ギター バックナンバー

DISK RECOMMEND ('09年3月号)

LOFT PROJECTのスタッフがイチオシのCD・DVDを紹介!!
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★以下のジャケットをクリックすると、各レビューが読めます。

嘘つきバービー / 問題のセカンド

KWLSK-005 2,300yen(tax in) / IN STORES NOW

 「ぅぅうう嘘つきバービー!!!!」…ただ叫びたかっただけです。  本作『問題のセカンド』は発売して早3ヶ月経ちますが、なぜ今、あえて御紹介するかというと、とにかくイイんです。クセがあるが、むしろすんなり入って来るボーカル、印象的なベースライン、頭の中で廻り続けるギターリフ、そして計算され作り込まれたドラム。そしてそして曲の世界観、言葉のセンスがスゴい。ハマる。その全てが混ざり合い、“童謡ロック”と称される彼らのサウンドは、どこか懐かしく新鮮。コワい。本作に収録されている再録の『どろろどっきんぐ』や『やわらかヘンリー』のアレンジ、『裏次郎』から『表次郎』への曲の移り変わりは必聴。
 現在、本作のレコ発ツアー“病人をフルーツで数える”(このタイトルがまた秀逸!)ツアーファイナルは3月28日(土)新宿LOFT!! 迷わず行けよ、行けばわかるさ! ありがとう!


(阿佐ヶ谷ロフトA:鹿嶋)


エレファントカシマシ / 絆

初回盤:UMCK-9271 1,100yen(tax in) 通常盤:UMCK-5235 1,100yen(tax in) 3.18 IN STORES

 2009年エレファントカシマシ一発目のシングル。昨年に続き、さらに足し、人間であるが故の壁でもあり、幸せを探し掴む為の試練でもある、そんな大きく身近なテーマを切なくあたたかく描いた一曲となっている。ラブソングとも言えよう。しかしながらやはり人生すべてにおいての哀愁、悩み、苦しみ、喜びの歌である。今回のシングル『絆』は、3月28日公開TVドラマ「相棒」の映画版「鑑識・米沢守の事件簿」の主題歌。映画主題歌というのもエレファントカシマシ初の事。この楽曲が映画を更に盛り上げ、スクリーンから放たれるのがとても楽しみだ。音作りも壮大で優しく大人っぽい印象を受ける。曲内での遊びゴコロも忘れていない。やはり何と言っても宮本の声が素晴らしい。
 2009年の名曲がココにうまれた! さぁ光を求めて切磋琢磨だ! 来月4月にはエレカシ18枚目のアルバムもリリースされる。そして久々の武道館公演も控えている。エレファントカシマシ、走っている!!!


(Naked LOFT:川上恵里)


コントラリーパレード / ファンファーレ

BVCP-01 1,500yen(tax in) / ライブハウス、mona recordsにて発売

 関西より芯がある爽やかなポップスバンドの登場。例えて言うなら、夏の匂いや風を感じる5月の夕暮れがとても似合う。清涼飲料水のCMに起用されたら凄くハマリそう。私は特にM1『ジュブナイル』が好き。また好きなアーティストにスピッツやジブリ、ミヒャエル・エンデ等をあげる所から話が合いそう(笑)。そして信頼出来る。私は特にミヒャエル・エンデの『モモ』は大好きで、中学生の頃からフェイバリット童話にあげます。これから音楽を通してどんな物語を聴かせてくれるだろう。やっぱりメロディが生きる音楽好きだなぁ。
 流行廃り関係なく、洋服も本も食べ物も音楽も長く愛せるものが好き。このバンドはそんな可能性を秘めている、これからがとてもとても楽しみです。


(SONG-CRUX:樋口寛子)


gonvut / STAND BY ME

SFR-037 rpc-015gvs 1,050yen(tax in) / IN STORES NOW(ライブ会場限定販売)

