ギター 編集無頼帖

“ROOFTOP PROOF 2010”2days!

 昨年12月に誌面刷新と同じタイミングで始動させた本誌冠イベント『ROOFTOP PROOF 2010』、3月1日と2日の2日間にわたって新宿LOFTで再び開催致します。初日1日は本誌でニューカマーを扱うページ“ROOKIE'S GARDEN”をサブタイトルにフィーチャーしていることからも判る通り、明日の音楽勢力図を塗り替えんとする原石のバンドたちが総出演。数年後に“よくこの面子が集まったな…”と感慨に耽る日もくるかもしれぬ、新進気鋭のルーキーたちの熱演に期待。2日目は、初回の『〜PROOF』がガチのロック・バンド対決だったので、今度はアコースティックな一夜にしようとLOFT店長大塚君と画策。胸に染み入る歌心を携えたバンドマンたちの普段とは異なる一面を堪能できればと思います。平日の夜ではありますが、皆さんのご来場をkocoroからお待ちしております。以下、詳細です。(しいな)
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 ROOFTOP PROOF 2010〜ROOKIE'S GARDEN NIGHT〜
 2010年3月1日(月)新宿LOFT
 ASTRON FILM/Merpeoples/Cathy lost one's apricot yesterday/カリフ/and more...
 OPEN 18:00/START 18:30
 ADV ¥2,300/DOOR ¥2,500
 *チケットはLOFT店頭及びローソン(Lコード:79185)にて発売中
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 ROOFTOP PROOF 2010 〜歌心無頼帖〜
 2010年3月2日(火)新宿LOFT
 BUGY CRAXONE(鈴木由紀子+笈川 司)/SEIKI(the Guikits/ex. Naht)/奥村 大(wash?)/keme(from キノコホテル)/村松ショータロー/木村隼人
 OPEN 18:00/START 18:30
 ADV ¥2,500/DOOR ¥3,000
 *チケットはLOFT店頭及びローソン(Lコード:73062)にて発売中
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 TOTAL INFORMATION
 SHINJUKU LOFT 03-5272-0382
 http://www.loft-prj.co.jp/
posted by Rooftop at 17:32 | Comment(0) | 編集無頼帖

ギター やまだのひとりごと(仮)

NOT DEAD

始まったものにはいつか終わりがきます。
この時間が、ずっと続けば良いのに、と思っても、やはり終わりがきます。

あの宣言は、潔さを感じました。

最後にロック化計画など、これまでとは違うスタイルを取り入れて走り抜けてきた彼女たちは、本当のロック魂をそれぞれのバンドから吸収してきたんだと思います。
そして、同じ女子目線で見て、女性の強さを感じました。

本当は、ずっと続けて欲しかったけど、4人が出した答えなんだし、第二の人生も楽しんで欲しいから、メロン記念日が形として活動する5月3日まで、ちゃんと見届けていきたいと思います。

今月号での村田さんの言葉じゃないけど、思い出はいつまでも残りますから。

(やま)
posted by やまとも at 12:40 | Comment(3) | やまだのひとりごと(仮)

ALWAYS LOVE YOU

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 今回の選択は確かに残念だし、とても口惜しいことだけれど、事務所サイドの決定ではなくあくまでもメンバー4人による自主的な総意であることには拍手を送りたい。カットアウトの美学をデビュー10周年の記念日当日に貫くだなんて、最後の最後までロックじゃないか。
 グループとしての活動は終わってしまうけれど、4人個々人の人生はこれからも続いていくし、何よりも彼女たちが唄い継いできた名曲の数々はとこしえに我々の胸の内に響き渡る。まさに“MELON'S NOT DEAD”なのだ。
 4人にとって、また我々にとっても今日からがまた新たな人生の第一歩である。ラストシーンはまだ先。残り僅かな活動期間を共に貪欲に楽しもうじゃありませぬか。(しいな)
 20100219 SHIBUYA-AX
 01.かわいい彼/02.さあ、早速盛り上げて 行こか〜!!/03.お願い魅惑のターゲット/04.Anniversary/05.告白記念日/06.電話待っています/07.The 二枚目〜On My Way〜/08.アンフォゲッタブル/09.カリスマ・綺麗/10.さぁ!恋人になろう/11.sweet suicide summer story/12.香水/13.青春・オン・ザ・ロード/14.ロマンチックを突き抜けろ!/15.愛だ今すぐROCK ON!/16.メロンティー/17.キスして欲しい/18.遠慮はなしよ!/19.ALL AROUND ROCK/20.DON'T SAY GOOD-BYE/21.ピンチはチャンス バカになろうぜ!/22.This is 運命
 EN-01.甘いあなたの味/EN-02.赤いフリージア
 EN-03.ALWAYS LOVE YOU
posted by Rooftop at 01:09 | Comment(4) | 編集無頼帖

