ギター 編集無頼帖

LIVE GOLDEN YEARS TOUR

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 昨夜はK2氏のデビュー25周年ツアー2日目、NHKホールに参戦。不朽のクラシック・ナンバーを楽しめる以上に、最新作『ダブル・エッジ・ソード』からの楽曲をやっと生で体感できることに歓喜。マイケル・シェンカーよろしくな鬼リフを基軸とした『Mr.Body & Soul』はやはり無条件にアガる。これ、もはやK2クラシックの殿堂入りでしょう。キャリア四半世期ともなると披露せねばならぬ最大公約数的ナムバーが多々あるやもしれぬですが、そうしたゴールデン・クラシックを織り交ぜつつも最新楽曲を等しくキメまくる姿にひたすらシビレたのでした。ツアーは来年2月の日本武道館まで続くので明記はできんですが、セットリストは新旧の楽曲が巧みに配分されたよく練り込まれたもの。本誌最新号に掲載されているインタビュー時にリハを拝見して、あの曲の繋ぎがこうなったのか…と感嘆もした後半のメドレーは今回のツアーで大きな見所のひとつですが、掛け値なしに素晴らしかった。それは鉄壁のアンサンブルを聴かせるバンド・メンバーの力量とNHKホールの音響の見事さに起因するのかなと。そして何より、変幻自在に歌声を奮わせ、叫び、時に甘く囁く吉川さんのボーカリストとしての才を改めて実感。キーボード・オンリーで唄い上げた『すべてはこの夜に』はシングルのカップリングか何かで音源化して欲しいくらいの名演だった。アンコールで吉川さんが仮面ライダースカルに“変身”するというまさかの演出(笑)もアニバーサリー・ツアーに相応しいお祭り感があって良し。何はともあれ目下全国各地でソールドアウトが続いている本ツアー、来年の武道館の折には凄まじく完成度の増したものになっていると確信した次第。会場受付で貰ったディスクガレージのフリペ、そこに掲載されていた吉川さんの言葉にもシビレたなぁ(まぁ、普段から割とよく話している内容なのだが)。「今の世の中、無傷で何かを手に入れるのは難しいですけど、それでもいいじゃんってことなんですよ。肉ぐらい切らしてやれよ、でもその代わり相手の骨を断てばいいんだよって。自分自身も使い方次第で毒にも薬にもなるだろうって」。んー、こんな台詞がサマになるよな男になりたいものです…一生懸けても無理そうだけど(笑)。(しいな)
posted by Rooftop at 10:47 | Comment(0) | 編集無頼帖
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