 ゴンダタケシ(GRiP)と高木フトシ(vez/AKUH)の2人のユニットgonvutの第3弾となるCD『STAND BY ME』が2月6日に発売されました。急ピッチで進んだCD制作なのに、そんな事は感じさせない、2人の息のピッタリさを物語っているCDだと思います。
 1年振りの新作だと認識した時は、「えっ、そんなに久し振りだっけ?」って驚きました。そう感じさせない2人のユニットは不思議です。2人の歌声は、ふんわりと温かく、なんか丸ごと包み込んでくれるような気持ちになります。『Blue Winds』を聴くと、益々そういう感覚になります。とてもとても温かい歌声に曲。自分の心も温まります。gonvutという音楽がどんどん確立され、ジワ〜っと浸透している気がします。次の活動がとても楽しみです!
 第1弾の『Split#05』、第2弾の『fall』は共にすでにSOLD OUT!! 早くこのCDも手に入れないとなくなっちゃいますよ〜☆


(新宿LOFT副店長:河西 香織)


SIX / GPBB

SEZ-3003 2,000yen(tax in) / IN STORES NOW

 「Why don't you come to the wild party」
 東京アンダーグラウンドシーンで話題沸騰中の彼女たちの「ワイルドパーティー」あなたはどうする? 60年代の音楽、ファッションをこよなく愛するガールズ・ガレージバンド。キュートなルックスとは裏腹に、ワイルド&クールなサウンド。
 1曲目の『Six(6つ数えろ)』でいきなり脳天を突き抜け、Delmonasの『Peter Gunn Locomotion』やSLIM HARPOの『Te-Ni-Nee-Ni-Nu』などを彼女達らしいパワフルでスピード感溢れるカバーで心拍上昇!! オリジナルの『東京ブガルー』ではキュートにハートを鷲掴み。そんな彼女たち、3月からは新しいアルバムの準備に入るそうだ。これからも彼女たちの「ワイルドパーティー」から目を離せない。


(Naked Loft:田部井宏之)


The JFK / 1959

SHEEP-0008 2,500yen(tax in) / 3.04 IN STORES

 2008年に結成されたThe JFKから、待望のファーストアルバム『1959』が届けられた。前作『HALL bee QUIET e.p.』がシングルだったため、早く次の作品(できればアルバム)を希望していた人も多いだろう。
 今作もハードロックを充分に詰め込んだ、期待を裏切らない1枚となっている。初めて日本語訳が付いたのだが、ロックの基本三大要素(SENSHO1500談)の“愛”と“車”と“人生”がもれることなく入っているところは、30半ばになってもロックを聴いてバンドを始めたばかりの初期衝動と、一番好きな音楽を演奏している時の高揚した気持ちを丸ごと入れ込んだようでもあり、聴いているこちらにもメンバーそれぞれの情熱が伝わってくる。60年代、70年代頃のサウンドを作ることが毎回の課題だそうだが、それよりも前作に比べて、ラウドで骨太なサウンドは聴く者の琴線を刺激する作品に仕上がったと思う。
 今後も、ハードロックを鳴らすことは変わらずに、自らの立ち位置を確立していくだろうThe JFK。普段はあんなにも温厚な彼らがステージに立った時のギャップも必見!!


(Rooftop:やまだともこ)


SLY MONGOOSE / MYSTIC DADDY

NFCD-27121 3,000yen(tax in) / IN STORES NOW

 震えが止まらないデス。SLY MONGOOSE、そう、インスト最強軍団。比類なき存在の男達です。前作から2年以上の時を経て新作が生まれました。待ってましたー。ジャケを手にしたときから心の中では奇声をあげっぱなし。タイトルといい雰囲気といい、カッコ良い。再生したら、音の技術のかぶさりあいと衝撃で涙涙です。SLYサウンドは細胞にひろがります。重低音のきいた重いベースラインにのって、テンポよく刻むギター。時に狂おしく時にメロディアスに。シンセで別の世界を作り出し、その世界を妖しく奏でるトランペット。変幻自在のパーカッション、そしてその音たちをまとめる心臓役のドラム。音だけでここまで世界を作り出してしまうこの伊達男達に涙なくては語れません。刺激や感動が欲しい人には、買って損なし。家宝として一枚、生活に一枚、プレゼントに一枚、観賞用に一枚。あなたの中に眠ってるマングースが吠えること間違いなしデス。


(阿佐ヶ谷ロフトA:伊勢茜)


