ロック化計画最終章は、キュンと来てジュンとする!? 妄想を掻き立てるラヴ・ストーリー!
ビート・クルセイダース、ニューロティカ、ミドリ、ザ・コレクターズと続いてきたメロン記念日ロック化計画は今回の第5弾で最終回を迎えます。これまでの活動ではあまり接点のなかった“ロック”のフィールドに果敢に攻め込み、これまでの“アイドル”のイメージを大きく打ち砕いてきたメロン記念日。そして、ロック化計画のコラボレーションの最後を飾るのは、ゴーイング・アンダー・グランド!! これまでの曲とは雰囲気が変わり、ポップでキャッチーでコーラスが心地好い、ゴーイングならではの作品となりました。お忍びデートを想像させる歌詞をメロン記念日が唄うことにキュンと来るのは私たちだけではないはず!?
今回で最後と言わずに、今後も是非続けてもらいたいコラボではありましたが、この経験を元に、彼女たちはもっともっと大きく成長していくのではないでしょうか?(interview:椎名宗之/text:やまだともこ)
コラボ企画は前々から面白そうだと思っていた
──最初にゴーイングの皆さんに伺いたいのですが、メロン記念日とのコラボの話が来て率直なところどう思いました?
松本素生(vo, g):ビークルやコレクターズがやっていたのは知っていて、面白そうなことをやってるなと思っていたんです。その後、コレクターズの(古市)コータローさんから「オマエらもどうだ?」という流れがあって。
──ゴーイングはコレクターズのトリビュート盤にも参加していますし、コレクターズは心の師匠と呼んでも差し支えのないバンドですよね。
松本:ええ。それで「やりますよ」って答えたんですが、僕たちの予定がギッシリ埋まっていたんですよ。その中で曲作りをしていて、いい曲が出来たらいいなと思ったんですけど、出来たんですよね。
──『メロンティー』はオーダーを受けてから作った曲だったんですね。お話を受けてから、どれぐらいで書き上げたんですか?
石原 聡(b):3日です。リハーサル・スタジオで1回セッションして、作った曲をギターの中澤に預けてパソコンで作ってもらって。ゴーイングもこういうラインがなかったので、新しい形で出来て逆にありがたかったです。
──曲が出来上がるのは、いつも早いほうなんですか?
河野丈洋(ds):普段は遅いです。去年は僕たちもいろいろあって、メンバーが1人抜けて、新しい体制とかやり方でやっていきたいという気持ちがあったんです。その中のひとつがレコーディングとか曲作りであまり時間を掛けない、勢いでやるというスタイルで、そんなことを考えていた矢先にこのお話を頂いたので、意識的に勢いで作ろうという感じはありました。
──河野さんのブログを拝見したんですが、メロン記念日がまさかこんなにロックな人たちとは思わなかったそうですね。
河野:アイドルの中でも異色ですよね。
斉藤 瞳(sexy):ありがとうございます。
松本:ありがとうございます。
斉藤:あれ?(笑)
中澤寛規(g, vo):これは凄い異色ですね(笑)。
──柴田さんは先月のインタビューで、ゴーイングの『Happy Birthday』が好きだと仰っていましたが。
松本:おぉ!!
柴田あゆみ(natural):リリースされたのが2006年ぐらいで、ちょうどお仕事が忙しい時期だったんです。それで、私の誕生日が2月なんですけど、近い時期に『Happy Birthday』がリリースされて、当時のマネージャーさんが誕生日プレゼントの意味も込めてそのCDをくださったんです。ラジオでも掛けたし、プライベートでも凄くよく聴いてました。
松本:面と向かって言われると恥ずかしいです…。
柴田:そのメロディーの感じが『メロンティー』にも反映されていて、今回ご一緒できるのが凄く嬉しいんです。
松本:ちょうどメロン記念日とビークルがコラボをやっている時期に、俺はヒダカさんプロデュースでソロをやっていて、このプロジェクトを俺たちもできると決まってから、こっそりヒダカさんに相談したんですよ。
──ヒダカさんからはどんなアドバイスが?
松本:「自由に作っていいんじゃない?」って。それで、出来た曲を聴いてもらったら、ニヤリと笑いながら「いいんじゃないか?」とあのガラガラ声で言われました(笑)。
──コレクターズはそれまでのコラボレーション・バンドのことを凄く気にして、楽曲を比較研究して臨んだそうなんですが、ゴーイングの皆さんも過去のコラボ作品をじっくりと聴いたんですか?