ギター バックナンバー

bloodthirsty butchers('10年3月号)

bloodthirsty butchers

生きている、生きて行こう──
砂を掴んで立ち上がる無頼漢のブルース


 ブラッドサースティ・ブッチャーズが往くケモノ道は決して平坦ではない。まずもって避け方を知らないから、魑魅魍魎に何度でもぶつかる。ぶつかって、ズッコケまくり、たちまち傷だらけになる。傷だらけになってもなお、彼らは砂を掴んで立ち上がる。進軍ラッパを勇壮に吹き鳴らしながら満身創痍で疾走を続ける。漆黒の闇の中で七転八倒しながらも足掻くだけ足掻く。ロバート・ジョンソンが四辻で悪魔に魂を売り渡した引き換えにブルースを身に宿したのとは異なり、ブッチャーズは悪魔に“クソッタレ!”と唾棄し、それでも敢えて荒野を突き進む。それがブッチャーズにとってのブルースという表現であり流儀でもあり、『NO ALBUM 無題』と題された作品には彼ら一流のブルースが重厚かつ繊細に、はたまたサイケデリックに轟いている。油絵のような激しい凹凸もあれば、水彩画のような瑞々しい透明感もある。豪胆でいてたおやかなその音塊と歌は、音楽のミューズの寵愛をも拒絶せんとばかりに孤塁を守る極北の佇まい。この真に迫る凄味、やはり只者ではない。疾走に継ぐ疾走を絶えず続けるさなかで握り締めた暗夜の一灯、そこから紡ぎ出された至高の歌の数々について、メンバー全員に話を訊いた。(interview:椎名宗之)
pix by 菊池茂夫

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怒髪天('10年3月号)

怒髪天

ダンディーなオトナマイト4人衆が体現するド真ん中のJAPANESE R&E!
上原子友康が語り尽くす怒髪天という名の深遠なる小宇宙


 一体何処まで自己新記録を塗り替えていくのか。純真な歌がギッチリと詰まった傑作をコンスタントに発表し、ことごとく前作を凌駕した新しい作品を我々に提示し続ける怒髪天。『オトナマイト・ダンディー』と題されたフル・アルバムもまた、昨年4月に発表した『プロレタリアン・ラリアット』のクオリティを容易に突き抜けている。結成四半世紀の祭典モードだった昨年はライヴ動員の激増と大幅なメディア露出に沸いた1年だったが、聴き手の情感ド真ん中に訴えかける歌をこしらえることは決して疎かにしなかった。そのことを『オトナマイト・ダンディー』は如実に物語っている。日々の生活の中で巻き起こる喜怒哀楽を軽やかにしなやかに描写した歌々は大いなる人間讃歌であり、日常という名の壮大なドキュメンタリー映画に伴走する妙味に富んだサウンドトラックである。そのサウンドトラックの音楽監督はギターの上原子友康で、ここ数年の彼の曲作りに対する貪欲さ、スキルの向上、ライヴ・パフォーマンスに向かう意識の変化が近年の怒髪天を着実に好転させている気がしてならない。予想外の着地点に到達する曲作りの化学変化やどんな楽曲をやっても不朽の“JAPANESE R&E”となるのは代替不可の4人が携わるからこそだが、その根幹を成すのは間違いなく上原子の存在である。本誌では彼にスポットを当て、『オトナマイト・ダンディー』の制作過程と怒髪天という深遠なる小宇宙の如きバンドの核心に迫った。(interview:椎名宗之)

