ギター 編集無頼帖

SHINJUKU CHAOS

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 最大で16連休という月の半分以上も仕事を休めるそうな今年のGW、皆様如何お過ごしでしょうか。コチトラ例年通りカレンダーに準拠したスケジュールでやんすが、連休中の予定らしい予定は皆無であります。数少ない友達と遠出して真っ昼間から酒でも呑むか!なんて話はしてますけど。
 唯一手帳に予定を記してあるのは5月3日、今度の日曜日。新宿ロフトで素ン晴らしすぎるライブがあるのでご紹介しましょう。その名も『SHINJUKU CHAOS』。歌舞伎町に移転して今年でちょうど10周年を迎える新宿ロフトのアニバーサリー・イベントです。
 何と言っても今年1月に8年振りの新作『what a beautiful world.』を発表した北海の至宝、bufferinsが市松模様のステージを踏むですよ、奥様! ロフト内で盛り上がっているのは店長の大塚君と俺くらいなものかもしれませんが(笑)…これは一大事です。アチコさんの伸びやかな歌声がただただ瑞々しいKAREN(個人的にはパニスマ石橋さんとのデュオも大好きです)、日本が世界に誇る異次元ミクスチャー・ロックの雄、WRENCHというラインナップだけでも素晴らしいのに、それに加えて僕が宇宙一愛してやまないブッチャーズまで参戦するというのだから、ブッキングを請け負った大塚店長の並々ならぬ心意気を感じます。
 お時間のある方、5月3日は是非新宿LOFTへ。轟音の渦の向こうにある得も言われぬカタルシスを存分に味わえること請け合いです。近年なかなかないですよ、こんなにツボを押さえまくった錚々たる面子が一堂に会したイベント。個人的にもブッチャーズは吉村さんの誕生日以来久々に見るのでホントに楽しみ! ああ、次の日耳がおかしくなるくらいの爆音を浴びたい!(笑)(しいな)

SHINJUKU LOFT 10TH ANNIVERSARY Shinjuku chaos
2009年5月3日(日)新宿LOFT
OPEN 17:00 / START 18:00
ADV ¥2500 / DOOR ¥3000
bufferins
KAREN[Gu. 木下理樹(ART-SCHOOL)、Gu. 戸高賢史(ART-SCHOOL)、Ba. 仲俣和宏(downy)、Dr. 秋山隆彦(downy)、Vo. アチコ(on button down)]
WRENCH
bloodthirsty butchers
オープニングアクト:ASTRON FILM
●Pコード:321-945 / Lコード:79428
●当日券:16:00〜LOFT店頭にて販売予定。
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ダーク荒巻

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 頑張るなんてことは極々アタリマエのことで、それ自体何の自慢にもならない。こんなご時世なんだから、どんな職種の人でも身を粉にして働くのが大前提だし、お気楽な商売なんて何ひとつない。隣の芝が青く見えるのは、その芝が絶え間ない努力の過程を経て今日に至るという想像力が欠落しているせいだ。
 休みも取らずに寝る間も最大限削って、肉体的にも精神的にも限界の限界まで自分自身と格闘して七転八倒した末にぼんやりと見えてくる視野…それがすべてのスタート・ラインなんだと思う。
 誰からも理解されなくたって、やるんだよ。自分が信じたことをただただ愚直に。そんだけだ。
 なーんてな。言うは易し行なうは難し、昭和最後の芸人は横山やすし。カナワンデシカシ。ははは。(しいな)
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燃える、想い。

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 一個人の燃えたぎる熱い想いが周囲の大勢の人間を巻き込んで、巨大な山を動かすんだなぁ。
 燃える、想い。だけが不可能を可能にする。最初はめまいがするほどの遠い道程に思えたとしても。
 信じる者が救われるかどうかはわからないけど、まずは信じようとしなければ想いの実現にかすりもしない。
 やむにやまれぬ燃えたぎる想いをただ愚直に燃やし続けること。何事もまずはそこからだ。(しいな)
posted by Rooftop at 16:24 | Comment(0) | 編集無頼帖

