ギター 今月のRooftop

monobright('10年10月号)

monobright

“DO10!!”攻約宣言後半戦突入!!
変化と進化を遂げた冒険者たちの未知への挑戦


 現在、“DO10!!”というプロジェクトを打ち出して活動中のmonobright。“DO10!!”とは“怒濤”という意味があり、今後のスケジュールプランを今年2月にドドーンと発表した。現在中盤まで来ているこのプロジェクトだが、今回リリースされる3rd.アルバム『ADVENTURE』のタイミングで4th.アルバムのダイジェスト盤の限定配布が予定されていたり、4th.アルバムを引っさげてのツアーを来年夏に開催することが発表されていたりと、リスナーにとってはこれだけのスケジュールが見えているというのは嬉しいことだが、やる側に対してはMUCHAしてるなと思わざるをえない。しかし、こちらの想像とは裏腹に、この“DO10!!”攻約宣言は、かなり順調に進んでいるのだそう。日々レコーディングやライヴや曲作りを立て続けに行ない、ツライですと言いながらげっそりしている様を想像していたのに、インタビュー時にお会いした彼らは「この活動スタイルはすごくバランスが良い」と言うほど、バンドとしても自分にとっても良い状態を保っているのだ。そんな彼らから生まれた作品だからこそ、今回の『ADVENTURE』はキラキラとしていて、変化と進化と曲が進むたびに驚きを与える作品となった。
 今回のアルバムには未収録だが、来年春公開予定の映画の主題歌にも大抜擢され、踏み固められた地面を今飛び立とうとするところまでやってきた。これからの活躍に大いに期待ができる。ぜひ、今のmonobrightを知ってもらいたい。(interview:やまだともこ)


真のバンド力の提示

──9月号のインタビューでも少しだけお話させて頂きましたが、改めて思うのは皆さんが掲げた“怒涛/驚愕 DO10!!”攻約宣言は本当にMUCHAなことやるなと。

桃野陽介(Vo,Gt&Key):今年の僕の誕生日に宣言したんですけど、小さい時に描いていた2010年って『鉄腕アトム』や『火の鳥(未来編)』に出てくるような、車が空を飛んでいたり全体的に丸い形のビルが多めみたいな世界を想像していたんです。でも、いざ2010年になったら思い描いていた世界とは裏腹に丸い形のビルもないし、普通に時代が流れていて、せめてmonobrightは進化を見せたいと思ったんです。そこで、僕らが今までやってなかったことを今年はどんどんやっていこうと、今後のスケジュールプランを発表することにしました。活動が丸見えのバンドってあんまりいないですからね。

出口博之(Ba):普通はやらないよ。

──私も初めて聞きました。

桃野:ですよね(笑)。まずそこから始まって、曲に関しても今までやってないことをどんどんやっていこうというのがきっかけです。

──スケジュールを丸見えにするのは、バンドの決意表明という意味もあったんですか?

桃野:実験というか、音楽で何でもやりたいと思っていたので、やりたいことのひとつとして考えたんです。スケジュールを発表することで、聴いてくれる人に次はこういう感じでこんな曲が出来上がるのかなという予想を付けられると思うんですけど、それを上回るような楽曲だったり、良い意味で裏切る事が出来たり、ライヴ展開をしたいなということです。予想を上回る何かを出せるのが真のバンド力だと思っていますから。

──このプランのアイディアを桃野さんが提示した時、皆さんはどう思いました?

出口:やるなら振り切ったことをやりたいと思っていたので、この4人でバンドをやるために東京に出てきたんだと再確認もできたし、おもしろそうだからやろうかという感じでした。

──でも、今年に入ってシングルが3枚、今回のアルバム『ADVENTURE』があって、『ADVENTURE』と同時に次の4th.アルバムのダイジェスト盤を限定で配布するって、相当な曲数を書いていかないと間に合わないですよね?

