今月の編集作業もいつもながらに難儀で、いつもながらにメチャクチャな工程で全ページの入稿を終えた。最後の一週間は平均睡眠3時間前後。作業の合間に各種打ち合わせが入ったり、イベントで司会をやってみたりと、なかなか編集一本モードになれないのもストレスだった。
校了日当日は、日付が変わる直前に馬喰横山にある印刷会社へ出張校正に出かけ、午前2時過ぎにはすべての作業を完了。工場の便を待ちつつ印刷会社の営業担当君と四方山話をするも、彼は次の日も早いだろうし、こんなオッサンとムダ話をしているよりも一刻も早くタクシーで帰りたいだろうから、3時過ぎに「てくてく歩いて帰るわ」と印刷会社を後にする。缶の水割りを呑みながら当て所なくとぼとぼ歩き、午前5時の秋葉原駅発中央本線に乗車。当然ふらふら。
その3時間後、車中で目を覚ますと、竜王なる駅まで来ていた。確か高尾駅行きの電車だったはずなのに、この電車は松本駅行きです、というアナウンスを聞いて愕然とした。
どうやらここは山梨の先らしい。なるほど、車窓から見えるこのキレイな山並みは甲府なわけだな。ははは。
いっそ石和温泉で途中下車してひとっ風呂浴びてくれば良かったくらいだが、鈍行という表現がぴったりの立川駅行きの上り電車に乗る。乗り継いで中野までまた3時間。バスで自宅のある野方に辿り着いたのはもはや昼近く。電車に乗って6時間以上かけて帰宅したのは久々である。
というわけで、翌日は一日中寝たり起きたりだったが、眠りは深く感じた。
それでも安堵感に浸ることは許されないようで、早くも次の号の案件の画策やら打ち合わせやら取材やらと相変わらずバタバタは続いている。
今回の校了間際の忙殺スケジュールで、ブッチャーズもバーサスもプラスマイナスも吉野さんやひさ子さんがゲスト参加した小谷さんのロフト・ワンマンも観られなかった。悲しい。
ただ唯一、無理やり足を運んだライブがあって、それが心の支えにはなった。あんなに打ち震えて心から泣けたライブは本当に久し振りだった気がする。
10月は散々なことばかりだったが、あのライブですべて帳消しである。
昨日を重ねて今日を凌ぐために、自分にとって音楽が必要なのを改めて理解できた。それが何よりも、嬉しい。
次号の本誌は明日納品、まずはロフト・グループ各店舗から配布開始です。表紙と裏表紙は上にある写真の通りなのだが、とある仕掛けがしてあります。それは是非、実際に手に取って確認してもらえたら嬉しいです。感想も聞かせてね。(しいな)
タイトルだけ見ると、てっきりお休みの日にのんびり甲府まで行かれたのかと思ったのですが…。
読んでびっくりしましたよーΣ( ̄□ ̄;)
なにやら大変だったようで…本当にお疲れさまでした。
そんな中でも心の支えになったライブ、よかったですね(^-^)
私はここ最近ライブ参戦ご無沙汰気味です(*_*)
芸術の秋ってわけではないですが、10月はステキな絵に触れる機会がたくさんあり1点購入。家に帰るととても癒されてます。
Rooftop11月号今日からですね。いいなあ。地方の田舎モンは涙です(T_T)
カッコいい表紙と仕掛けに、早くGETしたくてウズウズです。
そんなこととはつゆ知らず、AXでお見うけしてら「今日はしいなさんいらっしゃってないのかしら?」と思いながらも、プラスマイナスもモールスもブッチャーズも小谷さんも観てきました!
特に小谷さんは、しいなさんの「今月一枚しか買えないなら…」のお言葉のおかげで本当に素晴らしい体験をさせていただき、なんとお礼を言っていいやら?です。
まさか数日前に観た吉野さんがでるとは思わなかったです。
この場をお借りしてお礼を言わせてください。
本当にありがとうございました!
P.S.個人的には、10月号の小松さんの「良い気持ち」という言葉がすごくいいなぁと思いました。
絵画もイイですよね。小さな個展でも大掛かりな絵画展でも、感情が込められた一枚の絵の前に立つと身震いします。その絵に賭けた人間の人となりも感じられるし。
印刷物は絵画みたいにワン&オンリー感は出せないけれど、Rooftopも作り手の個性が伝わる誌面にしたいといつも思ってます。
おー、俺が涙を呑んだライブをことごとく観れてるみたいで羨ましいなァ…。なんせ小谷さんのワンマン当日が校了日だったもんで、「今頃もう始まってるよな」なんて気にする余裕もなくて悲しかったです(笑)。
でも、本誌の記事をきっかけに小谷さんの音楽に触れてくれたようでとても嬉しい! ちゃんと届いたんだね! 良かった!
こうやって「伝わる」ことが本誌にとって一番の使命だと思っているので、手放しで嬉しいです。どうもありがとう。
こういう話が聞けるなら、甲府でも松本でもいくらでも行ったると思うです。ははは。