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はたらくおじさん

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 今週も土日は休みナシで労働にCALLINGされております。次号の本誌作業と並行して鋭意制作中のニューロティカ・カタルさんの単行本『今夜はトゥナイトDX』の入稿がのっぴきならない状況ゆえ、朗らかな春の陽が射す今日も会社でバッツリ鬼校正。副編集長のジュリエットやまだが踏ん張ってかなり読み応えある誌面作りを画策しているので、皆さんどうぞお楽しみに。個人的には社会人になって数年はずっと書籍を作っていたので何だか懐かしい感覚もちょっとあり。書籍は基本的に独りきりで作っていたので当時は随分と寂しい思いをしていましたが、今回は昨年めでたくジーミソを迎えたやまだが隣で顔面蒼白になりながら作業しているので焦りも半分こできて助かります。
 今週は本誌の追い込みに忙殺されること必至なので正直休みも欲しいところではありますが、忙しなく働かせてもらえるのは有り難いこと。人事を尽くしてさえいれば、もはや本業なんだか副業なんだかよく判らないけどもの凄く幸せなプロジェクトに関われたり、大好きなバンドマンからは畏れ多くも「元気ないのかな?」と気遣われたり、違うバンドマンからは「今回受けたインタビューの中で椎名君のがダントツに良かった」とお褒めの言葉を頂けたりもする。そもそもこれだけ未曽有の不景気の時代に音楽系活字媒体なんていう仕事に携われていたりすること自体、身に沁みてその有り難さに平伏さなければバチが当たるってものです。とても有り難いことだし、とてつもなく幸せなことであります。これで頑張らないほうがおかしいってなもんです。まぁ、タンちゃんとペロくんにこの労働に汗する姿を見に来てほしいくらいだけど…って古いか(笑)。
 写真は、桜が八分咲きだった頃に敢行した『今トゥナ』本グラビア撮影時の江ノ島。まさに『夏をあきらめて』(名曲!)の如き遠くでぼんやり寝てる江ノ島です。はたらくおじさんもカタルさんみたいに湘南デートしてみたい。でもデートって何をすればイイのか、そんな感覚もとんと忘れてしまいました。悲しい。ははは。(しいな)
posted by Rooftop at 18:08 | Comment(0) | 編集無頼帖

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人肌の距離感

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 一昨日はREDЯUMの最初で最後のトーク・ライブで僭越ながら司会をやらせて頂いた。湿っぽい話は本誌のインタビューでやり切ったので、笑いの絶えない賑やかな宴に徹しようと思った。途中、プレゼント大会で壇上に上がってもらったファンの方の思いの丈を聞いた時や最後のKAZIさんの一言には目頭を押さえたくなったけれど、とてもアットホームなイベントになったと思う。貴重な映像も存分に楽しめたし、ゲストでお越し下さったバックホーン松田さん&無限マイナス本田さんの的確なコメントとREDЯUMに対する深い愛情には感じ入るものがあった。
 何より、メンバーの喋りにジッと耳を傾けるお客さんの反応に何とも言えぬあったかみを感じて、とても清々しい気持ちになれたのが個人的には大きな収穫だった。類は友を呼ぶじゃないけれど、メンバーのあったかい人柄があんな素敵なファンを生むんだろう。それもこれも皆、REDЯUMのメンバー4人の人徳なんだろうな。極々当たり前の話だけど、最後はやっぱり“人”なんだよなぁ。
 このトーク・ライブを実現・成功させるために、自身も大のREDЯUMファンであるロフトプラスワンの田実君と新宿ロフトの大塚店長が裏で奔走していた。彼らもまたREDЯUMの音楽とメンバーの人柄に魅せられた人間である。損得勘定は一切なし、REDЯUMのためなら一肌でも二肌でも脱ぐという心意気だけでイベントに参画していた。ウチの店舗スタッフは彼らのように熱いのが多くて、手前味噌になるけれどそこは大いに胸を張れるところである。
 この未曽有の不況の煽りを受けてライブハウスの動員も全体的に冷え込んでいるが、お客さんや出演バンドとの繋がりを大切に育んでいけば必ず活路は見いだせると思う。逆に、現状に胡座をかいて単なるハコ貸し然となっているライブハウスはいずれ淘汰されるだろう。そこに人と人の繋がりが生むあったかさは皆無だからだ。
 僕らのような音楽系活字媒体もそうだ。CDパッケージのセールスが激減する中で、各社メーカーはまずプライオリティの低い活字媒体の宣伝費を削る。はっきり言って、ウチもいつまで続くか判らない。そんな厳しい状況の中でも死守しなければならないのは、愛読してくれる読者の皆さんや各社メーカーに携わるスタッフとの絆だと思っている。
 同業他誌に比べて圧倒的に広告収入の少ない万年赤貧の本誌だが、真っ向から読者と向き合って内容の濃い誌面作りに徹すれば必ず道は拓けると信じている。広告ばかりが膨れ上がって読者不在のなおざりな誌面作りをしている媒体には腹が立つが、羨ましいとは思わない。や、正直ちょっとは羨ましいが(笑)、それも収入が増えればもっとページを増やして面白いことができると思うからである。
 いずれにせよ、何事も人と人との繋がりやその摩擦から生まれる何かを心の拠り所に据えて、一歩一歩着実に歩を進めるアナログなやり方しか僕はできない。もちろんそれでいいとは思っていないけれど、活字を通じたコミュニケーションこそがすべての原点であることだけは忘れたくない。(しいな)
posted by Rooftop at 09:17 | Comment(0) | 編集無頼帖