桃野:多いですよね。今までは1年で20曲ぐらいでしたけど、今年は30曲近くレコーディングしています。今もレコーディングの最中ですし。

松下省伍(Gt):貯め曲を使わないでやろうという企画なので、リアレンジした曲は次に入りますけど、基本的には今年ゼロから作って形にするという。

──…やっぱりすごいプランを立てちゃいましたね(苦笑)。

桃野:昨日も思ったんですけど、やってる自分たちがだんだんおかしくなってくるんです(笑)。何をやっているのか、真ん中にいるとよくわからない。台風の目みたいで、意外と大丈夫な気がするんです。

──曲を作るスピードも相当な早さだと思いますが。

桃野:ツアー中も宿泊先のホテルで曲を作ったりが必要になってきますね。でも、ムダな曲をあまり作らないので、その辺は順調に進んでます。改めてスケジュールを見せられた時に、こんなスケジュール立てちゃってどうなるのかなと思ったこともありますけど、やってみるとむしろ巻くぐらいのスピード感があって。もちろん曲をないがしろにもしてないし、アレンジもちゃんと考えられるし、時間もあるなと思います。

──ここまでキッチリとした締め切りがあったほうがやりやすいってことですか?

桃野:やりやすいですけど、締め切りをあまり気にしてなくても、もともと曲を作るペースが速かったのかもしれません。そう考えるとスタッフのほうが大変なんじゃないかと思う。よくこの話に乗ってくれたなと思いますし、やらせてくれるからにはとことんやっちゃおうと思っています

出口:時間軸でこういう間隔でリリースしていこうというプランはありましたけど、アルバム先行シングル『雨にうたえば』は当初9月15日がリリース予定でしたが、すごく良い形でできて早く出せないかと1週間前倒しでリリースさせてもらったんです。締め切りは絶対に守らなきゃいけないですけど、締め切りに追われて焦って作っているわけでもなくて、バンドの状態がすごく良かったりするんです。

──気持ちに余裕が出来てる、と?

出口:はい。パツパツでやってるわけでもないですから。タイトではありますけど、そのバランスだったりが良い状態です。

──曲はリリースに向けて作って、次のリリースに合わせてまた曲を作ってという感じなんですか? それとも最近作った曲から、シングルにはこれが合うからこれにしようみたいな感じですか?

桃野:作りながらです。“DO10!!”のプランを立てて最初にリリースしたシングルの『英雄ノヴァ』は、あらかじめこれを出そうというのはあったんですけど、それ以降は全く決まってなくて何を入れるかは出来だったりアレンジだったりで決めています。

──ここ最近リリースされたシングルの『JOYJOYエクスペリエンス』ではストリングスを起用し、『孤独の太陽』は力強いリズムで希望を照らし出すメッセージ・ソング、『英雄ノヴァ』では畳みかけるリフで聴かせ、じっくりと聴かせる『雨にうたえば』など、それぞれバラバラの個性を持った曲となってましたよね。

出口:“DO10!!”をやってるからこそ、同じにしちゃダメというか。そういうプレッシャーは感じていますし、自分たちでそれを越えたい。絶対にクオリティーを落とさないし、新しいものを常にやっていこうと思っています。

──桃野さんが曲を持ってきてから、アレンジで変わっていく感じなんですか?

桃野:『雨にうたえば』はアレンジでだいたい変わりました。もともとはギターサウンドでスタンダードな歌モノを作っていたんですけど、何かしらの変化を付けたいと思い、それこそ鍵盤でやろうとか打ち込みっぽくしようとか変化に執着してますね。

松下:桃野がキーボードを弾くことが多かったり、リズム隊が今までの概念にないことをやったり、そこに合わせて僕は乗っかる。そっちができてから作戦を考えるというか、そういうのも含めて4人の音が機能的に働くようにというか、隙なくムダがなく聴こえるように、わかりやすいアレンジを話し合って。僕のパートだから僕が考えるとかでもなくて、どう聴こえる? とかみんなで意見を出し合って作っていきました。

──4人でディスカッションすることが多かったということですか?

桃野:そうですね。イメージというか意思の統一というか、そういうのは今まで以上に重要になってくるし、今回の宣言もあって集中していたところはありますね。ムダなくやりたいというか、やりきりたいというか。そのためには言わなきゃいけないところはどんどん言ってみんなで作っていきました。



エネルギーは誰にも負けていない

──今作は、これまでに築いてきたものを一度捨てて新しくやったことが多かったそうですが、具体的にどんなことなんですか?

桃野:曲の作り方からライヴのやり方から見せ方から、リセットしたに近いですね。こういう方向でやろうというものは昨年まででひとつ固まったものが出来ていて、そこからさらに新たなエネルギーを見せていきたいと思ったし、音楽はなんでもやりたいって思っているし、手を付けてないものからやっていこうかなっていうのがあったんです。

──決意新たにしなきゃって奮い立たせられたものって何だったんですか?

