ギター バックナンバー

中村和彦 9mm Parabellum Bullet('10年5月号)

中村和彦 9mm Parabellum Bullet

これまで以上に曲が良くなることを意識して取り組んだ作品
『Revolutionary』が9mm史上の新たな革命を起こす!


 『VAMPIRE』から約1年半ぶりとなる、9mm Parabellum Bulletのサードアルバム『Revolutionary』がリリースされた。今作は、アルバム3枚目にして初のセルフプロデュース作品。これまでの勢い以上のものになっているということは、すでに購入されている方は感じていることだろう。1曲目の『Lovecall From The World』から、1分にも満たない今世紀最大のドラマを聴かせ、最後には“世界を変えるのさ おれたちの思いどおりに”というフレーズが印象的な『The Revolutionary』までの計10曲、約33分。9mmらしい遊びの部分は勿論、弾きまくるメタルのようなギターも健在で、33分の中どこを切り取っても繰り広げられるドラマは、聴き応え、聴きどころは十分すぎるほど。最高の作品だ!
 今回は、フリーマガジン『Great Hunting』とのコラボレーションで、全メンバーソロインタビューとなった。ここでは、9mm Parabellum Bulletの屋台骨、ベーシスト・中村和彦に話を伺った。4人でのインタビューでは控えめな彼だが、1人で話をしてくれる姿が新鮮で印象的だった。(interview:やまだともこ+椎名宗之)


曲をちゃんと捉えて演奏する

──今回のアルバム『Revolutionary』は、初のセルフプロデュース・アルバムになるんですよね。

中村和彦:はい。今まではいしわたり(淳治)さんにお願いしてましたけど、今回アルバムの制作で詰める作業に入る時に、「プロデューサーどうする?」という話になって、今回は自分達でやってみようって。つけたくないとかじゃなくて、自分達だけでも出来るような気がしたんです。それはみんな同じ気持ちでした。

──プロデューサーさんがいるといないとでは、具体的にどういう違いがあるんですか?

中村:作業内容はそんなに変わらないです。自分達のアイディアを出し合って詰めるとか、やること自体はそんなに変わらなくて、今までも淳治さんの意見がプラスされるかされないかぐらいの感じだったので。

──実際セルフでやられてどうでしたか?

中村:個人的には、自分の仕事というか自分のパートに対して責任を感じながらやりました。もちろん今まで責任がなかったわけではないんですが、ストイックな気持ちでやれたと思います。俺はこうしたいんだとか、強い意志を持って作業に臨むというか。そういう感じでした。

──プロデューサーさんがいない場合、メンバーの中で指揮を執る方はどなたになるんですか?

中村:指揮を執るというのもそんなにないですね。みんなそれぞれでやりたいことをやって、たまに他のメンバーに「ここのところどう思う?」とか聞いたりするぐらいで。音作りだったら、もうちょっと歪んだ方が良いよとか、お互いに意見を言い合ったりして、最終的にはその人がやりたいことをやる。誰が中心となってという感じもそんなにないです。やりたい放題というわけでもないですけど、曲を良くする方向で、みんな考えているので。

──先ほどストイックな気持ちで出来たとおっしゃってましたけど、特にどんなところにこだわったというのはありますか?

中村:演奏する時に、曲のことを考えて演奏するというか、前作とか前々作はテンション勝負みたいなところがあって、今回もそういう曲はありますけど、曲の構成とか、雰囲気をもっと考えながら演奏するという感じです。曲をちゃんと捉えて演奏するというか。具体的にどうしたというわけではなくて、気持ちの話ですけど(笑)。

──テンション勝負と言えば、1曲目からこんなにシャウトするとはという感じもしましたけど。

中村:それも曲のことを考えた結果それに至ったという感じなんです。前作は個人的にはほとんどテンション勝負だと思ってますけど、今回テンション勝負になった曲もいろいろ踏まえてそうなったと思いますし、曲を理解するというか把握した上でこうなりました。

──3rd EPのタイトル曲になった『Cold Edge』は中村さんが作曲されてますけど、これは前から作られていたんですか?

中村:この曲はもともとはアルバムに入れる予定で作った曲で、タイトル曲になったのは完全に棚ぼたです(笑)。EPをリリースするタイミングで、良い曲がこれだったんですよ。もともと『Cold Edge』はアルバム狙いというか、アルバムにこういう曲が入ってたらいいなって思って作った曲で、実際入ってアルバム全体の中でもまとまりが出来ていて、良いなと思っています。

──中村さん自身、曲は今までもたくさん作っていたんですか?

