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exclusive interview
Patti Smith〜dream of life〜 雑文爆裂都市 〜COLUMN THE BURST CITY
◎吉田 肇(panicsmile)『中央線高架下における悪あがき的音楽生活』 REGULARS
☆DISK RECOMMEND |
バックナンバー
Rooftop8月号のラインナップ
木村世治 hurdy gurdy / Pale Green('09年8月号)

Pale Greenという新たな音楽性の扉とその向こう側に在るもの
ex.ZEPPET STOREの木村世治がhurdy gurdyと並行して今春新たにソロ・ユニットを始動させた。Pale Greenと名付けられたこのソロ・ユニットは、『sweet pool』なるPCゲームから派生して始動に至ったもの。そう書くと如何にも安直な企画物に受け止められそうだが、このPale Greenは木村の音楽性が今後さらに豊饒なものとなる可能性を秘めたポテンシャルの高いユニットである。音源においてあらゆる楽器を自身でプレイすることは今のところhurdy gurdyと変わらないが、Pale Greenには楽曲によってゲスト・プレイヤーを迎える間口の広さもある。それどころか、ZEPPET STOREの解散以来頑なにバンド編成を禁じ手としてきた木村が、このPale Greenの新たなミニ・アルバムでは部分的にその禁じ手を破ることさえ敢行しているのだ。これは木村自身がPale Greenに対して並々ならぬ手応えを感じている何よりの証左と言えるだろう。実際、Pale Greenの処女作『Songs For The Dreamers』は決して甘さばかりに流されない流麗な木村のメロディ・センスが存分に堪能できる会心の作だ。hurdy gurdyとPale Greenという似て非なるソロ・ユニットを同時進行させることの意義から今も拭えぬバンドへの憧憬、そして今なお木村の心の中で生き続けるhide(X JAPAN)への想いまで、木村本人にたっぷりと話を訊いた。(interview:椎名宗之)
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戸川 純('09年8月号)

テイチク在籍時の作品を編纂した究極のBOXセットに見る玉姫様の軌跡
今年芸能生活30周年を迎えた戸川 純が、『TEICHIKU WORKS JUN TOGAWA 〜30TH ANNIVERSARY〜』と題したスペシャル・コレクションBOXを発表した。これはヤプーズ、ゲルニカ、ソロ、東口トルエンズとしてテイチクエンタテインメントに在籍した時代の作品を戸川自身が監修にあたり、全9枚ものCDとDVDを収録した質実ともに価値の高い逸品である。しかもその中には、このBOXのために特別編集された盤もある。ゲルニカのライヴとデモを収録した秘蔵音源盤『LIVE & DEMO』、ヤプーズ、ゲルニカ、東口トルエンズのライヴ映像を収録した貴重映像集『TEICHIKU WORKS LIVE DVD』の2枚がそれで、マニア垂涎の内容であることは本誌が保証する。さらに言えば、戸川の軌跡を辿るロング・インタビューと未使用写真が掲載された全28ページに及ぶブックレットも出色の内容だ。掛け値なしに素晴らしいこのBOXセットを通じて、戸川 純にとってこの“テイチク・イヤーズ”とはどんな時節だったのかを回顧してもらった。(interview:椎名宗之)
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ソウル・フラワー・ユニオン('09年8月号)

21世紀のホモ・サピエンスへ捧ぐ、魂花ジャンプ・ナンバー秘宝館
ソウル・フラワー・ユニオンが面白い。前身バンドから数えるとそのキャリアは四半世紀に及ぶバンドに対して今さらにも程がある言い方になるけれど、文句なしに面白いのである。あらゆる音楽に対する純然たる愛情に満ちた楽曲、他のどこにもない祭りをやろうとする貪欲な姿勢、オーディエンスを鼓舞させようとする徹底したエンターテイメント性。そのどれもが高木克(ex.シェイディ・ドールズ)の加入によって一段とビルドアップを果たしたことが6月に行なわれた『ルーシーの子どもたち』発売記念ツアーでも確かに窺えた。今何度目かの黄金期を迎えている彼らの快進撃の背景にあるものとは。また、このテンションを保ったまま彼らはこの先どこへ向かうのか。今秋発売されるというライヴ・アルバムのミックス作業で慌ただしい中川敬と高木克を直撃した。(interview:椎名宗之)
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メロン記念日×ミドリ('09年8月号)