石原:じっくりとは…。
中澤:こういう作品があるんだ、っていう程度に聴いて、だから自分たちはこうしようというのはなかったです。
松本:俺はYouTubeとかを見まくったけどね、実は(笑)。最初はオールディーズみたいな、『アメリカン・グラフィティ』とか昔の映画で流れてくるようなポップスみたいなものにしようと思ってたんです。あと、最初はもうちょっと三連符を意識して作ったんですよ。
中澤:ハードエッジなバンド・サウンドでやって、女の子の声で唄ったら格好いいんじゃないかって。
松本:でも、もうちょっとエッジを欲してたんだよね、彼女たちは。
──曲のテーマ的には、アイドルがお忍びデートを重ねる様を描いたストーリー性の高いものですね。
中澤:歌詞は、長野のライブハウスで本番前に書いてましたね。
松本:最初に「SPを募って」という言葉が出てきて、SPを募ったらお忍びかなって。「京葉線に乗って」という歌詞があるんですけど、それを書いた時にこれはもう行けるだろうと思って。
──メロンの皆さんは、最初に『メロンティー』を聴いてどんな印象を持ちましたか?
大谷雅恵(boyish):かわいい歌詞だったのは意外でした。
松本:かわいい系でした?
大谷:はい。デモの時は歌詞の紙がなかったので、みんなで“メロディー”なのか? “メロンティー”なのか? って話してたんですよ。後日、歌詞をちゃんと頂いて読んでみて、甘い曲だなって思いました。
斉藤:わかりやすくて、詞の内容も入りやすいから、唄っているこっちもキュンと来ちゃうような内容ですね。
──過去の4作品の中では、ポップでキャッチーな度合いがかなり高いですよね。
斉藤:そうですね。これがまたライブで盛り上がってですね。
石原:へぇ!
斉藤:この間、ロフトのライブで初披露したんです。盛り上がるだろうなとは思ったけど、予想を上回る盛り上がり方で。
中澤:その現場を見たかったね。
松本:早く一緒にライブをやりたいですね。
メルヘンの立ち位置は難しい!?
──ボーカルの割り振りの際、セクシー(斉藤)、ボーイッシュ(大谷)、ナチュラル(柴田)、メルヘン(村田)と担当で呼ばれていたそうですけど、それは松本さんなりのレコーディングの盛り立て方だったんですか。
松本:ボーカルを割り振るということをあまりやったことがなかったので、「この歌詞はセクシーに」とか「ナチュラルに」とか指示したんですよ。みんな個性がバラバラだったから、凄い良かったですね。
──歌入れの時にここはこう唄ってくれみたいな、直接的なアドバイスはあったんですか。
河野:声質は全然違うんですけど、唄い方がパッと聴き似てるなと思ったので、そこはもうちょっと自分らしくと言うか、それぞれの個性が出るようにというのは意識しましたね。
──その結果、各々の持ち味がよく出ていますよね。
松本:うん、凄く出てる!
──先月号のインタビューで、村田さんがメルヘンの立ち位置だとロックは唄いづらいと仰っていましたけど。
村田めぐみ(fairy):はい。担当の時に凄く迷ってました。
松本:なるほどね。
村田:ロック化計画の最初のほうの曲ならメルヘンな歌声でもマッチはしたんですけど、今回個性を出すに当たって、どうやって私を表現したらいいんだろうかと凄く悩んだんです。
松本:俺も歌入れをする時は、ジョーさん(河野)にボーカル・ディレクションを任せていたんですけど、「個性を出して」と言われても、わかるわけねぇだろ! と思いながらやっていたことは確かにありますね。
村田:でも、自分を出し切って素直にやったらそれが個性になるんだなって気づいて、気持ち良く唄わせて頂きました。
──今までのコラボのメンツに比べたら、ゴーイングの皆さんとは割と同世代なんですよね。
柴田:そうですね、年代的には。
斉藤:でも、全くそんな感じがしなくて、凄いお兄さんに見えてましたけど。
松本:おじさんじゃなくて?
