合言葉は“なめんなよ”!
昭和83年、“パンキー”(パンク meets ヤンキー)な日本最狂の暴走音楽結社がメジャーに殴り込み!!
バリバリの80'sツッパリ的なルックスと、明るく速く、そして激しい暴走パンク・サウンドで耳の肥えた一部の熱狂的なファンから絶大な支持を得ていたJAPAN -狂撃- SPECIAL〈ジャパン・くるう・スペシャル〉がまさかのメジャー進出! 記念すべきデビュー曲『カミカゼロード』は、自らの信念を頑なに守り、貫き通すことで他人の価値観や時代の闇に風穴を開けろと声高に叫ぶ威勢の良いナンバー。カップリングの『VIVA! なめんなよ』と『パンキー パンキー パンキー』は『カミカゼロード』同様に彼らの提唱する“ジャパニーズ・スピード・ミュージック”の真髄が存分に堪能できる楽曲であり、前者は彼らの精神的ポリシーを表す合言葉“なめんなよ!”を連呼するパンキー数え歌、後者はパンク meets ドリフという究極のミクスチャーを果たしたライヴの定番曲だ。まさにJAPAN -狂撃- SPECIALの魅力をギュッと凝縮させたこの3曲入りシングル(しかも値段は“なめんなよ!”に引っ掛けた衝撃の税込“774”円!)を引っ提げ、閉塞感の拭えぬ現代社会に斬り込むべくいざ出陣! いってまえ ONE WAY ROAD!(interview:椎名宗之)
全然ふざけてないし、全部本気でやっている
──JAPAN -狂撃- SPECIALの音楽性を一言に集約すると、“パンキー”(パンク meets ヤンキー)ってことになるんでしょうか。
キワメミチJUNZφ(vo:以下、JUNZφ):そう…っすかね。まァ、それもノリで、何となく寝てる時にパッと思いついたんですよ。音楽性っていうよりも、曲のタイトルとして出てきた言葉なんですけど。
──皆さんの髪型や衣装、その音楽性や“なめんなよ!”という合言葉など、昭和のヤンキー文化のアイコンが至るところにまぶされているじゃないですか。まだ皆さん若いと思うんですが、どんなきっかけで昭和のヤンキー文化にのめり込むようになったんですか。やっぱり石井聰亙監督の『爆裂都市』とか横浜銀蠅とか、あの辺りから?
JUNZφ:そうですね。ああいうのもずっと昔から好きやったんですよ。昔から言うても、もちろんリアル・タイムやないけど。リアル・タイムでオレたちがやりたかったことは、自分らがおるところにはほとんどなかったんですよ。
──過激さんは?
昭和過激(ds:以下、過激):まずアレやな、“パン”キーじゃなくて、パン“キー”やから(笑)。
──ああ、イントネーションが違いましたか。これは失礼しました(笑)。
過激:やっぱ関東の人には発音が難しいんかなァ。“パン”キーって言われたらちょっと恥ずかしいんですよ。
JUNZφ:ちなみに、BOφWYって何て発音します?
──当時のマネージャーの方は“ボウ”イと発音しますね。ボ“ウイ”ではなく。
JUNZφ:ヒムロックもそう言うよな。オレたちも“ボウ”イや。それと同じ感じなんかな?
過激:しゃァないな。まァ、そこは別にエエんやけど(笑)。で、何やっけ?
──影響を受けた昭和のヤンキー文化の話ですね。アナーキーとかは好きでしたか?
JUNZφ:アナーキーももちろんムチャクチャ好きやけど、別にアナーキーが好きやったからバンドを始めたわけでもないですね。凄く好きなバンドのひとつやけど。
──“カ”ゲキさん? カ“ゲキ”さん? はどうですか?(笑)
過激:その発音はどっちでもエエけど(笑)。大人の人からかしこまって「昭和過激さん」って言われんの恥ずかしいし(笑)。アナーキーとかそんなんは、やっぱパンクとかいろいろ聴いていく中で知ったモノのひとつでしたね。BOφWYとか、楽器を始めるキッカケになったバンドからいろいろ広がっていった感じかな。
──JAPAN -狂撃- SPECIALの前に各自バンドはやっていたんですか。
JUNZφ:オレは昭和過激と一緒にバンドをやってました。カ“ゲキ”さんと一緒に(笑)。そん時はハードコアみたいな感じだったかな。
過激:モヒカンして、ビスジャン着て。
──それがまたどうしてこんなパンキーなバンドに?
