我らが吉田さんのソロ・ユニットは、佐野元春の『VISITORS』、ジャックスの『時計をとめて』、山下達郎の『LOVE LAND, ISLAND』、THE ROOSTERZの『LADY COOL』のカバーをそれぞれ披露。もちろん原曲の欠片を微塵も感じさせずに、ですが(笑)。でも、僕はあんなふうにポップ・ミュージックを解体・再構築する吉田さんの試みがやっぱり好きなんですね。至高のポップ・ソングの5分後の世界というかパラレル・ワールドというか、独自のセンスと解釈と即興演奏で新たな地平が垣間見られる瞬間に得も言われぬ面白さがあるんです。
万人受けするようなエンターテイメントの極みを行くポップ・ミュージックは個人的にも大好きなんですが、その対極を果てまで行くオルタナティヴ獣道というのもポップ・ミュージックは内包していると僕は思います。その余りにカオティックな雑多性こそポップ・ミュージックがポップ・ミュージックたる所以なんじゃないかと。『BACK IN THE U.S.S.R.』と『REVOLUTION No.9』がひとつのアルバムに同居していることこそがポップ・ミュージック特有の懐の深さだと思うし。
当日は嬉しいことに「DJで掛けてた曲、何ですか?」と尋ねて下さったキトクなお客さんがいらっしゃったので、僭越ながら約束通り以下列記してみると。bloodthirsty butchers『さよなら文鳥』→fOUL『終わりの始め』→eastern youth『故郷』→怒髪天『あえて荒野をゆく君へ』→Discharming man『プラスティックマン』→メロン記念日×BEAT CRUSADERS『DON'T SAY GOOD-BYE』…だったかなと。フリーマガジンの合同イベントだったので、本誌連載陣+インタビュー常連+個人愛で固めたノース・ジャパン精神(by btb吉村さん)に溢れた選曲をしました、最後の1曲を除いて(あ、でも大谷さんも室蘭出身だからいいのかも・笑)。
まぁしかし、案の定呑み過ぎましたねぇ。気がつけばBG MAGAZINEのステキ女子の皆さん、打ち上げに遊びに来てくれた元HIGH VOLTAGEの佐藤君とでガッツリ朝7時まで。当然、西武新宿駅〜拝島駅間を何度も往復して帰宅です。土曜日はそのまま廃人になる予定でしたが、夕刻から西荻で親友たちと美味い魚を頂きながらまた飲酒。当然、さつま島美人のボトルを開けました。
今日はテルスターの横山君が新たに始めたグレープフルーツ(間もなくレコーディングに入る模様)をロフトで見た後、事務所で明日以降の取材の調べものと雑務を軽くこなして帰宅。今日こそは呑まんでおこうと思ったのに、既にロフトで水割りを一杯呑んでしまいました。ははは。
何はともあれ明日からまたバタバタした日々が始まりますが、鬱陶しい梅雨空も続きますが、一秒でも長く笑みの絶えない時間を作り出せたらなと思います。(しいな)
思わずiPodでプレイリストを作ってしまいました。
…最後の1曲は入ってませんけど(笑)
でも先日の私的レビューを読んで、聴いてみたいなと思いました。
また今月もがんばってください!
セットリストは直球すぎたかなと思うんですけど(笑)、転換の10分じゃあんなものかなと。いつもはあのラインナップにもう数曲加えて、カウパァズの『7月』で締めるのが定番です。
ルースターズやARBを交えたロフト定番コースもありますが(笑)。
『DON'T SAY GOOD-BYE』はこないだのミドリ野音で村田さんが最後に掛けてたのを真似ました。とてもイイ曲ですよ。その辺は今週の『音流』で是非(笑)。