ギター バックナンバー

Fed MUSIC ('07年11月号)

Fed MUSIC

普遍性の良質の旋律、そこに調和する進化した音階、
自由で極限の捻道な音楽が奏でる三重奏

Fed MUSIC〈フェッド・ミュージック〉が絶好調だ。昨年レーベル移籍を果たし、2ndアルバム『BY YOUR COLOR』の発売を機に活動も活発化、認知度もアップ。更に今年に入り改名騒動など話題性も備え、短期間でのシングル、ミニ・アルバムとリリース・ラッシュ。その間にも盟友たちとの“FIVE ON THE MOVE TOUR”など頻繁にライヴを行ない、遂にFed MUSICとしての1stフル・アルバム『I call your name』を完成させた。今までのメロディ中心という基盤を残しつつ、練りに練って捻くれまくった音の数々を届けてくれたメンバーに急遽集まって貰って話を伺った。(interview:植村孝幸)


rdmの次はFedで決まり!?

──先日、SHELTERでの自主企画“Age of innosense #5”('07年10月12日)を拝見させて頂いたんですが、今ホントにノッてますね。

Riku Kudara(Riku:vo, g):ありがとうございます。“Riddim Saunterの大ヒットの次は、Fed MUSICで決まり!!”(媒体向け紙資料より)ですからね(笑)。

一同:(笑)

──いや、ホントにこの1年、怒濤の活動で。

Riku:いやぁ、忙しいですね。ライヴも半端なくやってますからね。

──そして今年のスタートがいきなり改名騒動で。

一同:(笑)

Yusuke Akimoto(Akimoto:ds):ZARIGANI5というバンド名を聞いて、僕らの音楽性と結びつくか、インスピレーションされるかというと“???”だったので。

Riku:レーベルを移籍して、『BY YOUR COLOR』というアルバムを出して('06年3月リリース)、それを聴いてくれた人たちが「ZARIGANI5ってこんなバンドだとは思わなかった、今まではバンド名だけで違ったイメージを持ってて聴かなかった」って言ってて、“あぁ、そういう人がいるんだな”って肌で感じるようになって改名しました。


ロックであることが最低条件です(笑)

──色々あって待望のアルバムのリリースということですが、ミニ・アルバムから半年足らずのリリースってことでかなりタイトな録りだったんじゃないですか?

Riku:そうですね。とにかく今年はツアーが多かったんで大変でしたね。

Atsushi Kikuchi(Atsushi:b, cho):ちょこちょこネタはあったんですけど、完全に作ったりとかは別でしたからね。

Riku:やっぱり“コレだ!”って曲しか入れたくなかったから、レコーディング前に頑張って作ったって感じですね。

──そのアルバムですが、全体的にリズムに凝ってるなって感じました。

Riku:そうですか? ありがとうございます。もうその辺は狙ったところでして、基本、僕が主にメロディ中心で曲を作って、それにリズムを載っけてくみたいな感じの曲作りだったんですけど、それをちょっと変えてみようかと思って。やっぱり音楽ってリズムが大事だと思うんですよ。それでリズムのアプローチを変えてく実験を色々したら面白くなってきて。

Atsushi:ただメロディは大好きだから、それは無くさないってルールは作ってて。

Riku:あとはやっぱりRiddim Saunterみたいなリズムを凄い基盤にしたバンドと対バンしてて、“そういうの面白いな、ちょっと俺たちも取り入れてみよう”ってね。

──以前よりそういった意味で雑食性は高くなりましたよね。ただ、根底にあるメロディを大事にしたロックっぽさは無くさないみたいなところも。

Riku:やっぱりFed MUSICはロック・バンドだと思ってるし、“FIVE ON THE MOVE TOUR”でも一番ロックっぽいのは僕たちだったと思うし、そのスタイルは変えたくない、ロックであることはブレさせたくないところはありますね。

Atsushi:ロックであることが最低条件なんですよね…ちょっとイナたいっすね(笑)。

──うわっ、それ、見出し決定ですね(笑)。

Atsushi:でも、ホントに仲良いバンドとやるようになって凄いリズムとかを気にするようになったんですけど、で、あるから故に自分たちはロック・バンドだっていうことを認識するようになりましたね。

Riku:元々ロックってのは一番自由度の高い音楽じゃないですか? 何を取り入れても良いと思ってて、取り入れすぎて「それってロックじゃないんじゃない?」って言われたらそれこそロックだと。今の時代、ロックってスリー・コードでストレートなものだったりとか限定しちゃってると思うんですよ。そうじゃなくって僕の好きだった昔のロック、例えばレッド・ツェッペリンみたいにハードロック・バンドなのにヒップホップやファンクのリズムを取り入れたりしてるようなロックをやりたいんですよね。元々ロックは雑食性の高いものだから、それをコンセプトにしてるところはありますね。

──あと、聴いてて感じるのはスリー・ピースなのに音が分厚いですよね。

Riku:それ、嬉しいっすね。

──やっぱり意識はしてます?