瀧谷翼(Dr):デビューして4年になるんですけど、毎年新人がどんどん出てくる中でこれまでと同じことをやっていたのでは進まない。新しいことをやっていかないと時代にもついていかないだろうし、やるからには上を目指していきたいという気持ちは強いです。

──今まで誰もやってなかったことをやろうという部分で、話題を作りたいというのもある?

桃野:話題性は常に考えているところなんですけど、何よりも新しいエネルギーが必要だと思っています。エネルギーはもちろん常に持ってますけど、デビューして3〜4年経つと新人と同じエネルギーだとしても新人のほうがエネルギーがあるように思われるし、そっちのほうが新鮮だし、だからこそ新鮮なものを僕らが見せなければその新人を打ち負かせないと思うんです。僕ら3〜4年のグループが同じテンションで見せたいなって思ったら、大胆なことをどんどんやっていけば一個エネルギーとして見せられるなと。

──デビューして4年って言ったらまだ若い感じがありますけどね。

桃野:でも、もう新人とは呼ばれないんですよ。3〜4年って長い目で見れば一部をやってるだけに過ぎないですけど、時代の流れも速いし、僕たち自身にも新しい風が必要だと思うんです。だから、いろいろと工夫していこう、今できる事があるならやっちゃおうという感じです。あとのことはこれから考えるとして、今が大事なんです。

──20代ならまだまだ如何様にも変化できますよ。30歳を越えるとなかなか変われないって言いますけど(苦笑)。

桃野:だから30歳になっても、エネルギーをどんどん見せていきたい。何十年と活動を続けていくと、ひとつのエネルギーが出来上がると思いますけど、音楽で何でもやりたいと思ったら何十年経っても足らないぐらいあるんですよ。その分、常に新鮮な気持ちで取り組んで行けるとは思っています。

──今回のアルバムもいろんなタイプの曲をやりたいというのがすごく出てましたよね。

桃野:完全に自分たちが今までやっていたもの以外というところで作りました。

──いろいろやったから、“冒険”という訳が出来る『ADVENTURE』というタイトルになったんですか?

桃野:いちいち何もやってないことをやろうと意識していたから、『雨にうたえば』ではシングルだけどボーナストラックを1曲目に入れたり、今まではアルバムのタイトルを『monobright one』『monobright two』って付けてましたけど、今回は『〜three』とせずに『ADVENTURE』というタイトルを付けてみようとか。見た目も歌詞の内容も楽曲も、新しいことを取り入れて行きました。

──今回も、まさかアルバムの8曲目にボーナストラック(『ポーツス』)が入るなんて思ってないですからね。しかも、ボーナス・トラックでなくても良いんじゃないかというぐらいの良い曲で。

桃野:良い曲をボーナス・トラックにしちゃったアルバムなんです(笑)。けっこうなダンス・ナンバーですよね。それが入らなかったら入らなかったで雰囲気が違うんですよ。もうちょいシリアスになると思います。あっけらかんとした『ポーツス』みたいな曲があるだけで、ポップさは11曲にありますよね。

──また、このアルバムは『JOYJOYエクスペリエンス』から後半にかけての畳みかけぐあいが、まさにDO10!! なんじゃないかと。『正義にて』なんて1分ないですからね。

桃野:その『正義にて』が終わったら7分近い曲(『白』)で(笑)。今回のアルバムは基本驚いて欲しいんです。昔から音楽を聴いていて何が楽しいかと言えば、驚くというのが一番楽しいなと思っていて、こんな音楽聴いた事ないっていう驚きだったり、なんだこの感じって驚くことで音楽を楽しんでいるような気がして、そういう要素を入れました。だから今回のアルバムでも前半だったら、今までの僕らのアルバムからすると予想のつかない展開で流れていくアルバムだと思います。

──1曲目の『81日目のAM1:16』は、インストでしっとりと始まり、次の『雨にうたえば』で6分を超える曲を聴かせ、次の『黒い空』ではダンスビートと、目まぐるしく展開していきますよね。また、『裸の目をしたミュータント』もおもしろい曲で、リズムの芯はしっかりしているのにどこかフワフワしているというか。