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YOKOHAMA四十まえ

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 土曜日ですが出社してせっせと仕事。弊社に所属するa flood of circleのインタビューがありましたもので。基本的に休みの日は家でダラダラしていることが多いので、こうして働いていたほうがよっぽど健全かつ有意義というものであります。
 しっかし、昨日も今日もお暑う御座いますのう。こんな暑い日は香辛料たっぷりの辛い料理を食すに限ります。夏の盛りに海の家で食べる熱々のラーメンやおでんは実のところ大して美味くもないのに、そのシチュエーションのお陰でうっかり美味しく感じてしまうタチのワタシです。
 そんなわけで、昨日は武蔵小山にある某スタジオでインタビューを終えた後に“四川台湾料理”(どっちなんだよ!?)をコンセプトに掲げた近場の中華料理店で遅い昼食を取りました。学生時代に横浜の中華街でずっと配膳のバイトをしていたこともあり、中華料理は今も大好きです。バイトしていた頃から好きで、今でもいろんな中華料理店で見つけるとついオーダーしてしまうのが酸辣湯(サンラータン)。酢の酸味と黒胡椒や唐辛子の辛味を合えた四川料理の代表的なスープで、最近は街の中華屋でもこの酸辣湯に麺を入れた酸辣湯麺をメニューに取り揃えた所が増えてきたように思います。
 昨日暖簾をくぐった四川台湾料理店でも、当然の如く酸辣湯麺をオーダー。写真からご想像の通り尋常でない辛さで汗ダラダラでしたが、大変美味しゅう御座いました。ただ、辣油と胡椒が強く主張する“辣”寄りな味だったでしょうか、若干。なーんてグルメでも何でもないくせに偉そうなこと書いてますが、“酸”と“辣”が理想的なバランスの酸辣湯ってなかなか出会えないんですよね。やっぱり中華街かなぁ。時間を作って行こうかな、横浜。ジャ○ーズ事務所所属の凄い当て字をする某アーティスト(笑)は凹むことがあると故郷の奈良の空を仰ぎに行くと言いますが、それに近い感覚は横浜に対してあるですね。
 そんなワタクシ、明日は久々に司会業です。本誌最新号でもインタビューを掲載しているREDЯUMの最初で最後のトーク・ライブ。盛り沢山の内容なので是非遊びに来て下さい。終演後も恐らく延々と公開打ち上げになるのではないでしょうか(笑)。湿っぽい話は抜きにして、楽しい宴にしたいですね。(しいな)