斉藤:いやいや(笑)。
村田:落ち着いた印象と、爽やかな印象を受けました。
斉藤:河野さんが大人の雰囲気を醸し出してるんですよね。ボーカルに関しては河野さんがディレクションをして下さって、的確ですべてがピシッとしていて格好良かったです。
柴田:コーラスは甘い声でしたし。
松本:ヨッ!(笑)
河野:僕はリアクションがワン・テンポ遅いだけなんです。だから落ち着いて見えるんですよ。
──楽曲の候補として別の曲も用意していたんですか。
松本:なかったです。いつも人に曲を書く時にやりすぎるクセがあるんですよ。その時は満足して進めるんだけど、出来上がった時に余白の部分がなくて想像通りになっちゃって、面白くなくなっちゃうんです。候補もなかったですけど、アレンジもガッチリ固めてというわけではなくて、やりながら「それいいね」と詰めていく感じでした。ロックってカチカチしないと言うか、予定調和じゃないということでもありますからね。
──レコーディング風景を収めたPVを拝見したんですけど、時間がなかったのを逆に利用してタイトに演奏している感じが伝わってきましたよ。
松本:録りは早かったですよ。午前中から始めて、夕方前にはオケが終わっていましたからね。自分たちもあれぐらいで出来たらいいのに。
斉藤:こちら側としても時間がない中でオファーを受けて頂いて、短時間でこんなに良い曲が出来て感動しました。
──実質、どれぐらいで完成に漕ぎ着けたんですか。
松本:みんなで一緒にリハに入ってアレンジをだいたい決めて、その日は歌詞が全部出来ていなかったので、歌詞は当日に。
──当日に歌詞の内容を噛み砕いて唄うというのは…。
松本:大丈夫でした? 俺は無理な時があるから。
斉藤:伝わりやすい言葉で書いて下さっていたので、大丈夫でしたよ。
──ゴーイングとしては、バンドの看板を背負って受けて立つみたいなところもありますよね。
松本:ええ。でも、お仕事っぽくせずに楽しくできたから、結果良いものになったと思いますよ。
──今回のようなコラボレーションは初めてですか。
松本:バンドとしては初めてなので、俺たちも初コラボになるんです。
中澤:曲だけ書いたりとかは今までもありましたけどね。
──ゴーイングの皆さんにとっては新たなトライアルが増した感じですね。
松本:キーボードが抜けてから、改めて頑張ろうって仕切り直した感じがありましたからね。
──とは言え、『メロンティー』にはガッツリとキーボードが入っていますけど。
松本:俺たちのサポートをやってくれている大久保 敬さんという、凄く好きなキーボーディストの方なんです。大久保さんもノリノリでやってくれて、一番やりたい感じが今回は出たんじゃないかなと思いますね。
──コレクターズの向こうを張って、泣きのバラッドで行こうという発想はなかったですか。
松本:コレクターズに泣きのバラッドをやられたら敵わないですよ。20年の差がありますから。あと、怒られちゃうからね、「なんで被せてきたんだ!?」って。
──言いそうですね(笑)。
中澤:気にしいだからね、その辺は。
──コレクターズは絶対に皆さんの曲を気にしているでしょうね。
石原:してるよね。
松本:だってこの前も、加藤(ひさし)さんに会うなり「とりあえず聴かせろ!」って言われて、下北沢ガーデンの楽屋で聴かせたんですよ。コータローさんも一緒にいて、「いいんじゃないの?」って言ってましたけど。
──悔しい感じのリアクションだったんですか?
松本:どうなんですかね。誌面上は、悔しがっていたってことにしておいてもらっていいですか?(笑)
石原:レコーディングの時は、ビークルの皆さんが聴いてましたし。
──ヒダカさんも気にしいですよね。
松本:ヒダカさんも「なるほど!」って言いながらやられた感みたいなので帰って行ったので、それで良かったのかな。
──これまでのコラボレーション・バンドとも人脈が交差していて面白いですね。
松本:バンドマンって人脈で楽しいことをしようって考えるから、そういうところもロック化でちょうどいいんじゃないですか。それで面白いことをしようよって、先輩から話をもらったりして。
先輩の言うことは絶対です!
──ゴーイングの皆さんは、レコーディングをしていてメロンの皆さんからロックな部分を感じたところはありました?
松本:これであとは楽器ですよね。楽器をやると最高じゃないですか?
中澤:こないだそういう話をしたね。
石原:コレクターズ先輩と、楽器をあげようっていう話をしていたんです。
──おッ?
