センチライン枝松直紀(Vocal/Guitar)× ソウル・フラワー・ユニオン奥野真哉 ほのぼの対談!
8月8日にニューミニアルバム『Think』をリリースしたセンチライン。8月号のメンバー全員へのインタビューに続き、今月号では『Think』に挿入されている『雨色列車』(M-4)に、オルガンで参加している奥野真哉さん(ソウル・フラワー・ユニオン)を迎えての対談。
センチラインの楽曲に奥野さんが参加するきっかけは、センチラインのスタッフが以前ソウル・フラワー・ユニオンの販促業務を担当していたことと、キーボーディストとして奥野さんのグルーブやフレーズ、人柄にリスペクトしていたこと。その後センチラインと出会い、枝松直紀(Vocal/Guitar)から生まれるメロディーやグルーブ、人柄に惹かれた。そこで、アーティスト同士がひとつの作品を一緒に作ることにより、何か新しいものが生まれるのではないかということで、奥野さんにお願いすることとなった。
センチラインにとっては、初めてのゲスト・ミュージシャンを招いてのレコーディング。その中で彼らは急激に成長を遂げた。(text:やまだともこ)
コードが難しかった『雨色列車』
奥野:俺のこと知らんかったよね? なんやの、こいつ? って思ってたよね(笑)?
枝松:(苦笑)いや、そこまでは思ってないですよ。名前はもちろん知ってましたけど、ちゃんとCDを買ってというのはなかったです。スタッフから「奥野さんがキーボードを弾いてくれはるから!」っていう話でした。
奥野:そこありきの話だったんだね。とんでもないのが来たらどうしよう! って思わなかった?
枝松:その辺はスタッフを信頼しているので。初めてメンバー以外の方とやったというのもあって、すごく楽しみにしていたんです。レコーディングの時に奥野さんが向かいのオルガンに座って「せーの」でやる感じは、高校でコピーバンドを組んで音を合わせていた時の楽しさが蘇ったんです。今でももちろんありますけど奥野さんが加わったことで、より新鮮な感じになってすごくいいなって思いました。
奥野:一緒にやった『雨色列車』は、バンドでは何度もリハをやっているでしょ。俺らもそうだけど、違う人が入ると自分らも違う曲をやってる感覚になってそういうのがすごく楽しいんだよね。
枝松:キーボードとかオルガンとか今までも入ってたけど、今回「こうしたい」と思っていたままを出していただいたのが嬉しかった。そういうの!そういうの!って。
奥野:この曲はコードが難しいよね(笑)。
枝松:「コード合ってる?」って何度も聞いてましたもんね(笑)。
奥野:ギターで弾いてるからわからないかもしれないけど、コードネームにしたら4つぐらい数字がついてるような感じなんだよ。
枝松:だから指ではわかってるけど、コードの名前を知らないっていうのが多いんですよ。
奥野:そういうのがバンドのおもしろみかもしれんな。コード決めてやるんじゃなくて、鳴ってる響きでフレーズ作っていくんでしょ。河相くんは変なフレーズ弾くもんね。
枝松:理論的じゃないところで弾いてますからね。奥野さんとしては「コード間違ってんじゃねーの?」みたいな感じやったんですか?
奥野:こんな感じなのかなって頭で鳴ってる音を弾くと気持ち悪かったから、さてどうしたもんかなって(笑)。
枝松:(笑)響きでは良いと思っているんですけど、間違ってるとか合ってるとかになると詳しくわからないんです。
人間やればなんでもできるんやな(笑)
スタッフ:もともとは奥野さんも枝松君もプレイヤーとしてやり始めたきっかけがギターなんですよね。
枝松:奥野さんが最初に楽器を始めたのはギターだったんですか?
奥野:そうね。ちっちゃいときに半年ぐらいピアノを習わされていたんだけど、すごく嫌な先生でピアノが大嫌いになっちゃって音楽が嫌いになっちゃった。よっぽどヒドイ先生やったんやなーって。
枝松:僕、英語が嫌いなんですけど、それも先生が嫌やった。
奥野:そんなもんよね。俺の中でトラウマになっているというか、音楽ってこんな楽しいものやのに、ひとつ間違えばこんなに嫌いにさせられるんやって。今でも、その先生を反面教師にしてる。しばらくして、中学の先輩でもあるSxOxBのTOTTSUANがパンクとか教えてくれて、そこから音楽が好きになった。当時フォーク・ブームで、学校でフォーク・ギターを弾いて、周りで女の子が見てる世界。俺も何回かチャレンジしたけど無理やった(苦笑)。それでパンクとかのほうに行ってんけど、当時中学の女の子の感性からしたらザ・スペシャルズとかは気持ち悪い音楽って捉えられていて、どっちかって言ったら俺はイタイ中学生やった(笑)。俺は主流に対する反抗心みたいなものが芽生えていて、オリジナルでがんばりたいってその時から思っていたから自分で曲を作ってたよ。『寄生虫』っていう曲が俺のオリジナルの第1作目。『寄生虫』は校内で売ってたりして、校内で販売することがすごいダメだったからすごく問題になったんだけどね。枝松君は今でもギターを弾いているよね?
