ギター バックナンバー

4106 BRAZILIANSIZE × 奥村 大 wash?('10年1月号)

BRAZILIANSIZE『7』&wash?『love me』発売記念座談会 4106 BRAZILIANSIZE × 奥村 大 wash?

一卵性双生児的盟友バンド、同時期に史上最高峰の作品を発表!
心腹の友である両者が語る、嗚呼楽しき哉バンドマン人生!


 “LOFT RECORDS”が総称を“LOFT DISCS”に変え、発足した新レーベル“BEAR HUG RECORDS”から実に3年振りのニュー・アルバム『7』をリリースしたBRAZILIANSIZE。そして、渾身の最高傑作『love me』が1月20日にリリースされるwash?。10代での出会い、そして一緒にTrophyを組んだ経歴を経て、それぞれの道を歩む両バンドのフロントマンである4106(BRAZILIANSIZE)、奥村 大(wash?)。全く違う性格ながら戦友であり親友である両者。今回はそんな両者を招いて、お互いの長所も短所もたっぷり話していただきました。(interview:森 三彩)


ドラムは巧いだけでも味だけでもダメ

──そもそも両者の出会いはいつ頃なんですか。

4106:まだ10代の頃ですね。

奥村:19、20の頃かな? 気が遠くなるくらい昔の話だね(笑)。お互いバンドマンとして出会ったと言うよりも、面白いバンドを見に行ったり、その打ち上げに潜り込むといつもいるみたいな感じだった。当時はレッチリを筆頭に、ビースティ・ボーイズやフィッシュボーンとかミクスチャーが全盛の時代で、俺たちもその影響下にあったのは間違いない。

──後年、Trophyというバンドを組むお2人ですが、最初から一緒にバンドをやる発想はなかったんですか。

奥村:最初にヨーちゃんから話し掛けてくれて、よく会うから仲良くなって、何か一緒にやろうかっていう話はしてたね。でも、一緒にやるのはバンドじゃなくて麻雀だった(笑)。

4106:Trophyは、スキャフルが落ち着いた時に「CDを出せそうだから、ちゃんとバンドとしてやらない?」って大ちゃんから誘われたんだよね。

──互いに性格が似ていると感じる部分はありますか。

奥村:熱意とか根源的なところは似てるんだけど、方向がズレるんだよ。それがちょうどいい。俺が機材おたくになると、ヨーちゃんはファッションに凄い詳しくなったりね。今日俺が着てる服も、ヨーちゃんから貰ったものだしさ(笑)。

4106:毎年、251で感謝祭と称して洋服を大放出するんですよ(笑)。

──奥村さんはBRAZILIANSIZEの『7』を聴いて、どう感じましたか。

奥村:アコギを弾いてた前のギターが抜けて、バンドの方向性が変わったんだよね。前は横に揺れるイメージがあったけど、2年くらい前から縦に切り替わった感じになった。それがどう化けるかが楽しみだったんだよ。ここ数回のライヴはハズレがないしさ。そんなバンドの勢いが『7』には凝縮されてるよね。

──あと、これまでになく歌心とポップさが増した印象を受けますね。

4106:もともとちゃんと唄いたいと思って始めたバンドですからね。このバンドの前にERSKINをやっていて、そこで歌を唄おうとしたら「歌を唄うにはこのメンバーじゃない」ってエンジニアさんに言われたんですよ(笑)。それで組んだのがBRAZILIANSIZEなんです。

奥村:前はリズムによってポップさを追求する感じがあったよね。そこに巧みなコーラス・ワークが入って俺はいいなと思ってたんだけど、2年くらい前から狙いがより明確になった気がするね。macd.のパンキッシュなギターを活かす必要もあっただろうし、俺は何よりもSHINTAROの成長がデカいと思う。あいつはリズムに専念するあまり、ライヴをショーとして捉えることに意識が向いてなかったけど、この2年くらいで一気に化けたと思うよ。レピッシュの(杉本)恭一さんも「あのパーカッションは面白い! 叩いてねぇんだもん!」って絶賛してたからね(笑)。

──緩急の付いたアレンジの『RHYTHM』に顕著ですが、全体的に真に迫る度合いが増した気がしますね。

奥村:そうだね。照れなくなったんじゃない?