SDR / NO FREEDOM

JCUR-088 3,000yen (tax in) / 3.01 IN STORES

 仲野茂(ex.ANARCHY、アコギなSS、ゲタカルビ)、内藤幸也(ex.ARB、Zi:LiE-YA)、EBI(ex.ARB、UNICORN)、名越藤丸(ex.WRENCH、ex.ANARCHY、CAUCASUS)という名うての猛者4人がARBの活動休止直後のセッションで集結、何度かのライヴを経て正式にバンドとして始動したのがこのSDR〈セドロ〉である。SDR=SEX DRINK ROCK'N'ROLLというロックのテーゼに則った至極明快なバンド名と各人の輝かしいキャリアからそれとなくサウンドを想像して高を括っている諸君、侮ることなかれ。ZAZEN BOYSの向井秀徳がMATSURI STUDIOにて自らエンジニアを務めたこのファースト・アルバムを聴けば、酸いも甘いも噛み分けたはずの彼らが欺瞞に充ち満ちた国家や社会に対して今なお唾を吐きまくり怒りまくっているのがよく判るだろう。その憤激は尋常ならざるテンションの歌と演奏に直結し、ロックがカウンター・カルチャーを出自としたプロテスト・ソングの役割を果たしていたことを僕らに思い起こさせる。なかでも7分を超える大作『NO フリーダム』は白眉。また、じゃがたらの代表曲『タンゴ』のカヴァーにはなまめかしい情緒もあり、仲野茂が不世出のヴォーカリストであることに改めて気づかされる。


(Rooftop編集長:椎名宗之)


高木フトシ / OUTSIDE SINGLE 4

KCD-014 1,000yen(tax in) / IN STORES NOW(ライブ会場にて)

 ソロの高木さんの曲達は、シンプルなサウンド。だからより一層心に歌詞が響いてくるのかもしれない。そして高木さんの歌声がよりそうさせるんだろうな、と思います。
 先日20年前に高木さんが作った曲を聴く機会がありました。今よりちょっと幼い歌声。だけど「やっぱり高木さんだ」と思わせる感じ。20年前と通ずる音楽。20年前の高木さんに会ってみたい気もしました。1月26日に発売された高木さんのソロCD9作目『OUTSIDE SINGLE 4』を聴きながら夜中に仕事をしていて、リアルに涙がこぼれた事がありました。ある歌詞に共鳴して。『OUTSIDE SINGLE III』のCDの曲でもあった感覚。こういう時、歌詞だけではなく、更に曲の凄さを感じます。その世界に入り込んでいる自分に気付き、驚きをも感じます。
 3月21日はNaked LoftでANでのワンマンLIVE、そして4月26日は大久保にあるルーテル東京教会でチャリティーワンマンLIVEを行なう高木さんのソロ活動。gonvutにvezにAKUHに、“高木フトシ”のPOWERの凄さを感じます☆


(新宿LOFT副店長:河西 香織)


Children of Bodom / Hate Crew Deathroll

UICO-1048 2,548yen(tax in) / IN STORES NOW

 2008年10月のRooftopにて終了した、Shelterゴミ ジョビ先輩のメタルレビュー。あれ以来、このRooftopのDISC Recommendコーナーから“メタル”と言う言葉をあまり聞かなくなってしまった。彼が残した“STAY HEAVY”の灯を絶やさないために若輩者ながらここに筆をとった次第であります。
 『Hate Crew Deathroll』。アルバムタイトルだけでもセンス良すぎなフィンランド出身のChildren of Bodom。通算5作目にして「デス、ブラック系は北欧に限る」の通説にトドメを刺した2002年発表の名作。1998年のデビュー以来、メタル界の新たなカリスマに躍り出たアレキシ・ライホは、このアルバムでヘビィメタルと呼ばれる全ての要素を次のレベルまで押し上げる事に成功した。当時流行り始めたLOUD系なるものなどとは、破壊力の次元が違う。1999年の初来日から最強のライブアクトとしてここ日本でも絶大な人気を誇る彼ら。メタルファンならば聴いてない人はいないと思うが、まだ未聴の方は是非。「これぞメタル!」以上にメタルである。


(新宿LOFT:水野 慎也)


中島美嘉 / VOICE

AICL1983 3,059yen(tax in) / IN STORES NOW

 ずっと気になっていたアーティスト、中島美嘉のアルバムをとうとう買ってしまった。この間やっていた連ドラ「流星の絆」で劇中に謎の役で出演していて、その抜け具合がとても気になっていた。そして中島美嘉の歌う挿入歌『ORION』も良さげな曲だなぁとなんとなく思っていた。
 そんな中見ていたドラマだが、中盤の3兄弟が実は血の繋がった兄弟じゃないというくだりで、その事を妹にばれて、とてもヘビーな空気になったとき『ORION』が流れた。そして劇中の中島美嘉がカットインして、その曲を実際歌っているシーンがある。このシーンがとても思い出深い。このシーンを見ただけで、曲も、本人とてもファンになってしまった。いつかロフトに呼びたい。