JUNZφ:オレはもともと、当時の車とかバイク、あとファッションとかが好きやって。『たいまんぶるうす』とかあんなのが。で、そこからハードコアとかパンクが好きになって没頭してた頃は、そういうのを忘れとった時期があったんですよ。でも、ある時ふと“やっぱああいうのはシブイな”って思い返して。それをバンドで表現したらおもろいなと思って始めた感じですかね。
──それはやはり、音楽だからこそ面白いと考えたわけですよね? 映画とかじゃなくて。
JUNZφ:どうなんすかね。そんなこと考えたこともなかったけど。映画もいつかやりたいなとは思ってますけどね。
──まァ、今のままでも視覚的には充分楽しめると思いますけど。
JUNZφ:そうっすね。自分たちの好きなことを思いきり詰め込んでますから。
──マジメもマジメ、大マジメにこの格好であの音楽をやっているんですよね?
過激:もちろん。全然ふざけてないし、全部本気でやってますよ。これが一番カッコイイと思ってやってる。
捨ててある車をボッコボコに壊したりしてた
──皆さんが思春期の頃は、どんな音楽が流行っていましたか。
過激:trfとか、小室ファミリー時代かな。
──こりゃまた旬なネタですけど(笑)。
過激:あと、T-BOLANとかWANDS。
──はははは。あの辺のビーイング系はあと一周したらカッコ良く思えそうですけどね(笑)。
過激:そうなんかな?(笑)
JUNZφ:いや、カッコエエよ。オレ、ソロやったらあんなんになりたいわ(笑)。
──皆さん、そのルックスに違わずかなりやんちゃなことをしてきたそうですね。たとえば、近所のパン屋をツブしたことがあるとか(笑)。
JUNZφ:いや、ツブしたと言うか、勝手にツブれたんですよ。友達がそのパン屋におったから、タダでパンをもらったりしまくって。1年のうちに360日くらいはそこにおって。
──あと、弁当屋で自分たちの好きな弁当を作ったりとか(笑)。
JUNZφ:それもパン屋とパターンは一緒ですね。その弁当屋も勝手にツブれよった(笑)。
──他にもそんな逸話が多々あるんでしょうね。
過激:オレの地元は山が多かったりして、けっこう田舎なんですよ。その山の中に車とかがよう捨ててあんねんな。そういうのを見つけたら、さらにボッコボコに壊したり(笑)。
JUNZφ:VTRを撮りながらな(笑)。でも、別に悪いことしてるわけやない。元から壊れてるから(笑)。そういうのを映像に撮って遊んだりしてたな。
──じゃあ、直接被害を与えたのはパン屋と弁当屋くらいですか?(笑)
過激:いや、危害もそんなに加えてないですよ。店員さんも楽しんでたし、仲良くやってた感じです。
──族に入ったりとかは?
過激:そういう友達もおったけど、オレは入りはしなかった。
JUNZφ:そもそも、オレの地元にはそういう集団がいなかったですね。
過激:オレはどちらかと言うと、自分の歳のそういう人らがキライやったから。中学時代はまだ一緒に遊んでたから同じようなノリやったけど、高校の頃はそういうのがあまり好きじゃなくなっていって。
──群れるのをヨシとしなかった?
過激:いや、全然。そんなんじゃないです。見た目とかファッションとか、そういうところかな。
JUNZφ:オレたちはけっこう早めにハードコアとかに影響を受けたから、暴走族とかには関心がなかったのもありますね。
──なめんなよーかいさんは、ベースが弾けないのにバンドに引っこ抜かれたそうですけど。
JUNZφ:よーかいは最初、別のバンドのヴォーカルやったんですよ。で、まァ、入れようか言うて。
──ピストルズみたいな話ですね。よーかいさんの喋りが達者だったからですか?
