
Rooftopの企画で10月1日と2日に新宿LOFTで行なったイベントに御来場&かかわっていただいた皆様、スタッフの皆様ありがとうございました

その場にいた方々が楽しんでくれていたようでホッと一安心です。
実際のところ、LOFTでイベントをやらないかと話をもらったのは春ぐらいだったかな。1日はRooftopで連載している3バンドだったので早い時期にだいたいは決まっていたのですが、私のほうがまったく決まらず…。日にちを返したいと思ったりもしましたが、Rooftopのやまだと言ったらこのバンドだろうというところのみでワガママ放題に声をかけてOKしてくれた4バンドです。もちろん、かけれなかったバンドさんもまだまだいます。両日とも、しいなさんとやまだのカラーがパキッと出てましたねー。
出演順は、対談をした日にみんなで決めたものです。私としては、誰がトリでも良いと思ったし、だから誰が1番でも良かった、というのは文句なく盛り上がるだろうと思っていたので出演順を決めれずにいたんです。で、対談 の日に「決められないからくじ引きにしましょっかー」と言ったら(この決め方もすごいな)、主催者の言葉を全く無視していつの間にか話し合いが始まっていて、あれよあれよという間にマッチーがライブステージのトリに。そして、ガルハンが2番目を獲得し、planeが1番。みなさん、満場一致の出演順となり、ホッと一安心

というわけで1番目に登場したのはplane。関東のライブは半年ぶりということで、メンバーはもちろんお客さんの気合いも相当のもの。1曲目は『はなればなれ』。planeのライブは実はようやく見ることができたという状態だったんですが、CDとはやっぱり全然違いますねー。もっともっと内に秘めた炎をじっくり燃やすようなライブかと思ってましたが、いきなりガツンと盛大な花火が上がりました。8月にリリースした『花火』がすごく好きで、ライブで聴きながらやっぱりいい曲だなーと。後半の『花火』から『炭酸少年』の流れがすごくよかったです。ベースの木田くんの笑顔に終始やられっぱなしだったのと、ボーカル菊地くんが歌っている時の綺麗で透き通った目に釘付けでした。
2番目はザ・ガールハント。1曲目は『リサイクル』。「曲の途中で拍子が変わるんだよ!」といつだかのインタビューで言われても、全く気づいてなかったあの曲。今となっては、拍子が変わってることにも気づいてますが、そんなこともあったなーと思いながら聴いてました。ガルハンはスタートから元気いっぱいでした。しかも、MCも絶好調!時折、この人たちはなんでこんなにしゃべれるんだろうとふと思う日があるぐらい、喋る喋る喋る。そして歌う。また喋る。一気に演奏された最後5曲(全部で10曲やったのだ)、『セカハー』から『アカゲラ』では、汗だくで大暴れしているステージを見て、ガルハンはいいなー、楽しいなーって思いました。すっごく嫌なことがあってもガルハンのライブを見たら、元気もらえるんだろうなって思ったのは嘘ではありません。
3番目は町田バンド。ライブステージはマッチーがトリ。スクリーンが上がると同時に「ライブハウス武道館へようこそ!」と言ってましたが、このセリフがBOφWYだと気づくのに、お客さんは相当時間がかかったようで…というか、あまり気づいてなかったんじゃないかと思います(笑)。目の下に黒いメイクをしたメンバーが登場。この日は4人編成で、マッチー、PK(ドラム)、吉澤さん(キーボード)、横チン(ベース)。1曲目何だろうってワクワクしてたら、そのまま「ニューヨーク!」って歌い始め(私もあんまり詳しくないからよくわからない…)、ようやく本当の1曲目『拝啓ロックンロール』が。マッチーはやっぱりすごい。ライブに迫力がある。何にも飾ってない(と私は思ってる)からこそわき出てくる歌とか気持ちとかがストレートにぶつかってくる。お客さんは拳を振り上げ、全身で受け止めようとする。私が一番好きな『絶望ファンクラブ』も聴けて満足満足。最後、ステージから降りての(予想通り?/笑)、『歌舞伎町へようこそ』ではみんな手拍子しながら楽しそうに聴いてました。そういえばメンバー紹介で、BOφWYにかけて、ドラムのPKを「ドラム!高橋まこと!」ってマッチーが言ってたけど、会場に「あの人は高橋さんなのねー」みたいな、特に疑うこともない空気が流れていたのには笑ったなー。
「マッチーの後はやりたくない!」と対談の時に他の2バンドが言ってましたが、確かにこの順番で良かったのかも(笑)。
最後はバーステージに移動してoverall+。何度も書いてますが、初めてoverall+を見たのがアコースティックで、このライブにすごく感動したので、今回もアコースティックが聴きたくてバーステージになりました。ライブホールのお客さんがある程度移動しきってからのスタート。1曲目は『1時』…いきなりバンド形態!…アレ?アコは?と思ったら、トーテムさんがアコギに持ち替えて、2曲、3曲目、、、そして『サイレン』もアコで始めたと思ったら、他のメンバーは完全にバンドバージョンでの演奏準備万全(笑)。ということで、ここからバンドで聴かせてくれました。6曲が演奏されましたが、アコースティックもバンドバージョンも両方聴けて、これってライブホールだったらきっとバンド形態だけたったから、やっぱりバーホールでお願いしてよかったのかも。overall+は、トーテムさんの歌声と、吉田さんのコーラスがとにかく魅力的。いつの間にか吸い込まれてしまう。素敵なバンドに出会えたなって思いました。
という4バンド。どのバンドも自分たちの演奏でここがミスったとか、そういうのじゃなくて、とにかく他のバンドに負けちゃいられん!とばかりの勢いでライブに挑んでいたからなのか、結果、それぞれの気持ちが充分に伝わってくるライブだったように思います。ホントにどのバンドが一番良かったとかじゃなくて、全バンド本当に良かった。だから、余計に終わったときに私にも充実感があったのかもしれません。
打ちあげは気づいたら朝になってました。ガルハンが考案したオリジナルカクテル『オ・キーラ』を打ちあげで飲みましたが、うちの編集長含め、多くの人がテキーラの威力にやられてました。その後、何人がお酒を飲むのを自粛したことか…(笑)。ガルハンのマスくんなんか自分たちで考えた飲み物でありながら、「かなり回るよ、これ」と言われてました(笑)。
Rooftop企画に、ご来場頂いた皆様、スタッフの皆様ありがとうございました☆32年目のスタートをこんなに多くの方とお祝いができて幸せです。2日間Rooftopのバックナンバーを大量にTAKE FREEにして、イベントが終わった頃にはほとんどがなくなっていて、嬉しいなって思いました。(Rooftop:やまだ)