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吉村秀樹×名越由貴夫('10年3月号)

吉村秀樹×名越由貴夫

憂色に包まれた12ヶ月の物語、失われた一篇の歌が加わり遂に完結──


 1996年10月に発表されたブラッドサースティ・ブッチャーズの『kocorono』が日本のロック史に燦然と輝く屈指の名盤であることに異論を唱える人はいないだろう。『2月』から始まり『12月』で終わる11ヶ月の心象風景が綴られた本作は、尋常ならざる楽曲のクオリティと文学性の高い物語の世界観、コンセプトの秀逸さも相俟って、発表当初から耳の肥えたリスナーを始め数多くのアーティストやクリエイター達からも熱烈に迎え入れられた不朽の金字塔的作品である。僕自身、今までこの作品をどれだけ聴き狂ったか判らないし、そのたびにどれほど心を奮わせたか判らない。『7月』の儚く瑞々しい旋律にどれだけ涙腺を緩ませたかも判らない。きっとあなたもそうだろう。その『kocorono』が、『Cinderella V.A』にのみ収録されていた『1月』を追加収録してリマスターを施した“完全盤”として発表されるというのだ。これが努めて冷静でいられようか。本誌では今回のリマスター作業にあたって独占取材を敢行、14年の歳月を経て再びタッグを組んだブッチャーズの吉村秀樹とプロデューサーの名越由貴夫の貴重な肉声をここにお届けする。未完の名作が12ヶ月の物語として遂に完結した『kocorono 完全盤』、その格好のサブテキストとして本稿を読み解いてくれると嬉しい。(interview:椎名宗之)

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つばき×メレンゲ('10年3月号)

つばき×メレンゲ

祝! つばき結成10周年!!
変わらずに走り続けてきた三人の、第二章が今始まる!!


 2010年4月10日をもって結成10周年を迎えるつばき。現メンバーになって8年の間には事務所やレコード会社から離れたり、解散の危機もあり、それでもバンドを続けてこれたのは、多くの人との出会いや支えがあったからこそだろう。現在はメンバーのみで活動をしているというだけに、バンドとして多くのものを経験し、もっともっと精神的にもバンドとしても強くなっていくに違いない。10年とは言わず、15年、20年と活動を続けて欲しいと切に思う。
 今年は毎月10日につばき企画のイベントを開催し、これまで以上に精力的に活動をしている彼ら。結成の記念日でもある4月10日には、新宿ロフトで朋友のメレンゲを迎え2マンライブを開催!! 10年を迎えても、がむしゃらに走り続けるつばきの勇姿をぜひ見てもらいたい。今回はつばきのボーカル&ギターの一色徳保が、メレンゲの3人それぞれと対談を行なった。一色にとっては超ロングインタビューとなったが、疲れた顔を見せず取り組む姿は、この人柄が多くの人に愛されてバンドが続けられていることを物語っているようだった。長きに渡り両バンドを応援しているロフトプロジェクトの樋口寛子女史も参加し、当時から現在を語り尽くす!!(text:やまだともこ)

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Contrary Parade('10年3月号)

Contrary Parade

田中麻友(Vocal.Keyboard)
中嶋奈津美(Guitar)
伊藤愛(Bass)
岩井智(Drums)

温かな春の気候のように、幸せを導く歌。
高らかに鳴り響くContrary Paradeの1st.ミニアルバム。


 これまでにも良質な歌とメロディーを輩出してきたSong-CRUXから、正統派のポップスを歌うContrary Paradeの『ファンファーレ』が届けられた。Contrary Paradeは、聴く人が笑顔になる楽曲を聴かせ、どんな人の心にもスッと溶けるように入り込んでふわりとした温かな風を吹き込んでくれる。“ポップス”という言葉は好きではないが、これこそが大衆性があり聴く人を選ばない“ポップ・ソング”なのではないかと思った。
 そしてContrary Paradeが、長年活動をしてきた関西を離れ、遂に活動の拠点を東京に移す。きっと、すさみきったこの街に、ぬくもりを感じる歌声を届けてくれるのだろう。今回は、お先に上京をしている女性メンバー3人を迎えてお話を伺った。(interview:やまだともこ)

