ギター レギュラーコラム

月刊・怒髪天 2009年9月号 通算63号 SHIMMYの鼻 第6回 清水泰而

SHIMMYの鼻 第6回

『清水泰而の男“怒”アホウ酒甲子園!』回顧録!
〜“暑気払いだョ!夏のセンバツ爆飲祭!”を振り返る!〜


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ド平日の深夜から明け方にかけての暴飲耐久レース、実に6時間弱!
真夏の夜の悪夢とも言うべき地獄の暑気払いを主宰の酒の妖精が振り返る!
当日参加してくれた俺達界隈の同志達よ、懲りずにまた一緒に呑んでくれ!


集まってくれたお客さんは俺の友達だ!

 いきなりアレだけどさ、今回の暑気払いイベントの言い出しっぺは俺だったんだっけ?(笑) 友達の家で呑んでたらカレーの話になって、カレーを出すイベントやろうみたいな話だったっけか? 急遽決まってあれよあれよといううちに当日を迎えたから、何でこんなことになったんだろう? ってずっと考えてたんだよ(笑)。そうか、カレーか…いつの間にか品切れで、俺は食べれなかったんだよなァ。カレー、食べたかったなァ。…ここ、目立つように太字で書いといてね(笑)。
 でも、ああやって俺達界隈のみんなと呑むのは純粋に楽しいし、ああいう機会があると俺にもちゃんと友達がいるんだなァ…って感じるよ。あれくらいの人数だったら、ステージから降りてみんなと一緒に呑めば良かったなと思うね。お盆休み明けのあんなド平日に夜通し集まってくれたんだから、ホントに有り難い話だよ。あの日、阿佐ヶ谷ロフトAに集まってくれた皆さん、ホントにどうもありがとう。この場を借りて改めて感謝します。当日に誕生日を迎えた坂さんも喜んでくれてたみたいだし、良かったよ。弾き語りのライブも良かったしね。晴れて43歳になった坂さんはそうだな、長生きしてくれればイイかな(笑)。怒髪天のローディーのクマさんが遊びに来てくれたのも嬉しかったね。しかも、あそこへ来るためだけにわざわざドン・キホーテで買った甚平を着て出てくれて、ホントに優しいんだよね。俺はクマさん、大好きなんだよ。クマさんこそ“男が惚れる男”だよね。ここはちゃんと書いといてよ!(笑)


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 当日は俺の思う“男が惚れる男”を挙げてその映像を見たわけだけど、共通して言えるのは自分のことは二の次で、常に誰かのために身を投げる男って言うか、「こいつは何で人のためにこんなことまでできちゃうの!?」っていう男の優しさがあるってことだね。普段は感情的な一面を伏せておいて、表向きはコミカルでエッチだったりしてさ。その中でもやっぱり、『探偵物語』の松田優作は格好良かったねェ。「俺の友達を虫けらみたいに殺しやがって…」(モノマネ)っていう感情の炸裂感が抜群に格好イイ。それプラス、松田優作演ずる工藤俊作の場合はスタイリッシュでファッション的にも格好イイんだよね。ああいう伊達男的なオシャレ感は好きなんだよ。外に出歩く以上は人に見られるんだから、ちゃんと格好付けてくんだぜっていうあの感じがね。それはルパン三世、次元大介にも同じことが言えて、ちゃんと自分のセンスでファッショナブルにキメてるところがイイ。今回もまた新年会に続いて『カリオストロの城』のラスト・シーンをバカみたいにリピートしたけど(笑)、あれはこれからもずっとやりたいね。


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 あとアレだな、今度は是非『二代目はクリスチャン』をみんなで見たいな。蟹江敬三が最後のほうで言うセリフが格好イイんだよ。「自慢やないけど…ワシ、15の時に親父殺してまんねん…」(モノマネ)で始まる、凄味のあるセリフでね。「シャブ中で目の下真っ黒にしたお袋の横で親父はケラケラ笑って酒呑んでました。フェリーの中で『腹が減ったらこれでも食え』とネズミの死体を渡されました。気付いたらワシ、バットを握り締めて立ってましたわ…」(モノマネ)っていうセリフがあって、その蟹江敬三がメチャクチャ格好イイんだよ! 終盤で抗争が始まって蟹江が撃たれて、教会が崩れ始めるわけ。蟹江は子供を守りながら「シスター! シスター! 子供たちは大丈夫ですかッ!?」(モノマネ)って叫んで、最後は事切れる。それで志穂美悦子が「こんなの許せませんよね…」(モノマネ)と呟いて、殴り込みに行くんだよ。もう最高! 仲間が殺られて怒りの発火点に火がつくっていうのは、『探偵物語』の最終回と同じだね。あの手の話が俺はやっぱり好きなんだろうな。