(新宿LOFT店長:大塚智昭)


ヒダリ / ワインとチョコレート

BACA-22 1,800yen(tax in) / 3.04 IN STORES

 メガネ、ノッポ、アメリカンからなる3人組“ヒダリ”の2nd.アルバム『ワインとチョコレート』がリリースされます。意外と毒を持ってそうな(あくまでイメージです)ギター・ボーカル太田ヒロシの年齢不詳のピュアな歌声に、メカ担当のジャスティンが鳴らすファミコンのようなピコピコした...たまに大胆な電子音と、主張しすぎないほどよいギターサウンドと上月のベースが、まさに“ワイン”と“チョコレート”のように絶妙なバランスで絡み合い、1曲1曲が個性的で強烈な光を放つ全10曲が詰め込まれた作品。どこかで起こってそうな日常の風景に、ちょっとほっこりとした恋愛話もありの詞は聴いてるだけでニヤリとしてしまいます。個人的にお気に入りの『うれぱーる☆』は、タイトルの何だか楽しそうなイメージをそのままに、パレードのような華やかさを持つサウンド。どんなに落ち込んだ時でも何だかよくわからないけど楽しいかも! という気持ちにさせてくれるには充分すぎる楽曲なのです。前作『ヒダリのしっぽ』から2年の間にメンバーチェンジをし、今後も進化を続けるヒダリから目が離せません!


(Rooftop:やまだともこ)


FAR FRANCE / AHYARANKE

CLA-60031 2,000yen (tax in) / IN STORES NOW

 初の公式音源でありながらブートレッグを意識したライヴ盤という規格外のデビュー・アルバムから1年、メンバーはまだ全員が弱冠20歳前後というFAR FRANCEが放つ初のスタジオ・レコーディング作品。ライヴでの無軌道な衝動や闇雲な熱量はそのままに、全編アナログ・レコーディングで成し得た図太い音圧と荒くれた爆音に充ち満ちた右往左往の変幻自在サウンドは本作でも健在。PVにもなったリード・チューン『真昼にて』、変態ギターがグイグイ引っ張る『過ち』、文字通り狂気の沙汰をそのまま音像にしたような『クレイジィリズム』といった楽曲は従来のバンドのイメージを踏襲した印象を受けるが、傑出したメロディアスさを誇る『雨』の高いスタンダード性、気色悪さが拭えないのに凄まじくポップ血中濃度が高い『ブレブラ』のアレンジ能力にバンドの輝かしい未来を見て取れる。大衆性と対極にある前衛性、前衛的大衆性とでも言うべき絶妙なブレンド感覚を、彼らは野生動物の如き嗅覚で本能的に理解している。すでに先月初頭から火蓋を切ったレコ発ツアー、ファイナルは5月22日の下北沢シェルター。日進月歩ならぬ秒進分歩で進化を続ける彼らのネクスト・ワンを、僕らはそこで目の当たりにするだろう。


(Rooftop編集長:椎名宗之)


fresh! / fresh!

CD-R 1,000(tax in) / ライブ会場、ディスクユニオン、sunrainrecordsにて販売

 fresh!は、1月18日のシェルターでのライブを見ていたく感動し、物販で売ってあるCDをゲットした(買ってもらった)。私はこのバンドを見たのは初めてで、と言うかこのジャンルの音楽を聴いたのは初めてだった。説明するのが難しいので…すごく変拍子。  この4曲入りの音源はなんと、スタジオで一発録りなのだ。それでこのクオリティーは素晴らしい。メンバーも錚々たる顔ぶれ、G:伊東(SPARTA LOCALS)G:藤井(MUSIC FROM THE MARS)B:仲俣Dr:秋山(downy、KAREN)Sax:中村(LOVES.)。4曲の中で私のオススメは「北の長男坊」、略して「北長」(ライブでそう言っていた)。


(下北沢SHELTER:サチコ)