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TEEN'S MUSIC CAMP('10年3月号)

TEEN'S MUSIC CAMP

理想は10代のバンドから信頼を得られるようなイベント


 ここ最近、10代のバンドがアツイとはよく言われていることで、現にメジャーデビューを果たしたり、大きな舞台に飛び込んでくる10代のバンドをよく見かけるようになった。まだ青さが残る10代ならではの衝動は大人とは比べものにならないほどで、若さ故に突っ走ることができる情熱や、吐き出される言葉やサウンドは、きっとこの年代の彼らにしか表せないものだろう。
 そんな10代のバンドが出演するイベント“TEEN'S MUSIC CAMP”が、主に下北沢シェルターで定期的に開催されている。そして、3月29日には“TEEN'S MUSIC CAMP SPECIAL spring2010 U_22”と題され新宿ロフトにて開催。このイベントの首謀者であるロフトプロジェクトの樋口寛子女史を緊急直撃!!(interview:やまだともこ)

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ブルボンズ('10年3月号)

ブルボンズ

L→R
リョーピーブルボン(bass guitar)
タクミブルボン(vocal & guitar)
ブンブンブルボン(vocal,harmonica & guitar)
ハットリブルボン(drum)

これまでの概念にとらわれない、ロックンロールの形


 ブルボンズの3連続リリースの最終章であるニューアルバム、『BULLUBONE'S NEXT』がPOPTOPより発売される。これまでに比べると、「音を足して厚みを増そうとすればするほど、薄っぺらな感じになっちゃう」とメンバーも言っていたように、よりシンプルになったサウンドは、元来ロックンロールにあるヒリヒリとした手触りが増し、その中には温かさもあり、バラエティーに富んだ作品になっていることは確かだろう。
 しかし、メンバー自身は『BULLUBONE'S NEXT』というタイトルを付けただけに、さらにネクストレベルを掲げ、今作でもギターサウンドに固執せず、ロックンロールだけの枠にはとらわれないサウンドを作りだした。
 今のブルボンズは面白い。音楽としても人間としても。それは私が胸を張って言えること。この作品をリリースして以降も、精力的な活躍をしてくれるに違いない。まずは、『BULLUBONE'S NEXT』で彼らの“今”を聴いてもらいたいと思う。
 今回は、メンバー4人にお話を伺うこととなった。予想外の出来事が多い彼らのライブのように、2月なのに気温が上昇した汗ばむほどの陽気の日だった。(interview:やまだともこ)

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dry as dust('10年3月号)

dry as dust

日常を切り取った歌詞。体温が感じられる音。
ただ過ぎていく日々に、彩りを与える全7話。


 言葉の糸を紡ぐような歌声と、抜群に透明度の高いメロディー。kono氏(te’/残響レコード)をプロデューサーとして迎えて、新しい作品を作ったdry as dust。
 与えられた状況からは常に現状のベストを出そうという彼らの新譜『Good Morning』が3月10日に発売される。誰にでも起こりうる日常、それを切り取って歌う独特の観点と、曲の持つ「温度」に焦点をあてた彼らの最新の動きについて訊いた。(interview:石川 愛/下北沢SHELTER)

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女装美少年 オトコノコのヒミツ('10年3月号)

女装美少年 オトコノコのヒミツ

自分が理想の女の子でもあり、
同時に自分自身でもあるっていうのが究極の理想なんです


いま女装がすごくアツイ、らしい。ワイドショーでは若き女装少年が取り上げられ、日常的に化粧をする男子が登場し、女装子(じょそこ)なんて専門用語もすっかり一般に認知されてきた。でも、本当のところはどうなんだろう? 驚異的なセールスを誇る業界随一の女装美少年専門誌『オトコノコ倶楽部』(「男の娘」と書いてオトコノコと読む)の編集長で、プラスワンの超人気女装イベント「オトコノコ★ナイト」を主催する三和出版の井戸隆明氏に、女装の魅力、そして現状について訊いた。interview:前川誠

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神聖かまってちゃん('10年3月号)