4106:うん、そうかもしれないね。

──恒例の『DRUMSONG』は今回で3作目ですけど、ドラムに対する認識も両者似ているんじゃないですか。

奥村:2人ともやかましいのが好きだよね。

4106:巧いだけじゃダメだし、味だけでもダメなんですよね。同じドラマーでもバランスのいい人と悪い人が出てくるのは何故なんだろう? それを意図的に作り上げるにはどうすればいいのか? って思ってやってるのが『DRUMSONG』で、僕の中ではドラマーに対するひとつのテーマなんですよ。ドラマー諸氏からは「こんなことをさせてくれるバンドは珍しい」って言われるんですけど、僕はずっと運良くドラマーに恵まれてるんですよね。今回はParock86がリズムを考えて、それを僕が構成して曲にした感じです。

──Parock86さんは今回、『IN SIDE』で歌声も披露していますね。

4106:『IN SIDE』はもともと木村カエラに書いた曲で、当時からParock86が唄ってたんですよ。

奥村:俺は今回のアルバムで言うと、『LAST DANCE』とか『SATISFACTION』なんかが好きだね。曲とタイトルがまだ完全に一致してないけど(笑)。

──『SATISFACTION』と『HIKARI to OTO』に参加しているスキャフル時代からの盟友であるNARIさんを筆頭に、maegashiraやMIX MARKETなど多彩な面々がゲスト参加しているのも聴き所のひとつですよね。

4106:まぁ、大ちゃんは来てくれなかったんですけどね(笑)。

奥村:もちろん顔を出したかったんだけど、今回はちょうどフラッドのレコーディングやリハーサルと被っちゃってたからさ。

──リズムに重点を置きつつも縦ノリの勢いもあって、尚かつ歌の比重も高いという理想的なバランスを保っているのは『DRAW IT』ですね。肉感的なアンサンブルの妙も楽しめますし。

4106:『DRAW IT』は詞も曲もParock86が書いた曲なんですよ。Parock86は毎回必ずああいう曲を持ってくるんですけど、何せ元the PeteBestですから、歌モノの曲はお手のものなんですよね。

余白を残すことが完璧だったりする

──『LAUGH』然り、『MAGIC of WORD』然りなんですが、衒うことなく希望をテーマにした前向きな歌がいつになく多い気がしますけど。

4106:前向きなことに対してそこまで意識はしてないんですけど、面と向かって言われると恥ずかしいですね(笑)。前向きは前向きなんですけどね。でも、歌を通じて何かを伝えることが面白くなってきたし、それをできる環境がちょっとずつ良くなってきたのは確かですよ。

──腹を据えて歌と真正面から向き合うようになったり、バンドの在り方が益々自由度を増してきたのはwash?と共通するところじゃないですか?

奥村:そうだね。技術が追いついてきたっていうのはあるだろうね。あと、何と言うか、どんどん放っておけるようになった気がする。サボってるってことじゃなくて、曲をそこまで作り込まないでも曲の活かし方が判るようになったって言うかさ。

──フラッドでのサポート経験を通じてwash?を客観視できるようになった部分もありますか。

奥村:フラッドはそうあるべきバンドだと思うけど、凄く作り込むんだよね。それに付き合ってる感じだから、wash?モードでやると反省して、ちゃんとやったりするね(笑)。たとえば、俺は南波(政人)が弾いてるリードなんて毎回違ったって構わないと思うタイプなんだけど、フラッドの場合はそのリードがテーマ的なもので守らなくちゃいけなかったりする。俺も勉強になるし、凄く面白いよ。