THE BAWDIES / EMOTION POTION

SEZ-3011 1,000yen (tax in) / 3.04 IN STORES

 a flood of circle、The Mirraz、Veni Vidi Viciousといった同世代のバンドらと共に“ロックンロール・リヴァイヴァル”の旗手として目されているTHE BAWDIESが4月22日にメジャー・ファースト・アルバム『THIS IS MY STORY』を発表することになった。それに先駆けて、7インチ・アナログ盤と配信シングルとして発表されるのが本作。シングルCDは出さずとも7インチ・アナログ盤を敢えて出すところに彼らのオールディーズ・バット・ゴールディーズに対する深い愛情が感じられるが、メジャーだろうとインディーだろうと彼らが至上のロックンロールを奏でることに何ら変わりはない。むしろ、このシングル2曲を聴いて余りの変わらなさにニヤリとした。衝いて出た言葉は、「何これ、格好いいじゃん」。THE BAWDIESの新譜の1曲目を聴いた時のいつもの台詞である。アコギが程良い隠し味になっている『EMOTION POTION』も、小気味良い疾走感に溢れた『NOBODY KNOWS MY SORROW』も、LOVE PSYCHEDELICOのNAOKIのプロデュースによってバンドの持ち味がより良く出た音像だ。この出来ならメジャー・ファースト・アルバムに過剰な期待を抱いても良さそうだ。


(Rooftop編集長:椎名宗之)


真野恵里菜 / 乙女の祈り

HKCN-50076 1,050yen(tax in) / 3.18 IN STORES

 ハロプロ期待の新星・真野恵里菜がいよいよメジャーデビューとなった。もともと松浦亜弥に憧れてハロプロエッグオーディションを受けたという彼女なだけに、ソロとしてデビューできたのは正に本望だろう。しかも一度はオーディションに落選したが、あきらめきれずに再挑戦したというエピソードは、モーニング娘。の敗者復活ストーリーを思わせ、ハロヲタとしては応援せずにはいられない存在だ。インディーズでのデビュー曲『マノピアノ』は、幼稚園から習っているというピアノの弾き語りによる楽曲だったが、彼女のたどたどしいピアノ演奏と合唱サークルの練習のような素直な歌唱は、ふだんは妹属性を持たない自分にとって初めて「妹萌え」な心境を与えてくれた。メジャーデビュー曲となる『乙女の祈り』もマノピアノ路線の楽曲であるが、デビューにむけて猛特訓した成果か、伸びやかな歌唱が今まで以上に胸を打ついい作品に仕上がっている。6月にはサンプラザでのデビューコンサートも決まり、ますます成長が楽しみな真野恵里菜に是非注目して欲しい。


(加藤梅造)


ムック / 球体

初回限定盤A:UPCI-9030 初回限定盤B:UPCI-9031 3,800yen(tax in) / 通常盤:UPCI-1091 3,000yen(tax in) / 3.04 IN STORES

 以前にもこのRooftopで数回、CD REVIEWを書かせてもらった事があるんですが、、、すみません! と先に謝らせて頂きます。今回、ムックのCDを久々に聴きました。そして、すごく驚きました。私が知っているサウンドとは、随分変化が見られたから。でもこの驚きが、私の知らないムックを物語っているんでしょうね。私が知っているムックのサウンドに、様々なテイストが加わったように感じました。いろいろな世界観が加わったように感じました。個々のサウンドもそうですが、逹瑯さんのヴォーカルにPOWER UPをとても感じました。
 3月4日にこのNew Album『球体』をReleaseし、3月15日には約3年振りとなる日本武道館での単独公演を行なうムック。またムックの新しい顔を見られる時が、非常に楽しみです☆


(新宿LOFT副店長:河西 香織)


mojoco / だからゆくのさ

XQFL-1007 2,310yen(tax in) / 3.04 IN STORES

 mojocoを聴く時の私なりのこだわりがある。自分が一番リラックスしている時間帯に聴く事です。お風呂の中、ベットの上で…。特にお風呂に浸かりながら聴くmojocoは最高です。リラックス効果をさらに引き出すかの様な作用があるんです。
 個人的には『だからゆくのさ』の押し曲でもあるM2『サイモン』がとても好き。すごく好き。初めて聴いたのがライブの時だったのですが、その時に「凄く素敵なメロディーだな〜」とぼんやり思い、改めてCDで聴くと「やっぱり!」と確かな確信に。
 mojocoを聴くとメロディーの大切さを教えてもらえる。自分は間違っていない! と励ましてもらえる。決して派手な作品ではないけど、スタンダード且つシンプルな作品だからこそ長く愛される1枚。少なからず私にはとても響きました。ありがとう! mojoco!