大谷:加藤さんが先陣を切って。
石原:「オマエやれよ! あんだろ、1本ぐらい」って言われて、「はい」って(笑)。
松本:自分は出さないんですけどね(笑)。でも、コラボした曲を演奏できたら絶対に格好いいですよ。カッチリ巧くやらなくても、それが逆に格好いいと思う。
──楽器を持ったらどうですか? と、僭越ながら僕らもメロンの皆さんに提案し続けてきたんですよ。
松本:ダメでしたか?
中澤:楽器があればね。(石原に向かって)早くあげなよ。
松本:演奏が無理なら、バック・バンドとかもいいかもしれないですね。“メロン記念日ズ”みたいな名前にして。
石原:安易な名前だな(笑)。
松本:バンドの人を割り振っておけばいいんじゃないですか? ドラムもギターも3人ずつぐらい行けそうな人にお願いして。俺は今ソロをやってるんですけど、バンドは2パターンあって、この人がダメならこの人にお願いしようってやってますよ。レコーディングも参加しているメンバーだから、「初めまして」でも弾けるので。そうだよ、バンドのメンバーを入れちゃえばいいんですよ!
村田:それは凄く贅沢ですね。
──メロン記念日のメンバーに敢えてパート割りをすると、どんな感じですか。
中澤:前にパート割り振ったね。斉藤さんがドラムで、って。
斉藤:和太鼓をやっていたからという理由で、加藤さんが私はドラムだって。
松本:気がするパターンですね(笑)。
柴田:私がキーボード。
中澤:大谷さんがギターで、村田さんがベース。
──なるほど。イメージの連想ですか?
石原:いや、全部先輩が…。
──先輩の言うことは絶対ですからね(笑)。
松本:ランナウェイズみたいな感じでやったらどうですか?
──ヒダカさんも、メロン記念日はイメージ的にランナウェイズに近いと仰っていたんですよ。
松本:やっぱそうですか。ランナウェイズみたいな感じで、ガチャガチャやったら格好いいと思いますけどね。
──中澤さんはメロディーを作る上で、何かイメージしたものはありましたか。
中澤:メロディーは素生が作ってセッションして、途中までしか出来ていなかったところの続きを僕が書いたんです。まだメロン記念日に会ったことがない状態で書いていたので、どうなるのかなとは思っていたんですけど、こっちのペースでやらせてもらえましたし、実際いい形でハモれましたし、今回はそこが面白かったですね。完成型は見えなかったけど、ちゃんといいものが出来ちゃった。
松本:最初のイメージは、ロネッツとかスプリームスみたいなグループの後ろでバンドが演奏している図式だったんですよね。
「探してみてもないよ」に胸キュン
──ところで、タイトルの『メロンティー』は『デトロイト・メタル・シティ』に出てくる渋谷系ポップ・バンドのテトラポット・メロン・ティからインスパイアされたものなんですか。
松本:いや、単純に「メロンティー」って俺が思いついたのを言ったら「それいいな」って話になったんです。それで、本当にメロンティーというものがあるのかを探してみたら、磐田のららぽーとにあったみたいで…。
──僕は不滅のロック・クラシックである『レモンティー』を連想してニヤリとしましたけどね。
松本:そこへのオマージュもありますよ。
斉藤:私は、この歌詞にある「探してみてもないよ」というフレーズが素敵だなって思ったんですけど、ウチのマネージャーがメロンティーって実際にあるのかな? って検索し始めちゃったから、余計なことして! って思いましたけど(笑)。
松本:俺も「探してみてもないよ」にキュンと来ていたんです。俺がキュンと来るか来ないかという判断基準なんですけど、まず俺が萌えたんですよ。
──今回はそこがMPですね。
松本:…MPって何ですか?
──萌えポイントです。コレクターズはNP(泣きポイント)だったんですよ。
松本:なるほど、萌えポイントね。俺もこれからMP使おう。あと、俺のMPは「謝れば許すモード、そうよ」というところですね。
──今回は、楽曲を提供するコンポーザーとしての資質も求められたんじゃないかと思いますが。
松本:メロン側からも「自由にやって下さい」って言われてたから、羽を伸ばして楽しくできましたね。俺はやりたいことをやって、細かいところはジョーさんに詰めてもらうという、いつもの形でできたのも良かったかな。コーラスも「何となく入れたいんだけど、お願いします」ってジョーさんに受け流して。
──コーラスのウィウィ言ってる感じも日本人の血を掻き立てるところがありますよね。
松本:あれ、盛り上がるかなと思ったんですよ。
──その場の思いつきで入れたんですか?