JUNZφ:喋れるっていうのも、その当時はあんまわからへんかったけど、一緒に対バンやったりとかもしとって。
過激:人柄やな。
JUNZφ:うん。あいつを入れたらおもろいなっていうことになって。
過激:その当時やってたバンドはテクニックが要るようなもんでもなかったし、ベースが弾けんのは別に意識してなかったと思うんですけどね。
──『カミカゼロード』の冒頭に入っているよーかいさんのセリフはグッときますよね。“花の都に憧れて飛んできました狂鳥”っていう。声の張りも滑舌の良さも絶品で(笑)。
JUNZφ:あれ、録りの前日にパーッと書いたんです。ホンマは千葉繁さんに喋って欲しかったんやけど、レコード会社の人に「お金ないわ!」言われて(笑)。ほんで、よーかいに千葉繁さんのモノマネをさせたら一発でイケて。「これイケるやん! バレへんちゃう!?」って(笑)。
──ああ、どおりで『北斗の拳』のナレーションっぽくなってるわけだ(笑)。『カミカゼロード』の収録曲では、ちゃんとよーかいさんがベースを弾いているんですか。
JUNZφ:もちろんちゃんと弾いてます。全然弾けなかったのは最初だけで、今は普通に弾いてますよ。まァ、かなりヘタクソやけど。
“なめんなよ!”の精神を貫けば道は拓ける
──何でも、今は東大卒のベーシストを探していると聞きましたけど。
JUNZφ:よーかいがあまりにヘタすぎるので、軽い脅しのつもりでね(笑)。
過激:一応東大卒の人は見つけたんやけど、ちょっと年齢が行きすぎてて却下した(笑)。
──はははは。ちなみに、今の編成になってどれくらい経つんですか。
JUNZφ:もう5年くらいやってますね。
──バンドの方向性もだいぶ固まってきたんじゃないですか。
JUNZφ:そうですね。最初よりはまた変わってきた感じがしますけど。
──当初からジャパトラ・ファッションでキメていたんですか。
JUNZφ:いや、ここまでじゃなかったですね。最初はどんなやったっけ? 初期はまァ、もっとハードコアな感じでしたけどね。
──やっぱり『狂い咲きサンダーロード』や『爆裂都市』の衣装からの影響も大きいんでしょうか。
JUNZφ:どうやろ。でかいっすかね。もちろん好きですけど。
──“なめんなよ!”っていうのは完全に『爆裂都市』での陣内孝則さんのセリフですよね? 武装警官をブン殴るシーンの。
JUNZφ:そうですね。あの精神には影響を受けてます。“なめんなよ!”っていう言葉には“なめられんなよ!”っていう意味もあって、その精神でやっていけば道は必ず拓けると思ってるんですよ。
──でも、ジャパトラと言っても、本誌を読んでいる若い読者には伝わりづらいだろうなァ…(笑)。
JUNZφ:ジャパニーズ・トレンディ…ちゃうわ(笑)、ジャパニーズ・トラディショナル。
過激:伝統ってことやろ?
JUNZφ:昔悪かった人の古いアルバムを見たらわかるよな?(笑) 日本の伝統的なカッコエエ部分ってことやな。
過激:それに似てるけど、もちろんそれだけやない。今から流行るもんやで。今までになかった最新のものやし。全く新しいもんはこの世にないからどこかしら何かに似てるかもしれへんけど、オレたちはマネしてるわけやない。新しいもんを創り出そうとしてる感じなんですよ。
──いや、ホントに新しいと思いますよ。だって、『パンキー パンキー パンキー』のようにパンクとドリフが合体した曲なんて生まれて初めて聴きましたから(笑)。でも、皆さんドリフ世代じゃないですよね?