(SONG-CRUX:樋口寛子)


younGSounds / bootleg of ys

ch-116 1,890yen(tax in) / 3.25 IN STORES

 モリカワアツシ(idea of a joke)、谷口順(idea of a joke / GOD'SGUTS / U.G MAN)、竹久圏(KIRIHITO / GROUP / Umi No Yeah!)、イルリメ、やけのはら、柿沼実(TIALA)の超強力な6人により結成され、2007年より各地に出没。
 シンプルでポップな躍動感溢れるサウンドで半端ではないライブの盛り上がりを魅せ、巷で話題騒然の“younGSounds”。待望の初音源はなんと、自主企画の際に隠し撮りした音源を後日メンバーの了承を得てCD化。このライブを最後にメンバーのイルリメは脱退。オリジナルメンバーでの唯一の音源となっている…。と、だらだらと説明文もこのくらいにいたしまして、なんて楽しそうなんだ!! 絶対お客さんより演奏している人達のが楽しいはずだ!! 客電のくだり等、いろいろ突っ込みながら書きたいことがありますが、それはみなそれぞれ聴いてからのお楽しみということで。豪華出演者によるリリースパーティーが3月27日新代田FEVERで開催。行かないと損です。


(下北沢SHELTER店長:峯崎)


ROBO+S / 転がれサンディもサムも

COCP-60053 1,890yen(tax in) / IN STORES NOW

 ROBOTSの4thアルバム『転がれサンディもサムも』が前作から一年半ぶりにリリースされた。
このアルバムには新曲のみならず、以前ライブ盤のみリリースされていた、ライブではお馴染みの曲『ジェット気流(スタジオver.)』やTAKUYAがその昔、初めて楽曲提供したという幻の名曲『初恋』も入っており、音源化を望んでいた身としては嬉しい限りだ。
 今作は前作『DYING MUSIC』のロックチューンのイメージとは一転して、1stのポップさ2ndのクールさの流れを汲んでいるように思える。  しかしそこには初期の頃には感じられなかった妙な説得力のようなものがあるのだ。それはきっとその間、彼の下に起きた語りつくせない出来事があるからだろう。大きな成功を得てこそ味わえる喜び。その裏の苦悩や絶望。いいところも嫌なところも全部見てきた彼らだからこそ伝えられるメッセージなのではないだろうか。過去にすがるのではなくて今を必死に生きる。少しでも、遠回りしてでも進まなくちゃいけない。だって迷ったって悩んだって止まっていたら何も起きないんだもの。だったら例え同じことの繰り返しだとしても転がり続けたらいい。私も彼らのように転がり続ける大人でありたい。


(新宿LOFT:チーさん)


LOST IN TIME / 明日が聞こえる

UKDZ-0074 2,520yen(tax in) / 3.04 IN STORES

 LOST IN TIME2年振りのニューアルバム『明日が聞こえる』がリリースされる。3ピース・バンドとして結成した彼らが、メンバーの脱退があったりサポートメンバーを迎えての編成になったり、海北くんがベースを置いてギターボーカルへと転向したりと、決して平坦ではない道だったけれども、確実に足跡を残してきたおかげで今のLOST IN TIMEがあるのではないかと思う。
 『希望』に引き続きサポートギタリストに三井律郎(THE YOUTH)を迎え、再び3ピースバンドとして挑んだ今作『明日が聞こえる』。ずっとずっと先を見据えながら進んできた旅。目の前のものですら見えそうで見えなかったのに、今はようやく明るい光が見えたことが窺えるアルバムタイトル。このタイトルが付いたアルバムを手にできたことだけで嬉しいと感じた。そんなことを考えていたら、これまでも力強さを持った海北くんの書く詞が、歌が、よりたくましくなったように聴こえ、シンプルなバンドサウンドとのバランスも心地良い。このリリース後、レコ発ライブも開催されるので、一層輝きを増した彼らをぜひ見て頂きたい。
 それにしても、ジャケット写真のモデルになっている大きなシンバルを持っている男の子がかわいい。ちょっとはにかんだ表情がまた良し!!


