューはさせて頂いてますけど。
 バックカバーは今年3度目の本誌登場となるメロン記念日です。ハロプロのアイドルを本誌で扱うのをシャレと思う方もいらっしゃるかもしれないけど、俺達は大真剣。表現する音楽形態は大衆的な古き良きアイドル歌謡なれど(それが凄く良い)、メロンのメンタリティはロックのそれだし、ハロプロ内の中でも良い意味で浮いている。それはあらゆる側面で与えられた現実や体制に対して抗い続けているからだと思う。つまり、従来のアイドルとしての在り方に飽きたらずに常に境界線を突破しようとしているわけです。応援したくなるじゃないですか。あんなにかわいいんだもん(笑)。今回は特別に新宿ロフトで撮影した写真が掲載されるのでお楽しみに。こちらも念願の表紙です。
 それと、今月の半ばに札幌ベッシーで行なわれたbloodthirsty butchersの20周年記念ライブ(ゲスト:eastern youth、怒髪天)のレポートを編集長特権で巻末に据えています。ご本人達の肉声が記されているわけでもない主観的な拙文だし、この記事は敢えてwebにはアップしません。紙媒体の中身を何でもかんでもそのままネットに転載するのもどうなのかな?という疑問符が常々あるもので、たまにはそういうコンテンツがあってもいいかなと。是非本誌を手に取って下さればこれ幸いなり。代わりにこんな誌面になるですよという参照として写真掲載します。こちらもどうぞお楽しみに。
 今週末はAsagaya/Loft Aが遂にグランド・オープン(バーのほうはすでに営業してます)。オープン日に司会やるのでみんな遊びに来てね。(しいな)
posted by Rooftop at 09:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 編集無頼帖
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