『居場所は自分らで作らないかん』と話すバンドマン主宰の素晴らしいライブの帰りに、自分の居場所は何処なんだろうと考え続ける。
いっそのこと、救い難い悲しみと痛みを抱えたままエーイと飛んでやれ。ははは。
師走某日。
身体は怠いのに妙に神経が高ぶってなかなか寝付けない日々が続く。
就寝前に不当解雇された労働者の決起集会をテレビで見る。いすゞ、ホンダ、東芝、野村ホールディングスなどが相次いでリストラを断行するとのこと。とても他人事には思えない。
11年前に山一証券の社長が涙の廃業会見をしたことを思わず思い出す。その数年後、俺もリア・ディゾンばりに会社にポイされた。
解雇された時に味わう、身体が目に見えぬ大きな沼にぬかるんでいくようなあの感じは、実際に経験した人にしか判らないと思う。社会というとてつもなく巨大なシャッターが目前で閉まった時のあの感覚は。
師走某日。
オミソなりたての女子が唄う『ユアマイオンリーシャイニングスター』にうっかりうるっときた。
師走某日。
前日余りに呑み過ぎて、翌日昼に約束していた親との会食をキャンセル。桜木町にある70階建てホテルのロビーへ集合する時間に起床してしまったため。
前日というか当日は朝5時過ぎに帰宅したのだから、消極的に敬遠していた節もある。その会食には母親の職場の同僚の方もいらっしゃるとのことで、何やらきな臭い策略めいたものを感じていたのもある。
とはいえ、夜には両親の住む家に向かった。相変わらず親の有り難さを思い知る。
来年十三回忌を迎える祖母のお尻の傷は、俺が小さい時にフォークで刺したものだと祖母に教え込まれてずっと信じてきたが、何のことはない、おできを取った時の傷跡だと親父に知らされる。30年近く、見事に騙されていた。やられた。
師走8日。
29回目の12月8日である。“リメンバー・パールハーバー”ではなく、“リメンバー”という鬼気迫る歌を作った愛すべきロックンローラーが撃たれた日である。
あなたの音楽を日常的に聴くことはまずなくなった。ただ、能動的に聴かなくても、ラジオやテレビであなたの声をよく耳にする。今日みたいな日は特にそうだろう。
ウチの親父の4つ上だから、生きていれば今年で68になるんだね。あれから28年も経ったのに、今もこうして世界中の人に“リメンバー”されるんだから、なかなか死ねないよね。人間、なかなか死なないものなんだなぁ。
こっちはあなたの享年に年々近づいているというのに、いまだにあなたは俺に新しい発見を教えてくれるんだね。凄いなぁ。(しいな)
解雇…私も同じ経験ありなのでよくわかります。目の前が大きな壁で突然ふさがれたような、上からドーンと押し潰されたような何とも言えない感じ、もう二度と味わいたくないです。
つい三日前、同じ職場の派遣社員さんが解雇になりショックでした。ひたすら前向きに明るく仕事していただけに悔しい気持ちでいっぱいです(T_T)ホント、他人事には思えないし明日は我が身?!(*_*)
ユアマイオンリーシャイニングスター。これってミポリンの??
いい歌ですよねー。。。
12月8日。この日に限らず毎年この時期は仕事柄耳にすることが多い音楽。亡くなっても音楽は世界中の人々の心の中に生きているんですね。胸にジーンときます。。。
てか、しいなさんのお父様、私の父と同い年でビックリしました(笑)
ジョンはそんなオヤジよりも年上だったんだもんなぁ…。遺作になった『ダブル・ファンタジー』のジョンは痩せて若返って、あの40歳のままの残像だから、何だか余計不思議に思えます。
自分が40歳を迎えたら感慨もひとしおなんだと思いますね。