“メロン記念日ロック化計画”第3弾は、その比類なきライヴ・パフォーマンスで絶大な支持を集めるミドリ!
過ぎ行く夏への焦燥と甘美な陶酔、メランコリックな情緒の果てに昇華した珠玉のラヴ・ソング、今ここに誕生!
ビート・クルセイダース、ニューロティカとのがっぷり四つに組んだコラボレーションが続いた“メロン記念日ロック化計画”は、第3弾にしていよいよレッド・ゾーンを振り切った未踏の領域に達したと言っていいだろう。今回のお相手は、ミドリ。今さら改めて言及するまでもないが、他の随従を許さぬ出色のライヴ・パフォーマンスで見る者を深淵なる混沌と狂熱の坩堝へと引き摺り込み、ノイジーなハードコア・パンクをその出自としながらも今やジャンル・カテゴライズ不能な妙味に富んだ音楽性で圧倒的な支持を誇る猛者である。そんなミドリがメロン記念日に提供した『sweet suicide summer story』は、バッキバキにパーカッシヴなリズムと淀みなく流れ行くピアノの叙情的な旋律、そして胸がキュンと高鳴る愛くるしいハーモニーが三位一体となった掛け値なしの一曲…いや、逸曲だ。さる7月23日に我が新宿ロフトで行なわれた『イインダヨ! グリーンダヨ!!』ですでに両者の対バンは実現、ステージの構造上の都合で共演こそ叶わなかったものの、この日初披露された『sweet suicide summer story』がメロン記念日を新たな方向性へといざなうポテンシャルの高い楽曲であることを親愛なるヲタもだち諸兄ならよく理解しているはずだ。ライヴ終演後にロフトのライヴ・スペースで実現した両者の貴重なトーク・セッションを心行くまで堪能して頂きたい。(interview:椎名宗之)
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hare-brained unity('09年8月号)

常に進化して変化した先の新しいカタチ
ロック+ダンスミュージックの最高峰『Awake Disco Musik』!!
前作のミニアルバム『RECENT DISCO SYSTEM』を昨年11月にリリースしたばかりのhare-brained unityから、早くもニューアルバム『Awake Disco Musik』が届けられた。前作からの流れを受け、ビシビシと来るダンスミュージックを聴かせる今作。今回は特にコンセプトを決めて制作をしたわけではないそうだが、できあがってみれば、聴いた瞬間から無意識に体が反応してしまう4つ打ち全開の踊れるダンスミュージックとなっていた。
今回も前回に続き、ヘアブレのサウンド作りにおける主導権の大半を握っている布谷吉崇(Gt / Vo)と、和田大樹(Ba)にお話を伺った。インタビュー中はごくごく自然体のお2人だけに、これだけの楽曲が生まれてくるのがとても不思議なぐらいだった。(interview:やまだともこ)
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ALMOND×Words Weeds('09年8月号)

最強の布陣は揃った。あとは引き金を引くだけ。 SIX TRIGGER TOUR 2009がいよいよスタート!!
ALMONDが立ち上げたレーベル“STINKY RECORDS”から、初めて全国販売となるアイテムが同時リリースされる。山梨を拠点に活動中の2バンド、ALMONDとWords Weeds。ALMONDの『REBORN』は自身初となるミニアルバムであり、シンプルでストレートなメロコア・サウンド。ライブで盛り上がり必至の全8曲をかっ飛ばす。スリーピースメロディック・パンクバンドWords Weedsのリミテッドシングル『obtain more things』は、聴く人の日本人的な感情を揺さぶり、憂いを感じるメロディーラインを聴かせる。
今回、作品にリリース日に下北沢シェルターでのレコ発イベントも決定している両バンドに、対談形式でお話を伺った。お互いが刺激し合いながら音楽をやっている関係にあることを感じてもらえるはず。(interview:やまだともこ+平子真由美)
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eastern youth('09年8月号)