瀧谷:これも今までにない感じの太鼓の音を聴かせるという感じを出した曲です。

桃野:それに、あんなにネガティブな世界観だったりもなかったですから。今までは10代ならではのこみ上げる熱いものを含めて、いろんな要素の音楽を混ぜてやるというのがあったので、今回のアルバムは等身大の27歳とか28歳の感覚の歌が書けたと思います。

──熱いところもあり、切ないところもあり。酸いも甘いもちょっとわかってきたぞ、みたいな。

桃野:北海道から東京に出てきて、コンクリートジャングルの中でいろんな出会いがあって、自然とできた曲です。そういう気持ちの部分が変化をもたらせたかもしれないですね。

──『2010年のKOZOO』はシャッフルビートが効いた乗れる曲でもありましたが。

桃野:ライヴでもいろんな楽器の音が入ってるとか、ゆる〜く楽しめる音楽っていいなと思ったし、そういうもので踊れるのも良いなと思ったんです。

──ライヴを意識して曲を書いている事は多いですか?

桃野:今回のアルバムはあんまり意識してないです。でも作った時に、これライヴで盛り上がるだろうなとかっていう曲はアレンジも自然とできますね。

出口:制作期間があまり長くなかったので、1人1人のアレンジやフレーズだったり、印象に残るフレーズや存在感のあるフレーズだったりという小難しいことを考えずに演奏して、バチッとくるものを選んでいったんです。ライヴのことはあまり考えていなかったんですけど、全員が同じ気持ちで取り組んでいたので結果的にライヴだったりにうまく機能するフレーズやアレンジが多かったなって思います。『2010年のKOZOO』とかも作り込んでという感じではなくて、リラックスして作った曲ではあったんですけど、最終的にかなりかっこいい仕上がりになって、この曲やばいねって録り終えた時に全員が思っていたりして。アレンジの考え方とか構築の仕方が、今回はバンドの楽しさだったりを見ている人や聴いてる人に伝えようというところは意識しました。



一度壊して新しく生む

──『2010年のKOZOO』や『正義にて』は、おりゃ〜!! みたいな勢いがすごくありますよね。

桃野:僕らの潜在的になかったハードコアの精神というか、僕らなりに昇華してやってみた結果です。

──『2010年のKOZOO』は、ハードコアにレゲエっぽい感じが入っていたり、混ざり合い具合が絶妙でしたよ。

桃野:衝動なので、衝動というのは衝動で作るしかない。でもアレンジは苦労したんですよ。もともとポップな歌を作っていたので、ここに行きつくまでのアレンジは試行錯誤しました。自分らのやったことのない楽曲って何だというのを探しながら。

──もっと長い曲だったんですか?

桃野:はい。3〜4分あるような。今までは僕が作ってきた楽曲を最大限に生かす作り方をしていましたけど、それを壊して新しく生むということが今回のアルバムの一番の醍醐味だった気もしています。

──スタジオに持っていってガラッと変わる曲がけっこう多かったんですか?

桃野:ほとんどそうです。

──そういう時に一番変えようって言う方はどなたになるんですか?

桃野:僕が多いですけど、思いついた順です。

瀧谷:基本こうしたいというのは僕自身言ってはいないんですけど、アレンジでどんどん変わっていくからリズムをどうしていこうかとかは、すごく考えました。

──一番大変だったドラムは?

瀧谷:『正義にて』も大変でしたけど『黒い空』とか『雨にうたえば』とか、すごいシンプルなんですけど難しかったですね。勢いでなんとかなるものではないですから。

桃野:もれなく難しそうだったのは、『雨にうたえば』だね。全員難しそうだった。

出口:『雨にうたえば』とか『黒い空』もそうですし、アルバム自体のテーマじゃないですけど考え方のひとつとしてループ感をバンドで出したいなと言う話はしていたんです。人力でやるループ感とか、機械に頼らないループ感という、そういう考え方で作っていたりするので、『黒い空』のすごいミニマムな話ですけど、ずっと同じフレーズしか弾いてないというところが結果として表現に繋がるとか、『黒い空』は手数がすごく多いですけど、考え方は『雨にうたえば』と同じだったり。アプローチは全然違うけど、根底のテーマをひとつに絞っていくというに試行錯誤しましたけど、新しい発見が多かった部分です。

──愚問ですけど、ループって正直飽きないですか?