枝松:弾いてますよ。小6ぐらいから始めたんです。そのころ周りはギターを弾くことが認知されていなかったから1人で弾いてました。でも当時からギタリストになるとは思ってたんです。真剣に活動してたわけではないけど、ギターはずっと好きで弾いてたから中学生ぐらいの時にはそう思ってました。歌を歌い始めたのは大学に入ってからです。
奥野:それまで音楽は続いてやってた感じなの?
枝松:そうですね。中学だと、まわりにギター人口が少なくて目立つから、いい気になってました(笑)。ハードロックをかっこいいと思ったのが、お笑い番組の最後に流れる『スモーク・オン・ザ・ウォーター』を聴いてめっちゃかっこいいってCDを手に入れて、聴いているうちにツェッペリンと出会ってハマりました。ギターばっかり弾いてましたよ。
奥野:俺はハードロックとか好きじゃなかってんけど、高校の時に付き合った子がリッチー・ブラックモアが大好きで、「レインボーの『スポットライト・キッド』のギター・ソロを弾けたらやらせてあげる」って言われて、一番練習したかもしれない(笑)。結局弾けなかったけどやっちゃった(苦笑)。中学出るまではプロレスラーになろうと思ってた。高校を決める時に親に志望校を伝えてなくて、「中学出たら全日本プロレスに入ろうと思う」って三者面談で言ったらオヤジが切れて「俺を倒してから決めろ」って(笑)。喧嘩が強いオヤジだったので挫折しましたね(笑)。その頃パンクに出会ってたけど、音楽でやっていくとは思っていなくて、高校もバンドはやってたけど遊びやったしね。真剣にやり始めたのはニューエスト・モデルに入り始めてからかな。それまでええ加減な生き方してきたからな。人間やればなんでもできるんやなって(笑)。
バンドは信頼関係で成り立つもの
スタッフ:お互いオリジナルを始めたのは大学に入ってからなんですよね。
奥野:中退してるんやって? 俺は付属から行って中退した。理工学部とか行ってバンドやるって言うから親にとったらとんでもない。金返せって言われた。親は理解あったの?
枝松:自由にやれよーって最初は言ってたんですけど、やっぱりどうすんねんっていう話になって、最近は説得しました。でも元はと言えば、オヤジが俺にギターを与えたのが原因だと思うんですよ(笑)。オヤジもそこまではまると思ってなかったんでしょうね。ここまでやるとは思ってなかったっていうのがあるんじゃないかな。
奥野:でもオヤジさんにとっては見直した感じがあるんちゃう?
枝松:もっと見直してもらえるようにがんばらないとですけどね。
奥野:俺は親戚にベースをやってるやつがおって、デビュー決まって上京したんだけど、解散して戻ってきたりしてるの。その人を例に出されるのよね。「大学辞めて音楽やる」って言ったら、「○○ちゃんを見てみなさい! 大変やないの」って。何であんなやつおったんやろうってちょっと恨んだけど(笑)。
枝松:うちの家系にはそういう人がいないから、今すごく僕は異端児なんです。
奥野:注目度ナンバー1や(笑)。
枝松:(笑)よく見ればそうなんですけど。
奥野:音楽は就職してるわけやないからな。続けていくためにがんばっているのを見てもらうしかない。
枝松:いいもん作って元気にやれてますよ、っていうのを親に見せていれば安心できると思うんですけどね。
奥野:いいマスタリング(レコーディング)最終作業やなってわかる親やったらいいけど(笑)、そんなんじゃないやん。テレビ出てるとか雑誌載ってるとかそういう話やろ?
枝松:それがわかんないのに、ダメ出しはしてくるんですよ。「お前の楽曲には和の要素がない! 津軽三味線とか入れろ!」って(笑)。
奥野:それ趣味やんな(笑)。メンバーは大学の時に集まったの?
枝松:はい。とにかく俺がオリジナル・バンドを早く組みたくて、同じクラブの友達から気の合いそうなやつを集めた感じです。
奥野:仲はいい?
