いろんな色彩を放つ人間がゴッタ煮で混在しているところに俺は面白さを感じるし、第一こんな一介の編集稼業のズンドコ戯言なんざどれだけ需要があるのか皆目見当も付かないけれど、徒然なるままに書き連ねてみるべかなー。
ま、今更そんなかしこまらなくても普段からダラダラと他愛のないことを書いているわけで、これまでどおりっちゃこれまでどおりか(笑)。
こんな駄文でも、Rooftopのことなど露知らずの人が少しでもこの超弱小マイナー誌に興味を持ってくれるきっかけになればイイなァ…と思いながら書いておるわけですが、どうぞ皆様変わらずご贔屓の程を。
それはそうと。この間このブログで自分が昔作った本のことを書いたら、読者の方から先日こんなお便りを頂きました。以下、何の断りもなく勝手に引用(笑)。
〜『過去に執着しない』とは言っても、ご自身で作り上げた(編集に携わった)本ですから大切にして欲しいな。
投げ売られていた…と言うけど、私はオークションで手に入れたのだけど、私にとってはその金額以上に価値のある大切な本なのですよ。
Rooftopだってそうです。無料で戴いて来るのが心苦しいくらいだから。〜
…んー、ありがてぇ!(泣)
このお便りを読んで、『スクール☆ウォーズ』の滝沢先生ばりに泣きじゃくったことは言うまでもない(古い)。
いやでもね、こういう読者の方からのお便りが自分にとってどれだけ励みになっているかわからんのです。伝わったかー! よっしゃー!と思うのです。まぁ、昔の本に関しては7年越しの伝わりだったかもしれないけど(笑)、やっぱりとても嬉しいこってす。そういう声を聞くと、時に一方通行にも思える地道な作業が補完された気になる。コミュニケーション大成立!って感じで。
週末も、とあるライブの終演後に何人かの読者の方に「椎名さんですよね? あの○○の記事面白かったです」と声を掛けられてとても嬉しかった。イベント等の司会業をやってこなければこうして直接声を掛けてもらえることもないわけで、やっぱり恥は忍んどくべきだなァ(笑)。
誌面は不特定多数の人が読むので公共性第一だけど、自分が原稿を書く時は「1対55,000」ではなくあくまで「1対1」を心がけています。というか、どうしてもそうなってしまう。やむにやまれぬ表現というのは紛れもない「個」から出発するわけだから、その終着点もまた「個」でなくてはならない、と思う。
俺は目の前にいる、でも遠くのあなたに向けて文章を紡ぎ出す。届け! 伝われ!と思いながら書いている。それがちゃんと届いた時は素直に嬉しいし、どうしたって好き嫌いはあるので届かない場合もある。それでいいんだと思う。だからって独り善がりには絶対にならないけど。
自分の大好きな音楽、生きる糧としている音楽を活字を通して伝えることで、同じ音楽を愛してやまない人たちとその素晴らしさを共有できるなんて、こんなに楽しい仕事は他にない。責任感も当然伴うし、体力的にも精神的にもキツいのなんか当たり前。読んでくれる人に思いが伝わった時の喜びを考えたら、もっとキツくならないと申し訳ないくらい(笑)。
さーて。今月もぼちぼちラインナップを固めなければ、です。灼熱の夏に合わせて、限られた1ページに闇雲なエネルギーを当社比3割増でお届けします…って暑苦しすぎるかそれじゃ。ははは。(しいな)
「同じ音楽を愛してやまない人たちとその素晴らしさを共有できる」ほんとに素敵なこと!文章、行間から滲み出るもの、私なりに受け取ってるつもりです。
来月は暑苦しいのをよろしくお願いします!(笑)
友達分まで調達してくれていたなんて感涙!
手前味噌になっちゃいますが、あの界隈のバンド達の基本データがギッチリ詰まった本だから、入門書としては最適なのかもしれないですね。
とはいえ、大事なのはやはり今現在!
smicaさんのように本誌に熱い期待を寄せてくれる人のためにもまだまだ頑張ります! どうも有難う!