十夜が語るしゃるろっとの魅力
今回ジュリエットがお招きしたのは、2001年に結成されたヴィジュアル系バンド“しゃるろっと”のギター:十夜くん。しゃるろっとは、青春時代をモチーフにした歌詞が多いのが特徴で、ポップスから切ないバラードまで幅広いジャンルで楽しませてくれるバンド。
今回初めてお会いした十夜くんは、おとなしいイメージがありましたが、とにかくノンストップで喋る方です。特に歴史の話がお好きのようです。『三国志』の話をきっかけに話しかけると一番喜ぶと思います(プチ情報です/笑)。身長もスラリと高く、小さなお顔、雰囲気はとても気さくで面白い方でした。最後のあいうえお作文までじっくりお読みください★
★学生時代と楽器との出会いと
──最初に自己紹介をお願いします。
「しゃるろっとでギターを弾いてる十夜と言います。血液型はおおざっぱなO型。身長は177cmなんですけど、小さいイメージがあるらしくて、“こんなに背が高かったんですね”って言われることがあります。」
──出身は横浜になるんですか?
「はい。生まれも育ちも横浜です。」
──以前リリースされている『ダイヤモンドブサイク』のPVは横浜で撮られてましたが、あの辺は学生時代にデートに行ったりとかしたんですか?
「ないんですよー。友だちと買い物に行ったりとかはしましたけど(笑)。」
──学生時代はどんな風に過ごしていたんですか?
「八景島シーパラダイスの近くの“海の公園”にタダで使えるバスケットのコートがあって、友だちとバスケをやったり、スケボーをしたりしましたけど、基本は家でギターを弾いていたりしてました。けっこう引きこもりなんです。」
──ギターを始めたのはいつになるんですか?
「中学1年ぐらいです。もともと小学校6年のとき、音楽番組を見て“楽器をやってる人ってかっこいいな”って思ったのがきっかけです。でも、うちの近くの楽器屋にはキーボードしか置いてなかったのでキーボードを買ったんですけど、飽きちゃってトータルで20時間も触ってないぐらい。楽譜も読めずに終わりました。それで、違うのをやってみようと楽器屋に行ってギターはないのかと聞いて、一番安いエレキギターをお年玉を集めて買ったのがきっかけ。基本的に飽き性なので、飽きずに現在もギターを続けてるのは奇跡ですよ。」
──他に飽きて止めたものってあるんですか?
「いっぱいあります(笑)。スケボーもそうですし、バスケットボールは機会があればまたやりたいですね。中学校の部活が吹奏楽部だったのでギターを弾いていて、高校は部活でバスケットボールをやっていたんです。それが思っていた以上に過酷でギターを弾く時間もないぐらいだったんです。でも、故障して3ヶ月ぐらい休まないといけなくなった時にまたギターを弾き始めて、2001年にしゃるろっとに加入して現在に至ります。」
──2001年から活動されていて、メンバーチェンジもなく続けられている秘訣はなんだと思いますか?
「メンバー全員マイペースなんです(笑)。年もバラバラなので言い争いとかもしないです。」
──メンバーのここが好きとかはありますか?
「よくバンドってスタジオに入って曲を作っている時なんか、何となく空気が悪くなってしまうことってあるじゃないですか!? もしそういう状況になっても、決してスタジオが終わったら引きずらない。そこのけじめは付いてます。それはそれって思ってますから。」
──反対に、メンバーのここが直して欲しいって言うのは?
「極端なものはないですよ。干渉し合わないんです。」
──十夜くんはX JAPANのTOSHIさんとバンドを一緒にやられていたんですよね?
「TOSHIさんのコンサートに行ったときにものすごく感動して、参加させてもらうことになったんです。自分のバンドは切磋琢磨しながら高め合っていくんですけど、T-EARTHはみんなが楽しんでやっているからしゃるろっととは違った雰囲気があって楽しかったですよ。もちろん沢山勉強になりました。」
──そういう活動はしゃるろっとの活動にも反映されますか?
「僕が成長できたらしゃるろっとに返ってくるので繋がりますね。T-EARTHで僕のことを知って、今ではしゃるろっとのライブにも来てくれる方もいて、すごく嬉しいです。」
★『三国志』が大好きです。
──メンバーの方とお酒を飲みに行くことはありますか?
「他のメンバーはあまり飲めないので、飲みに行くことはそんなにないですね。」
──十夜くんはどんなものを飲むんですか? シャンパンとかが似合いそうなイメージですけど。
「そんなことないですよ(笑)。ずっとビールを飲んでます。焼酎は一時期すごく好きだったんですけど、焼酎に切り替えるとだいたい記憶がなくなるんです(笑)。何するかわからないので、人と飲む時はビールにしてます。」
──ステージに立つので、自分の見た目が気になったりすると思いますが、何か努力していることってあります?