中村:僕は生まれてから2曲しか作ったことがないんです。

──そうなんですか? それはギターとかで作るんですか?

中村:打ち込みで作ります。パソコンで。

──ということは、ある程度の枠はパソコンで作って?

中村:テンポとコード進行と、だいたいの順番は作ります。ギターは入れないで口頭で伝えるんですが、コード進行は決まっているので聴かせて弾いてもらい、それからみんなでアレンジを考えて持って帰ってメロディーを付けてという作業を何回か繰り返しています。

──曲を作った人が、最終的に楽曲の方向性をジャッジするという感じになるんですか?

中村:それも誰かが「こっちの方が良いんじゃないの?」と言ったらそうにもなるし、曲それぞれです。

──『Cold Edge』に関して言えば、中村さんが最初に描いていたイメージに近いところで出来上がった感じですか?

中村:はい。歌詞のイメージも、卓郎さんが歌詞を乗せる前になんとなくの曲のイメージを伝えて、上がってきたものを見てやりとりをしていくんですけど、全部含めてけっこうイメージ通りに出来たと思います。

──菅原さんは曲を聴いて歌詞を書くんですか?

中村:はい。

──中村さんは、歌詞も曲も両方作ろうという気持ちは?

中村:ないですね(苦笑)。出来ないです。曲の雰囲気に近い歌詞は書けるかもしれないですけど、あまり書こうとは思っていないです。

──では、ベーシストとして、これまでと比べて意識的に変わってきたところってありますか?

中村:曲を意識して弾くようになったというのはひとつありますけど、変わったことがあるとしたら、自分じゃわからないことだと思うんですよ。技術が上達したわけでもないと思うし、そんなにはないです。

──とにかく良い曲だけを考えていた?

中村:そうです。

──リスナーのことを考えたり、ライブを想定したり、ここでこうやったら盛り上がるんじゃないかという意識はあります?

中村:良い曲を作るというのはリスナーにとってじゃなくて、まず自分達が良いと思えるかということだと思うんです。自分達が良いと思えるもの、自分達が良いと自信を持って言えるぐらい良ければそこでゴールなんじゃないかと今のところは思っています。だから、リスナーがこういう曲が欲しいんじゃないかとは考えていません。ライブで鳴ったらまた違う聴こえ方をするかなっていうのは感じていますけど、曲を作っている時は曲のことだけですね。

──それはバンド全体としても?

中村:いや、僕はそんな感じです。

ハッとさせる部分と聴かせる部分のバランス

──今回はどれぐらいの期間でアルバム制作をしているんですか?

中村:期間で言ったら、昨年の『VAMPIRE』のツアー(“VAMPIRE EMPIRE TOUR 08/09”)が終わってすぐくらいに『Black Market Blues』と『The Revolutionary』の2曲が出来たんです。それを始まりと考えるとそれなりの長さですけど、その間にツアーやライブがあったりとなんだかんだで、実際の作業時間はけっこう少ないです。曲を詰め始めたのが昨年の10月ぐらいで、11月にはレコーディングして、録り終わったのは12月の頭ぐらい。けっこう詰め詰めですね。短期間で集中して作った感じがします。

──ツアー行ってスタジオ入って、ライブやってまたスタジオ入ってみたいな?

中村:10月と11月はほとんどライブを入れてなくて、曲を詰めてばかりでした。それしかやってなかったです。

──今回のアルバムは10曲ですけど、それ以外にも出来ていたんですか?

中村:いえ、今回は最初に10曲って決めて絞ってやってました。それぐらい時間がなかったんです。前までだったら十何曲を詰めて、そこから選ぶという感じだったんですけど、今回は先に選んでから詰めていくという感じで。そういう集中した感じでした。

──こちらからすると、そこまで忙しくてよく10曲も作れたなという気持ちのほうが大きいですが…。

中村:僕も作業に入る前の9月とか10月ぐらいは、けっこうピンチだなって思ってました(笑)。本当に出来るかなって思っていたけど、良くしていく段階でこれはいいぞいいぞって。出来上がっていく中で、いけそうだなという感じにはなっていきました。

──いけそうだなっていう時期になると、バンド内が盛り上がっていく感じってあるんですか?