松本:はい。やり直させてはもらえなかったですけど。もういいんじゃないの? って。
──この曲はゴーイングの皆さんからすると、ライブのどの辺りで唄って欲しいとかありますか?
松本:オーラスに近いよね。俺たちがライブでやるんだったら、オーラスのゴング鳴らし系でやるかな。
メロン記念日一同:おー!
松本:ダメ?
斉藤:いやいやいや。年末の30日と31日にやるライブの構成の打ち合わせをしていて、『メロンティー』は2回ぐらいやろうかっていう案もあるんですよ。
中澤:いい待遇だね。
大谷:『メロンティー』で始めて『メロンティー』で終わるとかね。
斉藤:大阪でのライブが発売日なので。ロフトでやった時に凄く盛り上がって、私たちも唄って気持ちが良かったのも大きいんですけど、「次は2回行っちゃう?」みたいな。
村田:『メロンティー』は、ライブのどこで入れるかによってイメージがどんどん変わっていくと言うか、最初だとアッパーで始まるし、最後にやると盛り上がり方が泣けてくるみたいな感じなんです。
松本:俺たちで言う、『ハートビート』みたいなところかな。一度、同じライブで2回やったことあるよね。ひとつのライブで頭にやって、オーラスでもう1回やる。これはいいですよ、絶対に。
──純粋に曲がいいから、クドさも感じさせないですしね。
松本:曲も短くて、4分ないぐらいだから。
──あとは、一緒にステージに立つところを見たいですね。ビークルとは『アナーキー・イン・ザ・UK』を、ロティカとは持ち歌を、コレクターズとは『恋はヒートウェーヴ』などをセッションしましたけど、皆さんだったらメロン記念日と一緒にどんな曲をやりたいですか。
松本:やっぱり『レモンティー』でしょ。『レモンティー』やりーの、『メロンティー』でしめーの。
──それはクドいですね(笑)。先ほどの話から、皆さんの演奏で『Happy Birthday』をやるのはどうですか?
柴田:いいですねぇ!
松本:バンドでやってみたいですね。
──メロンの皆さんは恐縮しまくりですね。ライブでハーモニーを再現するのが難しそうですけど。
松本:大丈夫ですよ、みんな歌巧いし。今回は重ねもそんなにしてないから、みんなで出したらそのままの音になるはずです。
──河野さんのブログには、柴田さんと斉藤さんの音感が非常に良かったと書かれていましたけど。
河野:そうなんです。歌を録っている時に思ったんですけど、お二方に限らず皆さん良かったですよ。大谷さんはパンチがあるし、村田さんは邪気がないと言うか、そこで存在感が浮いてくる。それが面白いなと思って。
──声の特性はどう感じました?
河野:大谷さんと村田さんは短めの音をクセで唄うのがハマる気がしていて、斉藤さんと柴田さんはロング・トーンが凄くキレイで、「もっと伸ばして下さい」ってお願いしました。聴いていて気持ち良かったんですよ。
斉藤:最初は自分で解釈をしていた長さだけで唄ったら、「もっと行っちゃってもいいんですけど」って仰ったので、思いっきり伸ばさせて頂きました。
──いつも河野さんは、松本さんに対してスパルタなディレクションなんですか?
松本:最近はそんなことはないです。歌のポイントが、巧く唄えるというだけじゃないところでディレクションをするから、そこがいいなと俺は思います。
もう一度是非ロック化計画を!
──メロン記念日ロック化計画は今回で一区切りですけど、ゴーイングの皆さんからロック化に対して何かアドバイスはありますか。
石原:楽器だね。
松本:敢えてロックを意識しなくてもそのままでいいと思います。もう一度ロック化計画をやるのはどうですか? 2回ぐらい続けると「ロック姉ちゃんたちでしょ?」って言われるようになると思いますよ。
村田:やっぱり経験ですかね?
松本:うん、経験ですよ!
──メロンの皆さんが今回のコラボレーションで経験できたことは?
