ギター レギュラーコラム

月刊・怒髪天 2009年7月号 通算61号 ZOOMYの眼 第45回 増子直純

月刊・怒髪天 2009年7月号

ZOOMYのフィギュア巡礼の旅リターンズ!
〜シカルナ・工房の造形美&塗装技術に最敬礼!の巻〜

ZOOMYの眼 第45回

おもちゃの域を逸脱した造形美とおもちゃ本来の実用性を兼ね備えたシカルナ・工房:宮澤博一さんの匠の技に感服!
世界でひとつだけの『宇宙怪獣P131』怒髪天仕様もお披露目!
労働者階級のブルーカラーを模したその鮮やかな藍青色にZOOMYも真っ青!


きちんと作り込んだものは必ず支持される!

増:シカルナ・工房さんのソフビはその造形美はさることながら、とにかく塗装の色合いが天下一品ですよね。クルミ塗装と呼ばれる幾重にも塗り重ねた手法も、何色の上に何色を重ねたのか最早判別不可能ですから。特大サイズの『ザゴラ山中の怪獣』の色の細かさを見た時はホントに感動したんですよ。

宮:サンプルに色を塗った時、ボツボツの溝を塗ってみたら浮き出た感じになってイイなと思ったんです。でも、何体もそのボツボツを1個ずつ塗ることを考えたら気が遠くなって(笑)。あと、特大の『ザゴラ〜』は成型色を緑にしたんですけど、イメージしていた緑とは違ったので、緑の上に緑を塗っていったんですよ。


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増:そこまでこだわり抜くメーカーも他にないですよね。たとえば、最初に色見本をホームページで見て、その後に会場で原型に色の付いたのを見て、最後に通販で届いた実物を見たとしますよね。俺が凄いなと思うのは、シカルナさんのソフビは最後に届いた実物が一番手が込んでいるんですよ。大概は色見本が一番イイっていうのに、何と色数まで増えてる時がありますからね。

宮:見ているうちに「ここも塗ったほうがイイかな?」と悩んでしまうんです。だからよくお客さんに言われるんですよね、「ホームページの写真もブレてるし、届いたものとも違う」って(笑)。

増:『世界の怪獣』の復刻本とセットで6本足の『ザゴラ〜』が出た時も感動しましたよ。原型を流用できる所も多いのに、アゴの所を別パーツで作ってありましたからね。4本足は口が開いてないけど、6本足は口が開いているという細かさに感激したんです。

宮:ありがとうございます。どうしても口を開けたくて、そうせざるを得なかったんですよ。でも、いざやってみると凄い手間で(笑)。そこはよく見てくれている人じゃないと判らない部分だし、そうやって褒めて下さるとホントに嬉しいですね。


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増:今でこそいろんな色を重ね塗りするメーカーが増えたけど、シカルナさんはその走りですよね。

宮:僕は昔から古いおもちゃが好きで、昭和の古いおもちゃを集めた店を23年くらいやっているんです。ある時、業界の大先輩であるビリケン商会の社長さんに「古いおもちゃを売るのに疲れたら、怪獣のおもちゃを作ってみたらどうだ?」って言われたんですよ。自分には到底そんなことできないと思ったのに、やってみたら作れちゃったんです(笑)。怪獣作りはかれこれ2年くらい経ちますね。

増:同じ『世界の怪獣』に載ってる怪獣でも、原型師によって作られてくるものが全然違うものですけど、シカルナさんの怪獣は凄く生物的で格好イイ。『世界の怪獣』のミニ・シリーズもホントにかわいいし、見ていて飽きないんですよ。『幻獣ドロル』も凄い色使いをしていて、いろんな所に顔が付いてるから飽きないんです。そして例によって成型色が何なのかが判らない。足の裏にまでグラデーションが掛かってることがあるから(笑)。とにかく俺はシカルナさんの新作が楽しみで、毎日ホームページをチェックしてますからね。ツアー先で疲れてる時でも欠かさずに(笑)。

宮:ホントにありがとうございます。でも、全然更新していなくてスミマセン(笑)。

増:いえいえ。あと俺、お腹に穴が開いてる『宇宙怪獣マイティ』も大好きで。昔、大協っていうメーカーから出た『マイティ』のソフビは穴が開いてなくて、首から下は普通の怪獣だったんですよね。だから、シカルナさんが完璧な『マイティ』を出してくれた時はどれだけ喜んだか…。背中の色も凄くキレイだし。