神聖かまってちゃん

誰もが感じる形の見えない不安、怒り、絶望、失望…。
何もかもがうまくいかないと感じている人にこそ聴いてほしい作品。


 ライブもあまりしていない、リリースもない、そんなバンドのデモ音源が、YouTube上で数万件という異例の再生回数を記録していた。  2ちゃんねる、YouTube、ニコニコ動画…ネット配信を駆使して、インターネットの中でじわじわと知名度を上げ、2009年後半はサマーソニック出演をはじめ、ライブハウスシーンを席巻しまくった「神聖かまってちゃん」がついに正式音源をリリース!
 ネット上で著名なアーティストから2ちゃんねらーにまで大絶賛された『ロックンロールは鳴り止まないっ』他、かまってちゃんの代表作と言える7曲を収録した本作は、センセーショナルな話題先行になりかねない神聖かまってちゃん本来の魅力である、キラキラしたメロディーと繊細な言葉を十二分に伝えるロックアルバムとなった。
 これまでの常識であてはめることはできない「神聖かまってちゃん」。2010年という節目の年となり、そんな時代を象徴するアーティストとなるであろう。

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実話ナックルズ 創刊100号記念 久田将義(編集長)インタビュー('10年3月号)

実話ナックルズ 創刊100号記念 久田将義(編集長)インタビュー

2001年の創刊以来、裏社会、アウトローから芸能スキャンダル、事件、オカルト、サブカルチャーまで大手マスコミでは報じられない真相記事を次々掲載し、ネオ実話誌ブームを作り上げた雑誌『実話ナックルズ』(ミリオン出版)が遂に創刊100号を迎えた。3月11日にはロフトプラスワンで記念イベントを開催するが、その前に編集長の久田将義氏にROOFTOPに登場してもらい100号の歴史を振り返ってもらった。数々のトラブルでも有名なナックルズの歴史とは如何なるものだったのか? (TEXT:加藤梅造)

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桃色のジャンヌ・ダルク 公開記念 増山麗奈 インタビュー('10年3月号)

桃色のジャンヌ・ダルク 公開記念 増山麗奈 インタビュー

 アメリカがイラクを攻撃した2003年。その開戦直前の時期にあたる3月8日に東京の日比谷野外音楽堂で、イラク攻撃に反対する大規模な集会が開かれた。4万人の市民が集まったと言われるその集会には、こうした抗議デモは初めてという若者を中心に多種多様な人達が集まったが、その中でもひときわ目立ったのが「桃色ゲリラ」という若い女性グループだった。ミニスカートにピンクの大胆な衣装をまとい、アイドルのような笑顔で「反戦」を訴える彼女たちのアピールは、新しい時代の平和運動の形を提示し、これ以降のこうした運動において一つのシンボル的な存在となっていった。この「桃色ゲリラ」を主宰したのが、画家でもありパフォーマーでもある増山麗奈だ。十代の頃に美術に目覚め、9.11以降の戦争に向かう世界情勢に危機感を覚えて反戦パフォーマンスを始めた彼女は、「女」と「アート」を武器に、新宿の路上から国会前、さらには戦地イラクにまで乗り込んで自由でラジカルなパフォーマンスを行ってきた。その表現活動に衝撃を受けた映画編集者の鵜飼邦彦が今回初めてメガホンを取り、増山の活動と素顔に迫ったドキュメンタリー映画を完成させた。それが間もなく公開される『桃色のジャンヌ・ダルク』だ。公開前から既に各所で話題になっているこの映画について、増山麗奈本人から話を伺った。 (Interview:加藤梅造/Text:小柳 元)

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テルスター“LOFT CIRCUIT 2010”SPECIAL!! 第四回:横山マサアキ(テルスター)×天野宇空(ロフトプラスワン)('10年3月号)

テルスター“LOFT CIRCUIT 2010”SPECIAL!! 第四回:横山マサアキ(テルスター)×天野宇空(ロフトプラスワン)

屈折しているんだけど暗くないところが、自分と近い感じがして好感が持てるんです(宇空)


