謎のてるてる坊主、amazarashi、青森県限定盤収録曲をiTunes配信開始!!
恐山を有する青森県むつ市在住の秋田ひろむを中心としたバンドamazarashiが12月9日、青森県限定500枚、シリアル番号入り、詩集入りのEPをリリースした。現代の社会情勢を風刺した強烈な歌詞と異質なてるてる坊主のキャラクターが印象的で、巷で今話題になりつつあるamazarashi。このamazarashiであるが、青森県限定盤に収録の全6曲を、限定盤発売に合わせ12月9日よりiTunesでの配信を開始した。
光、再考 PV
amazarashi | MySpace Music Videos
資料を見て、myspaceを見て、正直なんて気持ち悪いイラストなんだろうと思った。特にmy spaceで『光、再考』のPVを見た時には、PVの世界観は素晴らしかったが、てるてる坊主を見つめていたら寒気さえ感じたほどだった。表情や姿を変化させるてるてる坊主。全く表情を変えない能面のような時もあったり、少しだけ笑ってみたり。とにかく気持ちが悪いと感じた。しかし、『光、再考』の歌詞を読みながら改めてこのPVを見ていると、このてるてる坊主が私達人間そのものでもあるようにも見える。常に何かに縛られていて、表情を完全になくしてみたり、たまに笑ってみたり…。人間誰しもが持っている感情や、心の奥底にある、人には見せない表情をこのてるてる坊主が表現しているのではないだろうか。そう考えながら聴いていたら今度は自分を見ているようで、とても心が苦しくなってきた。気持ちを完全に見透かされているような気がした。心がえぐられるような痛みを感じた。そして『0.』に収録されている2曲目『つじつま合わせに生まれた僕等』ではうっかり涙をこぼしてしまった。温かくもあり、ヒリヒリともしているボーカル秋田ひろむの声で、何も纏うことなく伝えられるひと言ひと言が、今の時代に溢れている愛だの恋だの友情だの家族にありがとうだの(もちろんそういった曲が嫌いなわけではないが…)を歌うそれらよりも、よっぽど心臓にズシンと響くような気がしてならなかった。しかし、ただただ暗く本音を言っている歌ではない。それなら私も必要としなかっただろう。必死に何かを掴もうという気持ちを感じられる歌なのだ。小さな小さな光だろうとも、決して見逃さずに向かっていこうとする様。これもまさに自分と照らし合わせてみると思い当たる節がある。どこか、自分が言葉にできなかった言葉を言ってくれているようで、彼らの音楽と繋がれたような気がした。楽曲のクオリティーも素晴らしく、歌詞の世界観をさらに広げてくれ、聴いた時の映像をわかりやすく映し出してくれるだろう。
今度は、てるてる坊主ではなく、彼らの姿を見てみたいと思った。(Rooftop:やまだともこ)
amazarashi
http://www.myspace.com/amazarashi_official
◆歌詞掲載サイト◆
Uta-Net
http://www.uta-net.com/user/ichiran.html?cursession=uta-net&curuserid=&Aselect=1&Keyword=amazarashi&Bselect=4&Cselect=1
歌まっぷ
http://www.utamap.com/searchkasi.php?searchname=artist&word=amazarashi&act=search&sortname=1&pattern=1
◆iTunes◆
http://itunes.apple.com/jp/album/amazarashi-0-ep/id342419283
amazarashi
0.
REP-026 / 1,500yen(tax in)
12.09 IN STORES NOW(青森県限定)
1.光、再考
2.つじつま合わせに生まれた僕等
3.ムカデ
4.よだかの星
5.少年少女
6.初雪