中村:パッとわかる感じで盛り上がるわけではないんですけど、どうなんですかね…よくわからないです(笑)。

──先ほどの話に戻ってしまいますが、このアルバムの中で一番最初に出来た曲というのが、『Black Market Blues』と『The Revolutionary』になるんですか?

中村:そうなんですけど、実を言うとすごい昔の曲を引っぱりだして、改めて作り直したというのが2曲入っているんです。それが『Finder』と『Invitation』。『Invitation』はインディーズの2006年ぐらいの頃に出来た曲で、『Revolutionary』を作るタイミングで「アルバムに入れられそうな昔の曲ないかな」ってなった時に、誰かが「これとかいけるんじゃないの?」って昔のデモが入ったCD-Rを再生して、「やろうよ」ってなったんです。アレンジも当時はボツになったけど、今聴くとかっこいいじゃんって。ちょこちょこ変えましたけど、ほとんどそのままになっています。『Finder』は、今まで出したアルバムの曲を選ぶ時に毎回候補に入っていたけど、毎回何らかの理由で外されていて、もうそろそろ入れようって。もうそろそろ入れようって毎回言っていたんですけど(笑)、今回はやっと入った。

──それも2006年ぐらい?

中村:これはもっと前で2005年ぐらいですね。バンドが始まってちょっとしてぐらいの時の。聴いた時のインパクトがすごいというか、すさまじいキャラをしている曲なので、毎回入れたいとみんな思っていたんですけどなかなか入れることが出来なくて、今回は念願叶ってようやく入りました。

──『Finder』は、すごく昭和歌謡みたいな雰囲気を持っていて、サウンドがコミカルで面白い曲ですよね。

中村:面白いというか変な曲というか…。今回のアルバムはかなり真面目な曲というか、シリアスめの曲が多いと思うんですけど、その中で変な部分をかなり担っていると思っています。これは変な曲担当なんです(笑)。僕の解釈ですけど…。

──どんどん転調していきますからね。

中村:意味のない転調が入ってきますよね(笑)。途中“ここで転調するか?”っていう、そこを聴くといつもおかしいなって思います。それがこの曲のアイデンティティーというか、それも含めて良い曲ですね。

──ベースのメロディーがGSっぽくないですか?

中村:なるほど。でも、GSは全然聴いてないんですよ。

──そうなんですか。あの途中でベースの音だけになるフレーズの辺りなんですけど。

中村:あまりやらないフレーズではありますよね。たしかおととしの合宿で曲を作っていた時にこの曲も演奏したんですけど、その時にそのフレーズがパッと出てきたような気がします。その時は酔っぱらいながら曲を詰めていたので、酔いどれフレーズなんだと思います(笑)。

──酔った自分が気持ち良くなれるフレーズだと(笑)。『Finder』のアレンジは、昔から変わっているんですか?

中村:けっこう変わってます。ああでもないこうでもないって。前半はけっこう当時のままだったりしますけど、後半になるとエセジャズっぽいセクション…スウィングしている感じの部分があるんですけど、その辺から後ろのほうは毎回アルバムに入れる作業の中でけっこう違ったりして。これまでの作業の中で、後半のアレンジがさっぱり決まらなかったんです。今回途中から速くなりますけど、わかりやすくエクストリームみたいなアレンジにしちゃおうよっていうことになって、やってみたら「最高だ、これは! 本当にわけがわからない!」って(笑)。最後の最後ですごい良い曲になるんですけど、それがちょっと腹立つけど、いい! ってことになって。

──曲の中で、こうやったら聴いた人が驚くんじゃないかとか、ハッとさせられるんじゃないかとかみたいなものって意識していたりするんですか?

中村:あります。それだけではないですけど、今回のアルバムはハッとする部分プラス良い曲だなっていうのがあって、そういうバランスがすごい良いっていう感じがします。ハッとさせる、ビックリさせるという部分では『命ノゼンマイ』みたいなものもあったりして、個人的にはですけど、今回はビックリさせる部分と聴かせる部分とが良いバランスで出来ていると思います。

──最初の話に戻してしまいますけど、やはり自分達だけでやったのは大きいと思います?

中村:まぁわからないです。でも、ないこともないかもしれません。



live photo by:橋本塁



自分はプレイヤーという気持ちが強い

──曲のメロディー的に『光の雨が降る夜に』は、歌を聴かせるという部分を重視して作られていたりするんですか?