大谷:楽器への恐怖心を覚えたのかも。バンドの皆さんは自分の担当があって、それが合体して曲が出来ることを今回のロック化計画をやっていてわかったんです。私たちは声だけですけどそれぞれに担当があって、それを音に突き詰めてもいいかなと思うし、確かに楽器もできたら格好いいなとも思うし。
──楽器を持たなくても皆さんには担当があるし、そこがバンドっぽい感じもしますね。
松本:後ろを固めればいいんですよ、5パターンで。それならいつでもライブができますから。
中澤:5パターンあれば、誰かしらスケジュールが合うもんね。
松本:自分のお抱えバンドじゃないですけど、ひとつ決めておくと「次のライブはロックな感じでやろうか」ってメンバーを招集できるじゃないですか。“メロン記念日&ザ・パイレーツ”みたいな感じで。
中澤:それはロックだね。
松本:…うん。でも、今の“パイレーツ”はないな(笑)。
──では、メロンの皆さんにエールを送るとするならば。
松本:ますます………何かあるかな。ますますって言っちゃったけど。
村田:ますます、からの〜?(笑)
松本:何ですかね。ますますハジけちゃって下さい! ってことですね。
──メロン記念日は今年でデビュー10周年ですからね。
松本:10年やった人ってバンドでもそうなんですけど、安心があると言うか、絶対に面白いことをしてくれるみたいな感じが雰囲気から出ているんですよね。それでいいんじゃないですか?
──メロンの皆さんから逆エールはどうですか?
松本:痩せたほうがいいとか?(笑)
斉藤:痩せて欲しくはないです。私の萌えポイントなので(笑)。
松本:それがMPだったんですか?(笑) 今初めて知りましたよ!
──松本さんの風体と、美しい歌声のギャップがMPなんですよね?
松本:それは早く言ってもらいたかったなぁ。
斉藤:レコーディング中は、お菓子とかを手に取る姿とかがMPで。
村田:カールを開けて抱えている姿とか。
松本:そうなんだ(笑)。黄レンジャー系が好きってこと?
村田:やわらかい系が好きですね。
松本:やわらかい系って何?
村田:穏やかなってことですよ。
松本:肉のことかと思ったよ(笑)。
──あとは、ライブでの共演を早く実現させて頂きたいですね。
松本:『メロンティー』はライブで一緒にできるようになって初めて完成だと思うから、是非やりましょう! ツアーとか、ロックっぽくていいんじゃないですか?
──ゴーイングのツアーのどこかにメロン記念日が乱入するとかね。
松本:いいですね。…それ、頂きます!
メロン記念日ロック化計画第5弾
メロン記念日×GOING UNDER GROUND
メロンティー
TGCS-5983 / 800yen (tax in)
01. メロンティー
02. メロンティー(Instrumental)
作詞:松本素生/作曲:松本素生、中澤寛規/編曲:GOING UNDER GROUND
全国のタワーレコードで限定発売中!!
5作すべてをタワーレコード店頭で購入した方のみ、5作連続購入者特典「オリジナルCDボックス」をプレゼント!
Live info.
◇メロン記念日
シンジュクアクション〜Lady Steady Go!! Vol.1
2010年1月12日(火)新宿LOFT
メロン記念日/キノコホテル/ロリータ18号/and more...!
OPEN 18:00/START 19:00
前売り¥3,300(+1ドリンク)整理番号付・オールスタンディング
問:新宿LOFT 03-5272-0382
メロン記念日 10th ANNIVERSARY LIVE【生誕3654日感謝祭】
2010年2月19日(金)SHIBUYA-AX
OPEN 18:00/START 19:00
前売り¥5,700(+1ドリンク)整理番号付・オールスタンディング
問:オデッセー 03-5444-6966(平日11:00〜18:00)
メロン記念日 10th ANNIVERSARY LIVE【2000〜2004】
2010年2月21日(日)なんばHatch
OPEN 14:30/START 15:30
前売り¥5,700(+1ドリンク)整理番号付・オールスタンディング
問:キョードーチケットセンター 06-7732-8888
メロン記念日 10th ANNIVERSARY LIVE【2005〜2010】
2010年2月21日(日)なんばHatch
OPEN 18:00/START 19:00
前売り¥5,700(+1ドリンク)整理番号付・オールスタンディング
問:キョードーチケットセンター 06-7732-8888
メロン記念日物語〜Decade of MELON KINEN-BI〜
2010年3月17日(水)〜3月22日(月・祝)池袋シアターグリーン BIG TREE
作・演出:太田善也(散歩道楽)
出演:メロン記念日/あいざわ元気/Nao/並木秀介(大人の麦茶)/川原万季(散歩道楽)/谷中田善規(散歩道楽)/ヒルタ街(散歩道楽)/岩崎亮(トノチョ’)ほか
前売¥6,300/当日¥6,500
*全席指定 3歳以下入場不可・6歳以上チケット必要
チケット発売日:2010年2月6日(土)
問:オデッセー 03-5444-6966(平日11:00〜18:00)
◇GOING UNDER GROUND
ゴーイングオンライン5周年記念ライブ『「二代目GOING UNDER GROUND襲名ライブ」東京公演』
2010年1月16日(土)渋谷CLUB QUATTRO
蒙古TAN-MEN(中澤寛規バンド)/松本素生ソロ/河野丈洋ソロ/GOING UNDER GROUND
OPEN 17:00/START 18:00
¥4,500(ドリンク代¥500別)
問:ローソンチケットインフォメーション 0570-000-777(10:00〜20:00)
ゴーイングオンライン5周年記念ライブ『「二代目GOING UNDER GROUND襲名ライブ」大阪公演』
2010年1月24日(日)大阪BIG CAT
SxOxU/河野丈洋ソロ/GOING UNDER GROUND
*石原聡リメイクショップも出店します!