Riku:してますね。スリー・ピースってやっぱりシンプルになりがちじゃないですか? そうじゃなくって、僕がスリー・ピースを好きなのは例えばポリスみたいにスリー・ピースっぽくない音を出すバンドで、僕たちがやるんだったら所謂スリー・ピースっぽいバンドにしたくないなって。


Fed MUSICとしての野望は…公開勧誘!?

──アルバムの録り自体はいつ頃だったんですか?

Atsushi:細かい仕上げは“FIVE ON THE MOVE TOUR”が終わってからですね。

Riku:だからホント、かなりタイトでしたね。

──ツアー中はライヴに集中してたとか?

Riku:ただ、僕はツアー中によく曲が出来るんですよ。特に移動中に車の中とか。今回のアルバムの「fly to far」とか「rewind song」とかはまさにそうで。

──それは何か移動中の景観とかその時々の雰囲気とか、そんなところに感化されるんですかね?

Riku:多分スピード感だと思うんですよ。凄い速いものに乗ってると出来易いとか。更にその時に音楽とか聴いてるとその時の連鎖反応で。

──じゃあ、音楽を聴きながら曲が浮かぶってことは何かしら元ネタ風な曲があったりとか?

Riku:いや、それが判らないんですよね。まぁ何かしらインスパイアされた曲はあるかもしれないんだけど、普段聴いてる曲がごちゃ混ぜになったりして浮かぶんでしょうね。このバンドのこういう曲を作りたいって意識して作ったりすることもあったんですが、全く違った曲が出来たり…そういうところが作曲してて面白いとこだったりしますね。

──でも、先日のSHELTERでも感じましたがやっぱりライヴが映えるというか…ライヴ・バンドですよね。

Riku:ハハハ、ありがとうございます。

Atsushi:だいぶ、ライヴ・バンドです。

──ダジャレ!? それはさておき、曲を作る時からやっぱりライヴを意識して作ったりするんですか?

Riku:前はそうでもなかったんですけどね、今は結構想定して作ったりしますね。例えば「Let Me Go」とかは完全にライヴを意識して作りました。昔は黙って聴いてて貰って構わない感じで曲作りしてましたけど、レーベルを移籍してお客さんが盛り上がる姿を見て、お客さんを盛り上がらせる楽しさを知ったっていうか。

──極端な話、MからSに変わったって感じ?

Riku:(笑)そうですね。ただ昔は昔で暗めの曲も多くって、それもどっちかって言うとS、“黙って聴け!”って感じでしたからね。スタンス的には変わってないんですけど、アプローチが変わってきたって感じですね。

Atsushi:お客さんを巻き込みながらライヴするってのを覚えました。

──今回のアルバムは完全に3人で?

Riku:そうですね。

──ミニ・アルバムの時は、先日のSHELTERにも飛び入り参加したレイ・マストロジョバンニさんをピアノに迎えたりしてましたよね。

Riku:今回はピアノも自分で弾いたりして。次のアルバムはアコースティック・ライヴでもお馴染みの福井くんをゲストに迎えてギターを弾いてもらおうかと。

──え? それはアコースティック・アルバムってことですか?

Riku:いや、どっちでも。

──あれ? ってことは、4人になるってことですか?

Riku:全く無くはないですよ。福井くんがホントに良いギタリストですから。もうスリー・ピースでは散々曲を作ってきたし、また1人入ることによって、Fed MUSICは進化するでしょうからね。まぁ、そういった考えもありますが、ずっとスリー・ピースでやってきたからみんなどう思うんだろう? なんて考えもありますけどね。

Atsushi:なってみたらどうなるんだろう?的な。っていうか、4人になるって言うよりも福井くんを入れるか入れないかって感じですよ。逆に福井くんじゃなかったら3人でも良いか、みたいな感じで。

Riku:遠回しな福井くんへのラヴ・コールですよ。

Atsushi:福井くんはこのRooftopを読んだらすぐさま返事を下さいって感じで。

一同:(笑)


愛すべきSHELTERでの思い出、そして提言。

──そしていよいよツアーですが。

Riku:その前に“SHELTER TOURS”に出させて貰います!