歩幅に宿る真実とその行方
本当が本当に本当なのか。自身の揺るぎない信念などと言うが、その信念とやらは果たして頑なに貫き通す価値があるものなのか。まともな世界があると言うが、そんな世界が本当に在るのだろうか。際限の際限まで自分自身を鋭く見据え、今日までの歩幅という身の来し方だけを心の拠り所として明日への一歩を踏み出すこと。イースタンユースの通算11枚目となるオリジナル・アルバム『歩幅と太陽』には、そんな不確かな心持ちのまま歩を進めるんだという確かな意志が作品全体に充ち満ちている。唯一の事実は、磨り減らしてきた踵と歩幅の距離だけ。その足取りに真実が宿り、その足取りだけが生きている証であるということ。コクとまろみがグッと増した有機的なアンサンブルの中で真っ直ぐに唄われるその歌は、いつにも増して剛直で、繊細で、ギラギラと燃え滾っていながら柔和な表情も見え隠れする。我々が幸運なのは、自身の歩幅だけでなく、他の何物にも似ていないイースタンユースの実直な歌をも心の拠り所にできることだ。誠心誠意、真心が込められた彼らの歌さえあれば、いつだって我々は一切合切太陽みたいに輝くことができるのである。(interview:椎名宗之)
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MOD LUNG×WE ARE!('09年8月号)

USインディーを出自とする2組の盟友バンドが同時リリース&合同ツアーを敢行!
平成のクレイジー・ホースと異形の日本語ギター・パンク・バンドによるレコ発記念トーク・セッション!
平成のクレイジー・ホースことMOD LUNG〈モッド ラング〉の矢田圭伸が主宰するレーベル“POWER ELEPHANT!”から、自身のバンドであるMOD LUNGの3rdアルバム『RIVER SONGS』と異形の日本語ギター・パンク・バンドとして名高いWE ARE!〈ウィー アー エクスクラメーション〉の2ndアルバム『Treatment Journey』が同時発売される。MOD LUNGはサザン・ロックを主軸とした70年代の欧米のロックを分母に置いた武骨な音楽性を志向する一方、WE ARE!はパンク・ロックを基軸としながらもパンク・ロックの概念に囚われない独自のポップ・センスで自由奔放な音楽を紡ぎ出すというまるで両極端な両者であるが、その出自がUSインディーや日本のブラッドサースティ・ブッチャーズやイースタンユースといった“エモ”の文脈で語られるバンドであること、音楽的な変遷を経て現在は歌に重きを置いていることなど、共通項は実に多い。本誌では両バンドの最新作の発売を記念して対談取材を独占敢行、互いの音楽性から最新作の聴き所、今日に至る道程から今後の展望についてまでを洗いざらい語り倒してもらった。(interview:椎名宗之)
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MUSTANG JERX('09年8月号)

すべてを切り刻むスライド・ギターとぶっちぎりの狂奔リズムで黒く塗りつぶせ!
扉の向こうへ突き破る制御不能のロックンロール!
スリリングかつクレイジーな高森サトルのスライド・ギター、這うように粘り着く利果のベース、ただひたすら無軌道に叩きのめすマグのドラム。それらが三位一体となって混沌と狂気を孕んだ唯一無二のロックンロールを放射するのがムスタング・ジャークスの流儀だ。結成10年目にして発表される初のフル・アルバム『MOJO LIGHT』は、パンキッシュな直情さを体現するタテのノリと腰にクるヨコのノリが共存した特異なロックンロールが全編にわたって炸裂した逸品である。潔いほどにバッタバッタと切り刻むスライド・ギターと縦横無尽に薙ぎ倒すドラムの豪快さの一方で、ねとねとまとわりつくベースの肉感的な生々しさには抗し難い魅力があり、得も言われぬ恍惚感を聴き手に与える。その歪なバランスの妙が結果的にムスタング・ジャークスを凡百のバンドと一線を画すことに寄与しているのだ。他の何物にも似ていないこのバンド・サウンドの核心を突き詰めるべく、唯一のオリジナル・メンバーである高森とバンドに加入してまだ1年の利果に話を訊いた。(interview:椎名宗之)
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DISK RECOMMEND ('09年8月号)
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溝呂木 賢('09年8月号)