(Rooftop:やまだともこ)


RADWIMPS / アルトコロニーの定理

TOCT-26730 2,800yen(tax in) / 3.11 IN STORES

 『RADWIMPS4〜おかずのごはん〜』以来、2年3ヶ月ぶりとなる待望のニューアルバム『アルトコロニーの定理』は揺蕩うように静かに始まるとても印象的な1曲目『タユタ』、ゴスペル調のコーラスとメロディで高らかに愛を歌い上げる『七ノ歌』、2008年1月に発売されたシングル曲『オーダーメイド』など、これまでと同様にラッド的な珠玉のキラーチューン満載で超マスターピースな1枚となっています。
 ラッドの素晴らしさと言えば、やっぱりその秀逸な歌詞にあると思います。未来と過去、奇跡と運命、宗教と神様、生と死、輪廻転生、昨日と今日と明日、願いと想い、恋と愛、夢と季節、想像と妄想、嘘とホント、「ごめんね」と「ありがとう」、「あなたといる意味」と「明日を生きる意味」など、日常的風景と哲学的発想をあらゆる対比で、はたまたダジャレでそれらを圧倒的にポップに昇華し、表現しちゃっているスゴさ。
 ちょっと大人になったRADWIMPSは何かから解放されたようなポジティヴィティで『アルトコロニーの定理』を完成させ、これから先の歴史的一歩目を踏み出したんだと思います。2009年最重要アルバムであるのは間違いないです。


(ロフトプラスワン:白井絢介)


V.A / ...OUT OF THIS WORLD 4

SURCD-008 2,625yen(tax in) / 4.15 IN STORES

 何をするにしても10年というのは1つの節目であります。そんな私もLOFTグループに入って10年が経ち、4月で11年目を迎えます(笑)。そんなことよりも、祝! STEP UP RECORDS10周年、おめでとうございます。未だかつてこんなV.A聴いたことりますか? 全国各地のLIVEハウスを賑わせているBANDが前代未聞の63BAND ! も収録され、全BAND新録 !! 収録時間60秒以内 !!! という縛り付き。CDというハードを使ってSTEP UPの社長さん、やっぱり考える事がぶっ飛んでます、面白すぎます。長いことやっているといろんな事があるのですが、しがらみとかそんなことはどうでもよくて、やりたいことをしっかりやる。これが以外と大切なのです。STEP UPの社長さんならではの考えが詰まったこのV.A。あっという間に1BANDが終わってしまうので、うっかりしていると聴き逃す恐れがあるくらい(笑)。いろんな意味で味わい深く、怒濤の展開に聴く側も負けられないです。レコ発LIVEが開催されるというからこれまた、半端ないですね。このV.Aを成し遂げるだけでも大変そうなのに...RYOSUKEさん、今年もいっぱい遊べそうですね。


(下北沢SHELTER:平子真由美)


『狂い咲きサンダーロード コレクターズ・エディション』

TMSS-120 9,975yen(tax in) / 3.06 IN STORES 【特典】特製Tシャツ、撮影台本復刻版、解説フォトブック、魔墓呂死特攻隊ステッカー、オーディオコメンタリー(石井聰亙/山田辰夫/緒方明)

『狂い咲きサンダーロード』

TMSS-121 4,515yen(tax in) / 3.06 IN STORES

 一世を風靡したと言っても過言ではないこの作品『狂い咲きサンダーロード』もう何年前の作品なのだろう?しかし、その姿は決して色あせていなかった。それはこの男たちの生き様を見てくれればわかるはず。たとえそのすべての人間を敵に回しても自由に走り続けようとしたその意思。たとえ敵が偉大であろうと大人数であろうと戦う意思を見せつけるその勇士。それは今でも決して色あせる事のない『魂』がここにある。そう僕は実感した。正直言って生きる意味など彼らにはないのだろう。しかし輝ける今、その瞬間を生きる。それが彼らの意味なのかもしれない。そんな彼らの生き字引がここにある。  この作品を見て共感出来ないとしたら、それは自分自身をもう一度見直してほしい。真の“男”とは何か。もう一度問いただしてみてほしい。正しいとは何か、生きるとは何か、はたまたその奥に見える真実を見いだしてほしい。


(新宿LOFT:HxGxK)


posted by Rooftop at 14:00 | バックナンバー
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