中村:歌があるところはシンプルだし、歌がないところのギターソロは派手派手ですからね。これはメロディーをすごい生かすアレンジになりました。ベースだったらけっこうループするフレーズが多いので、そういうのはあると思います。

──ベースから引っぱってアレンジが固まった曲って今回あったんですか?

中村:かみじょうくんが作曲した『3031』は、かみじょうくんがベースから思いついたって言ってました。

──これも変な曲担当ですよね? 歌詞の世界観も含めて。

中村:わりとそうかもしれないですね。この曲も歌詞は後から付けているので、歌詞を含めて変だと感じるのは、曲のイメージを考えて卓郎さんが歌詞を書いているので、曲自体がやはり変だということになるんじゃないですかねぇ(笑)。僕は最初聴いた時はかなり変な曲だと思いましたよ。

──基本的に滝さんが作曲をされていますが、中村さんとかみじょうさんのお二人は作曲欲求みたいなものはあまりないものなんですか?

中村:欲求というか、良い曲が出来れば良いですけど、僕はそんなにいっぱい作れないので欲求はないです。

──上物のお二人から勧められることは?

中村:ないことはないです。「何か作って来なよ〜」って言われるんで、「うん、そのうち〜」って言ったり、「あんまりないね〜」って言ったり(笑)。合宿に入った時に、こんなのあるんだけどって聴かせたりはしますけど、作曲者としての自覚みたいなものは全然ないです。それよりもプレイヤーとしての気持ちの方が強いですね。

──バンドの屋台骨を支えるという役割を9mmでは求められているし、それに専念したいということなんですか?

中村:今回のアルバムのモードで言ったら、かなりそっちのモードに近いですね。徹するという感じでいます。

──中村さんと言えば、ライブでは銅鑼も叩きますが。

中村:もともとしょっちゅう出しているわけでもないんですよ。

──あの激しいベース+激しい動き+スクリーミング+銅鑼=中村さんになるんじゃないかと…。

中村:銅鑼はあれば叩くけど、なくても困らないですから。

──銅鑼がないと困ると言うベーシストでも困りますけど(苦笑)。今回の『Revolutionary』を聴くと、ベーシストとしての力量がインディーの2枚から比べると格段の差ですよね。ドラムは毎回三原重夫さんがドラムテックで付くじゃないですか。ああいったお師匠みたいなお手本の方がいると、力量的にステップアップしやすいと思いますけど、中村さんは全くの独学になるんですか?

中村:人に教わったことは多少はありますけど、ほとんど独学です。ドラムが変わってくるとベースも自然に変わって来ますから。そういった、みんなで成長していくみたいなところはあります。例えば今回ドラムセットがYAMAHAのセットに変わったんですけど、それで音がすごくわかりやすくなって、曲にも合うし、バンドにも合う音になって他の楽器も音が作りやすくなりはしました。

──中村さん自身は個人練には入るんですか?

中村:家ではよく弾いてます。レコーディング前になると、家でかなり弾きます。でも、個人練でスタジオに入ったりはしないんです。家でこそこそと…。プリプロの時に、曲を録ったものをもらうんですけど、ベースがミュートしてあるバージョンの、ベースカラオケの状態にしてもらうんです。それで練習したりしていますが、これがかなり楽しいんですよ。ベースだけが入っていないものに合わせて自分が弾く。練習にもなりますよ。

──となると今回もそうですが、ここ最近は自分の理想とするベースサウンドに近づけた手応えはあるんじゃないですか?

中村:曲によってキャラをちゃんと立たせることができるようになったというのはあります。狙い通りのサウンドにはなってます。とりあえずゴーンって勢いがあればなんでもいいって前作の時は思っていて、それはそれで良かったんですけど、今回は曲を生かすための狙い通りのサウンドというのが出来ていると思います。

──昔は勢い重視みたいなところがあったということですか?

中村:特に前作は完全に勢い重視というか。それしかないみたいなところもあったし。結果、それはそれで良かったと思いますけど。

──例えば、他のバンドを聴く時だったり、いろんな音楽を聴く時にベース重視で聴いたりすることってあるんですか?

中村:昔はけっこうありましたけど、最近はないです。むしろメロディーとかギターとか、ベース以外の方を聴いちゃいますね。

──ということは、昔から比べて音楽に対する向き合い方が変わったみたいなところはあります?