枝松:大学時代ほど遊んだりはしないですけど、悪くはないですね。
奥野:バンドは大勢でひとつのものを作るから、どこで妥協するかだと思うねんけど、妥協を妥協と思わない気の持ち方…自分のやりたいことを我慢するじゃなくて、他人のいいところを自分に取り込むって見方を変えないと、絶対崩れていくから。1人以外で作るというのはけっこう大変やね。
枝松:最近、今おっしゃったようなことがわかりかけているんです。昔とはメンバーに対する見方も変わってきているし、最初は俺がやるって感じだったけど、最近はいいところを取り入れていいものを作り上げていくって、昔できんかったことやなと思って思います。
奥野:お互い信頼でき合う関係っていうのがいいよね。
スタッフ:中川さんの奥野さんに対するステージ上の信頼関係は以前に増してすごいですよね。
奥野:人間的にすっごい合わないんやけど(笑)、お互いそういう部分は知ってるというか、40も過ぎたら性格をがらっと変えるのは無理じゃない。でも何で繋がってるかと言えば、お互いミュージシャンとして尊敬し合ってる。こいつに歌わせたらすごいとか、ミュージシャンとして付き合えているというのは、20年やって分かり合えた。いろんなことあったけどね。人間、いい意味で距離を置くことが長続きの秘訣やと思う。あんまり干渉し合うと離れてくと思う。ミュージシャンってみんな我が強いわけやん。それで人間として付き合って、いいもの作っていくというのは、関係も新しいものを作っていかないとダメだし。でも、同年代だったらやりやすいんちゃう?
枝松:同じように成長しているなっていうのはわかるから、差はあるにしろ同じ尺度で成長していけてるっていうのはわかりやすいかもしれない。
奥野:人それぞれどう感じるかわからへんけど、メンバー同士で喋らなくなるというのは避けた方がいいよ。お互い何を考えてるか理解し合っとくっというのは大事かな、今思えば。 スタッフ:奥野さんは自分のバンド以外にも、いろんなバンドで弾いてますしね。
奥野:バンドをやっていて良かったと思いますよ。レコーディングとか、どんな現場でも一時的にそこのメンバーになれる。時々全然違う現場とかあるけど(笑)。どう考えても俺のプレーを知らずに呼んでるやろっていうのがたまにありますね(笑)。「もうちょっとモーツアルトみたいに弾いてくれないかな」って。でも、ポリシーとしてスケジュールさえあえばどの仕事も断らないって思っているから。バンドをやってキーボードを始めてるし、スタジオ・ミュージシャンみたいな人もおるわけだけど、技術というのは誰でもやっていたらついてくるものやから、センスとかアイディアが一番大事なのかなって思いますよ。もうひとつは人間関係。人間関係を広げるのは、ツアー回っていろんな人と出会うわけで、どんどん知ってもらうこと。いろんな刺激を受けると思うし。出会って知っていけば知っていくほど面白いからね。
枝松:興味がなかったわけじゃないけど、ふさいでいた時期があったんです。でも、今は人に興味があるというか、人間っておもしろいなって思えるようになった。人の体の中にすさまじい量の歴史が詰まっていて、そういうのを考えると人間ってすごいなって。ジョン・レノン・ミュージアムにも行って、ジョンは素晴らしいって改めて感じましたね。
奥野:ジョン・レノンとかボブ・ディランとか友達だったら絶対やなやつだと思う。音楽を聴いて発言を読んだり映像見てる分にはすごいと思うけど、絶対友達にはなりたくない人だと思う。だいたい人間はうまいことなってないと思うよ(笑)。
枝松:それ言われてちょっと納得できた部分がある(笑)。
奥野:持論やけどボーカリストはやなやつでいいと思う。自分自身を一番出す職業だと思うから、他人にどう思われようが関係ないぐらいのパワーがないと魅力が出ていかないと思うし、悪い人になれとは言わないけど、ちょっと癖がある方が面白い。
ライブを見て、わけもわからず涙が出た
スタッフ:センチラインとのレコーディングはどうでした?