 4月12日(日)LOFT / PLUS ONE
 REDЯUM LAST TALK LIVE
 HISTORY OF REDЯUM〜桃園の誓い。外伝〜
 4月25日の新宿LOFTワンマン公演を最後に解散するREDЯUMの最初で最後のトークライブ。彼らをリスペクトするミュージシャンをゲストに迎え過去の秘蔵映像上映や質疑応答なども交えREDЯUM13年の歴史を振り返る。YUMI & TSUYOSHIによるアコースティックライブもあり!
 【出演】REDЯUM
 【ゲスト】松田晋二(THE BACK HORN)、本田祐也(無限マイナス)
 【MC】椎名宗之(ルーフトップ編集長)
 OPEN 18:30 / START 19:30
 前売り¥1,500 / 当日¥1,800(飲食別)
 *当日の入場は先着順となります。
 *ゲスト出演を予定していた遠藤仁平(無限マイナス)ですが事情によりキャンセルとなりました。ご了承下さい。
posted by Rooftop at 18:00 | Comment(0) | 編集無頼帖

ギター 編集無頼帖

I'm not“Soushi”.

 このweb Rooftopにアップされているあらゆる記事はアクセス解析ができまして、それぞれの記事が一日にどれくらい読まれているかが容易に把握できます。これを参考に今後の誌面に活かそうと殊勝なことを考えているのであります。
 4月号に掲載しているインタビューのアクセスも一目瞭然で、ここにアップした直後は俺達界隈の圧倒的な支持を受けて怒髪天の『プロレタリアン・ラリアット』インタビューが断トツ。ここ数日は公式ブログにリンクを貼って頂いたお陰で太陽とシスコムーンが群を抜いてます。あと、余りにも悲しすぎる事件を起こしてしまったとあるバンドの過去のインタビューが再び高いアクセスを記録していますが、これは非常に複雑な心境です。
 それはさておき、今や一億総ブログ時代、個人のブログで本誌のインタビュー記事のURLを貼って下さっているところも多々見受けられ、それもアクセス解析のリンク元一覧で把握できる仕組みになっています。そのリンク元を辿ると自分の書いた原稿について言及してくれていることもたまにあって、大きな励みになると共に貴重な参考意見として活用させてもらっています(この場を借りて感謝!)。
 で、そのリンク元解析でつい最近見つけたのがこれ
 すべて英字によるハロプロの非公式サイトなのですが、本誌の太陽とシスコムーンのインタビュー記事もご丁寧に英訳されていたのでありました。たとえばこんな感じ。
 小湊:ニコ動を見ると、「こっちが本物だぞ!」みたいなコメントが書かれてますけどね(笑)。
 ↓↓↓↓↓
 Kominato: When I look on Nico Nico Video, there are comments like, "This is the real version!" (laughs)
 …なるほど、勉強になるなぁ(笑)。リードのところで僕の名前が“Muneyuki”ではなく“Soushi”になっていたのは笑いましたけど、“Rooftop”が“Looftop”になっていなかっただけでもヨシとしなきゃダメかな? ははは。や、今でも結構間違えられるんですよ、“Rooftop”ではなく“Looftop”という表記にされるの。恐らく“Loft”からの発想なんでしょうけどね。そういうのを見かけるたびに、知名度を上げるべくまだまだ精進せにゃイカンなと本気で思います。ひとまずハロプロ流れで本誌に辿り着いた皆さん、今後ともどうぞご贔屓に!(Shiina Muneyuki)
posted by Rooftop at 15:34 | Comment(0) | 編集無頼帖