──4106さんには近年のwash?はどう映っていますか。

4106:今までは際限まで突き詰めるようなところがあったけど、今は大ちゃんが解放された感が強いですね。

奥村:確かに、前のように心配はしてないね。今はコントロールしようとはあまり思ってない。そのほうがおもしれぇやって思うから。

──車のハンドルで言う遊びの部分が増えたと言うか。

奥村:うん。目的地には向かってるからいいやって言うかさ。何処を通ってもいつかは辿り着くだろうっていう。ターニング・ポイントとしてデカいのは、やっぱり(長谷川)道夫が入ったことだね。メンバーの1/4が変わればバンドの意識も自ずと変わるから、それをどうやっていい方向に集約していくかを模索するうちに『猿犬』っていうイヴェントをaeronautsと一緒にやり出して、彼らに受けた影響も凄く大きい。出て欲しくて呼んだゲスト・バンドも想像以上だったり、いい意味で想像と違ったり、ラッキーなことに今のところハズレたバンドはひとつもないね。そこから得たものも大きいよ。

──以前に比べて、奥村さんが能動的かつ自由奔放にバンドをやっているのは窺えますね。

奥村:セカンド・アルバムくらいで精神的にかなりのところまで落ちて、個人的な行き詰まり感もあったし、バンドも含めていろんなことを研ぎ澄ませすぎちゃったんだよね。その向こう側へポーンと飛び超えたら結構ラクになったんだけどさ。

──間もなく発売となる『love me』も過度な気負いがなくて、テーマとしてはヘヴィなトリビュート・ソングが数曲あるものの、それすらもラフに聴かせる度量の大きさを感じるんですよね。

奥村:何て言うか、気持ち良きゃいいみたいな感じが加速したんだよね。悲しい曲を悲しい時に聴いて癒される人もいれば、悲しいからこそ明るい曲しか聴きたくないっていう人もいるけど、どちらも心の何処かで快感を得ようとする作業だと俺は思うんだよ。音楽ってコミュニケーションだからさ、カタルシスを得るのはお互いが気持ち良くなった時なんだと思う。

──両者の新作に共通しているのは、音楽を通じて聴き手と積極的にコミュニケートする姿勢が強まってきたことだと思うんですよ。

4106:まぁ、片やパーティー・バンドですけどね(笑)。

奥村:初対面の人と接する時のヨーちゃんと俺の対応の違いは出てるんじゃないかな。ヨーちゃんのほうが俺よりもずっとフランクだしね。

4106:僕は真面目なことを訊かれるとまずふざけちゃいますからね(笑)。大ちゃんが凄いのは、物事ひとつに対する追求心なんですよ。飲み物ひとつを取っても、それがどうやってここまで運ばれてきて、飲んで自分が感じたことをちゃんと洞察すると言うか。僕は飲んだらもうそれでいいじゃんって思っちゃうんですけどね。歌詞にもそういうのがよく出てるし、言葉に対しての尊敬はデカいですね。

──BRAZILIANSIZEの歌詞に影響を受けている部分もありますか。

4106:これがまた受けられないんですよ。何でかって言うと、根本が全然違うからなんです。僕は大ちゃんみたいな言葉が出てこないし、すべてにおいて完璧主義じゃないんで。余白を残すことが僕の中では完璧だったりしますから。歌詞になったものを見比べると、wash?は深いなと思いますよ。敢えて難しい言葉を使ってるのか、自然とそういう言葉が出ちゃうのかは判りませんけど。

奥村:それはTrophyの頃からヨーちゃんによく言われてるよね。俺が悩むと「わざと難しく考えてない?」ってね。今は考えすぎる時間がもったいないし、一歩踏み出したほうがいいと思うけどさ。

4106:そういうのが今までのwash?には出てたんですよ。それがなくなって、“別にこれでいいじゃん!”っていう感じでライヴを見せるようになったって言うか。



4106の凄さは嗅覚とバランス感覚

──吹っ切れた感じと言うか、呪縛が解けた感はありますね。

奥村:何せ、新作のタイトルは『love me』だしね(笑)。

4106:タイトル曲がないじゃん?