OPEN 17:00/START 18:00
¥4,500(ドリンク代¥500別)
問:ローソンチケットインフォメーション 0570-000-777(10:00〜20:00)
OTHERS
ROCK STEP JUNK
2010年2月6日(土)福岡 DRUM Be-1
カラーボトル/黒猫チェルシー/松本素生(GOING UNGER GROUND)
OPEN 17:30/START 18:00
前売¥3,150(+1ドリンク)*スタンディング
問:キョードー西日本 092-714-0159
ROCK STEP JUNK
2010年2月7日(日)長崎 DRUM Be-7
カラーボトル/黒猫チェルシー/松本素生(GOING UNGER GROUND)
OPEN 17:30/START 18:00
前売¥3,150(+1ドリンク)*スタンディング
問:キョードー西日本 092-714-0159
サンボマスター『ラブソング/世界をかえさせておくれよ』シングルレコ発ツアー
2010年2月11日(木・祝)渋谷CLUB QUATTRO
サンボマスター/GOING UNGER GROUND
OPEN 17:00/START 18:00
前売¥3,150(+1ドリンク)*スタンディング
問:ホットスタッフプロモーション 03-5720-9999
THE BACK HORN『KYO-MEI大会』
2010年2月13日(土)Zepp Sendai
THE BACK HORN/GOING UNGER GROUND/and more...!
OPEN 17:00/START 18:00
前売¥3,800(+1ドリンク)
チケット一般発売日:2010年1月9日(土)
問:G.I.P 022-222-9999
THE BACK HORN『KYO-MEI大会』
2010年2月17日(水)Penny Lane 24
THE BACK HORN/サンボマスター/GOING UNGER GROUND
OPEN 18:30/START 19:00
前売¥3,800(+1ドリンク)
チケット一般発売日:2010年1月9日(土)
問:WESS 011-614-9999
広島文化学園大学・短期大学 presents MUSIC CUBE 10
2010年3月20日(土)・21日(日)*どちらか1日の出演となります(広島市内で開催)
bonobos/LUNKHEAD/THE BAWDIES/鶴/アナログフィッシュ/andymori/竹内電気/THE イナズマ戦隊/SPANK PAGE/のあのわ/avengers in sci-fi/大橋トリオ/chaqq/PENGIN/SxOxU/and more...!
*出演日・場所などの詳細はコチラ⇒http://www.musiccube.jp
THE BACK HORN『KYO-MEI大会』
2010年4月2日(金)DRUM LOGOS
THE BACK HORN/GOING UNGER GROUND/and more...!
OPEN 18:00/START 19:00
前売¥3,800(+1ドリンク)
チケット一般発売日:2010年2月6日(土)
問:キョードー西日本 092-714-0159
メロン記念日 official website『メロン記念部』
http://www.up-fc.jp/melon
メロン記念日 official blog『MELON LOUNGE』
http://blog.oricon.co.jp/melonlounge
メロン記念日 ロック化計画スペシャルサイト
http://www.up-front-works.jp/melon
GOING UNDER GROUND official website
http://www.aquamusic.co.jp/going