ギター 編集無頼帖

散る桜、残る桜

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 昨日は某単行本の撮影に立ち会うために江ノ島〜鎌倉を歩いた。土地勘があるので少しは役に立てた気がする。写真は高徳院(長谷大仏のある寺院ですね)の境内に咲いていた桜。開花のピークは今週末と聞いていたが、まだ八分咲きといったところだった。
 日本人は桜が好きだというがご多分に漏れず僕も好きで、満開の桜に狂気を感じたり、川の水面に浮かぶ桜の葉に世の無常を感じたりもする。一番惹かれるのはやはりその儚さだろうか。今この瞬間にしか存在し得ない、同じ姿は二度と見られない儚さに心を奪われる。
 高校の時に習った「散る桜 残る桜も 散る桜」という良寛の辞世の句をふと思い出す。今は燃え盛る満開の桜も、先に散った桜と同じようにやがて散り行く。古文の授業で初めてその句を聞いた時、これってキース・リチャーズがはめているドクロの指輪と同じじゃん、と思った。有名だろうが無名だろうが、裕福だろうが貧困だろうが、人間ひと皮剥けたら皆同じガイコツだという戒めを込めてキースは普段からドクロの指輪をしていると、まだ八曜社から出ていた『ルーディーズ・クラブ』かマイク越谷さんの『ローリング・ストーンズ大百科』か何かで読んだことがあった。
 好きなエピソードなのである。今は青い芝生を横目で気にするような時期でもいずれ好機は巡って来ると思えるし、誰かに対して立腹しても“自分だって人のことは言えないんじゃないか?”と冷静にもなれる。そして遅かれ早かれ、散り行く桜のように人間は皆必ず死ぬのだ。死を意識すると生が燃え盛る。ケチで小心な自分としては、のうのうとしてばかりはいられない、と思うようになる。うまいことできている。
 江ノ電の七里ヶ浜駅を降りると、海に向かって流れ行く小川に目が留まる。どれだけ小さくて短い川でも、最後に行き着くのは深くて広い海原だ。その海原が世界と繋がって地球を形作っていることを考えると、ちっぽけなことにいつまでもウジウジしている自分がアホらしく思えてくる。全く、うまいことできている。(しいな)
posted by Rooftop at 11:25 | Comment(4) | 編集無頼帖

ギター ドリームプロジェクト

今トゥナ単行本よりお知らせです

今トゥナ単行本は、現在鋭意制作chu黒ハートのわけですが、いくつか皆さんにお知らせがあります。

ひとつめは
今トゥナは完全自主制作となりますので、広告主大募集中!
一口5000円〜、
くわしいことを知りたいという方は
tonight@loft-prj.co.jp
まで御連絡ください。
お店の方々からの広告もお待ちしております!

もうひとつは、今トゥナの単行本の中に
「カタルさんに100の質問」というコーナーを設けました。カタルさんに答えてもらいたい質問を募集します。
とは言っても、時間が押し迫ってきてますので、4/3(金)までにtonight@loft-prj.co.jpあてにメールを頂いた中から、厳選して掲載させていただきたいと思っております。

ぜひぜひ、ご協力よろしくお願いしますー。


今トゥナブログはこちら↓
http://konyahatonight.blog16.fc2.com/
posted by やまとも at 19:58 | Comment(0) | ドリームプロジェクト

Rooftop4月号のラインナップ





exclusive interview

9mm Parabellum Bullet
鋭い刃のように襲いかかる、狂熱のライブを集めた映像集『act I』
中島卓偉
10年にわたる疾走の果てに辿り着いた“心から音楽を楽しむ”境地
KEN YOKOYAMA / THE STREET BEATS / 大槻ケンヂ:『ミッドナイト・プラグレス・カフェ』篇 / 大槻ケンヂ:『オーケンののほほん学校』篇 / Who the Bitch / REDЯUM / 杉山オサム / ストライカーズ / 太陽とシスコムーン / 怒髪天


雑文爆裂都市 〜COLUMN THE BURST CITY

◎吉田 肇(panicsmile)『中央線高架下における悪あがき的音楽生活』
◎植木遊人+星野概念+横山マサアキ+町田直隆『遊星横町』
◎第103回 カタル(ニューロティカ)『今夜はトゥナイト』
◎第3世代的コラム『スリーアウトでもチェンジしないぜ!!!』
◎谷口 健 (BEYONDS)『砂の上のダンス』
◎bloodthirsty butchers『裏のスジの突き当り』
*『月刊 怒髪天』は都合により今号は休載します。
◎おじさんの眼 世界放浪篇〜大海原をゆく:世界一周103日間の船旅に挑戦〜


REGULARS

☆DISK RECOMMEND
☆ジュリエットやまだの『あ・き・す・と・ぜ・ね・こ』

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9mm Parabellum Bullet('09年4月号)

