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溝呂木 賢('09年8月号)

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心あたたまる舞台『ブックショップ』に絡め、本と恋愛について語る!!


 2009年に入り、舞台にドラマにCMにと活躍中の溝呂木 賢さん。9月には、芸術都市ケベック(カナダ)で生まれ、世界各地で上演されている舞台『ブックショップ』への出演が決定! ケベックで30年以上活動を続ける劇団グロ・メカノのスタッフと日本のキャストが作り上げるファンタジックな世界が期待されます。
 パソコンにはめっぽう弱く、恋愛はあんまり…と歯切れの悪い感じではありましたが、今は仕事をしている時が一番楽しいという賢さん。今後の活躍が更に楽しみになります。


溝呂木 賢

★幅広い年齢層に楽しんでもらえる舞台

前回、賢さんに登場いただいたのが昨年の9月号になるんですけど、この1年間はどんな活動をされていたんですか?

「舞台やテレビ、CMに出演させて頂いたりしていました。現在放送中のエステー化学のCMにも出演しています。『脱臭炭』という商品のヒーロー編で、炭を持って“ダッシュー!”って叫びながら変身をするとウルトラマンみたいなヒーローになるというもので、カメラマンさんがウルトラマンを撮ってらっしゃる方だったので、現場はすごく楽しかったです」

賢さんが前に出ていた特撮ヒーローものは何でしたっけ?

「仮面ライダー555(ファイズ)です」

ということは、ひさしぶりの特撮になるんですか?

「…そ、、、そうなのかな(苦笑)。ただ、繋ぎを着られたのが面白かったんですけど、ピッチピチで作ったので座るたびにお尻の繊維がピリピリと破れて終わる頃にはパンツがスケスケだったんですよ(笑)。ウルトラマン系のコスチュームはウエット素材で伸び縮みするんですけど、CMの時は布系で作ったので座るとピリッと破けてしまう。NGで破れたりしたら替えがないのでそこは慎重にやりました。衣装さんが後ろでヒヤヒヤしていたことが記憶に残っています」

ドラマは『婚カツ!』に出演されていたそうですけど。

「はい。知り合いのスタッフさんも何人かいらっしゃって、主役の中居正広さんがムードメーカーで現場がすごく盛り上がっていましたし、楽しかったです」

そして、7月2日〜7月27日は『舞台「母に捧げるバラード〜夫婦の道〜」』に出演されていたそうですね。

「福岡の博多座で、武田鉄矢さんのお母さんのお話の舞台に出演させて頂きました。武田鉄矢さんが、本人とお母さんの二役を演じられて、演出もすごかったし勉強になることが多かったです」

その後すぐに9月18日〜27日まで、舞台『ブックショップ』がありますが、こちらのお稽古はこれからですか?

「8月半ばぐらいからになります」

『ブックショップ』の中では“本に対する愛情と、好きな人に好きと伝えることの大切さが描かれている”そうですが、まず…本はよく読みます?

「漫画本を読みます。井上雄彦さんの『バガボンド』とか森川ジョージさんの『はじめの一歩』とか。最近は電車移動をよくするので、ハードカバーの推理サスペンス系やノンフィクション系はけっこう読んだりします」

では、“好きな人に好きと伝えることの大切さを”というところで、恋愛の話もお聞きしたいんですが、初恋って覚えてますか?

「覚えてないです」

ホントですか!? 思い出したくないとか?

「いや。そういうわけではないんですけど…」

歯切れが悪い感じですね(笑)。

「この間、友達と3人で卒業アルバムを見ながらこの子が好きだったって話をしたら、3人とも同じ人を好きだったんですよ。でも、その子を20歳ぐらいの時に実家の近くの駅で見かけたことがあったんですけど、すごいパンクな感じになってしまっていて。頭に剃り込みが入って、ハートのタトゥーが入って、ボディーピアスがいっぱい開いてて…。すごくショックだったんです(笑)。かわいい子だったんですけど、あの変わりようにはビックリしました」

その後には素敵な恋があったりとかは?

「うーん。あまりないんです」

今日で賢さんにお会いするのは2回目ですが、お話を聞いていると恋愛より友達のほうが大事そうな感じはしますね。

「恋愛はあんまり…。淡泊なので、ベタベタしたり情熱的な恋愛はしたことがないし、男友達と遊んでいるほうが好きです」

今は恋愛よりも、友達と遊んだりお仕事しているほうが楽しい?

「今はというよりも、今までもそういう感じです」

なるほど。ところで『ブックショップ』は、全世界でいろいろな方が演じられているものになるんですよね。

「英語やフランス語、スペイン語版が世界各国で上演されています。カナダのほうでは有名な作品で、企画制作の劇団グロ・メカノは老舗の劇団なんです。これまでも演出家さんは日本での公演を手がけているみたいです」

以前出演されていた舞台『傾く首〜モディリアーニの折れた絵筆〜』は出演者が全員で6名でしたが、今回は4名だけでお話を成り立たせるってことになるんですね。顔合わせは?

「しました。ベテランの方々ばかりなので胸を借りるつもりでいます」

役としてはシェフになるんですか?

