8/25(水)、6年振りのフル・アルバム『TAKE BACK OUR FUTURE』を引っ提げて、都内のアングラ下北沢にさらにコアな波動をぶつけに遠路遥々関西から来たISCREAM 7 SHOWERS。4バンドからなるこのイベントは、入場するキッズ・バンギャに紛れて入ってくるヤバい香りの男達を見れば解る通り、ただではすまないという予感をヒシヒシと感じさせる。雰囲気だけで鼓膜が持って行かれそうだ。レイジングスラッシュハードコアパンクとはよく言ったものである。フロアが準備を終えたころ、照明がフェードアウトする。先陣を務めるCOUNTR YARDだ。COUNTRY YARDのリズム隊と、声の伸びが繊細で綺麗で印象的なボーカルがツボな自分にとって、1番手で来てくれたのはうれしい限りだ。頭が滅茶苦茶になる前に聴ける。STOMPIN'BIRDがノンジャンルなロックンロールで、さらにキッズを煽る煽る、回る回る。FC FiVEが叫べばフロアは遠吠えが移るように叫び出し、大きなサークルモッシュへと皆が流されていく。お待ちかねの大好物、ISCREAM 7 SHOWERSが来るころには予想通り狂人の群れと化したヤツらが涎を拭きもせず待ち構えていた。暴風雨のような感情が共鳴し、渦を巻く。マイクが倒れようとも関係ない。むしろ余計に火がつくようだ。SE無し、19曲、アンコール無し。馴染みの曲で沸かせ、油断したその面に容赦なく新譜を叩き込む。最小限のMCを挟むだけで、休憩させる気ゼロ。ツアーも終盤に差し掛かるというのに、まるで初日かファイナルのような全力振りだった。9月にはEurope tour、そして10/1には東京WALLでライブを行う。少しでも気になったら足を運ぶといいだろう。(下北沢SHELTER:菩薩)