奥村:ないけど、“love me baby”って唄ってる曲(『台風38号』)はあるよ。逆に俺から見たヨーちゃんの凄いところは、やっぱりセンスと言うか、嗅覚って言ったらいいのかな。それはTrophyの頃からそうで、俺は曲を完成させることから逆算するからこぢんまりするんだよ。メロディとコードを考えて、詞のポイントはこの辺だからここに何かが欲しくて…みたいに細かく考えるんだけど、それをヨーちゃんはあっさり崩すんだよね。コードを追い掛けるラインを考えていって、メロで泣かせようとしてるところにスポンとベースでリフを入れたりしてね。しかも、それが凄く格好いい。やっぱり嗅覚が鋭いんだよ。

4106:一緒にバンドをやってるんだから、仮に格好悪いことをやったら「それは格好悪いよ」って言ってくれればいいじゃんって思うんですけど、そう言ってくれる人ってなかなかいないんですよ。大ちゃんはそういうのをちゃんと言ってくれるんですよね。

──3年前、両者のスプリット・アルバム『THEY'RE NERD #2』を発表する前に一緒にツアーを回って以降、奥村さんが曲作りの面で影響を受けたと仰っていましたけど、常に刺激を受け合っている関係なんでしょうね。

奥村:俺は凄く刺激を受けてるね。あのスプリットでブラサイがカヴァーしてくれた『CYDER』は、俺はブラサイにあげたつもりでいるんだよ。

4106:有り難く貰いました(笑)。

奥村:俺たちはブラサイのどの曲をやるか会議したんだけど、どれもアレンジのアイディアがパズルのように組み合っていて、それ以上アレンジの施しようがないんだよね。だから俺たちは何曲かリミックスする感じにしたんだよ。

──今振り返ると、Trophy時代は2人のバンド人生の中でどんな時期だったと言えますか。

4106:僕にとっては、大ちゃんと何か一緒にやるための趣味みたいなものでしたね。思い出すことと言えば、リハに行って、終わったらラーメンを食いに行くことばかりなんですよ(笑)。

奥村:凄い確率でラーメンを食ってたよね(笑)。

4106:でも、Trophyがあったからこそ今があることだけは間違いないですね。

──Trophyが解散して、また2人で違うバンドを組もうとは考えなかったんですか。

奥村:Trophyはドラマーが抜けて止まった感じなんだよね。歌が抜けてもやろうかって話してたんだけど、ドラムが音楽をやめたいって言い出してさ。Trophyに誘う時に一度音楽をやめてた奴だったから、そうなるとこのドラマーの替わりはいないなと思ってね。それで、ヨーちゃんとはまた何か思いついたら一緒にやろうかってことになったんだよ。

4106:だから、別に終わってもないんですよ。

奥村:ヨーちゃんは、俺がどうしてもソロ・アルバムを出したくなったらベースを弾いてくれるみたいだけど(笑)。

4106:全然弾くよ。ベース弾いてあげてもいい(笑)。

──今日は木村カエラさん主催の『オトコク祭』のリハの後に集まって頂いたんですが、4106さんは木村カエラ・バンドのバンマスとしても活躍していて、奥村さんもその流れで何度も客演されていますよね。

奥村:カエラは俺、デビュー前に手伝ったりしたよね。

4106:そう、カエラの最初のツアーは大ちゃんに一緒に回ってもらったんですよ。『オトコク祭』には大ちゃんを毎年誘ってたんですけど、やっと参加してくれることになったんです。

奥村:フラッドもそうだけど、ギターを弾ける機会がたくさんあるのは幸せなことだとホントに思うよ。ヨーちゃんの人脈がカエラのカラーになってるしさ。

4106:ストリートの匂いを出す役割が僕らにはあるんですかね。

──4106さんがプロデュース能力に長けているからこそじゃないですか?