「チョコレートのパティシエです。作るシーンはないみたいですけど。僕、チョコレートが大好きなんですよ。いつも冷蔵庫にストックが入ってるぐらい。でも高いチョコレートはあんまり好きじゃなくて、コンビニとかで売ってるようなものが良い。特にプレーンのものが好きなんです」

本当に好きなんですね。チョコレートとか甘いものを適度に摂るのは良いって言いますしね。でも、今回出演者が4名となると、それぞれが覚えるセリフの量も多そうですね。

「分量は多くて大変そうなので、今からちょこちょこ覚えていこうと思っています」

普段セリフはどう覚えてます?

「台本を読んで入らなかったところは書いて活字に起こして覚えたりとか。あと、相手のセリフを携帯に録音して、相手のセリフを聞きながら思い出すというのはやってます。稽古場でできなかったものや、課題で頂いたものは持ち帰って家でやる時もあればやらない日もあります。毎日毎日こんつめるとパンクしちゃうので、抜く時は抜こうと。稽古なんだから稽古場でガッツリやればいいやと思っています。相手にセリフをもらうと意外と思い出せるものなんですよ」

体で覚えてる感じなんですね。

「会話ですから。舞台裏とかで忘れると焦りますけどね(苦笑)。考えちゃいけないのに、俺のセリフなんだっけ?とか考えちゃって」

出番の直前まで台本は持ってるんですか?

「持ってないです。楽屋には置いておきますけど、ほとんど見ることはない。日によってダメ出しを頂いてセリフを改善する時には台本を開いて流れを見直したりはしますけど、滅多なことがない限り開かないですね」

では、『ブックショップ』の見どころはどんなところですか?

「日本語版の原作を読んで、幅広い年齢層に受け入られる作品だと思いました。フランスなどでやった公演のDVDを見せてもらったんですが、舞台装置がかわいくてステージは面白い使い方をしていましたし、子供でも楽しめる感じでしたよ。日本人ではあまり作らないだろうっていう舞台で、女性にもかわいいって思ってもらえると思います。あとは、恋愛が奥手な人に見てもらいたいです」

…賢さんにピッタリですね(笑)。

「…俺ですかね(笑)。俺、奥手ですかね? 恋愛に興味がないわけではないんですけど、1人で遊ぶのが好きなんです。付き合ってもほっといてくれる人ならいいんですけど」

もしかしたらこの舞台をやって、恋愛に対する気持ちが変わるかもしれない…とか? 舞台をやることによって、これまでの自分の考え方が覆されることってありますか?

「ありますよ。いろんな人がいらっしゃって、いろんな考えがあって、答えがひとつじゃないんで、こういうやり方もあるんだなって思う。今度は国内の演出家じゃないので、これまでとはまた違った風が入ってくるのかなって思っています。システムも違うと思いますし。日本のドラマはメシ押しとかあるんです」

メシ押しって何ですか?

「ゴハンを遅らせて撮影しちゃおうって。でも、中国は時間がキッチリしているし。は? って思うところはいっぱいあると思います」

世界各地でやっている公演ということは、このお話が好きな人の中には各地の公演を見に来ている人もいるんじゃないですか?

「日本版も見てみたいと思って来てくれたら嬉しいです」

では最後に、読者の皆様とファンの皆様に一言お願いします。

「舞台は9月18日から始まります。その2日前が僕の誕生日です。よろしくお願いしまーす!!」

それはどっちに対するお願いしますですか?

「両方ともです(笑)」


INFO

ブックショップ
公演日程:2009年9月18日〜27日(全14公演)
会場:シアターサンモール(新宿御苑前)

9/18(金)19:30開演
9/19(土)13:30開演 / 17:00開演
9/20(日)13:30開演
9/21(月・祝)13:30開演 / 17:00開演
9/22(火・祝)13:30開演 / 17:00開演
9/23(水・祝)13:30開演
9/24(木)13:30開演
9/25(金)19:30開演
9/26(土)13:30開演 / 17:00開演
9/27(日)13:30開演
※開場は開演の30分前
※各公演終演後、アフタートークを開催します。

料金:5,250円(全席指定/税込)
チケット発売中:専用オンライン予約(http://basta.co.jp/thebookshop/) / イープラス / 電子チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード395-537)

後援:ケベック州政府在日事務所 / 在日カナダ大使館
協力:(有)ジャンクション、劇団 俳優座、(株)トリプルエー
帽子デザイン・製作・提供:(株)フラミンゴ
映像協力:(株)映像センター
制作:山下真智子(リトル・クリエイターズ) / ヘレネ・バスク、フランシーヌ・シャボウ(劇団グロ・メカノ)
製作協力:(株)マッチポイント
企画製作:劇団グロ・メカノ(カナダ・ケベック州) / バスタ Inc.(日本)
お問い合わせ先:有限会社バスタ(03-6457-7099 / thebookshop@gol.com

http://basta.co.jp/thebookshop/


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〒160-0022 東京都新宿区新宿1-32-4 NSビル2F
株式会社トリプルエー 溝呂木賢くん宛

溝呂木賢 official website
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posted by Rooftop at 16:30 | バックナンバー