28日は、降ったり止んだり、微妙な雨。でしたが、1番目の枝松くんが始まる頃には、用意した椅子がちょうどよく埋まるぐらいのお客さんにいらしていただきました。
センチラインの時から、枝松くんの書く詞や、歌声にキュンキュンしまくっていたんですが、ソロになり、より枝松くん色が出てきたように思います。アコースティックの途中で詞を読んだり、心がポッとなる温かい歌を聴かせてくれたり、とてもよい雰囲気のまま2番目の鴾崎さんへ。


枝松くんに続きネイキッドは初登場。しかも、普段はバンドで活動しているので、1曲歌ったところで緊張をほぐすためにと歌われたのが松山千春さんの曲『君を忘れない 』。しかも、ギター片手に物真似付き。笑いもあり、かなり会場がホンワカした空気になってました。さらにカバーを混ぜたりしながら、ちょっと高めの声が心地よく、もっと聴いていたいなーというところで、3番目はラフライン。
ギターレス、ピアノトリオ。バンド演奏は何度も見ているんだけど、アコースティックは初めて見た。天神さんはウッドベースを持ち、トミーくんはドラムをカホンに。カホンを叩くトミーくんがすごく野性的でドキッ(笑)。普段のライブでは演奏しない曲が多く歌われました。アコースティックで聴く『キミのマフラーに溶けてしまいたい』も良かったなぁ。ライブハウスに比べてステージが狭いおかげで、3人の距離も近いからか、いつにも増して3人の仲の良さが伺え、アットホームなステージでした。

そして最後は高森くん。ポロンポロンとギターを爪弾き、素朴に歌うあの感じは、うっかり高森くんの部屋に迷い込んだかのような錯覚さえ起こすほど。飾り気がまったくないのに、いつのまにか高森くんの歌に引き込まれていく。高森くんもカバーをやったんですが、曲は井上陽水さんの『少年時代』。しかし始まったものの、なんか違和感。1回目は歌詞が…、2回目はコードが…、なんかおかしい。本人も違和感を感じていたようで、やり直すこと2回(笑)。でも、こうゆうのもライブならでは。一瞬魅せた高森くんの完全なる素の顔を見てしまいました。でも、とても素敵なライブでしたよ。

歌を聴かせるバンドというコンセプトで出演依頼をした4組。それぞれが心地よいメロディーと歌声を、雨の降る新宿に響かせてくれました。

打ちあげでは、ビール片手にまだまだ歌いたい高森くん(↑)と、鴇崎さんの弾き語りが続き、気付けばギターレスのラフラインの渡邊くんにまでギターが手渡され、枝松くんまでもが強制参加でみんなで歌っておしまい。なんだかとても温かい時間が過ぎていきました。Vol.2の予定はまだないですが、ゆっくりと企画しようと思っています。(やまだ)