中村:変わったかもしれないです。でも自分の曲になるとベースばかり聴いちゃいますけど(笑)。

──それはうまく弾けたかとか、ここはこうしたらもっと良くなるんじゃないかという聴き方ですか?

中村:それもありますけど、レコーディングで良いテイクが出て採用して、結果納得がいくものがあると何回も聴いて「いいな〜、これ」ってうっとりしてるんです(笑)。

曲をかっこよく演奏するだけ

──中村さんって9mmへの加入が一番最後じゃないですか。ベーシストという特性も含めて、バンドの立ち位置やサウンドを俯瞰で一番見れる人なんじゃないかなって思うんです。

中村:それはよく言われます。一歩引いたところからバンドを見てるって。それは最後に加入したというのもあるだろうし、ベーシストというのもあるかもしれないし。いろいろあると思います。

──ベーシストというのは、御自身の性に合うと思います?

中村:まぁ、わりと合うと思います(笑)。

──わりと…(笑)。

中村:たまにベース弾かない時もあるぐらいなので、あまり言い切るのも…。「なんだ、お前弾いてないじゃん」って言われたら困るので、このぐらいにしておきます。

──ドラムもベースも土台を支えるとは重要なところで、リズム隊が変わるとバンドそのものが変わっちゃうんじゃないかと思いますが、一応矢面に立つのはあくまで上物ですよね。でもバンドをやる以上目立ちたいじゃないですか。中村さんの場合は十分目立ってますけど、そこのバランスはどういうふうに取ってるんですか?

中村:目立ちたいというのも多少ありますけど、自分がやっていて楽しいものを選んでいる部分があると思います。例えば今回のアルバムだと、『The Revolutionary』でギターソロのところは、ツインリードなんですよ。ツインリードのソロを弾いていて、僕は後ろのコード進行を一生懸命ルート弾きしているんですけど、それが本当に楽しくて、“俺は今支えてるぞ!”っていう気持ちでいつもやっているんです。確かにギターソロなので華だと思うんですけど、僕はリズム隊でカッチリと支えている感じがすごくベーシストっぽいというか、“俺、徹してる”って思うんですよ。

──泳いどけ、泳いどけと。

中村:(笑)目立つ目立たないというのは、自分が納得すればそれで良いと思うんです。目立ってると勘違いしているでも良いと思うし。だから、今はすごく良いバランスだと思います。

──9mmって4人の力のバランスが均等な感じがして良いですよね。ライブでは4人とも目がいくんですよ。

中村:みんないろいろやりますからね(苦笑)。ライブの映像を見直していても、基本は自分を見てるんですけど、他の人に目が行っちゃうし、あそこのあの部分をチェックしたいと思っているんだけど、なんだかんだ見逃しちゃったみたいな時もあるし。そう思っていてもらえているのは、すごく良いことだと思います。

──だから、『act I』(2009年4月にリリースされたライブDVD)は見るのにすごく疲れるんですよね。たくさん見どころがありますから。

中村:疲れますね(笑)。あのDVDを編集していた頃は、確認のために何度も見直すじゃないですか。ヘトヘトでしたよ。もういいよ…って。

──個人的には、ライブDVDでメンバーそれぞれのカメラが欲しいぐらいですよ。

中村:それをやったら、自分を嫌いになりそうです(苦笑)。

──でも、あれだけのライブをやられているので、1回のライブでの体力の消耗は半端ないですよね。

中村:なかなかなもんですよ。ベースを振り回したりするのは瞬発力もいるし、スタミナもいるので、かなり頑張ってます。

──ベースも重いですし、ライブのために体力作りをやっていたりするんですか?

中村:体力作りはやってないですけど、食べ物はバランス良く。ツアー中は、打ち上げとかで食生活が乱れるので、野菜ジュースとか酢とか飲んでます。

──体を柔らかくしたいんですか?

中村:酢で体が柔らかくなるってウソらしいですよ。疲労回復になるんです。

──今回のアルバムで楽曲の世界観のために気持ちの切り替えというわけではないですけど、ライブでも世界観を伝えるために、見栄えを考えたりということはあるんですか?

中村:多少はあるかもしれません。

──3人のバランスを見ながら暴れることは?