9mm Parabellum Bullet

鋭い刃のように襲いかかる、狂熱のライブを集めた映像集『act I』


 9mm Parabellum Bulletの初ライブDVD『act I』がリリースとなった。この数年で、ライブの回数を重ねるごとに大きな場所へと会場を移していく彼らだが、2008年10月に行なわれた初の日比谷野外大音楽堂ワンマンやZepp Tokyoでのワンマンを始め、各地のライブハウスツアーの映像、そしてボーナストラックとしてDebut Disc『Discommunication e.p.』のカップリングに収録されている新宿ロフトでのライブ音源を映像化して完全収録されている。ライブのあの雰囲気はそのままに、鋭い目つきや華麗なスティックさばき、飛び散る汗など細部まで見えるところが、改めてじっくりと見れるのが、このDVDの良いところである。とは言え、9mmのライブをまずは肌で感じてから…の話ではあるが、とにかく熱量と生のライブが充分に伝わるDVDだ。
 今回はメンバー皆さんに、このDVDの魅力を存分に語ってもらうこととなった。(interview:やまだともこ)

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中島卓偉('09年4月号)

中島卓偉

10年にわたる疾走の果てに辿り着いた“心から音楽を楽しむ”境地


 「次の10年は“一番新しいライヴにしか興味がない”って答えたい。昨日のことよりも明日のことを答えたい。そういうスタンスにもっともっと近づけたいんですよ」。インタビューの終盤に今後のライヴについて尋ねた時、中島卓偉は力強くそう語った。その言葉の中にこそ、中島卓偉という傑出したシンガー・ソングライターの本質がある。色褪せた過去を振り返ることなく、常に今この瞬間を精一杯楽しんで生きること。未踏の雪原を踏破するかの如く、新たな表現の可能性を絶えず模索し続けること。デビューから10年、彼は頑なにその姿勢を貫いてきた。『TAKUI NAKAJIMA Anniversary 1999-2008 BEST YOURS』と題された初のベスト・アルバムにはそんな疾風怒濤の10年の軌跡が凝縮されており、“TAKUI”時代から変わることのない卓越したメロディ・センス、あらゆるジャンルを貪欲に呑み込んだサウンド・アプローチ、そして記名性の高い純真な歌声が存分に楽しめる。本作を発表したことで20代の10年間に区切りをつけた彼は、孔子の“30にして立つ(三十而立)”という『論語』の言葉通りに真の意味で自立した音楽活動に目下勤しんでいる。この先の10年に向けて、中島卓偉の軽やかな助走はすでに始まっているのだ。お楽しみはこれからである。(interview:椎名宗之)

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Ken Yokoyama('09年4月号)

Ken Yokoyama

今、この瞬間にしか表現できないもの。
4-WAY SPLIT盤『The Best New-Comer Of The Year』リリース!!


 Ken Yokoyama、ALMOND、DRADNATS、SpecialThanksによるスプリット盤『The Best New-Comer Of The Year』が到着。発起人は、もちろん横山健。新世代のバンドとの“共演”は、2008年に2度のメンバーチェンジを経て、ここにきてようやく新体制が整った彼にとっても、大きな刺激になったようだ。新生・KEN BANDの初レコーディングの手ごたえから、バンド論、パンク・マインドの在り方など、じつに興味深い話を聞くことができたと思う。(interview:森 朋之)

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THE STREET BEATS('09年4月号)

THE STREET BEATS

今を刻み、今を生きる──。
刹那を胸に荒野をさすらうバンドの結成25周年という通過点


 今年結成25周年を迎えるストリート・ビーツが放つ通算20作目となるオリジナル・アルバム『さすらいの歌』は、歌の持つ力と楽曲の魅力を最大限に引き出すという確たるアプローチのもとに生み出された至高の作品だ。ビーツの最高傑作は常にネクスト・ワンという自身の信条は本作においても見事に貫かれている。自らの生きる証として極めて真摯な姿勢で珠玉の歌々を紡ぎ出してきた彼らは本作において楽曲作りの手法を今一度見つめ直し、現在考え得る最良の布陣を迎えて現在持ち得る最大の力を余すところなく発揮した。与えられた状況の中で一心不乱に愛する音楽と対峙すること。心の糧となる音楽を生み出す以上はストイックにならざるを得ないということ。そんな極々真っ当なことをただ愚直に取り組んできたからこそ、彼らは聴く者の心を激しく打ち奮わせる魂の歌を数多く生み落としてこれたのだろう。現状に飽き足ることなく常にさすらい続けてきた彼らの道標なき旅において、この四半世紀という節目はあくまで通過点にすぎない。『さすらいの歌』という作品は、明日からまた刹那を胸に荒野をさすらうビーツの高らかな決意表明でもあるのだ。(interview:椎名宗之)

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Who the Bitch('09年4月号)

Who the Bitch

一期は夢よ、ただ踊れ!
徹頭徹尾メロディアスで“踊れる”ポップ・パンク de GO! GO! GO!