JUNZφ:ドリフはムチャクチャちっちゃい時ですね。ギリギリ被ってるんですよ。『だいじょうぶだぁ』で小学校くらい。
──『パンキー パンキー パンキー』の“Ah VIVA VIVA VIVA NON NO”というコーラスとか、ユーモアのエッセンスを加えることには意識的なんですか。
JUNZφ:ユーモアは大事にしてますけど、それもシブイと思ってやってるんですよ。
過激:笑わそうと思ってやってるわけじゃないですから。
──ということは、マスコット・キャラクターのなめぞう君もシブイがゆえに誕生したわけですね。
JUNZφ:極なめぞう君ですね。誕生するまでに半年くらいかかったんですけど、ド初期はもっとリアルなガイコツやったんですよ。それをどんどん可愛く描いていって今の形に落ち着いたんです。
──このなめぞう君は、アイアン・メイデンにとってのエディみたいなものですよね。
過激:エディ? それはちょっとわからへんな。
──アルバムのジャケットやステージに人形となって登場するゾンビのキャラクターなんです。
JUNZφ:マスコット的な? まァそんな感じでオレたちもなめぞう君を作ったんですけどね。生まれた時はもう死んだもんな。
過激:死んだな。刺繍したのを壁に貼ってずーっと見てたな(笑)。
まだ誰もやってないようなことをやる
──表層的なロックとかには興味ないですか? 皆さんのライヴを見ていると、ロックというよりも日本の祭りに近い感覚を覚えるんですけど。
JUNZφ:興味ないと言うか、オレたちのやってることがロックっていう言葉だけには当てはまらへんと思いますね。
過激:その前に、オレはロックっていう言葉の意味があまりよくわからへんから。ロックって言うと何かフツーってイメージがあるから、そう思われるのがイヤやなァっていう。
──フツーのことがやりたくないからこそ、これだけ独創的なことをやっているんでしょうしね。
JUNZφ:まァ、フツーっていうのも何やろかっていうのもまた疑問ですけどね。
過激:要するに、まだ誰もやってないようなことをやるってことやな。
JUNZφ:敢えてロックと呼ばずに、オレたちは“ジャパニーズ・スピード・ミュージック”と呼んでるんですけど。
──いいネーミングですね(笑)。それは“パンキー”とは違うわけですね。
過激:“パンキー”はもともと曲のタイトルやったからな。音楽は“ジャパニーズ・スピード・ミュージック”って言ってるけど、人種的なもんは“パンキー”って言われても別にエエんかなって気はするな。人が呼ぶぶんには。まァ、そんな言葉なんてどうでもエエんですけど。
──背景的には、日本の土着的な部分が大事な気がしますね。ヤンキー文化って欧米じゃ絶対に生まれないでしょうし。
過激:うん。“団地”っていうのが重要ですね。
──ああ、何かわかります。“団地萌え”とかそういうユルいのじゃなく、“団地のオバサン”とか“団地妻”とか(笑)。
JUNZφ:そこ、イイっすね(笑)。団地出身っていうのはホンマにでかいですよ。
過激:それがニッポンって感じする。集合住宅って言うか。
JUNZφ:そう、府営のな。ボッコボコやったっすけど。
過激:オレらは府営団地ができて40年くらい経った世代やから、府営ってどこもボロかったもんな。
JUNZφ:友達の家なんて、床の底が抜けたりしてたし(笑)。
──団地って、親にオナニーしているところを見つかっちゃうような、かなり箱庭的な感じがありますよね(笑)。
過激:そういうのありそうですね。日常茶飯事なエピソードだけど。
──ところで、皆さん普段からこの格好なんですね。
JUNZφ:これが私服です。まァ、オレは家の周りやったらステテコで歩いてますけどね(笑)。昭和過激はいつでもキマってんな。
過激:オシャレですよ、オシャレ。キメる時はキメないと。
──衣装はどこで揃えているんですか。
JUNZφ:今はオーダーメイドですね。オレたちの欲しい服はあまり店で売ってないんで。
過激:作りたい衣装は他にもいっぱいあるんですけどね。
JUNZφ:(過激の革ジャンを指さして)これも一から全部デザインして作ったんですよ。
──『カミカゼロード』のジャケットの衣装もシビレますよね。
JUNZφ:これも作ったんですよ。みんなそれぞれ衣装が違うんですけど、基本の形はあって、そっから自分の好きなように仕上げたんですけど。素材はジャージなんですよ。
──そのジャパトラ・パーマネントも手入れが大変そうですね。
過激:時間かかるし大変ですよ。面倒でたまにイヤになるもんな、パーマ当てるのが(笑)。
──こじゃれた美容室じゃ気取って扱ってくれなさそうなヘア・スタイルですけど。
JUNZφ:決まって行くとこがあるんですよ。オバチャンがやってるとこなんですけど。
──最初に何と言って注文したんですか?
JUNZφ:いや、フツーにオバチャンに「こんなんできる?」言うて。アフロじゃなくて、常に爆発してるような感じって言うか。
過激:まァ、パンクの人はスプレーで髪の毛を立てたりするけど、オレたちはそれが面倒くさくて。セットすんのダルかったし。
JUNZφ:元はと言えばそこだったんですよ。髪の毛がずっと立ってる方法ないかな? って。で、エクスプロイテッドとかあの時代のパンクみたいな頭のでかさでパーマを当てたらシブイなと思って。昔のヤンキーも頭でっかいし(笑)。
オレたちの良さがわからん人は全員アホ!