4106:いや、僕がいい加減だから付いてきてくれるんだと思いますよ(笑)。

奥村:それこそ嗅覚とバランス感覚だよ。俺は持ち合わせてない部分だから、凄いと思う。

──奥村さんもフラッドのサポートの時はプロデューサー的な視点で接しているんじゃないですか。

奥村:曲作りに付き合ったりする時はね。『PARADOX PARADE』はツアーの合間の凄い短期間の中で曲作りをしてたから、「俺は格好いいと思うよ」とか背中を押してあげたりしたけど。ただ、俺の意見を被せすぎると彼らの作品の何割かが俺の作品になっちゃうから、そうならない程度に関わった。

奥村の歌の成長ぶりに嫉妬心を抱く

──奥村さんはフラッド以前に髭(HiGE)のアドバイザーとしても活躍していましたよね。

奥村:髭ちゃんは須藤(寿)の脳味噌の中に絵があって、それをどういうふうに音にしたらいいか判らないって感じだったから、「それはこういうことでしょ?」って口を挟ませてもらったって言うかさ。須藤はオルタナティヴな音楽にも造詣が深いから、その部分でエンジニアさんやPAさんが濁ったダメな音としてジャッジしてしまうこともあるわけ。その橋渡しとして俺がいた感じだね。

──自分のバンドだと、そこまで客観視できないものですか。

奥村:wash?だと何も気にせずやれるね。フラッドでも髭でもそうだけど、自分の持ってる濃いものを何グラム足していいのかをずっと探ってるんだよ。100%を出し切るとwash?になっちゃうからね。

──フラッドの『博士の異常な愛情』は奥村さんの存在があってこそ生まれたものだと思うし、wash?ヴァージョンも是非一度聴いてみたいですね。

奥村:あれは面白い曲だったね。俺だったらエンディングをあの6倍くらい伸ばすけどさ。最後のコーラスの部分をグイグイ持っていくね。フラッドはそこをあっさり終わらせるんだけど。

4106:きっと、それが売れる秘訣なんだよ(笑)。

奥村:だよね(笑)。俺は3分にはまとめられないもん。気持ちいいなと思ったら、すぐに7分くらい行っちゃうからね。

──4106さんはwash?の音作りのどんな部分に惹かれますか。

4106:具体的にこことは言えませんけど、感化されるところはいっぱいありますよ。ライヴを見るとイラッとしますからね(笑)。だから、僕はあまりwash?のライヴには行ってないんです。打ち上げには必ずいるんですけど(笑)。ギタリストとして尊敬の域を超えてるくらい好きなんで、ライヴを見るとどうしても自分のバンドと比べちゃうんですね。

奥村:リハに遊びに来て、「後で本番に来るわ」と言い残して打ち上げに来るのがヨーちゃんのゴールデン・パターンだからね(笑)。

4106:僕の場合、wash?をあまりバンドとして見てないと言うか、大ちゃんの表現として受け止めちゃうんですよね。

──同じ釜の飯を食べた者同士、“こんな格好いいバンドをやりやがって!”という嫉妬みたいな気持ちもありますか。

4106:悔しいと思う時もありますよ。大ちゃんが全然唄えない頃から僕は見てるので、その成長がまた悔しかったりするんです。

奥村:『love me』でも歌がひとつのテーマだったからね。エンジニアの(松本)大英さんは前の『Slacker's high』を気に入ってくれたんだけど、「俺なら違う歌の出し方をする」と言ってくれてね。(上田)現ちゃんの作品はほとんど大英さんがエンジニアだったし、歌の部分は信用して任せることができたね。

──『love me』には上田さんの『僕の思いは目的もなく月に刺さる』のカヴァーを収録していますが、この選曲の意図は?