出口:今まではその気はあったかもしれないですね。『monobright one』『monobright two』でも飽きたから次の展開って、どんどん展開を作っていたんです。でも、現代の音ってなんだろうって考えた時に、ループ感だったりがキーワードとしてあるんだなって。せっかく今の時代に活動しているので、そこでもちゃんと勝負していきたいなと。あまり懐古的になって60年代が一番良いんだぜ! って、そればかりやってるのも違うし、それぞれの年代が繋がって歴史がある上で今で勝負したいというのがあるんです。繰り返していると飽きちゃうところもありますけど、なんで飽きるのかと言ったらバンドで表現しきれてなかったからなんですよ。全員でそこに向かって音を作っていけば、聴いてる人も一緒に気持ち良くなれると気付いたところが大きいです。

──聴かせるということがわかってきたということですか?

出口:こうすれば楽しんで聴いてもらえるんじゃないか、というのはわかってきました。それは、自分が聴いていても楽しいと思えますから。

──松下さんが、今回のレコーディングで大変だったのは?

松下:これって絞れる部分はないですけど、共通しているのはアンサンブルで自分のパートはどんな役なのかみたいなところまで落とし込むことは全体的に苦労しました。アンサンブルと呼ばれるものをもう一度みつめ直して今回の作品を作ったんです。それぞれのパートが機能的に生きるというか、自分が我慢することでまわりの音が生きたりとか、自分が出ていくことでまわりに我慢してもらったり、曲をこういう形にしたいという目標に向かって役割を決めるまでが難しかったです。それは単純にテクニックが追いつかないということではなくて、スタジオでアレンジしている時も話し合いが今まで以上に多かったりとか、音を出しみて違うなと悩むこともありましたけど、そういう作業もすごく楽しく出来ました。



予測不能のバンドに

──今回打ち込みが多めなので、生の音と打ち込みを絡め合わせるというのもバランスが難しかったんじゃないかと思いましたが。

桃野:そこはタッキーが苦労していたのかな。

瀧谷:リズムの部分では、今までそんなにやっていなかったことなので大変でしたけど、それが自分の中で昇華できて次にも生かせるなと思っているので、やって良かったなっていう感じはします。

──エンジニアの中村フミトさんからアドバイスをもらったりとかは?

桃野:音はめちゃめちゃわかってくれていて、イメージ以上のものを作ってくれるんですけど、アドバイスというよりは、わりと見守ってくれていた感じです。

──特にこうしたほうがいいんじゃない? という感じもなかった?

桃野:はい。これまで携わった曲の苦労話をすごく聞かせてもらいました(笑)。それを聞いて僕ら的には、中村さんの苦労をやりごたえと判断し、中村さんがやりごたえのある楽曲を作っていこうって。そういう意味では、中村さんに「(こんなにいろいろ手を付けてるけど)どんなライヴやるの?」って言われたんですけど、それが僕らの意図したことだったりするんです。このアルバムはそういう面白さがあると思いますし、それがきっかけでライヴに来てもらえたらすごく嬉しいです。

──この1枚を聴いただけでも、ライヴで何をしでかすかわからないみたいなところありますよね。

桃野:一種のコンピレーションアルバム作ったような、そんな感じに近かったですね。

──全部檻から出された動物園に来ちゃったみたいな感じですよ。

桃野:そういう予想できないものだったりとかは、楽しめると思います。

──ところで、『雨にうたえば』に入っていた『黒』と今回の『白』って、最初のメロディーも同じですし繋がっているんですよね。

桃野:続きというか、『黒』で暗い部分を見せて、『白』でもっと暗い部分を見せようっていう。基本は辛い気持ちの中にある楽しい出来事によって、日々を楽しく過ごすことができるという人生の感じを出したかったんです。一緒に聴いてもらうとまた違った楽しみ方もあると思います。『雨にうたえば』は、4曲ともバラバラな曲調になっているんで、めちゃくちゃだと思いますけど楽しんでもらえると思います。

──monobrightは、そのめちゃくちゃ感が武器だったりしますから。

桃野:その方が楽しいし、そういうことをどんどんやって行けたらと思っています。

──それと、今バンドがすごく改革期を迎えてるところなんじゃないかと思ったんですけど、以前に比べてだいぶ変わってきている感じってありますか?

桃野:今年に入ってからは、“DO10!!”をやったりしてますけど、もともとスタンスはそんなに変ってないんです。ポップなものやダンスミュージックの要素があるものはやりたいと思っているし。バンドとしての変化と言えば、一緒にいる時間がどんどん長くなっていって、雨降って地固まるというか、基盤が出来てきたという感じがありますね。

──ようやくここから固まった地面を蹴り上げて飛び立つ感じですか?