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 それと、“男が惚れる男”として斉藤和義さんを挙げたのは意外に思われたかもしれないけど、あの佇まいがイイんだよね。去年、京都で共演させてもらって大好きになったんだよ。こんなこと言ったら怒られるかもしれないけど、のほほんとしながらちょっとエッチなところが好きだね(笑)。『オンタマ』に斉藤和義さんが出てるのを見たことがあって、「デビューしてからずっと変わらないものは何ですか?」(モノマネ)って質問があったわけ。それに一言、「性欲」だもん(笑)。格好イイな、この人! って思ったよ。
 個人的には、ホントはもっとお客さんといろいろと話せるイベントになればイイなと思うんだよね。お客さんと触れ合える時は、友達として一緒にはしゃいでいたいって言うかさ。壇上と客席に垣根はないと俺は思ってるし、俺が俺達界隈とのパイプ役を担ってる気もする。やっぱり増子さん達3人は兄貴分だし、俺はその下っ端だからさ。3人を見る時の俺は、言ってみればお客さんと同じ立場なんだよ。もちろん、一緒にバンドをやる以上はいくら兄貴分だろうが何だろうが対等に戦うから言いたいことも言うし、ワガママも言うけど、一旦ステージを降りれば3人の格好イイ兄貴達がそこにいるんだよね。俺はその後ろを付いていってる存在に過ぎないんだ。だからやっぱり、あの3人にはずっと格好良くいてくれなくちゃ困るんだよ。あんなに格好イイ兄貴達は他にいないんだからさ。

怒髪天 information proletarian

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Live info.

◇EVENT
9月13日(日)仙台JUNK BOX(Bonito Matsuri vol.1)
9月21日(月)郡山Hip Shot Japan(THE RODEO CARBURETTOR“VANDALIZE tour”)
9月22日(火・祝)SHIBUYA-AX(ロッケンロー・サミット2009〜渋谷頂上決戦!〜)
9月29日(火)下北沢CLUB Que(CLUB Que15th ANNIVERSARY SEASON3〜Que OPEN DAY SPECIAL“下北沢セッションズ!”〜)
10月2日(金)・3日(土)・4日(日)京都磔磔(怒髪天 presents“響都ノ宴”)
10月15日(木)名古屋クラブダイアモンドホール(RADIO CLASH 7th ANNIVERSARY)
10月18日(日)福島県 開成山野外音楽堂(207万人の天才。風とロックFES 福島)
10月24日(土)新木場STUDIO COAST(TOWER RECORDS 30th Anniversary SPECIAL“FACE THE MUSIC!”)
10月29日(木)SHIBUYA-AX(怒髪天結成25周年特別企画“オールスター男呼唄 秋の大感謝祭〜愛されたくて…四半世紀〜”)
11月14日(土)水戸LIGHT HOUSE(水戸LIGHT HOUSE 20th Anniversary“SION アコースティックLive 2009〜SION with Bun Matsuda〜”)
11月16日(月)HEAVEN'S ROCK宇都宮VJ-2(HEAVEN'S ROCK HOT ATTACK)

◇BLOSSOM
11月29日(日)高松DIME(デリバリーブラッサム:対バン後日発表)
12月1日(火)広島ナミキジャンクション(デリバリーブラッサム:with ザ50回転ズ/UNISON SQUARE GARDEN)
12月3日(木)福岡DRUM Be-1(デリバリーブラッサム:with ザ50回転ズ)

怒髪天 official website
http://www.dohatsuten.jp/



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posted by Rooftop at 12:00 | レギュラーコラム