 これは平成の“ええじゃないか”なのか!? 自らのバンド名をタイトルに冠した初の公式音源から1年と8ヶ月、Who the Bitchが放つ5曲入りのミニ・アルバム『ミラクルファイト de GO! GO! GO!』。ギターとベースをそれぞれ携えた個性の異なる女性ツイン・ヴォーカル、一斗缶を炸裂させるユニークさを併せ持つ力強いドラムという3ピースが放つダンサブルなポップ・パンクは聴く者を無条件に昂揚させ、丘サーファーならぬ丘ダンサーをも踊りたい欲求に駆り立てる。とにかく問答無用に腰にクるのだ。それでいて奏でられるメロディは総天然色、ポップの極みなのである。しかも本作には無機的でクールな佇まいの『sadistic』という新機軸の楽曲(大名曲!)まで収録されているのだから、もはや諸手を挙げてひれ伏すほかない。これぞ2009年のライヴハウス・シーンにおける最大のメイク・ミラクル! …なのかどうかは聴き手の判断に任せるが、堅苦しい話は抜きして、そのプリミティヴなロックンロールが放射する快楽を存分に味わおうではないか。(interview:椎名宗之)

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REDЯUM('09年4月号)

REDЯUM

13年間にわたり構築した“CINEMATIC SOUND FOUNDATION”の終幕──
バンドを牽引し続けてきたKAZIが語る解散の真意と赤裸々な心情


 2009年4月25日、新宿ロフトにて行なわれるライヴをもって13年間にわたる活動に終止符を打つREDЯUMのラスト・インタビューをお届けする。昨年11月、“桃園の誓い。vol.8”のアンコールの際に突如解散を宣言してから早4ヶ月。彼らは目下“TOMORROW NEVER COMES”と題されたラスト・ツアーと並行して新曲の制作を敢行し、さらにはラスト・ライヴに向けた入念な準備に日々勤しんでいる。REDЯUMとしての明日は4月25日以降にはもう二度とやって来ない。残されたわずかな日々を無為にすることなく、最大限の力を振り絞って有終の美を飾ろうとするその姿には悲壮感すら漂うが、幸いなことにスワン・ソングの最後の旋律を奏でるその瞬間まで時間はまだある。REDЯUMという不世出のバンドが市松模様のステージで命を燃やし尽くすその時を見届ける好機があるのだ。華々しく散開することで鮮烈に焼き付けられたREDЯUMの残像を、僕たちは後々まで語り継いでいく義務がある。その際の格好のサブ・テキストとしてこのインタビューが機能すれば嬉しい。(interview:椎名宗之)

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レコーディング・エンジニアという深淵なる匠の世界('09年4月号)

杉山オサム STUDIO IMPACT エンジニア

アーティストが発した音を至上の形でアウトプットするのが僕の使命です


 スタジオインパクトは、新宿ロフトや下北沢シェルターなどを経営するロフトプロジェクトが放つ良心性と使い勝手の良さを追求するレコーディング・スタジオである。メイン・エンジニアである杉山オサムは現役ミュージシャンとしての長い経験を生かし、普通のエンジニアとは一味異なる個性的なミックスをする。アーティストの立場になった実践的なアドバイスやレコーディングでの雰囲気作りも非常に得意とし、“バンド・サウンドをミュージシャンと同じ目線で作り上げる”敏腕エンジニアだと言えるだろう。そんな彼のエンジニアとしての信念や深いこだわり、常にクオリティの高い音楽を生み出し続けることの矜持について訊いた。(文・構成:椎名宗之)

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ストライカーズ('09年4月号)