宮:『マイティ』の成型はホントに苦労しましたね。絵の通りに作りたくて、何度も型屋さんと相談したんです。「いっそこの穴を塞いじゃえばイイんじゃない?」なんて言われたんですけど、それじゃ何の意味もないわけですよ(笑)。『世界の怪獣』に載っている怪獣は大抵絵が1カットで、体が見切れているのもあるので想像して型を作るんですよね。


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増:『宇宙怪獣P131』も上半身しか描かれてないし、後ろ姿なんてどこにも載ってない。でも、シカルナさんの造型は絶妙なバランスなんですよね。

宮:その『宇宙怪獣P131』を使って、今回は怒髪天の音楽を聴いて色を塗らせて頂きました。ノリの良さが背中によく出ていて、前から見るとキリッとしていると言うか。労働者の味方の音楽だから、色はやっぱりブルーカラーしかないかなと。

増:お上手です!(笑) シカルナさんのソフビで、おもちゃ業界の流れもだいぶ変わったと思うんですよ。きちんと作り込まれたものは必ず支持されるっていうのが根付いたと言うか。後にそれがシカルナ系と呼ばれるかどうかは判らないですけど、ひとつの潮流を作ったのは確かだと思いますね。シカルナさんのソフビにはもの作りへの愛情と情熱が表れてるし、ジャンルは違えど、手を抜かずにこだわり抜くことの大切さは俺も見倣わなきゃなと思いますね。


ZOOMY
シカルナ・工房
〒133-0057 東京都江戸川区西小岩1-10-4-101
TEL&FAX:03-3659-1990
http://www.mangajyuku.com/
『まんが宿』というレトロ玩具を扱う店舗もアリ!

ZOOMY
『世界の怪獣』&『新・世界の怪獣』復刻本をプレゼント!
 太っ腹なシカルナ・工房さんがあの世界的名(迷)著『世界の怪獣』&『新・世界の怪獣』の復刻本を2巻セットで2名の読者にプレゼントして下さいました! いずれもZOOMYと原型師・宮澤博一さんのサイン付き! このコーナーに対する感想と送付先を明記のうえ、欄外にあるルーフトップ編集部まで奮ってご応募下さい! 当選した人はシカルナ・工房さんのソフビをもれなく買うように!(笑)


怒髪天 information proletarian

◇100年に一度の経済危機を迎えた時代に生み落とされた100年に一度の大傑作アルバム『プロレタン・ラリアット』(通常盤:TECI-1251/税込2,100円)、大絶賛発売中!

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Live info.

◇BLOSSOM
トーキョーブラッサム VOL.25 〜独占男の60分 VS 60分“ヒゲとオジン”〜
7月12日(日)渋谷CLUB QUATTRO(vs 髭[HiGE])

◇EVENT
7月24日(金)恵比寿LIQUIDROOM(MIXUP+〜TUWEEN the RADIO〜vol.3)
8月2日(日)新木場STUDIO COAST(HAWAIIAN6 & FUCK YOU HEROES presents“1997”)
8月28日(金)札幌 Zepp Sapporo(the pillows 20th Anniversary LATE BLOOMER SERIES 04“SYNCHRONIZED TOUR”)
9月13日(日)仙台JUNK BOX(Bonito Matsuri vol.1)
9月22日(火・祝)SHIBUYA-AX(ロッケンロー・サミット2009〜渋谷頂上決戦!〜)
10月2日(金)・3日(土)・4日(日)京都磔磔(怒髪天 presents“響都ノ宴”)
10月29(木)SHIBUYA-AX(怒髪天結成25周年特別企画“オールスター男呼唄 秋の大感謝祭〜愛されたくて…四半世紀〜”)

◇FESTIVAL
7月31日(金)国営ひたち海浜公園(ROCK IN JAPAN FES. 2009)
8月15日(土)石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ(RISING SUN ROCK FESTIVAL 2009 in EZO)

怒髪天 official website
http://www.dohatsuten.jp/



ご意見・ご感想・ZOOMY/OHZZY/SHIMMY/ZUMEXにチャレンジして欲しい企画大募集!!
〒169-0073 東京都新宿区百人町1-5-1 百人町ビル3F
有限会社ルーフトップ/ルーフトップ編集部『月刊・怒髪天』係まで

posted by Rooftop at 12:00 | レギュラーコラム
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