 1月から始まったテルスター“LOFT CIRCUIT 2010”は、早くも後半戦にさしかかっています。新代田FEVERを入れて、ここまでの4公演を振り返り、改めて多くの方に恵まれて15年も続けてこれたんだと噛みしめている様子。15年間で爆発的に世界を震撼させたということはないけれど、テルスターの音楽を聴いたり、ライブを見たりした人の小さな幸せのひとつになっていたら、それだけで充分にやってきて良かったと思えることなのだと思います。以前横山は「続けることが素晴らしいことだとは思わない」と言ってましたが、続けてきたからこそ得られたものもたくさんあるんだということは、これまでのイベントでもこの対談でも感じることができました。
 そして、今回テルスターが単独でプラスワンのステージで喋るのは初となります。店長の宇空氏からアドバイスももらい、阿佐ヶ谷ロフトAでの経験も生かし、今度はどんなトークを聞かせてくれるのか!! 未知であるだけに、どうなるのか予想もできませんが、楽しい一夜になることは間違いなしです。(text:やまだともこ)

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『We Love You ! You Love Us!』発売記念プロジェクト〜LOFT CIRCUIT 2010('10年3月号)

テルスター結成15周年&CDデビュー10周年&NEW ALBUM 『We Love You ! You Love Us!』発売記念プロジェクト〜LOFT CIRCUIT 2010 supported by Rooftop

2月9日(火)下北沢SHELTER
テルスターpresents!「We Love You! You Love Us!〜発売記念スペシャルライブ」

テルスター / GUEST:セックスマシーン

2月18日(木)新宿Naked LOFT
『テルスターNEW ALBUM「We Love You! You Love Us!」発売記念リクエスト大会』

テルスター(アコースティックセット)

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木村充揮('10年3月号)

木村充揮

新緑の季節、“天使のダミ声”が阿佐ヶ谷ロフトAのステージに降り注ぐ!


 我が阿佐ヶ谷ロフトAが放つプレミアム・ライヴ・シリーズ『VINTAGE A』〈ヴィンテージ エー〉、第1弾の山崎ハコに続いて登場するのは日本屈指のブルースマンであり最高峰のヴォーカリスト、木村充揮だ。憂歌団のリード・ヴォーカルとしてその名を馳せ、1998年の憂歌団活動休止後はブルースの枠に留まらない自由奔放なソロ活動を精力的に展開。“天使のダミ声”とも称されるその味わい深い歌声は今なお絶大な支持を誇っており、キャパシティ僅か100人強の阿佐ヶ谷ロフトAで他の追随を許さぬ歌声を存分に堪能できるのはとても贅沢なことである。この一夜限りのスペシャル・ライヴを前に、憂歌団としてデビューしてから今年で35周年を迎える木村に唄い手としての矜持、歌と対峙する姿勢をたっぷりと訊いた。人間同士のふれあいが稀薄になった昨今、このインタビューの中で木村が訴えかけている迸る言葉をあなたはどう受け止めるだろうか。(interview:椎名宗之)

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ジュリエットやまだのイケメンショッキング vol.4 松澤 亮('10年3月号)

※ここはイケメン以外掲載しないコーナーです。 イケメンショッキング

いつかは自分がデザインした洋服でショーに出たい


 今月ご紹介頂いた方は、現在モデルで活躍している松澤 亮さんです。背が高くスラッとしたスタイルは見るからにモデルさんで、私が生きてきた中でそうそう出会ったことがないような世界の方でした。とても透明感があり、インタビューが終わった直後はあの時間は夢だったのかと思ってしまったほど。1時間近くお話をしただけで、丸1日夢の国で遊んできたような現実離れした時間でした。
 そんな松澤さんは、モデルとして多くの雑誌に登場されている一方で、多くの仲間に恵まれ、バーの経営もされているという若き社長でもあるのです。「こうなれたのは運が良いだけですよ」と謙遜していましたが、たぶん実力も人柄も充分にあると思います。オトコマエなのに、ほどよく親しみやすいお方。ぜひ、掲載されている雑誌も見てみてください。

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DISK RECOMMEND ('10年03月号)

LOFT PROJECTのスタッフがイチオシのCD・DVDを紹介!!
レビューページの画像をクリックすると、Amazonのページにリンクします。

★以下のジャケットをクリックすると、各レビューが読めます。

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