心あたたまる舞台『ブックショップ』に絡め、本と恋愛について語る!!
2009年に入り、舞台にドラマにCMにと活躍中の溝呂木 賢さん。9月には、芸術都市ケベック(カナダ)で生まれ、世界各地で上演されている舞台『ブックショップ』への出演が決定! ケベックで30年以上活動を続ける劇団グロ・メカノのスタッフと日本のキャストが作り上げるファンタジックな世界が期待されます。
パソコンにはめっぽう弱く、恋愛はあんまり…と歯切れの悪い感じではありましたが、今は仕事をしている時が一番楽しいという賢さん。今後の活躍が更に楽しみになります。
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遊星横町 vol.8('09年8月号)

遊星横町的“ビジュアル系バンド”
この連載をスタートする最初の打ち合わせで、ゆくゆくはビジュアル系バンドを組んでみたいという話があがっていました。そして、前回の卓球をやった結果、このまま行ったらこの連載が打ち切られてしまうと思った4人は、「遊星横町の主旨をもう一度考え直そう」ということで、ついに遊星横町のメンバーで結成されたビジュアル系バンドが始動させます。とは言っても、バンド歴はそれぞれ長いものの、ビジュアル系バンドは組んだこともなければ知り合いもいないという手探りな状態でのスタートですが、実は初ライブの日程も決まっているのです。今回の企画では、ドラマーにハミリーコンプータのマッチョ(ビジュアル良し)に急遽参加してもらい、リハーサルへ。9月に迫っている無事ライブを見せることができるのでしょうか!
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第107回 カタルの「今夜はトゥナイト」

〜今回はとにかくメロン記念日!「ピンバカ」をどうぞヨロシクなスペシャル〜!!
ハロ〜☆ミスターモンキー!……つーか夏本番なんですけど。超暑いんですけどマジで。……なんてテキトーな季節の挨拶してる場合じゃないのよ。今月は早速本題に入ってシャカリキにいきます!
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月刊・怒髪天 2009年8月号 通算62号 OHZZYの耳 第6回 上原子友康

OHZZYの『A DAY IN THE“RECORDING”LIFE』
〜勢い余って速弾き100倍!の巻〜
『プロレタリアン・ラリアット tour 09』が大盛況のうちに幕を閉じて即スタジオ入り!
連日の超過密スケジュールで本誌マリン・スポーツ企画はまた来年に!
42歳にしてすっかり大人げないギタリストと化したOHZZYのレコーディング現場を直撃!

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SMILEY HARASHIMA presents SMILEY'S TALK JAM session 1 石橋 凌('09年8月号)

岸川均と松田優作というふたりの恩人と“表現者”としての矜持
かつて『Weekly オリコン The Ichiban』誌上で連載されていたスマイリー原島の対談企画『SMILEY'S TALK』が装いも新たに本誌にて『SMILEY'S TALK JAM』として復活! 記念すべき再始動第1弾のゲストは、俳優/ミュージシャンとして精力的な活動を続けている“表現者”石橋 凌。彼を表現の道へといざなったふたりの恩人──岸川均と松田優作に対して今なお抱く深い憧憬と感謝の念、没後20年の節目として行なわれる『松田優作“SOUL RED LIVE”』への参加、そして常に疾走を続ける“表現者”のこれからについて。盟友関係にある両者だからこそ語り合える秘蔵エピソードの数々を心行くまでご堪能下さい。
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