「私生活の面で言えばないです。ビールを飲むので体型も気にしないとならないですけど、今は特に何もしてません。髪の毛もライブの当日にメイクさんに切ってもらっているだけだし、全く何もやらないんです。ライブではメイクをするので、メイクを落として化粧水を付けている人はいると思いますけど、僕はやりません。でもメイクさんには肌綺麗だねってよく言われるんですよ。」
──やりすぎると逆に肌に悪かったりしますからね。ところで、休みの日は何をしてますか?
「本を読んだりゲームをしたり、外に出たらゲーセンに行ってます。ゲーセンでは『三国志』のカードゲームをやってますよ。バンドで結構スタジオや曲作りが多く、あとの日もパソコンで作業をしたり、打ち合わせがあったりとやることがあるので、合間を見つけて行ってます。」
──他に趣味はありますか?
「趣味というか、毎日必ずやることは布団に入って眠くなるまで本か漫画を読んでます。最近は、ヤングジャンプに掲載されている『キングダム』にハマっているんですけど、こっちの話をするとすごいしゃべりますけど良いですか(笑)?」
──…はい。良いところで止めて下さい(笑)。
「もともと漫画がすごく好きで、親からは“漫画ばかり読むのは辞めなさい”って言われていて、だったら勉強にもなると思って『三国志』を読み始めたらすごく面白くて、その次にやった『三国志』のゲームも面白くて、今度は『三国志』の小説を読み始めたんですけど、これにもすごくハマったんです。すごく深いんですよ、『三国志』は。(この後『三国志』について延々と語り続ける)あとは、『徳川家康』の全26巻を読みました。『三国志』みたいな戦国時代が日本で言う家康とか信長の時代だなと思って興味を持ち始めたんですよ。(今度は徳川家康について延々と語る)」
──はぁ…。次にお会いする時は『三国志』と戦国時代の勉強しておきます。しゃるろっとではジャケットのイラストを手がけていると伺いましたが、絵を描くことは好きですか?
「小学校の時に絵を描くのがすごく好きで、バンドを始めてからパソコンでフライヤーを作った時に、隙間があいているのにちょうど良い素材がなかったので、しゃるろっとをイメージして制服を着たキャラクターを書いたら評判が良くて、ジャケットにしようよって話が膨らんでいったんです。」
──家にいても休む間もなく、常に音楽活動に関わることをやっているという感じですね。
「音楽どっぷりで、時間を見つけて遊んでいるぐらいです。人と会うと言うよりは、1人で遊んでいることが多いですね。たまに道ばたで同級生と会って話をするぐらいですよ。」
──友だちと連絡を取り合うことはない?
「人と連絡取らないんです。友だちからメールが来ても返さない。作業している時に連絡が来ると後で返事しようって思うのに忘れちゃってることが多くて…。人の話を聞いてないことも多いですね。その割になぜか返事はちゃんとするっていう、たちの悪い感じ。仕事関係は集中しているのでちゃんと聞いているんですけどね、おそらく(笑)。」
──では、2009年になったので今年の抱負をアイウエオ作文で…“と”“お”“や”でお願いします。
「と…とりあえず。」
──ネガティブですね(笑)。
「と…とりあえず、お…温暖化対策を、や…やってみよう!」
──おお、思いの外すごく大きなテーマになりましたね。上手です。
「いいですよね。アイドリングストップとかしようかなって思ってます。」
──今後バンド活動をしていく上での目標も伺って良いですか?
「ライブは目で見て面白いという感じにしたいんです。だから一番思うことは動く。弾くことも動くことも重要だと思っているんです。CDで良かったとは思われたくないですからね。それに、ステージが動いていればお客さんも熱が入るから、すごく良いライブが出来ると思うんです。ただ、動くという点で失敗するのはペース配分をしないと1曲で力が尽きてしまうんです(笑)。ペース配分は課題なので、今年は体力作りをしようかな。とにかく、僕にとってライブはとても大事なので、もっともっと良くなるように考えていきます。楽しみにしていてください。」
INFO
CD:
ニューシングル
【いただきます/ミハラシガオカ】
¥1,500 (tax in)
DVD:
“ブラジル”ツアーでのドキュメンタリーDVD
【ブラ盤】、【ジル盤】
各¥3,000(tax in)
しゃるろっとLIVE情報:
NERVE PRESENTS【仁義なき戦い】〜横浜死闘編〜
其の二
2.28(sat)横浜サンフォニックスホール
しゃるろっと活動情報:
「横浜しゃるろっと祭り 2009 〜年がら年中学園祭〜 」計画開始!!
詳しくは随時オフィシャルサイトをチェック!
ファンレターの宛先:
〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜3-10
横浜アリーナ1Fサンフォニックススタジオ
「横浜しゃるろっと学園」宛
ycg@charlotte-club.com
しゃるろっと official website
http://www.charlotte-club.com/