Atsushi:昨年に引き続き、あざーっす。

──いやいや、こちらこそ恐縮です。

Akimoto:VOLA&THE ORIENTAL MACHINEとの対バンが楽しみで。アヒトさん、大ファンなんですよ。

Riku:カッコいいですよね。ギターもdownyの青木さんですし。

──関東ツアーにはレイ・マストロジョバンニも参戦ってことで…SHELTERの再現ってことも?(先日の自主企画でアンコールで共演)

Riku:いやいや、それは当日までのお楽しみってことで。

Atsushi:もちろん全箇所やります。

──宣言ですか?

Riku:福井くんも呼ぶか?

Akimoto:でも、お金が…。

Riku:ちっちぇーなー。

──そしてファイナルは、SHELTER 2DAYSです。

Riku:初です。

Atsushi:初日はヤバいっすよ。

Riku:祭りっすね。全て仲良いバンドで。

──2日目はまだシークレットってことで?

Riku:これまたヤバいっすよ。

Atsushi:乞うご期待ってことで。

──先日の企画もそうですし、“TOURS”も出て貰いますし、ファイナル2DAYSもそうですし、皆さんにとってSHELTERとは? ってとこを聞かせて下さい。

Atsushi:学生の時に凄いノルマ払ったハコ。

一同:(笑)

──それって昼の部?

Atsushi:そう、オーディション。以上。

──あれっ、それだけっすか?

Atsushi:いやぁ、ありすぎてね。

Riku:俺はそうだな〜、もう1つの家です…なんて言ったらカッコいいかな?

──店長も同級生ですしね。

Riku:ハハハ。でもホントは旧ロフトに僕は出たことあって、その雰囲気が異質すぎて、それと似てる雰囲気を醸し出してる唯一のハコがSHELTERかなって。今でもSHELTERで何かやる時はその雰囲気を味わえるし、特別なことをやってるんだなって感じがします。

Akimoto:僕は東京に遊びに来て初めて行ったライヴハウスで、今でもライヴで緊張するハコですね。ただ先日、僕らのライヴが某民放テレビ局で紹介された時にSHELTERの店員さんがコメントしてて、“ヴォーカルがイケメンで、ベースがモノマネが上手くて面白いバンドです”って、僕はどこに行ったんだ!? って感じですが。

一同:最後まで影薄いな(爆)。


I call your name

1st FULL ALBUM
I call your name

Niw! Records NIW-027
2,625yen (tax in)
11.02 IN STORES
★amazonで購入する
★iTunes Storeで購入する(PC ONLY) icon

Live info.

Fed MUSIC“I call your name”RELEASE tour
11月8日(木)滋賀B-FLAT
w) Riddim Saunter / THREE FiZZ / Mosh Pit
11月18日(日)仙台MACANA
w) he / anyfordelight / under the yaku cedar / SQUARE ROUTE / LOW LIGHT LAMP / SEASONS SNAP
11月23日(祝・金)長野J
w) ala / bubblesweet / DJ和田孝浩 / and more...
11月25日(日)新潟CLUB JUNK BOX mini
w) asphalt frustration / Gnashtone / THE HILLS / and more...
11月30日(金)宇都宮HEAVEN'S ROCK
w) asphalt frustration / susquatch / Rei Mastrogiovanni / BREAKING FIRST ENTERTAINER
12月1日(土)水戸SONIC
w) asphalt frustration / Rei Mastrogiovanni /Alice Tea Party / coral reef
12月2日(日)千葉LIVE SPOT LOOK
w) Rei Mastrogiovanni / 気圧53 / and more...
12月6日(木)岡山PEPPER LAND
w) maegashira (広島) /RUFUS (京都) / and more...
12月7日(金)広島ナミキジャンクション
w) maegashira (広島) /and more...
12月9日(日)神戸STAR CLUB
w) maegashira (広島) / RUFUS (京都)

Fed MUSIC“I call your name”RELEASE tour FINAL part1
12月15日(土)下北沢SHELTER
w) asphalt frustration / enie meenie / maegashira (広島)

Fed MUSIC“I call your name”RELEASE tour FINAL part2
12月16日(日)下北沢SHELTER
w) スペシャルゲスト(2マン)
Riddim Saunter「Think, Lad & Lass」RELEASE tour
11月9日(金)大阪 Shangri-La
w) Riddim Saunter / WEDNESDAY
11月10日(土)名古屋 APOLLO THEATER
w) Riddim Saunter / CUBISMO GRAFICO FIVE

Radio Beach Presents SUNSET RIDING vol.6
11月17日(土)秋田Club SWINDLE
w) Radio Beach / he / home / FIVETrigger / 鴉

Fed MUSIC official website
http://www.fedmusic.jp/



posted by Rooftop at 14:00 | TrackBack(0) | バックナンバー

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