──最近は東京でのライヴが激増しましたけど、やっぱり東京のお客さんは大人しい印象がありますか。
JUNZφ:いや、そんなこともないですよ。
過激:うん、あったかいな。
──ファンダンゴとか、大阪で一度皆さんのライヴを見てみたいですけどね。
過激:12月にもあるし、今までも2、3回やったことあるよな? ファンダンゴは客の中歩いてステージに上がるのがちょっと恥ずかしいな(笑)。
JUNZφ:あれやろ、客の前でドラムの用意するのがイヤやろ?
過激:イヤやわ(笑)。せっかくカッコキメてんのに、準備して出て行ってまたステージに上がるなんてメッチャダサイわ。黒子を手に入れて準備して欲しいな(笑)。
──やっぱり、そういう舞台裏はあまり見せたくないものですか。
JUNZφ:そうですね。ライヴは最初にいきなり一発ブチかましたいですからね。
──日本へ観光に来る外国人にはよく写真を撮られるというし、それだけ興味を引くということは海外でライヴをやったら凄くウケそうですね。
過激:海外には行きたいですね。できれば今すぐにでも。ただ…飛行機に乗るのがイヤやねん(笑)。
JUNZφ:怖いやろ?(笑)
過激:怖い怖い。だから海外ツアーとかあったら、オレに似たヤツに影武者をやらせて行かせますよ。パーマ当てて、ドラムを覚えさせて(笑)。
JUNZφ:4人全員影武者でも、外人ならわからんやろな(笑)。
──皆さんの野望のひとつに、教育番組に出たいというのがあるそうですが。
JUNZφ:オレたちみたいなテンポの速い曲で九九をやれば、子供もはよ覚えるんやないかなと思って。“九九スピード”みたいな感じで。や、覚えられへんか?(笑)
過激:JAPAN -狂撃- SPECIALを聴いて育った子供が大きくなって政治家になって、こんな髪型して国会におったらおもろいな(笑)。マニフェストは“なめんなよ!”で(笑)。
──そんな政治家がいたら間違いなく1票入れますよ(笑)。実際のジャパトラ世代の人たちがJAPAN -狂撃- SPECIALを聴いたらどう感じるでしょうね。
過激:“懐かしいなァ…”って感じる人もおるやろな。オレたちが売れてこんなカッコがまた流行ったりしたら、“こういうカッコ、まだイケるんかな?”ってまた着るようになるかもな(笑)。
JUNZφ:そうなったらエエけどな。“これモテるんや?”って(笑)。
──髪型も昔みたいなパーマに戻したりして。
JUNZφ:戻す髪がもうないかもしれへんけど(笑)。
過激:でも、それくらいのでっかい波を起こしたいけどな、日本中に。いや、世界中に。世界を爆発させたい。
──愚問ですけど、この腐りきった世の中に物申す的な発想は微塵もないですよね?
過激:ないですね。社会に対する不満がバンドをやるパワーでもないし。
──仮に皆さんに思想的なものがあるとすれば、シブくてカッコイイことをやるっていうことですか。
JUNZφ:うん、そうですね。自分たちにとって今一番シブイことを表現することだけですよ。
──『カミカゼロード』が大ヒットする世の中って、凄く健全な気がしますけどね。
JUNZφ:そうなんですよ。健全でしょ、けっこう?
過激:暗いイメージがあるわけじゃないと思うし、別に極悪な感じでもないし、ポップでオシャレだし。売れなおかしいですよ。まァ、オレたちの良さがわからん人は全員アホ!って書いといて下さい(笑)。
カミカゼロード
01. カミカゼロード
02. VIVA! なめんなよ
03. パンキー パンキー パンキー
Ki/oon Records KSCL-1323
774yen (tax in)
*祝!デビュー記念の“な・め・ん・な・よ”プライス!!
IN STORES NOW
Live info.
昭和83年(2008)年末コンサート
12月9日(火)新大久保アースダム
12月11日(木)下北沢ERA
12月15日(月)新宿ACB
12月16日(火)新宿LOFT
12月17日(水)大阪 十三FANDANGO
12月23日(火)恵比寿LIQUIDROOM
12月31日(水)幕張メッセ(rockin'on presents“COUNTDOWN JAPAN 08/09”)
JAPAN -狂撃- SPECIAL official website
http://namennayo.com/