奥村:現ちゃんが藤岡(正明)君っていうヴォーカリストに提供した曲なんだけど、そのレコーディングに俺も参加しててさ。録った帰りに現ちゃんを車で送りながら「あの曲、俺にくれ」って言ったんだよ。「いやいや、もう藤岡にあげちゃったし、俺も唄いたいし」って言われたけど。最初は俺の弾き語りでやってた曲で、それを見た南波がバンドでもやろうって言い出したんだよ。カヴァーをやるならレピッシュか現ちゃんの曲だったね。ライヴではレピッシュの『プレゼント』もカヴァーしてるしさ。

──レピッシュは両者の共通項であるミクスチャーの、日本におけるオリジネーターですよね。

4106:僕も好きでしたよ。

奥村:あんなバンド、それまでいなかったからね。ライヴが凄い良かったもん。俺はつまらないものを指す時にエンターテイメントって言葉を差別用語のように使っちゃうんだけど、MAGUMIさんはそういう意味じゃない真のエンターテイナーだと思うし、あの歌と煽りは凄いよ。MAGUMIさんが主役になろうとすると、“お前だけにいい思いはさせん!”みたいな感じで恭一さんと現ちゃんが割り込んでくるのが堪らなく好きだった。俺には理想のバンドだよ。

──『love me』のレコ発ツアーにはBRAZILIANSIZEが帯同しますが、互いのカヴァーをやったりとかは?

奥村:ブラサイの曲は最近またさらに難しくなってきたからね。俺には絶対に書けない曲だから嫉妬も覚えるよ。スキルの部分はウチのバンドじゃ全然かなわないから、テンションだけは負けないようにしようと思ってる。ツアー中もブラサイと一緒なら楽しいよね。まぁ、ヨーちゃんと出会って十数年経って、同じテンションでアホ騒ぎしてるとは思わなかったけどさ。前のツアーの時、2日目くらいでウチの南波とブラサイの前のギターが何故か喉を潰してたからね(笑)。打ち上げで騒ぎすぎだよ(笑)。

4106:次の日からマスクしてたもんね(笑)。

──最後に、お互いにメッセージがあれば。

奥村:とりあえず、ブラサイより1日でも早く売れたいね(笑)。

4106:僕らはwash?より1週間早くメジャー・デビューしたいです(笑)。

奥村:後から売れたほうが、先に売れたほうの影響を凄く受けてますって言うことにしよう(笑)。

4106:そうしよう。すぐに嘘だとバレるだろうけどね(笑)。



BRAZILIANSIZE
7

LOFT DISCS / BEAR HUG RECORDS LOBH-001
2,300yen (tax in)
IN STORES NOW

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wash?
love me

BLOCKHOUSE RECORDS DDCZ-1654
2,300yen (tax in)
2010.1.20 IN STORES

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Live info.

◇BRAZILIANSIZE
1月5日(火)下北沢CLUB 251
1月15日(金)高円寺HIGH

◇wash?
1月22日(金)下北沢CLUB 251(“love me”リリース記念ワンマンライブ〜love me or die〜)

◇wash?“love me”Release tour『You love us』
2月10日(水)名古屋CLUB ROCK'N'ROLL(with BRAZILIANSIZE)
2月11日(木)神戸STAR CLUB(with BRAZILIANSIZE)
2月12日(金)十三FANDANGO(with BRAZILIANSIZE)
2月13日(土)新宿LOFT(BRAZILIANSIZE“7”release tour Final / with wash?)
2月19日(金)仙台MACANA(with SOUL-D!)
2月20日(土)新潟CLUB RIVERST(with SOUL-D!)
2月21日(日)長野 伊那GRAMHOUSE(with SOUL-D!)

BRAZILIANSIZE official website
http://www.braziliansize.com/

wash? official website
http://xplasma.net/wash/



posted by Rooftop at 10:00 | バックナンバー
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