ストライカーズ

キラリと光るポップセンス、『GOLD』が放つ輝く音


 ストライカーズの1st.フルアルバム『GOLD』が遂に完成! しかも、初の全国流通盤!! 今作は彼らが意識する“80's”のキラキラ感を充分に取り入れ、アゲアゲでイケイケなパーティーチューンや、疾走感のある楽曲、かと思えばボーカル3人の絶妙なハーモニーを聴かせる曲があったりと、個性的な光をギラギラと放つ10曲が収録された、まさにGOLDな作品。ライブのステージで見せる、暑苦しいほどのパッションとエネルギーとユーモアを詰め込んだ『GOLD』は、今のストライカーズにおけるベスト盤だと言えよう。
 アルバムが出来上がった瞬間から興奮しっぱなしだという彼らにインタビューを敢行!! (interview:やまだともこ)

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太陽とシスコムーン('09年4月号)

太陽とシスコムーン

Taiyo & Ciscomoon Let's RE:START!!
20世紀末から21世紀初頭を鮮やかに駆け抜けた伝説のダンス&ヴォーカル・ユニット、 “サブカルの殿堂”で最初で最後のトーク・ライヴを敢行!


 2000年10月に惜しまれつつ解散した太陽とシスコムーンが、デビュー10周年を記念して今再び動き出そうとしている。『メガベスト』発売に合わせて立ち上げた期間限定ブログ、HMV渋谷店で行なわれた事実上の再結集イヴェント、メロン記念日主催の『MELON GREETING』へのゲスト参加と往年のファンには嬉しいハプニングが続いているが、今月末には何と我がロフトプラスワンで最初で最後(!?)のトーク・ライヴを開催することになった。ハロー!プロジェクトの礎を築いた伝説のグループが“サブカルの殿堂”に降臨するのだから、これは大事件である。そして彼女たちは現在、今なお数多く存在する温かいファンの支持を受けながら自分たちの力で復活ライヴを画策している。そのいつか実現し得るだろうライヴに懸ける熱い思いを含め、今回の再結集の意図からトーク・ライヴに対する意気込みまでを、打ち合わせを兼ねてロフトプラスワンを偵察に訪れた稲葉貴子、信田美帆、小湊美和の3人にたっぷりと訊いた。(interview:椎名宗之)

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怒髪天('09年4月号)

怒髪天

100年に一度の経済危機にフィニッシュ・ホールド!
濁りきった時代に怒れる労働哀歌の一撃を喰らわせろ!


 『プロレタリアン・ラリアット』──ジョン・スタインベック風に言えば、『怒りの葡萄』ならぬ『怒りの武闘』といったところだろうか。未曾有の不景気の出口は未だ見えず、目を覆いたくなるばかりの暗澹たる事件や事故は絶えず、気がつけばうっかり溜息を漏らしてしまうことばかりの昨今である。そんな重苦しくのし掛かる時代の閉塞感を、怒髪天は至って平易な言葉とシンプルなメロディでこう明るく言い放つ。“生きてるだけでOK!”と。“今日も生きてる、コレでひとつ勝ちだぜ!”と。これぞまさに、安っぽいヒューマニズムとは対極に位置する等身大の人生讃歌である。前作『LIFE BOWL』から1年半振りに届けられた彼らのオリジナル・アルバム『プロレタリアン・ラリアット』には、大衆の大衆による大衆のための土着的なワーク・ソングがギッチリと詰め込まれている。言うまでもなくそのどれもが掛け値なしに素晴らしい。今年で結成25周年、活動再開10周年を迎える一角のキャリアを積んだ彼らがより精度の高い濃厚で濃密な“R&E”を具象化しているのがさらに素晴らしい。ちゃんと生きてさえいれば、アラフォーになろうが新たな可能性の扉を開き続けられることを彼らは身をもって体現している。ちゃんと生きてさえいれば、いつの日か大輪の花を咲かせることもできる。世の労働戦士達よ、俺達界隈の同志達よ、たった一度の人生を貪欲に楽しもう。不況なんざクソ喰らえだ。傍らに怒髪天の歌さえあれば、今日を凌ぎ明日へ繋ぐことができる。彼らの歌を心の糧として生きることのほうが、定額給付金のような生温い緊急経済対策よりも余程価値があると僕は本気で思っている。(interview:椎名宗之)

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