中村:それはないです。ライブの時は頑張るぞって感じなので。後でライブの映像を見返してみて、ここでベースを振り上げるとかっこよく見えるなとかは思いますよ。そういうところで知らず知らずに曲を意識していることはあります。でも、それは後から気付くことで、ライブは無我夢中ですし、曲をかっこよく演奏するだけですから。

──プレイヤーとしての表現欲求が増したりとかはしましたか?

中村:欲はいつもあると言えばあります。演奏の仕方にこだわるようになったというか、ドラムやギターやメロディーラインも意識してベースを組み立てたりしたので、そのときにやりたいことをやる、やりたいことがそれだという意味では欲は出てるし、満たされていると思う。

──9mm以外に、違うユニットを組んで変わった音楽性をやってみたいとか?

中村:それはないですし、出来なさそうです。僕は9mm以外バンドをやったことがないので、やり方がよくわからない。お前帰れって言われると思いますよ、ちゃんとベースを弾けって。

──純血主義というわけでもない?

中村:違いますが、やりたいことをやるという意味では今の状態が良いんです。

──今後どうなっていきたいというのは、バンドとして見えてます?

中村:次の作品のことは全然ないです。どういう方向もないです。アルバムが出来てツアーがあるので、ライブで一生懸命演奏するぐらいです。方向性は毎回いつもないんです。

──では、まずはRevolutionary Tourで出し切るということですね。今回もたくさんあるんですよね?

中村:Zeppが6箇所で、ホールが3箇所ですね。

──ホールだと椅子がある分、お客さんのノリって変わるんじゃないですか?

中村:こちらがやることは変わらないですけど、見る側は建物の雰囲気とか音響とかがかなり違うので新鮮だと思います。

──NHKホールは9mmには小さいような気がするんですけど。チケットが取れなそうですね。

中村:でも頑張ってチケットを取って、ライブに来てもらえたらすごく嬉しいです。



9mm Parabellum Bullet
Revolutionary

TOCT-26959 / 2,500yen (tax in)
IN STORES NOW

01 Lovecall From The World
02 Cold Edge(Album ver.)
03 Invitation
04 3031
05 Black Market Blues(Album Mix)
06 命ノゼンマイ(Album Mix)
07 光の雨が降る夜に
08 Finder
09 キャンドルの灯を
10 The Revolutionary

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Live info.

5月1日(土)「ARABAKI RCOK FEST.10」宮城 エコキャンプみちのく
5月15日(土)「F-X」福岡 海の中道海浜公園 デイキャンプ
7月10日(土)「京都大作戦2010」 京都 立山城総合運動公園

Revolutionary Tour 2010
5月20日(木)Zepp Nagoya
5月21日(金)Zepp Osaka
5月26日(水)Zepp Tokyo
6月4日(金)Zepp Sendai
6月6日(日)Zepp Sapporo
6月13日(日)Zepp Fukuoka
6月20日(日)名古屋市公会堂
6月21日(月)NHK 大阪ホール
6月24日(木)NHKホール

Great Hunting


Rooftop5月号に登場していない、菅原卓郎とかみじょうちひろの撮り下ろしフォト&インタビューは、フリーマガジン「Great Hunting」Vol.20で読むことができます。「Great Hunting」は全国のライヴハウス、CDショップなどで配布しています!!

Present!!


9mm Parabellum Bulletから読者プレゼント!!
 9mm Parabellum Bulletといいちこの夢のコラボレーション!!
 かねてより、いいちこ好きを公言してきた彼ら(特に滝氏)と、いいちこのコラボ前掛けが完成した。こちらの9mm Parabellum Bullet特製前掛けを3名様にプレゼント!!

応募方法
住所・氏名・年齢・職業・電話番号・Eメールアドレス(ロフトプロジェクトのメールマガジンを希望する方のみ)・本誌の感想をご記入の上、官製ハガキまたはメールにてご応募下さい。

rooftop@loft-prj.co.jp
〒169-0073
東京都新宿区百人町1-5-1 百人町ビル3F
Rooftop編集部プレゼント係
までお送り下さい。

締め切りは2010年5月31日(月)当日消印有効

当選者の発表は発送をもって変えさせて頂きます。なお、記入漏れは無効となります。ご了承ください。
※当選した品物をオークション等に出品することはご遠慮願います。
※ご提供いただいた個人情報は、ご本人の事前のご承諾なく第三者に開示・提供しません。

9mm Parabellum Bullet official website
http://9mm.jp/

posted by Rooftop at 12:00 | バックナンバー
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