桃野:蹴り上げつつも、めちゃくちゃはやりたいです。そのほうが、よりエネルギーが伝わるような気がしますね。

──エネルギーは充分に伝わってますよ。でも、ずっとスタジオ→ライヴ→スタジオ→ライヴの繰り返しですが、最近はどこか遊びに行かれましたか?

出口:ずっとツアーをやっていたので、遊びにというよりかは移動日にお城を見に行ったりとかはしました。

桃野:あと、CD屋に行って『光GENJIベスト』を買ったりとか…。

──私もそのベスト持ってます(笑)。光GENJIの曲はタイトルにすごくインパクトがあるんですよね。でも、それを言ったらみなさんのツアータイトルにも通じるものがあるんじゃないですか?

桃野:響きでも驚いてほしいというのがあるんですよ。何するの? っていう興味は意識するというか、それが楽しいものだと思っているので。

──10月からのツアータイトル“真夏不思議アドヴェンチャーZ!”はドラゴンボールかと思いますよね。

桃野:まあ、ドラゴンボールですよね(笑)。

──“DO10!!”で掲げたプランも今半分に来たところですし、まだまだ音楽漬けの日々になりそうですね。

桃野:それがやりたかったことになるので。CDを出したくても出せるかどうかで悩む人もいれば、いろんな状況の人がいる中でバリバリ活動できるというのは、ようやく自分らも脂が乗って来たんじゃないかと思っています。

──まるでこの時期のサンマのようですね。春にリリースが予定されている4枚目の制作も佳境に入ってきますよね。

桃野:アルバムを10月までに作っちゃおうという感じです。これまでとは全然違う感じで作ろうと思っています。短い期間で作っていますけど全然違うものを見せようと思っているので、アルバムの3枚目と4枚目で楽しんでもらえればと思っています。楽しみにしていてください。

LIVE PHOTO BY:橋本 塁



ADVENTURE
10.13 IN STORES

【初回生産限定盤:CD+DVD】DFCL-1677-78 / 特別価格 3,465yen (tax in)
初回限定盤だけ1:ボーナス・トラック1曲収録。
シングル・タイトル・チューン級の楽曲を惜しげもなくボーナス・トラックとして捧げます
初回限定盤だけ2:特典DVD付
LIVE映像やアルバム収録のシングル×4曲のMUSIC VIDEO含む約10曲以上/トータル・タイム約40分以上収録
初回限定盤だけ3:A式紙ジャケット
ゲートホールド仕様を採用。重厚感溢れる紙の質感にこだわってます
【通常盤:CDのみ】DFCL-1679 / 2,940yen (tax in)

1.81日目のAM1:16
2.雨にうたえば‐Ame ver.‐【9thシングル(10年9月発表)】
3.黒い空
4.裸の目をしたミュータント
5.孤独の太陽【7thシングル(09年11月発表)】
6.2010年のKOZOO
7.JOYJOYエクスペリエンス【6thシングル(09年10月発表)】
8.ポーツス(初回盤のみのボーナス・トラック)
9.英雄ノヴァ【8thシングル(10年04月発表)】
10.正義にて
11.白

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世のmono好きみんな集まれ!!!
2010年10月10日、“10にこだわったスーパー何かが起こる!?”超プレミアム?イベント開催
10月10日(日)都内某所(ご当選者のみ告知)

【数量限定】宇宙のロック
(10/10(日)イベント会場&SonyMusicShop限定シングル)
※後日SONY MUSIC SHOP(web shop)での販売もいたしますが、数量限定販売の為CDが無くなり次第終了


Live info.

monobright LIVE TOUR 2010 「真夏不思議アドヴェンチャーZ!」
10月13日(水)渋谷CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 / START 19:00
ADV. 3,000 / DOOR 3,500

10月16日(土)名古屋 CLUB QUATTRO
OPEN 17:00 / START 18:00
ADV. 3,000 / DOOR 3,500

10月17日(日)心斎橋 CLUB QUATTRO
OPEN 17:00 / START 18:00
ADV. 3,000 / DOOR 3,500

2011年夏、4thアルバムをひっさげての全国TOUR開催!!

monobright official website
http://www.monobright.net/

posted by Rooftop at 22:02 | 今月のRooftop
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