奥野:もっとこうしてほしいていうこだわりを持ってるのは最近の若い子に多いのかな。それが面白いと思った。まあ俺が素晴らしいプレイをしすぎたから、そんなに注文もなかったかな(笑)。
枝松:おっしゃるとおりでございます(笑)。1箇所ぐらい訂正させていただいたぐらいです。ここまでで音を切って、一瞬だけドラム・ソロになってまた次に入るというところだったんですけど。
奥野:そのどうでもいいようなところなんだけど(笑)。
枝松:(笑)そこで3テイクぐらい奥野さんがのばしちゃうから…。
奥野:(笑)ほんまに3分間の集中力がないのよ。2分ちょいぐらいから違うこと考え始めちゃってる。俺も初めて出会って、河口湖までレコーディングに行かされたりしたけど面白かった。メロディーもすごいいいよね。胸キュンメロディーというか切ない系が大好きなので、もっとこの色を濃くしていってほしい。どっちかと言うと歌のメロディー中心でやってほしいなって思った。その方がセンチラインの色が出てくるんじゃないかな。
枝松:今後やっていく楽曲の中で、ギター以外にキーボードとかピアノとかオルガンの音が俺の中で絶対に入ってきてて、今必要不可欠なんですよ。全然弾けないですけど最近キーボードを買って、必要な部分だけ練習して録ってっていうやり方をしています。
奥野:こないだレコーディングしたバンドも、「このフレーズで弾いて欲しいんですよ」というのが打ち込みで、打ち込んでるからいいけど、めちゃめちゃ難しいのばっかり(笑)。
枝松:打ち込んでやってもうまくなれへんって自分でも思っていて、うまくなるにはちゃんと弾かなあかんのやってやってますけど。
奥野:キーボードうまくならなくていいよ。俺が弾くから。
枝松:ありがとうございます!お願いします!あと、できたらツアーも一緒に回りたいです。回りたいっておこがましいですけど。
奥野:でも、センチラインはシワもないし、みんな清潔だから(笑)。俺、バンドに入ってツアーするってあまりないんよ。途中でクビになるかもしれんな(笑)。
枝松:メンバーの誰かが「ついてかれへん」って辞めちゃうかもしれないですけど(笑)。ところでソウル・フラワー・ユニオンのライブに行かせて頂いたんですが、本当に良かったんです。ライブで泣いたことがないんですけど、初めて泣いてしまった。感動して泣いたというよりは…。
奥野:あわれで(笑)?
枝松:(笑)いやいや。ステージで演奏していて、お客さんが楽しそうに盛り上がっていて、“わけもわからず涙が出た”ってよく聞きますけど、そんなことないやろってずっと思っていたんです。でも、その言葉の意味ってどういう状態かわからないけど、とにかく感動して泣いたっていうことなんやなって初めて気づいて。なぜこんなに感動したのかがわからないですけど、幸福の涙が出ましたね。
奥野:音楽だと思いますよ。俺もそういうの何回かあったし。
枝松:すごく良かったっていうだけじゃ言い表せない。体で反応が出たって言うのが、自分の中で大きな事だったんです。
奥野:昔ミッシェル・ガン・エレファントを見に行った時に、泣くような曲じゃないのにお客さんの感じと音の感じがすごく嬉しくて涙が出てきたな。
枝松:あれは素晴らしい瞬間ですよね。
奥野:でも、もっと良かったライブって過去にあって、それはどんどん美化されてくから、あのライブは越えられへんなっていうのはあるけど、結局は越えてたりすると思うねんけど。
枝松:ソウル・フラワー・ユニオンのライブ・アルバムを聴くと、あのライブが蘇ってきて「ライブ行きたいな」って思う。
奥野:ファン獲得!(笑)この前フジ(・ロック・フェスティバル)でやったけど、何万人の人が自分と同じフリをしてるって感動する。ちいちゃいときから、いろんな日本のアーティストのフリ見たけど、今まで意味もなく好き嫌い思っていたいろんなことが、実は素敵なことやったんだなって思うようになってきた。そこにいる人が楽しければいいと思うんだけどね。あと、中学の時にクラッシュを見てかっこいいって思ったこととか、音楽やってる人ってかっこよくないとあかんと思う。かっこわるいバンドって、音がなんぼよくてもマイナスでしか聴けない。だから、かっこよくなってください。期待してます。
枝松:はい。がんばります!!
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Think
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Live info.
センチライン
2007 LIVE TOUR 『Think for You』
9.01(Sat)神戸 STAR CLUB
9.07(Fri)京都 MOJO
9.12(Wed)千葉 LOOK
9.13(Thu)水戸 LIGHT HOUSE
9.14(Fri)仙台 PARK SQUARE
9.18(Tue)新潟 JUNKBOX mini
9.21(Fri)名古屋 CLUB ROCK'N'ROLL
9.26(Wed)広島 NAMIKI JUNCTION
9.27(Thu)岡山 PEPPER LAND
9.28(Fri)松山 SALON KITTY
10.01(Mon)福岡DRUM Be-1
10.05(Fri)東京 Shibuya O-Crest
11.10(Sat)大阪 LIVE SQUARE 2nd LINE
2007 LIVE TOUR 『Think for You』ファイナル[ワンマン]
ソウルフラワー・ユニオン
『基地いらない! もっとおっぱい』ツアー
9.23(Sun)大阪 心斎橋クラブクアトロ
9.29(Sat)東京 LIQUIDROOM ebisu
9.30(Sun)埼玉 HEAVEN'S ROCK さいたま新都心VJ-3
センチライン OFFICIAL WEB SITE
http://www.sentiline.net/
SOUL FLOWER UNION OFFICIAL WEB SITE
http://www.breast.co.jp/soulflower/